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「リュウゼツラン」……メインヒロイン5人の攻略が完了すると解放されるルートの通称(ルート突入選択アイコンが、「リュウゼツラン」の花から来ている)。
『まじこい』内で、いわゆる「グランド(最終)ルート」の扱いを受けている。それ故に、今回はこのルートの「グランドルート性」を巡っての議論がある。


☆1

fee「最終ルートにも関わらず、あんまり語る事がないんですけど、残響さんはどうですか?」
 
残響「feeさんが『まじこい』全体を評して、【ヤンキー】だと仰っていましたが、リュウゼツランルートをやってぼくもようやくわかりました。一言でまとめるなら、【これはひどい】ってやつですね」
 
fee「はははwww とりあえずリュウゼツランルートの点数から行きますか」
 
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fee「(点数を観て)まぁ、こんなもんですわね」
 
残響「キャラというのは、ゲンさん+板垣兄弟あたりの評価です」
 
fee「板垣姉妹をヒロイン扱いにして、キャラクターの点数をつけても良かったんですけど、モモ先輩と京のよくわからんフェラシーンも入っているので、【攻略ヒロイン】として点数をつけて良いものか悩んでしまって」
 
残響「よくわからんw(苦笑しつつも納得している顔) あらすじは……一応ドラッグ関連のお話ではあるんですよね」
 
fee「川崎……じゃない川神は、治安が悪い街でして」
 
残響「非常に治安が悪いですね」
 
fee「そん中で、千花リンが麻薬の売人にストーキングされます。それで主人公たちが、俺たちで川神の治安を守るんだ! って話でいいんですよね?」
 
残響「自警団的なオラつき感が、ビンビン伝わってくる話でした」
 
fee「一応葵冬馬君と井上準君と、榊原小雪ちゃんがラスボスです。小雪ちゃんは、昔大和君に冷たくあしらわれた過去があって」
 
残響「【昔】っていうのが、風間ファミリー発足の頃(小学生)の話で。京は受け入れられたのに、小雪ちゃんは受け入れてもらえなかったという話です」
 
fee「そこだけは評価しています。それで5.5なんですけど、そこがなければ4点ぐらいです」
 
残響「ははははw」
 
fee「風間ファミリーの負の側面が描かれているのは良かったですね。共通ルートの金曜集会で、ギスギスしたシーンがありましたが、無駄にギスギスしてるんじゃなくて、ちゃんと意味があって。それで、あぁいう書き方をしていたんだな、と思いました」
 
残響「なるほど」
 
fee「でも、それ以外はひたすら、バトル・バトル・バトルでしょ?」
 
残響「ですねぇ。たまに板垣さん家の愉快な日常も書かれますが」
 
fee「主人公は板垣三姉妹に飼われていただけですよね」
 
残響「ですね」
 
fee「ちなみにパロディかどうかはわからなかったんですけど、板垣家からの脱出シーンについて。『Fate/stay night』の実写AVがあるんですが、ご存知ですか?」
 

残響「はははははw 全くわからないww」
 
fee「イリヤちゃんに実写版シローが拉致されて、なぜか逆レイプされるんです。H後、イリヤが疲れて寝ている間にシローがこそこそ脱出するシーンがありまして。板垣三姉妹とHした後、寝ているところを大和がこそこそ抜け出す展開がそっくりでした。パロディで入れたのか、たまたま展開が被ったのかはわかりませんが、タカヒロならその辺のネタも抑えていそうな気がしますw」
 
残響「パロディといえば……リュウゼツランルートではなく千花りんのルートに、たいへんなパロディがありました。千花りんと大和は『ブラックプラネット』というバンドが好きなんですが、これは全部『HUNTER×HUNTER』という漫画に出てきた小ネタをそのまま全部パクっています」
 
fee「そうなんだ、知らなかったw」
 
残響「パロディというよりも、丸パクリのレベルで、これはいかんだろ!と思いました」
 
fee「どこまでがパロディかの線引きはわからないけど、パクリはあかんね。サブルートだから、ってところなんでしょうけどね……」
 
残響「書いてる自分が楽しければいいや!みたいな姿勢がタカヒロから感じちゃうんですよね」
 
fee「これは別に批判ではないんですけど……最終ルートは結構シリアスっぽい大事件の話なのに、最後までシリアスを描けませんでしたね」
 
残響「そう言われればそうか」
 
fee「まぁ、最後にシリアスで〆なきゃいけない理由なんてないんですけどw ただ、なんでこの内容をグランドルートに持ってきたの? っていうのが最後までわからなかった」
 
残響「リュウゼツランというからには、子供の頃の思い出(象徴)であるリュウゼツランについて描いた、もっと綺麗なお話になるのかと期待していたんですけど、全然違いましたね」
 
fee「単にバトルの規模が一番デカいっていうだけじゃない?」
 
残響「だけですね」
 
fee「まぁそんな中、僕のアイドルである九鬼英雄君に見せ場がありました」
 
残響「彼は凄く良かったですね」


☆2

残響「それにしてもなんで川神市ってこんなに治安が悪いのかな?」
 
fee「まぁ、川神のモデルは川崎市なんですけど、川崎は治安が悪い、という定評は確かにありますよ」

 
残響「そうなんですか」
 
fee「一つは工場が多いのと、競馬場とか風俗街があるんですよね。その辺で、治安が悪いというイメージがついたのかな。同じ川崎でも、新百合ヶ丘とか、その辺りは全然大丈夫なんですが、川崎駅のあたりは治安が悪い、と川崎在住の知人から聞いたことがあります。
まぁでも、昼間とかは大丈夫ですよ。昼間に川崎駅を歩いていても、何でもないです。夜にちょっとハズれたところに行くと、怖い……らしい。僕は夜に川崎のハズレに行った事はないんで、解らないですけど。風評被害かもしれないんで、川崎在住の方の異論反論があればお待ちしています!」

