ふじもと歯科診療室BLOG

東京都稲城市の歯科医師の日記 

カテゴリ: 頭の中

04c479e0.jpg私が、時々読むあるブログで、週刊SPA!1月27日号に掲載されている記事が紹介されていたので、買ってみました(SPA!を買ったのは初めて)。

文壇アウトローズの世相放談と題したこの記事。
普段、私が感じていたことが、ズバッと書かれていて、結構共感。

坪内祐三氏と福田和也氏の対談なのですが、要するに読書に関する今の風潮について。

私が、年末年始の読書についてこのブログに投稿したのは、別に読書量を誇りたかったわけではなく、単に本好きであることと、こんな本を読みましたということを書けば、このブログを読んだ患者さんが「藤本卓って、こういう考え方の持ち主なんだ」と感じてもらえ、私の診療方針が少しでもご理解いただけるのでは?と考えたから。

読書って、どんな本を選ぶかで、その人の人となりが伝わりますから。

ですから、ブログ掲載は、比較的仕事にたいする姿勢が伝わり易いような本を選びました。
でも実際のところは、仕事に関わる本よりも、娯楽モノの方が圧倒的に多いんですよね。
読書家が偉いなんて思わない反面、読まない人は人生の楽しみを損しているなとも思います。

だいたい、情報収集としての読書と、暇つぶしの読書はまったく目的が異りますし、人が何を読もうが私はとやかく言う気はありません。

何を読んでも、感じ方は人それぞれ。

自分の基準で楽しめる本、役に立つ本を選び、自分のペースで読めば良いんじゃないでしょうか?


私は読書好きですが、それでも読書量が多い方が偉いというような風潮には馴染めませんし、ましてや競いあうなんて、問題外。

ちなみに、記事の中で、
「ひと月に50冊の本を読むって人にコンプレックスを持っても、ひと月に50本呑んでますって言われても誰もコンプレックスを持たない」
というところだけは共感できませんでしたが(笑)

09f85dd3.jpgこのブログを読んだ方から、
「先生、セミナー、セミナーって何をそんなに勉強してるの?」
と、訊かれました。

う〜ん、これって一言では答えにくい質問です。

もちろん、技術的なセミナーは簡単です。
時代の流れに取り残されないよう、常に新しい技術は知っておく必要があるわけですから。

それ以外に私が勉強しているのは、自分(もしくは診療室全体)のフィロソフィ。
言ってみれば”哲学”でしょうか?

自分が、どんな医療をしたいのか?
そのことで、患者さんにどんな利益があるのか?
それは、果たして正しいと胸を張って言えるのか?
それを実現する手段は?
周囲の理解を得るには?
ただの自己満足になっていないか?

歯科医療にハードとソフトがあると、ソフトの部分。

一言で言ってしまえば「自己実現のため必要なこと」を学んでいるということかもしれません(ちょっとカッコつけ過ぎですね・・・)。

今日の写真は「人類を救う哲学」。

そこまで大きくは考えていませんが、少なくとも来院者の方の手助けになる医療は提供できるようにして行きたいと、考えています。

07f201dc.jpg昨日、うちのミーティングについて投稿しましたが、恥ずかしながら開業当初はそういう取り組みをまったくしていませんでした。

ちょっと時間が空いた時や、食事会の時などに、自分一人がいい気になってとうとうとしゃべるだけという、今から考えるとゾッとするような院長でした。

それまでの勤務先でもそういうスタイルでしたし、友人との話でもそういうところばかり。
つまり、当時の自分にはそれが当たり前だったんですね。

しかしある時、友人の一人があるコンサルタントに相談することによって、劇的に診療室の雰囲気を良くすることができた話を聴き、それまでの自分がやっていたことは、ただの仲良し倶楽部だったことを気づかされました。


やはり、所属しているメンバーひとり一人のスキルアップがなければ、人が何人いようが烏合の衆。
また、それだけでなく全員がよい関係になる必要があります。


江戸時代までは、人の集合体を「組」と呼んでいたそうです。
同じ意味ですが、幕末に長州藩でつくられた言葉が「隊」(奇兵隊などは有名ですね)。
今では「チーム」と言ったほうがとおりはよいですが、いずれにしても人の集団。

