☆8

 

残響「リフレインルートは好きなんですが、鈴と理樹君に、恭介や真人や謙吾が試練を与えるじゃないですか。理樹君は弱いんだから導かねばならない、鍛えなきゃならないと。彼らの考え方をこう言語化してしまうと、なんだかとてもいやぁな感じがするんです」

 

fee「まぁ、しますね」

 

残響「もちろんこう言語化しちゃうからいけないんだけど、『お前は弱いんだから愛でもって鍛えてやる』という姿勢が、ちょっと鼻につきました。まぁ鍛えないと死んでしまうので、正しい事ではあるんですが。

それに、理樹君は弱いんですけど、弱いからこそ皆が理樹君を大好きじゃないですか。弱いからこそ、ナイーブだからこそ、みんなが理樹君を好きで、それで結びついているところもあって。その辺、feeさんがどう思うかを伺いたいです」

 

fee「え? ちょっと待って。まぁ、あの、いろんな話をいっぺんにされたので、一言で言う事はできないんですが。まず、『教え導く姿勢』が鼻につく、というのは解ります。生死がかかっていなくて、普通の平和な物語でこういう態度を取られたら、もっと嫌悪感は強かったでしょうね」

 

残響「なるほどね」

 

fee「しょうがないじゃない。だって、鈴と理樹の命がかかっていますし。というのが最初の1つめ。

で、次ですけど、そもそも残響さんが仰っていた『教え導こう』と思っているのは、恭介だけでしょ、多分」

 

残響「恭介だけ、そうですかね?」

 

fee「恭介に消極的に賛成している真人もそう思っているかもしれない。明確に、謙吾は思っていませんよ」

 

残響「あ、そっか。謙吾はそのままでいたいと思っているから……」

 

fee「謙吾は、弱いままのお前を守ってやる、と言っています。他の『新リトバスメンバー』たちは自我がなさすぎるので解りません。『鍛えてやる派』は恭介で、消極的には真人も。こんな状況だし、恭介に付き合ってやるか、みたいな感じに見えます。

その他の5人がどう思っていたかは不明なので、あくまでも恭介と真人の意思だと思った方がいいんじゃないですか?」

 

fee「それとは別に。残響さんが強調されるほど、理樹が弱いですか? 僕は疑問に思っています」

 

残響「うん」

 

fee「確かに、バス事故に対応できるほど強くはないですよね。でも、あのバス事故で冷静な行動を取れる人の方が、少ないと思います。作中人物だって、それができそうなのは恭介と姉御くらいじゃないですか?」

 

残響「うんうん」

 

feeバス事故に対応できるぐらい強くする、というのはとても大事ですが、どうしょうもなく弱い奴ではないです」

 

残響「それは確かに」

 

fee「鈴の方はどうですか?」

 

残響「鈴の方が、どうしょうもなさ度は高いのでは……」

 

fee「そうですよね。鈴はちょっとまずいですよね」

 

残響「まずいですね」

 

fee「鈴は、単なる人見知りで片づけられるんでしょうか?」

 

残響「人見知り、なのかなぁ」

 

fee「え、違う?」

 

残響「いや、完全に人見知りですけど」

 

 

☆9

 

fee「西園さんは二重人格だし、小鞠ちゃんも微妙に病んでるし、『リトバスメンバー』って精神病院なんですか?……はるちんは病む一歩手前で、まだ病んでいないけど……」

 

残響「思い詰めているぐらいかな」

 

fee「むしろあの状況で病んでいないのは立派ですけどね。クドは病んでいませんね」

 

残響「うん」

 

fee「来ヶ谷さんは人の心が解らない、という設定があります。全然そうは思えないんだけど」

 

残響「ふふふふw」

 

fee「で、鈴はどうですか?」

 

残響「人見知りというか、自閉症的なところはありますね」

 

fee「マイルドに言うならコミュ障。でもコミュ障レベルはかなり高い。ちょっとマズい。言っちゃなんですが、僕も人見知りだしコミュ障だけど、そんな僕から見てもかなりマズいレベルですよね、鈴ちゃん」

 

残響「周りの人が保護しているからでもあります。理樹でさえも鈴を保護している」

 

fee「まぁ、保護してもらえる環境がずっと続くなら、それでいいような気もしますが。

初対面の相手に対する対応はいくらなんでもマズい気がする。『●●じゃ、ぼけぇ』みたいな事しか言えないし」

 

残響「『つよきす』のなごみと同じで、線の中と外というか」

 

fee「そっか。なごみも言われてみれば相当マズいなw 僕はなごみの方が段違いで好きなんですが、なごみと同じ症状か。ヒロイン属性が全然違うので、気づきませんでしたw

