ふじもと歯科診療室BLOG

東京都稲城市の歯科医師の日記 

カテゴリ: こだわり

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現在、うちの診療室では初診患者さんの受け入れを極端に制限しています。

理由は簡単。

一人の歯科医師が一日に診察/診療できる人数は限られているということ。
また23年もやっていれば、既存患者さんの対応で手一杯になってしまうということ。

私の基本方針として、私が診察/診療した患者さんに対しては、できるだけすみやかに、そして適切な対応をすべきと考えています。
ひらたく言えば、急に痛くなった、腫れた、取れた、etc の方に対し、できるだけその方の都合の良い時間に対応して差し上げたい。

そのため、一時は歯科医師を雇用したこともあります。

しかし、どうも自分の性(しょう)に合いませんでした。
いえ、勤務医は優秀だったんですよ。


でも、自分の性分として、自分が診ないと気が済まないんですね。

いわゆる「経営者」としては失格ですし、自分が倒れたら診療室はおしまいという脆弱な組織ですが、これが私の器なんです。


医療機関が困っている方を受け入れないということは問題とは思いますが、優先すべきは既存の患者さんというのが、この器の小さい歯科医師の方針なんです。





タイムズ・スクエア







このブログを止めてから、まる1年が経過しました。
いろいろブログで書きたいこともありましたが、自分の方向性が定まらず、あえてそのままに。

しかし、やはり情報を来院者の方に提供し、できるだけ余計な不安をもたないでいただきたいという自分の方針を考えると、ブログというのは絶好の媒体です。

また、この1年で私の考え方もいろいろ変わっています。
変わっていないところ、変わっているところ。

自分が勝手に考えているだけでは、周囲は戸惑うだけ。


と、いうことで再開いたします。




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歯科衛生士さんと並んで、重要な仕事を担ってくれるのが、歯科助手さん。

ともすれば、歯科医院の中で、歯科医師>歯科衛生士>歯科助手という、ピラミッドが形成されやすいようですが、とんでもありません。

確かに、国家資格もありませんし、ド素人でも採用されることがある職種ではありますが、彼女らの手助けなしに医院運営はできません。

おそらく、一番患者さんに近い存在(専門教育を受けていないという意味で)。
ですから、様々な質問/要望/苦情が集中します。
私に向かって言えないことも、受付/電話では言えるという患者さんも多いはず。

そして、おそらく患者さんの不安を取り除くのに、最も気遣いしてくれるのも助手さん。

患者目線という言葉は知っていても、専門教育を受け、資格をもっている人間が、そうでない人と同じ目線を持つ事は、真の意味で不可能では?と私は思っています。
だからこそ、資格がない助手さんの感性/気遣いは、必須。


さらにそれだけでなく、様々な雑用も。

この雑用。
雑用という字が内容を軽く考えさせますが、実はこれができていないと診療は回りません。

診療室の掃除から始まって、器具の準備/後片付け、備品/消耗品の管理、診療のサポート、滅菌/消毒、資料/パンフレットの整理整頓、電話応対、技工所さんとの連絡など、ここに書ききれないほどの『雑用』があります。

それぞれの職種に求められる「やるべきこと」「なすべきこと」。

それには、上下はありません。

そう、うちでは考えています。

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今日は、東京デンタルショーに行く予定です。

以前にも投稿しましたが、大学卒業後、東京/神奈川で行われる大規模デンタルショーは、ほぼ皆勤。

そんなに毎回毎回スゴい新製品が出ている訳ではありませんが、自分の診療にたいする考えが変わると、それまで不要と思っていたものが必要になったり、見落としがあったりするので、毎回新鮮です。

今回は、ちょっと大物もいくつか興味があるので、かなり楽しみ。

器材は、手や体に触れるもの。
実際に手に取ったり、座ったり、触ったりしてみないと、なかなか感じが掴めません。
カタログショッピングという訳にいかないところなんですね。

さぁ、今日はどんなものに出会えるか。
楽しみです。

0fd18099.jpg明けまして、おめでとうございます。

今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

さて、表題の「凡事徹底」は、昨年参加したある塾で教わったもの。

もちろん、言葉は知っていましたが、その言葉の本質とその実践についてはまだまだ認識が甘かったなと思わされ、もっとも記憶に残る言葉となりました。

今年は、この「凡事徹底」をよりいっそう磨いていきたいと考えています。

そんな大それたことをするわけではありません。
ただ、日々いつもこの言葉を意識した行動を取れるようになりたい。

それが、自分の道を開いてくれるような気がしています。

8410734c.jpgムシ歯治療で歯を削る時に、必ずお水をかけながらやります。

その一番の理由は、熱くなるのを防ぐため。
例えば歯の神経(歯髄)は、その温度が8度ほど上昇すると、壊死を始めると言われています。
モノを削るときに発生する摩擦熱は、意外にあっという間に上昇するもので、例えば銀歯などを調整する時も、すこしドリルを当て続けるだけで、触れないほど熱くなります。


