kinyou


☆「風間ファミリー=金曜集会」というグループの閉鎖性・排他性について

fee「共通ルート、クリス加入時の金曜集会についても話しましょう。ここでは、風間ファミリーの排他性が問題になります。ネットの感想を読んでいると、ここのシーンを読んで気分が悪くなり、『まじこい』を低評価している方も結構見受けられました。
先に言っておくと、僕は低評価ではありません。このシーンは良かったと思います。良かったと思うけど、風間ファミリーを好きになったか?と聞かれると、好きにはなりませんでした」

残響「あぁーーw」

fee「シナリオ的には良いシーンだったと思うけど、キャラへの愛着面。単純に言うと、風間ファミリーに自分(fee)が入りたい、とは思えなかった。シナリオゲーとしては特に問題ないシーンですが、キャラゲー的に見ると、これはちょっとマイナスかもしれませんね」

残響「ですね」

fee「この金曜集会の前に、クリスたちを入れるかどうかという相談があって多数決を取ります。僕はこっちに引っかかって。クリスと風間ファミリーの険悪なシーンよりも、実はこちらが嫌だったんですよ」

残響「ほう」

fee「風間ファミリーが、普通の友達集団と違うのは秘密基地の存在なんです。秘密基地があるからこそ、排他的にならざるを得ない」

残響「ふむふむ」

fee「秘密基地がなければ、適当に気軽に遊べばいいじゃないですか。でもそれが許されないのは、秘密基地に素性の知れないものを入れられないからです」

残響「はい、わかります」

fee「普通に遊んでいる分には問題なくても、秘密基地には私生活の部分がありますから。いくら楽しくても、ヨンパチなんか入れると」

残響「そうですね。ヨンパチは入れられませんね」

fee「女子の裸が流出しちゃうかもしれません。プライベート空間なので、閉鎖的にならざるを得ない部分がある。普通の友達グループというよりは、会員制秘密クラブみたいな印象を受けました。『会員証をお見せ下さい、当クラブでは一定以上の身分が~』みたいな。そういう匂いが強くて、ちょっと辛いところがありました。
心の中で、『あっ、こいつとは気が合わないな』とか、『3回くらいまでは我慢して付き合おう』とか、そういうのは通常の人間関係・友達関係にもあるとは思うんです。でも、あんまりそういうのを露骨に見せられると、辛いなぁ~って」

残響「ふむ」

fee「僕は、そういう部分はあまり見たくない。人間だから、そういった汚い部分はあると思うんですけど、あまり大っぴらに出さないでくれよ、と。僕ばかり話してますけど、いいですか?」

残響「はい、大丈夫です。むしろ自分も、話をどう進めようか迷っていたので」

fee「ありがとうございます。風間ファミリー内では、【これ以上の仲間はいらない】派のモロ・京と、【積極的新入り歓迎派】のキャップ・モモ先輩がありまして」

残響「ありますね、その図式」

fee「僕はどちらにも微妙なところは感じました。まず、歓迎派から言いますけど【うまく行かなければ切っちゃえばいいじゃん】というのは、実にその通りなんです」

残響「ふふふw」

fee「実にその通りなんですけど、友達のいないまゆっちを応援して読んでいたので、そんな表現はしてほしくないなぁって。『お試しでいいじゃん、適当に遊んで、気が合わなかったら切っちゃえばいいじゃん』って。友だち関係なんてそんなもんかもしれませんが、あまり言ってほしくはなかったですね」

残響「人間関係については、そこはぼく自身が【切る】という単語を結構使っちゃう人間なのでなんとも……」

fee「いつ切られるのかな?とか思っちゃうし。自分が相手から審査されている、というのは、実際そうだとは思うんですけど、『今、あなたの好感度は50です。47を切ったら、もうあなたとは遊ぶのをやめます』みたいなね。知りたくないでしょ?」

残響「緊張感を与えますよね」

fee「実際、人間関係では、そういう感覚もあるとは思いますけどね。『こいつといると疲れるなぁ。でも今まで良くしてくれたから、3回くらいは注意してそれでも改善されなかったらどうしようかな……』とか思って、ある時ストレスが溜まっている時に爆発して切っちゃうとか」

残響「言うか言わないかのところでしょうか」

fee「それもありますけど、エロゲとか小説だと、台詞ではなくても読者に伝わりますから。人間の心の中のあまり見たくない部分を、明け透けに見せられちゃったので、キャップとかの方に辛さを感じました。クリスの方から、風間ファミリー加入を望んでいるわけではないのに、勝手に切る切らないを語っているのも不愉快でしたし」

