鳩チラつきし夜に赤と黄の剣は勝利する―――
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という伝説が紀元前のローマにありまして、そう考えるとこの試合は最初から最後まで鳩がパタパタと舞っていたのである。ゆえに最初から勝利を確信していた!勝つる!


AS Roma 3-1 Sassuolo
Leandro Paredes (16') Mohamed Salah (45'+2') Edin Dzeko (68')
Gregoire Defrel (9')


夏のメルカートでコケて、さらにはベラルディが謎の長期離脱で下位低迷のサッスオーロ。かつての勢いは失ったたものの、豊富なタレントと、ローマ出身の若き知将のチームであることには変わらない。それに若い監督の思い切った戦術にローマはことごとく撃沈してきた。実は要注意の一戦だった。

通路で入場を待つスタメン組には2試合ぶりにエメルソンの姿が。また、トリデンテはエルシャーラウィ、ナインゴラン、サラーで入れ替えて、疲労(含むメンタル)の残るジェコはベンチスタート。ダニエレの代わりにレオ・パレデスが入る。
ジョヴァンニ・アレヴィのセリエAアンセムが流れ、テンションが最高潮に達し開始の笛が高らかに鳴った。

P.T:
ポゼッションという明確なコンセプトを打ち出すローマだったが全員疲労の色は隠せなかった。それでも開始2分には、アチェルビとペルーゾがバックパスを譲り合う中猛然と突っ込んだサラーがフリーで撃つシーンがあり、これは7-0くらいで勝つのでは???と、夢をちょっと見た――のもつかの間、今度はベラルディのアーリークロスからファーサイドをえぐるデフレルのホットラインで簡単に反撃されてしまう。リュディガーが足を投げ出してクリアした。4-0くらいに下方修正が必要か。

というkisaragiの油断の先の悪夢は9分。ローマの右サイドは、ブラック企業で100時間残業し続けているような使われ方のペレス(過労死寸前)がいて、もちろんここをディフランチェスコはウイークポイントと捉えていた。
ペレスは基本守備免除で、自身のサイドで相手に展開されている際は、カバーリングでマノラスが入り、リュディガーとファシオは、エメルソンを最終ラインに入れる横スライド式3バックで守っていた。しかし失点シーンでは、人数は揃っていたものの、ポリターノがスルーしたマイナスの折り返しを全員見てしまい、背後のデフレルにダイレクトに刺されてしまった。これはもしや1-1で終わるかもしれない。

しかし15分にローマのレザレクション。
ここまで全く役に立っていなかったパレデスが、得意な距離の得意な角度の得意なグラウンダーのシュートを対角線に決めた。しかし、ジェコ不在と疲労のダブルパンチで、攻めているのに得点の気配がしないという間延びした展開が続く。この時間のデフレルとポリターノのアジリティはかなり脅威だった。
さらにはシュチェスニーのファンブルであわや珍オウンゴールというミスから、コンセントレイションがガタつき、守備は一気にバタバタしてしまう。とにかくドローで折り返そう、そういう心の声がピッチから聞こえた前半アディショナルタイム47分、それを許さない男がいた。ファシオである。ローマの司令官、ファシオがTVゲームでもなかなか通らない長尺のスルーパスを放つと、その20メートル級のボールはDF2人の間を抜けてエルシャーラウィに入った。そしてキーパーの至近距離までドリブルしてからシュート。コンシーリは体を投げ出して弾いたが、球威を失ったボールはエリア内に残り、そこに詰めたサラーが押し込んで逆転。ディフランチェスコ監督はこのままロッカールームに引っ込むのではという大股で、ピッチサイドを引き揚げてベンチに身を沈めた。

S.T:
後半12分、前線に楔を打ちたいサッスオーロはデフレルを諦めマトリを入れる。しかし、その直後にすかさずスパレッティはジェコを送り込む。チェスや将棋に通ずる鮮やかな決めの一手は、監督同士のアナザーゲームを制する完璧な読み勝ちだった。ここから敵陣でのハーフコートゲームとなり、前半フィルターとしては全く機能しなかったパレデスが、プレースキックや、密集地の球さばきなど、徐々に存在感を見せ始めてきた。マトリは前線の残るどころか、その背の高さを守備の為に使うことになった。
かたやジェコは、ファーストタッチで決定的なヘディングを打つなど、既にゴールの匂いしかしなかった。そして、23分に、ストロートマンとのパス交換からエリアに侵入したプレーは圧巻の一言。DFを背負った状態で、腹で落としたボールを右のインサイドキックで決めて21ゴール目を挙げた。

その後、サッスオーロは中盤を削ってリッチを投入するなど、ガルシア政権時代にローマを散々苦しめた4トップで得点を奪いに来るも、あまり効果はなく、追加4分もなんとなく終わりローマは勝利した。監督の力量差、国際経験の有無、地獄を見てきた選手のタフさ、今季の積み重ねが全て数字に表れたと思う。これを意地とも呼ぶ。ローマの最終ポゼッションは60%。結果も上出来だが、選手たちは内容に満足したらしく、特にマノラスなんかは試合後スパレッティと大ぶりのタッチをしていた。
そしてみなさんお気づきと思うが、オリンピコでサッスオーロに勝ったのはこれが初めてなのである。

ストロートマン「リヨンの後だ。俺たちにはどうしても勝利が必要だった、わかるだろ?サッスオーロはまるでオリンピコに恐れを持っていないようで、最初の15分俺たちも彼らの好きにさせてしまった。入り方は悪かったけど、俺たちが出来るチームだって知っていたからね、難しいミッションだけど前半2ゴールで逆転できたんだ。そして後半には強さを出せたと思う。こういうプレーを続けなければならない。というか俺たちはプロだ。プロってのは3日おきの試合にも準備できていなきゃならないもんだ。そして俺たちの中で誰ひとりとして疲れたと弱音を吐いたやつはいない。まずは2位を死守する。俺たちは勝ち続けたい。でもナポリもミランもそれは同じだ。全てのチームが勝ちたいと願ってる。もしユヴェントスがこのまま勝ち続けるならちょっとしんどいけど、まずは目の前のゲームに集中してとにかくポイントを積み上げなきゃいけない」

そして体調不良の会長(ほとんどおじいちゃん)もオリンピコに来ていました。
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しかし目を・・・

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合わせないwwwww

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