ふじもと歯科診療室BLOG

東京都稲城市の歯科医師の日記 

カテゴリ: ハミガキの話

先月の中頃より、なぜかハブラシの売れ行きが急上昇。

今までも売れていたのですが、あまりに売れて在庫がなくなってしまいました。

もちろん、業者さんには発注済みなのですが、それが追いつかないほど。


ハブラシが売れる歯科医院は、定期健診率が高いとは良く言われること。

あまり周囲と比べることがないので実感は湧きませんが、そんなことよりも来院してくださる皆さんのお口の健康を大切にする気持ちがハブラシの購入につながっているはずですから、こんなにうれしいことはありません。

ただ、在庫切れはいけませんね〜。
反省しております。 

以前から何回も書いていますが、ハブラシの性能の違いによるお口への影響はとても大きいものです。

要するに、お口にあっていないハブラシを使うと、折角みがいてもキレイにならないということ。

たまに、ハブラシの持参をお願いする場合がありますが、ちょっとハブラシを変えただけでお口の状態が良くなると思われる方にお願いしているんですね。

そして、これまたたま〜にですが、軟毛ブラシ(いわゆる豚毛)のハブラシを持参する方がいらっしゃいます。
昔ながらの懐かしいハブラシ。

残念ながら、お口に使うには向いていないと、私は思っています。
好みまでには口出ししませんが、歯垢除去効果や清潔度から考えて、原則的にナイロンブラシに変えてもらうことにしています。

が、私自身この軟毛ブラシを年に数回購入します。

それは、掃除に使えるんですね。

キズをつけたくないモノを洗う時など、かなり重宝します。

しかも、ハブラシということで、一般に掃除用として売られているブラシよりも安いんですね。


本来の用途ではお勧めしない商品ですが、今後も作り続けて欲しい一品です。

-Cannonball-Adderley-Dizzy-s-Business-Posters

CMの影響か?
それとも、薬というものに慣らされているのか?

患者さんから、ハミガキ粉の選択についての質問は、よく受けます。

そして、残念ながらハブラシの選択については、たまに歯間ブラシについて訊かれるくらい・・・。

しかし、お口の健康維持のために大切なのは、キチンと歯垢を落とすことが基本。
ですから、ハブラシの善し悪しがとても大切です。

大きさ、堅さなどちょっとした違いが結果を大きく左右します。

ですから、自分に合ったハブラシの選択には、真剣になって欲しいと思っています。



そして、見つけたらそれを使い続けることがポイント。

どんなハブラシが自分向きなのか解らないかたは、アドバイスしますので、どんどん訊いてください。

fa2d05ba

さて、昨日の問題の答えです。

この写真を見たら、朝、起きてすぐの歯磨きの方が良いんだな、と皆さん思うことでしょうが、私の答えは「両方」。

ちなみに、この本の著者はお医者さん。
インフルエンザや風邪の予防に歯磨きが有効との内容ですが、論文ではありません。

もちろん、経験値はとても重要ですが、我々の視点はムシ歯予防や歯周病予防。


寝ている間に、プラーク(歯垢)が増殖することは証明されていますから、朝起きてすぐの歯磨きがお口の中の細菌数を減らすのに有効なことは明らかです。

しかし、それだけでなく、食後の歯磨きも、やはり大切。
時間があれば、どちらもやっていただきたい。

ちなみに、「流行」というタイトルにしたのは、インフルエンザ対策に有効という「今の時期」に合わせたのと、そもそも歯磨きに限らず、医療の世界は流行があるということを掛けたかったから。