残響「なるほど、なるほど」

fee「僕が、この場の風間ファミリーにいたら、多分、京・モロと同じ意見だと思うんです。僕は人見知りですから、ほいほい新入りを……特に空気が読めなそうなクリスは入れたくない。少なくともまずは、様子を見たい」

残響「ほぅ……ですか」

fee「だけど京だって、入れてもらった側じゃないですか」

残響「それは、そうですね」

fee「京は、自分が救われたから、他の人は救わなくていいって立場でしょ? それはちょっと自分勝手というか、引っかかるところはあります。
ただ、僕は人見知りでして。打ち解けられる相手と打ち解けられない相手がいて、一人でも打ち解けられない相手がいると、大人しくなってしまうコミュ障なものですから」

残響「ふむふむ」

fee「気心が知れている人たちに囲まれていれば、素の自分を見せてはしゃげても、一人でも知らない人がいるとはしゃげない」

残響「なんかわかる」

fee「そういうところを考えると、おいおい仲良くなっていって、将来素の自分を見せてはっちゃけられるようになるなら、ある程度の時期は我慢してもいい。でも、将来的にもはっちゃけられないような空間にはしてほしくないなって。そういう排他的なところが僕にはあるので、この中に入ったら京やモロの反応に近いだろうなと思います。でも、そういった自分の中の『汚さ』に目を向けざるを得ない部分も含めて、人間関係めんどくさいな~!!って気分に(苦笑)」

残響「さっき会員制クラブと仰ったじゃないですか。とてもわかるんですけど、ぼくとしてはこいつらは、お互いを【ブラザー】だとみなしている、と解釈してます。友だちというより【ブラザー】だからこそ、プライべートを出すし、魂も見せる。だからこそ、クリスやまゆっちを楽しいから入れる、というのはどうなのかな?とも思ったんですが。
しかし、そんなのはやってみないとわかりませんよね。やってみれば、新入りが【ブラザー】になれるかどうかはすぐにわかるだろう?という、そういう考えがあったと思うんです」

fee「ほぉ」

残響「風間ファミリー感覚を、相手が共有できそうだと判断できれば、大歓迎!という。共有できなそうなら、さよならで」

fee「でも、なじむまで2~3か月はかかりません?」

残響「確かにそうなんですね。ぼくもそう思う」


☆共通ルート・金曜集会「雨降って地固まる→まゆっち・クリス正式加入」シーン

fee「キャプチャを撮ったので、どんどん張ります」

kinyou1fee_c

fee「最初のところから行きますけど、クリスは空気読めなすぎですね」

残響「空気読めない以前に、人としてダメでしょう」

fee「そうなんだけど、クリスって、そこまで人としてダメな奴じゃなかったでしょ? だからタカヒロの書き方が、ちょっと不自然だと思うんですよ。こんなキャラじゃないでしょって思っちゃうんです」

残響「あぁあぁ、そこ。なるほど、そうですね」

fee「だから叩くなら、むしろそこですかね。排他性の方は、シナリオ的にもこの後最終ルートに繋がるキーになっているので叩くつもりはありません。
タカヒロの書き方はともかく、これはクリスは怒られても仕方ないですよね」

残響「本当にそうです」

kinyou2fee_c

kinyou3fee_c

fee「2枚目は、京激怒のシーンで、特に言いたい事はありません。3枚目は、残響さんが大好きなモロのシーンです」

残響「いやぁ、この時のモロは最高だったなぁ」

fee「モロは『学校では話そうね』って言ってるんだから、結構優しいですね」

残響「それは全然逆ですよ

fee「そうですか?」

残響「『学校では普通に話そうよ』というのは完璧に切る表現です」

fee「そうなの? 学校では話さないの?」

残響「いや、学校でも話すんです。『こいつとは絶対に相いれない人間だ』と思いながらね」

fee「ふーん……怖いっすね」

残響「喧嘩するつもりはないけど、単にそこに人の形をとっているもの、として扱うんです」

fee「それは僕にはわからないやww 僕は相いれないと解っている人間とは、最初から話そうとも思わず、なるべく避けるからなぁ。仕事とかなら仕方ないけど」

kinyou4fee_c


fee「4つ目なんですが、この場でクリスが言うのはあまりにも周囲の空気が読めてない。本当にどうしょうもない……」

残響「はっはっはw」

fee「のだが、言っている事は、僕はクリス派です」

残響「ふーむ。ぼくは大和派かなぁ。異論や批判ではないですが」

fee「この、『せこくてずるくて、卑怯だ』というのを誉め言葉だと思うような人間とは」

残響「うん」

fee「友達になりたくないです」

残響「ははははw やべぇ

fee「実際、共通ルートの最初は、大和の行動が露悪的というか、嫌なシーンが特にたくさんあるんですよ。だからクリスが大和に反感を持つのは非常にわかる。ただし、この場で、こういう話の流れで言いだす事ではないと思うけどw」