 
残響「なるほど。東京に近いとか、大きな駅があるとか、工場地帯であるとか、都市として、そういうパワーのある場所ではあるんですね。川神も同じで、治安は悪いけど、いろんな人がいて、パワーがあると。『まじこい』をプレイしていると、やっぱり 【パワー】を感じる事があるわけですよ。力場みたいな。猥雑なパワーのある場所で、キャラクターがわちゃわちゃしている。だとすると、物語全体がこういう流れになってもしょうがないのかな、とは思ったんです」
 
fee「こういう話を書きたいから川崎を選んだのか、川崎を舞台にしたらこんな話になったのか、どちらかはわかりませんがw 川崎という街のイメージに【似つかわしい】物語ではありますよね。『つよきす』の舞台である横須賀でオラつくよりは、川崎でオラついた方が【らしさ」はありますw」
 
残響「オラついているような土地柄なら、武の総本山みたいなものがあってもおかしくないかな、と」
 
fee「逆に、武の総本山があるなら、『オラつきを取り締まれよ!』と思うんだけど」
 
残響「あはは、まぁそこはw」
 
fee「武の総本山のお膝元で、愚連隊が暴れてちゃあかんでしょw」
 
残響「そこを言うとね、ちょっとw まぁ確かにw ギャングが多すぎというか」
 
fee「ちょっとおかしい街ですよね。無法地帯ですからね」
 
残響「警察の存在感がまるでないw」
 
fee「大和たちは無法地帯で暮らしているんですね」
 
残響「これでようやくわかったんですよ。大和たちをヤンキーっぽいと仰るfeeさんの意図が、ようやく」
 
fee「そういう街で、身を守るために自警団化したと言われればしょうがないかもしれないけど。でもやっぱり違和感はあるんですよ。警察頼れよ、とか思いますしw」
 
残響「うん……」
 
fee「こんな厳しい環境で生き抜くには仕方ないんだ、と言われればそれまでだけど、これはもう日本じゃないですよね。海外のスラム街みたいな」
 
残響「大和君も、国家権力の中枢にもう少し伝手(ツテ)を作っとけばよかったのに。伝手は全くないのかい、とも思います」

fee「だって、大和たち自体が小ギャングみたいなものですからね。仲間がやられたら、自分の手で敵を討ってやる、ってね」
 
残響「ギャングですね」
 
fee「こういう環境だからヤンキーっぽくなったと言われればそれまでですけど。ただ一応言っておきたいのは、僕はリュウゼツランルートのヤンキーっぽさを叩いているわけじゃないですからね」

 
残響「はい。作品全体の、ですよね」
 
fee「話を変えて。このバトルが熱かった!とか、そういう話はありますか?」
 
残響「そう言われると別になぁ……っていう。シナリオの4.5はヤンキーっぽさによる大幅減点もあるんですけど、バトル自体も特に興味を惹かれず……」
 
fee「ヤンキーっぽさは最初からあったのに」
 
残響「ぼくの場合、リュウゼツランルートで初めてヤンキーっぽさによる 【ぐへぇ】な気分が来たんです。他のシーンでも薄々と感づいてはいたものの、しかし正直『feeさんはそう言ってるけど、ぼくはそこまでは思わないな』って感じだったんですが……リュウゼツランルートでガツンときた。
あと、最初に言いましたが、事前のイメージがもっと綺麗な話かと思ったんですよ。昔の風間ファミリーの思い出話とか」
 
fee「まぁ、その方が良かったよね」
 
残響「その方が良かったですよ。風間ファミリー勢ぞろいでの、初めての夏休み、とか」
 
fee「あ、いいねいいね! 残響さんがそっち書いてよ」
 
残響「はははw でもそうですよ。何も麻薬の話なんてしなくてもいいのにって」
 
fee「実際には、無法都市川神で大規模なギャングの抗争があって、最後はよくわからないけど、突然数か月が過ぎてモモ先輩が卒業して、『勇往邁進!』とかなんとか言って解散してエンディングですからね」
 
残響「ラストシーンでもっと感動的になるかと思ったんですけど。CGは良かったのに」
 
fee「良かったですね」
 
残響「勇往邁進、という言葉で〆るのも良かったんですけど、あれを観ていて、feeさんが以前仰っていた【ヤンキー武勇伝、オレたちイケてるぜ!】的な気分が湧いてきて、そこで冷めてしまったというか」
 
fee「ごめんよ、せっかく感動できたかもしれないのに、僕のマイナス印象を押し付けてしまったばかりに……」
 
残響「いやいや、そうではないんですよ。リュウゼツランルートのヤンキー臭さを引きずっていたところに、最後で【オレたちサイコー!】みたいな終わり方をしたのがね。これはfeeさんがヤンキーと仰るのも解るわー、と後追いで納得した感じで」
 
fee「以前は『まじこい』の雰囲気が心地よいと仰っていましたが、その評価は変わりませんか?」
 
残響「はい。そこは大丈夫です。作品全体の評価は高いままです」
 
fee「それは良かったです」
 

☆3
 
残響「リュウゼツランルートで、エロのモラルが低くなっているところは評価したいですね」
 
fee「あっ、そうなんだ。残響さんは嫌いそうな気がしてたのに」
 
残響「板垣姉妹をこまして脱出するところとか、大和ミルク(隠語)で
京とモモ先輩がパワーアップという、性的モラルの低さがね。四畳半セックスのだらけてる部分と通底するような何かを感じて」
 
fee「僕も、モラルの低さは減点ではないですし、これは叩きではないんですが……美味しい思いをするのは全部大和なんだよな、っていう」
 
残響「はははww」