ふじもと歯科診療室BLOG

東京都稲城市の歯科医師の日記 

カテゴリ: クスリの話

594a535f.jpg原因が解らなくても、その症状を和らげるべく治療するということは、医療の世界ではゴマンとあります。

どちらかというと、なぜその病気になるかハッキリ解り、原因療法ができる疾患の方が少ないかもしれません。
それに対し、症状緩和を目指す対症療法は、突き詰めて行くと大部分と言っても過言ではないかもしれません。


ブラキシズムについては、筋肉動作ですから、その発生原因がわからなくても筋肉動作を緩和すれば、症状は緩和されるはず。

マウスピースの他に、私がたまに使うのは薬物療法。

既往歴や現症、口腔内の舌や頬粘膜についた圧痕(噛みしめた痕ですね)などから診断し、マイナートランキライザーを処方します。

筋肉の緊張を一時的に和らげるだけですが、効く効かないの結果が極端で、効く人には劇的に効く事が多いように感じています。

基本、5日間服用していただきます。
なぜ、5日間か?

以前、ある勉強会で教わった期間だからという理由だけです。
なぜか、経験的に5日間で結果が十分でるそうです。

習慣化されるのがコワいのですが、私の今までの経験では、5日間服用してもらえば、なぜか当分必要ないというケースばかりです。

bd85f70c.jpg医科に比べれば、それほど頻度が高くない歯科の投薬。

ほとんどは抗生剤、鎮痛剤です(ほかにももちろん多種多様にありますが)が、鎮痛剤はともかく、意外に症状が和らぐと、抗生剤は服用を忘れたり、止めたりする方が多いようです。


ファイザー製薬の調査によると、
薬の「飲み残し・飲み忘れ」経験は7割以上、抗生物質を自己判断で服用中止する人は4割にのぼるそう。

私は、できるだけお薬に頼らないよう心がけてはいますが、やはり必要な場合は服用をお願いしています。

ところで抗生剤は、決められた服用方法を守らないと、耐性菌という、お薬が効かない細菌の出現につながります。

そうそう簡単にでてくるものではありませんが、必要と判断されて処方されたもの。
薬剤の性質を考えると、よほど副作用が疑われる場合は除き、キチンと最後まで服用していただきたいと考えています。

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