残念ながら歯科用ユニットに、水温調節ができるものはないので、温度調整は注水量でコントロールするしかありません。
通常、30万回転以上で使う場合、最低65CC/minの水が必要といわれていますが、うちでは80CC/min以上だせるようメーカーに調節してもらっています。

時々、メスシリンダーでチェックしますが、なぜかバラつきがあります。
自分で調整できる範囲であれば問題ないのですが、そうでない場合はメーカーの方にチェック&調整をお願いします。

ちなみに、この注水量。一般的には多い方のようで、今までうちで働いたことのある歯科医師は、全員初日に注水量を絞っていました。
実は、注水量が多いと視界を妨げるんですね。

慣れればどうということもないのですが、後は、まわりに水が飛び散ることが困ったことでしょうか?

ムシ歯を削る目的は、歯を長持ちさせるため。
そのためには、歯髄にダメージを残さない削り方がとても大切です。

eb247d6f.jpg今や当たり前とも思える、歯科医院のHPやブログですが、歯科医師会の仕事で他の先生とお話すると、HPやブログをやっている歯科医院というのは、まだ過半数にはいかないようです。


そして、私のように、HPもあり、こうしてブログも書いていると、周りからは「集客」に熱心なように思われるようですが、そう思う先生はHPなどを広告と捉えているようです。


確かに、SEO対策をマメにやり、ランキングサイトやポータルサイトに載せ、患者さんを多く集めようとしている歯科医院もたくさんあります。

が、すくなくとも私は広告ではなく、うちに興味を持ってくれた方への「情報公開」と捉えています。
ですから、SEO対策ゼロ、検索対策もまったくやっておりません。
おそらく、診療室の名前で検索しないかぎり、上位に表示されることはないでしょう。

実は、HPを広告と考えるか、情報公開と考えるかで昨日の歯科医師会の会議で意見の衝突(ってオオゲサなものじゃありませんが)がありました。

医療機関の広告規制は緩和さつつありますが、それでも、まだまだ足枷はキビシイものがあります。
患者さん側から見れば、いったいどこの医院が自分に合うのか、あまりにも情報が少ない現状ですから、情報を公開すべきと思うのですが、それを広告と捉えるかどうかで見方が変ります。

しかし、結局のところ医療は「人対人」ですから、どんなに広告・情報公開したところで、通院していただけるかどうかは、違うところで決まるような気がするんですが・・・。

9570ccb8.jpgうちの休診日である木曜日などに都心へでかけると、どこかの歯科医院のスタッフだなと思える格好をした人が歩いているのを見かけます。

要するに、白衣で出歩いているんですね。

実は、私はこれが物凄く気になり、うちではちょっとした外出(例えば郵便局に行く、薬局に行く)の時でも必ずスタッフには着替えてもらいますし、私自身も絶対に白衣で出歩くということはしません。
せいぜい、うちの駐車場くらいまででしょうか?(目の前ですが)

歯科医師の中には、そういったことを全く気にせず、検診時に医院から白衣のままで来る人もいますが、いかがなものか?と、勝手に思っています。

学生時代の教育の影響でしょうが、私には「白衣=汚い」という感覚があります。
もちろん、清潔な白衣を身につけるようにしているわけですが、内科の医師などとは違い、我々の仕事は手術が主体です(歯を削るという行為も広義の外科処置なんですね。だって、生身の体を削るんですから)。

当然、様々な飛散物などが付着している可能性もありますし、また、外からの雑菌を持ち帰る可能性もあります。

何を大げさなと思われるかもしれませんが、服装には、すべてTPOがあります。

外見がすごくきれいな歯科医院でも、そこからスタッフが白衣のまま出てくるとがっかり。
ま、他人の流儀に私が口出しすることもないんですが・・・・。

(ちなみに、毎朝の医院外回りのおそうじも、担当者は私服で。そうじが終わってから白衣に着替えるようにしてもらってます)

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