(なごみもですが)鈴は単なる人見知りじゃなくて、妙に口が悪いのがマズい気がする」

 

残響「口、悪いですねぇ」

 

fee「周りがみんな男で、あんな感じだから影響されたんでしょうね」

 

残響「そこら辺がモブ女子達の反感を買っちゃってるんですよね」

 

fee「残響さんは、反感を買っちゃってるって以前も仰っていましたけど。そんなに強調するほど、そういう描写はないと思うんですが……」

 

残響「もちろん描写はないんですけど、割と物語序盤から、周りの女子によく思われていないというのが出てくるので、へーとは思いました」

 

fee「1、2度あったぐらいじゃない?」

 

残響「ぼくが妙に意識しすぎているのかな」

 

fee「確かにそういう状況はあると思いますけど、作中でそんなに強調されてたかな?という。実際のところ、モブ女子に陰口を言われていたのは、日直をサボって猫と遊んでいるシーンだけでしょ? その時点で叩かれても仕方ないと思う。日直をサボったら、そりゃ言われても仕方ないでしょ。

そこへ持ってきて、男しか友達がいないし、男からはそこそこ人気があるんでしょ?」

 

残響「そうですね」

 

fee「嫌われる条件は整っていますよね。だから嫌われている可能性は大いにあると思います。が、作中ではそこまで強調して描かれてはいなかったと思いますけど……。

条件が整っている割には、むしろ鈴に対する陰湿ないじめがないんだから、良かったねと思いました」

 

残響「あーなるほど、そうですか」

 

fee「来ヶ谷さんよりよっぽどいじめられそうなキャラですよ」

 

残響「確かに」

 

fee「小鞠ちゃんと最初に友達になれたのは良かったと思います。『新リトバスメンバー』の中では、小鞠ちゃんがやっぱり一番の親友なんでしょうか。他のメンバーの事もそれなりに好きでしょうけど、はるちんの事はあまり好きじゃなさそうでしたね」

 

残響「そうですね、確かに」

 

fee「来ヶ谷さんの事が得意な感じもないよね」

 

残響「来ヶ谷さんが得意な人はあまりいないと思いますw」

 

fee「西園さんと鈴の間に共通の話題があるようにも見えないし」

 

残響「うーん」

 

fee「となるとクドとじゃれるか、小鞠ちゃんになるのか」

 

残響「選択肢が少ない」

 

fee「だって、鈴って面白い話できましたっけ?」

 

残響「存在自体は面白いけど、面白い話題が振れるわけではありませんね」

 

fee「猫の話しかできないよ?」

 

残響「そうですね」

 

☆10

 

fee「まぁ、それを言うなら真人も相当ヤバいんだけど」

 

残響「真人は鉄板ネタの筋肉があるから」

 

fee「『旧リトバスメンバー』では、恭介と謙吾は大丈夫。理樹も大丈夫だと思うんです。割とまずいのが真人と鈴だと思います。真人は身体がデカいから、いじめられたりはしないけど。大丈夫なのか?という意味では、僕は理樹よりも真人の方が心配なんですが」

 

残響「なるほど」

 

fee「『リトバスメンバー』以外の友達ができるのかな? 心配だよ」

 

残響「真人はどこに行ってもいじられる気はしますね」

 

fee「真人自身がいじられるのが好きかどうかは、かなり怪しいですよ」

 

残響「自分が認めた人間にいじられる分には構わないんでしょうけど」

 

fee「その、真人が認めた人間が、増えていく気配がないのが……。だって、筋肉の話しかしないですよ?。 筋肉の話しかしない男と話を合わせるのは、なかなか難しいです。僕、相手が筋肉の話しかしなかったら、帰っちゃいますよ。えーと、コミュ力の話でしたっけ?」

 

残響「そうです」

 

fee「『新リトバスメンバー』を見ていくと、コミュ力はダントツトップで小鞠ちゃんですね。次点で言うなら三枝葉留佳ちゃん」

 

残響「風紀委員には目の敵にされているし、一番コミュニケーションを取るべき佳奈多とはコミュニケーションができていませんが、素のコミュ力は高いはず。反動で道化を演じているところもありますから」

 

fee「はるちん本人は、いじられキャラでOKという感じなので、割とどこでも愛されるキャラだと思います」

 

☆11

 

残響「個人的には、はるちんの次が西園さんかなと思っているんですが」

 

fee「西園さんはコミュ力ほとんどないと思うんだけど。来ヶ谷さんやクドより下でしょ」

 

残響「コミュ力の定義を、誰とでも動じずに話せるというふうに解釈すれば、西園さんはあると思いますよ」

 

fee「なるほどねぇ」

 

残響「それは姉御もそうなんですけど。相手に一喜一憂して、無理やり合わせたりするのは本当のコミュ力じゃないと思うんです」

 

fee「本物のコミュ強者ならそれでもいいけど、我らコミュ凡人は、相手に合わせる姿勢も必要だと思いますよ?