ただいまだに、「〜と組む」という言葉を使いますし、組み合わせという言い方をします。
ただの集団ではなく、お互いの長所/短所を補い合い、燃える集団のようなイメージがあります。
そういう意味で、私は「組」とい呼び名が大好き。

下手につかうと任侠団体のようですが(笑)、うちの診療室を「組」にするためになにをすべきか。
永遠のテーマかもしれません。


今日の写真は「棟梁」という本。

小川三夫氏は、最後の宮大工といわれた西岡常一氏の御弟子さんです。
私は17〜8歳のころ、ある雑誌の西岡氏の連載記事を読んで以来、ずっとファンで、塩野米松さんの聞き書きシリーズは読み続けています。
どれも良い本だと思いますが、あとがきにもあるようにこれが最後の本になるかもしれません。

c19f0632.jpg昨日の休診日も、相変わらずセミナー出席でした。

あらためて思うのが、物事には偶然はなく必然だということ。

今年は目標がないなどとは言いながら、やはり自分が歯科医師という職業を選択し開業した以上、自分がこうありたいというスタイルがあります。
しかし、そのスタイルをどうすれば実現できるのか?

そう考えていたところ、昨日のセミナーで大きなヒントを得られました。
また、2月に小学校での講話を控え、どんな話をしようかと考えていた事に対するナイスな閃きも。

素晴らしいタイミングで、課題が解決されそうです。

ちなみに私の中では、歯科医師としての考え方と、歯科医院の院長としての考え方は以て非なるところがあり、そのギャップをどう埋めるかに個性がでると考えています。

結局、自分は何を目指し、どうしたいのか?

しっかりと確立すべき時期に来たようです。



1b632c85.jpg今日で46歳になりました。

自分ではなかなか実感が湧かないのですが、周囲から見ればすっかりオッサンなんでしょうね(^^;
でも、あまり老け込まないよう気をつけて行きたいと思っています。

お正月の時もそうですが、年が変わるという節目は過去を振り返ったり、未来に想いをはせたりと、自分の人生設計を考える良い機会であるはずです。

しかし、今年は目標といったものがまるで浮かんできません。
もともと、目標を立てて、それに向かって邁進するというスタイルは子どものころから苦手で、周囲から言われて渋々という感じで過ごしてきました。

確かに、目標を紙に書いておくと、不思議なほど実現することは経験しましたが(もちろん全てではありませんが)、なんだか無理矢理書いても、本当にそう望んでいるのか心のどこかで疑問視している自分がいます。

なんとなく「こうなっていたら良いな〜」というイメージは持ち続けていますが、それを文章にするのも難しいものです。

今年はムリせず、自分の信念に徹することができれば。
甘いかもしれませんが、そんな風に考えています。

ちなみに今日の写真は、私が机の横に置いて、気が向いた時にパラパラ見ている本。
「読書のすすめ」で購入しましたが、ほんの1分ほどでも読むと力が湧いてきます。

b8f448c0.gifうちでは、毎朝の朝礼で、1分間スピーチをやっています。

スタッフ全員(私も含め)回り持ちで、身近な話題を1分間で皆の前で話すというもの。

話題を見つける観察力を身につける。
息を吐く(しゃべる)ことによる脳の活性化。
1分間で話をまとめる能力がつくと、3分でも5分でも上手に話をまとめられるようになる(と聴いたので)ので、説明能力の向上。
お互いの性格や生活を知る機会になる。
といったことを、目的にしています。

先日、スタッフの一人が、大切にしている言葉というスピーチをしてくれました。
なるほど〜と思う、良い言葉だったので、記録ノートにしっかり記録してもらいました。

私も、大切にしている言葉があります。



インドの首都デリーのラージガートというガンジーが荼毘(だび)にふされた場所には、「人類の七つの罪」というガンジーの言葉が壁に彫られているそうです。

その七つの罪とは、
「理念なき政治」
「労働なき富」
「良心なき娯楽」
「人格なき知識」
「道徳なき商い」
「人間性なき科学」
「献身なき祈り」

時々、フッと思いだし、自分を戒めるようにしています。

882c5d2a.gif早起きの習慣付けの一環として始めたこのブログですが、朝からネタを見つけ、文章にするのは意外に頭を使います。
以前、ある人のブログで(その人も毎朝更新)、ブログは頭のラジオ体操みたいなものと書いてありましたが、まさにそんな感じ。

