ふじもと歯科診療室BLOG

東京都稲城市の歯科医師の日記 

カテゴリ: 逆検索

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昨日、キーワード検索からこのブログにアクセスくださった中で、歯石がこれだけありました。

昨日の総アクセス数は112件でしたので、1割近い人が、歯石をキーワードにアクセスなさったことになります。

最近、歯周病治療や、ムシバ予防のため、歯石除去に力を入れている医院が増えているのでしょうか?


ずいぶん前、他院に1年以上通っていたという患者さんが、根の治療でお見えになったとき、歯石がべったりついており、しかも訊いてみると歯石を取ったことなぞ一回もないと聞いて驚いたことがありますが、それから考えると隔世の感があります。

以前も、逆検索シリーズで投稿したことがある、この「歯石」をキーワードにしたアクセスは、実は毎日あります。(SEO対策は、歯石?(笑))

これらのキーワード検索ぶりを見ていると、どうやら歯石除去は、様々なトラブルの原因になっているように感じます。

以前、東京都下のある歯科医院が訴訟を起こされたことがあります。
理由は、「黙って歯を10本以上削られた。その後、しみてしょうがない」ということだったそうです。
普通に考えて、一回の治療で10本も削るなんぞ、やる方も嫌になっちゃいそうなこの異様な事例は、調べたところ歯石を取ったことを、患者さんが歯を削られたと勘違いしたところから始まったそうです。

確かに、患者さんから見れば、固い歯石を取れば、歯を削られたように感じる方もいらっしゃるでしょう。

さて、歯石というものは、これらトラブルが起こる可能性を考慮しても、除去しなければならないものなのでしょうか?

ちょっと長くなってしまいそうなので、続きは明日、投稿します。

「歯石除去時の痛み」
で、検索なさった方が、ここのところ複数いらっしゃいます(同じ方なのかどうかは、解りません)。

以前、ある歯周病治療の研修会にでたところ(もう、18年前ですが)、講師の先生から、歯石除去のタイミングについて、しつこいくらい習ったことがあります。

我々、医療従事者は、すぐに結果に結び付けようと(また、患者さんもそれを望んでいることが多いのですが)、状況をあまり省みず、手段を目的とする傾向があります。

歯石除去は、良好な口腔健康状態を作り出し、なおかつそれを維持することが目的です。
ところが、ともすれば歯石除去自体が目的となってしまい勝ちです。

たとえば、歯石が多量に付着している場合、その除去は、歯石の表面にツヤがある時に行うべきと、その研修会のときには教わりました。
そうでない状態では、除去時に痛みを伴いますし、除去後もしみたりして、大抵の方は、歯石除去がキライになってしまいます。

健康なお口の状態を維持するためには、継続的な歯石除去が必要です。
それをキライ、もしくは苦痛に感じられては、患者さんのお客さん化は不可能でしょう。

テクニックとして、痛くない除石は可能だとは思っています。
しかし、反面、回数がかかるという欠点があります。

要は、その歯科医院の基本理念で、やり方が異なってくるのでしょうね。

「歯医者 アマルガム ラバーダム」
という、検索キーワードでアクセスしてきた方がいらっしゃるようです。

一見、良く解らなかったのですが、師が一言「アマルガムにアレルギーがあって、除去時に削片が影響しないようにラバーダムをかけて欲しいっていうことじゃない?」。

ウ〜ム、さすが!考え付きませんでした。
と、同時に最近アマルガム除去を希望なさる患者さんが多く、除去する機会が増えてきているのですが、ラバーダムをかけるという発想はありませんでした。

ラバーダムに関しては、こちら

お口の金属を切削する際には、水で洗う回数を大幅に増やし、切削、水洗、切削、水洗とじゃんじゃん洗うのですが、それでも足りないのかもしれません。

今後、アレルギーが疑われる方の除去時には、使おうかと思っています。

歯石の付いている量にもよりますが、歯石除去後はたいていの場合、以下の3つの症状が出やすくなります。

歯の隙間が空いて、空気が漏れる、またものが挟まりやすくなる。
ブラッシング時の出血が増える。
冷たいものがしみやすくなる。

うちでは、歯石除去は、あくまでも手段であることを理解していただき、歯石除去後のお手入れが、お口の健康を左右するとお話しています。
つまり、歯石を取ったからおしまいではなく、歯石除去後に、いかに歯の表面を綺麗な状態にし、なおかつそれを維持することがお口の健康状態に直結するということです。

特に、しみるような症状が出た場合、ぬるま湯を使ってでも、しっかり磨いていただくことが重要です。その際、できればハミガキ粉を使わずに。
歯石除去後の知覚過敏は、歯の根の周りに歯垢が溜まると悪化しやすいのですが、さりとて磨きすぎて根を傷つけても悪化します。
歯垢をキチンと除去し、なおかつ根の表面を傷つけないようにするには、柔らかめのハブラシで、ハミガキ粉を使わないでみがいてもらうと効果的です。
また、出血に関しても、恐がって磨かないでいると、なかなか改善しません。
ハブラシで傷つけたときの出血であれば、磨くと痛いので、その際には手加減が必要ですが、それがなければ、そのまま磨いてもらえば、大抵の場合出血は改善します。

と、まあこんな説明をしております。
なお、上記の症状が必ず出るわけではなく、出た場合の対処法というお話です。

お口の環境が整備され、健康になれば、むしろこれらの症状はなくなるわけです。

ライブドアブログには、無料版と有料版があります。

始めた当初は、無料版でやっていましたが、途中で有料版に切り替えました。
ところで、有料版には、アクセスしてきた人が、どんなキーワード検索でいらっしゃったかが解るというメリットがあります。
歯医者のHPやブログは、基本的になにかしら問題点を抱えている方が訪れるのでしょうから、そのキーワードは悩みの理解の基として参考になります。

そこで今後、逆検索シリーズとして、検索キーワードからうちでの取り組みを紹介したいと思います。

第一回目の今日は、
『歯石除去  患者への注意』

歯石除去時に、どのような注意を説明するかということなのでしょうか?
歯石除去時に、うちでお話する内容は、除去前と後に分けられます。
除去前には、除去の目的とやり方を説明します。特に、中程度の歯周病の進行が認められる患者さんの場合、事前の説明が重要です。なぜなら、歯石の除去は、除去が目的ではなく、健康なお口の状態を作り上げることであって、除去はあくまでも手段だからです。
健康な歯周組織を獲得するためには、どういったことが重要かということを患者さんに認識いただけなければ、治療は失敗におわると考えています。

やり方についても同様で、歯周病の状態によって、歯石除去のやり方は大きく異なります。
基本は「痛くない除去」です。痛いという感覚は、体が発信する危険信号ですから、あまりにも痛みを伴う処置であれば、それは逆に生体を壊している可能性もあります。
痛みがある場合、次回までに同じ処置でも痛みがでないようにという考えから、除去の範囲を決めています。
ですから、状況によっては回数がどうしてもかかってしまいます。

また、除去後におこりうる副作用についてもお話します。これについては、除去後にもう一回説明するようにしています。

事前の説明では、以上のことをお話し、質問があればそれにお答えするといったところでしょうか。

除去後の説明については、後日投稿します。

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