私の幼少時は、歯磨きと言えば3/3/3運動。
一日3回、食後3分以内に、3分間磨きましょうと提唱されていました。

しかし、今では食後すぐの歯磨きは、むしろ歯の表面を痛めるとも言われていますし、たった3分間では、予防効果は期待できません。

要するに、その時々で「これが良い」と言われることは変化するということです。
つまり、そのときの流行。

皆さんも戸惑うでしょうが、新説が発表される度に検証しなければならない我々も戸惑います。

07fbacdc-s
最近、とみに感じるのが、定期健診においでになる方のブラッシング状態の良さ。

特に、3年以上もキチンと続いている方は、ほぼ全員といって良いほど「グー!」な状態。

「ハミガキの状態、素晴らしいですね」と声かけをすると、ほとんどの方が「そうですか?」と怪訝そうに答えます。
自分では、それほど一生懸命磨いていないと思ってらっしゃるようなんですね。
つまり、あまり意識はしていない/頑張ってはいない。

いつのまにか、レベルが上がっていて、それくらいが「当たり前」になっているのでしょう。


以前、頑張るという言葉を使っているうちは挫折しやすいという投稿をしたことがありますが、ダイエット・禁煙などに代表されるように、頑張るうちは習慣とは呼べません。

知らない間に、高いレベルで習慣化されている。
そうなればしめたもの。

ただ、そのためには一時の真剣な努力と、地道な継続が必要ですが。

35b54e41.jpg今回の札幌行きで、失敗したことが一つ。

なんと、自分のハブラシを持参するのを忘れました。
いつもは、必ずカバンに入れているのですが、今回は普段使わないカバンを使ったため、うっかり・・・。

最近は、ホテルの備え付けのブラシにもずいぶん良いものが増えてきているので、まぁ、大丈夫だろうと思っていたのですが、これが甘かった!

私の場合、ちまちまと最低15分程度は磨くのですが、痛くて1分も磨けません。
仕方がないので、歯の表はティッシュで拭き、歯間を爪楊枝で清掃。仕上げにハブラシと工夫はしてみましたが、もちろん全然ダメ。
近所のコンビニにもロクな物を置いていませんし、キチンと磨けず、かなり不快でした。

と、いうわけで帰宅して荷物の整理をしたら、真っ先にブラッシング。

ハァ〜、気持イイ〜。

改めて、ハブラシ選択の大切さを実感しました。

ちなみに、私が愛用しているのは写真のハブラシ。
ライオンのデント・マキシマS(あ、良く見たらMですね。おすすめは、SoftのSですよ!)。

値段が若干高いのと、耐久性に難がありますが、それを補って余りある使い心地。
毎年新製品が出るハブラシなのですが、もう4年以上も不動の一位。

おススメです(ライオンからは、何ももらっていませんが)!

01898aba.jpg開業して15年。
ひたすら定期健診の大切さを話続けた成果か、定期健診にお出でになる方がかなり増えました。

うちは、ハガキなどでのリコールをしていないので、定期健診にお出でになる方は、皆さん「自主的」にいらっしゃる方ばかりです。


さて、定期健診の項目のひとつに効果的なブラッシングができているかどうかをチェックすることがあります。
染め出しをすることもありますが、普段から磨けていれば歯肉がきれいな状態になっているはずですし、BOPという出血もないはず。

健診だからと直前に磨いただけでは、そんなハグキにはなりません。
普段からキチンとお手入れがなされているか、ハグキは実に正直に教えてくれます。

「最近、サボり気味で・・・」と言いながらちゃんと磨けている人が多いのが、ここ最近の傾向。
ご自分で足りないかも?と思いながらも、実は十分できているという状態は、私としてはとてもうれしい状況です。
特に、定期健診が習慣化している方は、もしかすると私よりも上手に磨けているかも?と思わされる人もいらっしゃいます。

今までは定期健診というと、予約を1時間確保していましたが、状態が良い方だと30分程度で終わることもあり、予約も見直す時期にきているようです。

fdeebe6f.jpg先日、小学校の歯科健診で、意外(失礼)に覚えてくれていたのが、歯磨きの順番を決めるということ。

これも、パターン化するとみがき残しを減らせます。
とにかく、その日の気分でやり方を変えるというのが、一番不安定なもの。

いつも一定レベルを保とうとするならば、パターン化は大切です。

具体的には、利き手側の奥歯の内側から最初に磨くことを、おススメしてます。

↑このページのトップヘ