僕はストレスを感じずに相手に合わせられる事というのも、コミュ力の範疇だと思いますけど。相手に合わせないのに、自然と皆が寄ってきて愛されるのが理想ですが、西園さんは周囲に人が集まっている感じもないし」

 

残響「うん」

 

fee「コミュ力はないと思う。皆から毛嫌いされる不快要素はないから、マイナスではないけど」

 

残響「はい」

 

fee「西園さんが何人か友達を作っているなら、コミュ力があると言えるんですけど」

 

残響「定義の問題もあると思うんですが、純粋なコミュ力の高さの話ではなく、コミュ力のヤバさという話だったじゃないですか」

 

fee「あー、そっかそっか。ヤバくはな……いやぁ、西園さんはヤバいですよ」

 

残響「友達作り能力は低いかもしれませんが、西園さんの状況的には別にヤバくはないのかなと」

 

fee「西園さんは、孤独に耐えかねて二重人格を作った人ですよ!?」

 

残響「そういわれるとそうか」

 

fee「一人孤独で満足しているならいいけど、満足できなくて寂しいから、架空の友達を作っちゃった子ですよ?」

 

残響「なるほど……」

 

fee「西園さんが『リトバスメンバー』に入った理由だって、『眩しいけど、触れてみたい』。憧れみたいな感じですよ」

 

残響「そういうふうに捉えるのか……」

 

fee「理樹にしつこくされて、仕方なく入ったわけではありません。『眩しすぎて、自分のいる場所ではないと諦めていましたが。それでも触れてみたいと思いました』ですよ。凄く自分に自信がなくて、引っ込み思案で友達が作れなくて、イマジナリーフレンドまで作っちゃったんだから、コミュ力はかなりヤバい……というか、西園さんルートでもこの話は多少触れて、共通見解に達したと勝手に思ってたんですけど、違ったんですか……?」

 

残響「友達が作れない事を受け入れていたけれど、でも私にもできるかも、ちょっとやってみるか、的なノリだったと思ったんですけど、西園さんは」

 

fee「ないないない、それはないと思います。証拠は日傘です。日傘が手放せないのは何故かと言うと、自分の弱みを見せられないということですよね。

影がないというコンプレックスを人に知られたくない。自分にとって弱点になるものを、人に曝け出せない。友だちになりたいと思う相手にすら、です。日傘を捨てて、選手として野球ができて初めて、コミュ力があると僕は思います」

 

残響「なるほど、そういう考えかぁ」

 

fee「西園さんは、僕から見て『守ってあげなくちゃいけない』存在です」

 

残響「ぼくはまるで逆に見えていました。西園さんは守らなくても、自分一人でやっていける人だと思っていました」

 

fee「マジか~……。対談的には『いろいろな見方がありますね』で流した方が穏当ですけど、僕はちょっとここに関しては譲れないかなぁ」

 

残響「ふむふむ」

 

fee「理樹君が誘ってあげたから、西園さんが救われた、と思っています。理樹君が誘わなかったら、死んでいたかもしれない、それぐらいの感覚です。

リフレインの話ではなく、西園さんルートの話になりますし、既にこれは語った内容だと思うんですけど……。

美魚ちゃんは、幸せになる事に罪悪感がある。自分が寂しさから作った美鳥ちゃんという別人格を捨てて、殺して、友達を作って幸せになることに、罪の意識があります。

それならば、コミュニケーション能力の高い美鳥ちゃんが、表に出て好き放題やった方が、西園さんの肉体にとっては良いのではないか。そう思っているからこそ、美鳥ちゃんが表に出てきて、美魚ちゃんは消えようとしています。

美鳥ちゃんに身体を渡すというのは、『美魚ちゃん』という人格が表に出てこなくなるということ。消極的自殺だと思います。

美鳥ちゃんに身体を明け渡して、ずっと一人で、それでいいんだと諦めている。でも本心からそう思っていたなら、美魚ルートの最後で理樹のところに帰ってはこないし、野球のメンバーにも入らない

一人で超然としている人ではないです。超然としているように、見せたいだけです」

 

残響「そっかぁ……」

 

fee「というかこの話は、共通の見解だったと思ったんですけど、違ったんですね……」

 

残響「そこまで深くコミュニケーションについて悩んでいるキャラだとは思っていなかったですね。そこまで深く、という」

 

fee「深く悩んでもいないのに自殺したり、イマジナリーフレンドを作ったりしますか?