ですから、お昼に見直してみると、文章校正しないとなんのこっちゃ?状態になっていることも(^^;。


で、なぜか今朝はネタは決まっているのですが、全然文章がまとまりません。


う〜ん、チャンスです(笑)

ce9f82a4.jpg勤務医から、開業へと踏み切った時、今から振り返っても不思議に思えるほど、確個たる信念と理想がありました。

HPにも書いてあるように、それが故に開業した訳ですが、やはり理想ですからそうそう簡単に実現はできません。
時々、自分の考え方は間違っているのではと迷いが出たり、あまり深刻にならず安易な方向へ向かった方が楽なのかと流されそうになったりします。

それを、ブレないよう常に修正し、自分の考えを見つめ直すことが必要なのですが、その手段としてセミナーを利用しています。

昨日も、そんなあるセミナーに出席してきましたが、改めて自分の考え方が少なくとも大きく間違ってはいないこと、そしてさらに極めていかなければならないことが再確認できました。

歩みは遅くとも、少しずつでも理想に向かい続けたい。


そのためには、何をなすべきか?

大きなヒントをもらえました。

f60f183f.jpg歯医者の評価に「腕が良い(悪い)」という言葉が使われるように、どうも、小手先仕事のように考えられている節があります。

私自身、歯科大の入学時の面接で志望動機を訊かれ、「手先の器用さに自信があるから」などと答えていたくらいですから、一般的な感覚なのでしょうね。


しかし、実際のところ、小手先の器用さうんぬんよりも、やはり頭を使う診断が大きく結果を左右します。

患者さんのお話に耳を傾け、足りないところの補足質問を的確にすることによって、正しい診断を下す能力というものが、本当に大切であることを20年もやっていると、ヒシヒシと感じます。

ここ最近、この診断が当たった(というのも、変な表現ですが)ために、余計な処置をせずに済んだ方が続いたのですが、その時の患者さんの喜びようは、キチンと歯が治ったとき以上のものがあり、改めて診断の大切さを認識しました。

考えてみれば、我々の仕事の大部分は、取り返しのつかない処置です。
削った歯は元に戻りませんし、ましてや抜歯してしまえば、さらにいろいろな処置が増える一方です。

見立てで勝負できる歯科医師でありたい、と感じています。

19076cdb.jpg日曜日のセミナー(午前中版)でのこと。

講演に先立ち、近くに座っている人との名刺交換を行いました。
ここまでは、どんなセミナーでも良くあることです。

ところが、相手の人と話しているところで、講師が中断。
そして、一言。

「今、目の前で挨拶している人が、実は自分の人生を変えてくれる人だと思って、もう一度話しをしてみてください」

すると、あ〜ら不思議。
相手の表情・目の動き・しゃべり方まで、ものすごく気になります。
そして、記憶に残ります。

出会いが人生を変えるとは、言い古された言葉かもしれませんが、それも自分の心構えがあってこそ、と思い知らされました。



ところで、考えてみれば、私は、毎日毎日、実に多くの人と出会っているんですね。

今までも、私の考えや行動を変えてくれた患者さんにたくさん出会いましたが、それは、何か記憶に残るような出来事があったから。
人を診ているつもりでも、ほとんどは出会いということを意識せず過ごしていた気がします。

そこで、月曜日から患者さんお一人お一人に、「この人との出会いで、自分の人生が変わるかも?」と思いながら接するように意識し始めました。

そう考えると、接し方が変わりますし(相手に伝わっているかは?ですが)、しかも2日間で、100人以上の人と出会っているんですね。

なんて、ラッキーな職業なんでしょう。

ますます、歯医者になって良かった、と思えるようになりました。

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