残響「はいw」

fee「でもこの台詞単体を切り出してみるなら、僕はクリスの肩を持っちゃいますね」

kinyou5fee_c


fee「5枚目なんですけど、これはまゆっちがかわいそうじゃない?」

残響「はははw」

fee「いくらなんでもこれはないよ。クリスは、怒られても仕方ないよ?」

残響「うん」

fee「まゆっちは、今まで友達がいなくて、先輩しかいない仲良しグループに入れてもらってまだ1週間とかでしょ? 半年ぐらい経っているなら、一度言ってあげた方が良いと思いますけど、あまりにも結果を早く求めすぎというか。
メタ的な事を言うなら、クリスの問題とまゆっちの問題を、1つのイベントで強引に消化して、後は仲良しグループを書こうというタカヒロの処理に見えますけど。
そういうメタ的な事は抜きにして言えば、まゆっちがかわいそうですよ」

残響「ちょっとね。とばっちり食らっちゃいましたね、妙なその場の流れというか。ここまで言われなくてもねぇ……」

kinyoumayuttifee_c


fee「で、このまゆっちは偉いですよ。偉いというか健気です」

残響「健気ですね。これで、ようやくその場が救われた感があります」

kinyoutamagofee_c


fee「一番最後のこれは、まぁオマケですけど、ED曲の『茜空』で『バイト帰り たまごの味、きっと一生忘れない』という歌詞があったので、このシーンから取ったのかなと」

残響「なるほど! なるほどね、そっかそっか」

fee「まゆっちが『それでも一緒にいさせてほしい!』というのはわかるんですが、クリスは別にそのまま離れちゃっても良かったような。クリス視点で考えると、こんないけ好かない大和とか、意味がわからない秘密基地を作っている奴らと遊びたいですか?」

残響「別に、そんな事もないですね」

fee「風間ファミリーはまゆっちじゃなくてクリス狙いみたいですけどね」

残響「そう。まゆっちに関しては何が何でも勧誘してやるぜ、ってほどではなかった」

fee「しょうがないんだけど、そこもなんだかなぁって。まゆっちはクリスの添え物的扱いですよね。友達に『してあげても良い』ぐらいの。人間のドロッとしているところを随分描くなぁって」

残響「まったくもって、その辺りの指摘は否定できないですね。否定するつもりもない」

fee「でも大和に関しては僕の意見とは違うんでしょ?」

残響「そう。なんでぼくは大和に嫌悪感を抱かないのか、自分でも不思議なんです」

fee「だって、残響さんは大和みたいなタイプじゃないでしょ?」

残響「違いますよ? ……たぶん。頭の能力や傾向的にも、大和的ではない、と思う」

fee「大和みたいなタイプだったら、多分僕と気が合わないですよ。巧くそういうのを隠していれば、僕も騙されるかもしれないけど」

残響「そうそう。だからなんで自分は大和みたいな人間を嫌いにならないのか、よくわからないんです」

fee「まぁ無理に嫌うこともないんですがw」

残響「もうちょっとそこは考えてみたいところです」


「まじこい」対談 第6回「川神一子」編に続く……


【未プレイ読者のためのキャラ愛称一覧】

(風間ファミリー内)
モモ先輩   川神百代
ワン子    川神一子
まゆっち   黛由紀江
キャップ   風間翔一
モロ     師岡卓也
源さん    源忠勝

2-F

梅先生    小島梅子
熊ちゃん   熊谷満
ヨンパチ   福本育郎
スイーツ   小笠原千花
委員長    甘粕真与
ガングロ   羽黒黒子

2-S

イケメン   葵冬馬
ハゲ     井上準
マルさん   マルギッテ・エーベルバッハ


その他

クリス父   フランク・フリードリヒ
「候~」の人 矢場弓子