無人島に流されて孤独、とかではなく、学生は周囲にたくさんいるんだから、コミュニケーションを巧く取れれば友達はできるのに。

逆に聞きますと、どうして深く悩んでいないと思ったんですか?」

 

残響「おどおどしているように見えない、というのがぼくの説の理由です」

 

fee「外見はおどおどしていないですね」

 

残響「内面はしていると」

 

fee「してますね」

 

残響「なるほど」

 

fee「なぜかという理由は先ほども言いましたが、『傘を捨てていない』から。おどおどしていないなら、傘だって捨てられますよ。美鳥みたいに。美魚ルートの最後で、傘を捨てた美魚なら、もう大丈夫。コミュ力は多少ついた、と思います」

 

残響「ですか……西園さんが寂しい雰囲気を持っている女性だというのはぼくもわかります。でも、西園さんが他人をそこまで渇望していたというのは、ぼくは考えていなかったので、feeさんの話を聞いてびっくりしています」

 

fee「そこも含めて大好きなんですけどね。美鳥ちゃんという架空の友達を作っている時点で、相当切実だと思います。後は、これは論拠としては弱いですが、美魚ちゃんの加入シーンで、美魚ちゃんは『リトバスメンバー』の事を『眩しい』と表現しています。自分が入っていけない眩しさ。でもそれは裏返せば『入っていきたい』という切望があるんでしょ? 羨ましいのでしょ?」

 

残響「あぁ~そういうふうに捉えるのか」

 

fee「羨ましくない対象に『眩しさ』は感じないと思います。

羨ましいけど、自分は入っていけない。いろんな理由があります。1つは、日傘を捨てられないせいで、野球ができない。2つ目は、自分だけが幸せになったら、美鳥ちゃんに申し訳ない。

これは強調されていなかったので、単なる推測ですが、3つ目には、今まで友達集団に入った経験がないから、自分にできるかどうか自信がない、というのもあると思います」

 

残響「うーん。なるほど。結構ずれがあったんだなぁと。feeさんの仰ってくれたことは納得できました。なるほどなぁと思って聞いていました」

 

 

☆12

 

fee「話を戻します。来ヶ谷さんは美魚ちゃんよりは良いと思います。自分から『楽しそうだから、私も混ぜろー』と言いに来る事ができていますからね」

 

残響「なるほど」

 

fee「『リトバスメンバー』に混ざる前に、友達がいた形跡はあまりありませんが」

 

残響「ふふふw」

 

fee「来ヶ谷さんは大丈夫です。好き嫌いが分かれるタイプではありますけど。エロゲヒロインとして、プレイヤーからの好き嫌いが分かれるという意味ではなくて、来ヶ谷さん的な人が側にいたら、好む人と嫌がる人がいるという意味です。

来ヶ谷さんのノリが苦手な人は絶対いると思います」

 

残響「いますね」

 

fee「来ヶ谷さんは、おどおどしていません。コミュ力が高いとは思わないけど、まぁ何とかなるでしょう。コミュ力がヤバいのは鈴ちゃんがワーストで」

 

残響「ダントツですね」

 

fee「ダントツ、かなぁ。美魚ちゃんも結構マズいと……でも鈴の方がマズいか。

美魚ちゃんは能動はできないけど、受動はできますし。鈴ちゃんは向こうから近寄ってきてくれても、無理ですからね。ゲーム的には面白いけど、話しかけた相手がいきなり『フカー!』とか言ってきたら……」

 

残響「うーんww」

 

fee「クドのコミュ力をどの程度高く評価するか。クドははるちんに近いけど、はるちんと違って、いじられキャラである事を嫌がっている節があるので、はるちんよりは厳しいポジションかなと思います」

 

残響「クドは外国人だし、日本語能力や英語能力に問題がありますから」

 

fee「日本語能力はちゃんとしていますよ」

 

残響「ズレというか。周囲が観る外国人像と、クドの『自分がこう見られたい』というイメージにギャップがあるので、そこがコミュニケーション面で足を引っ張っているように思います。1対1で話す分には問題ないけど、クド本来とは違ったイメージが、出回っている。内的要因よりも外的要因ですかね」

 

fee「クドもちょっと独特のノリがあるじゃないですか。そこについていけるかという問題が一つ。あと、クドはどちらかというと天然ボケキャラなので、いじられるのが平気かどうかというのがあって、いじられるのが平気なら問題ないですけど、真人と同じでクドはあまりいじられるのが好きではないですよね。変とか思われるのは嫌だし。道化を敢えて演じているはるちんと、天然ボケの真人&クドでは、立ち位置がちょっと違う」

 

残響「うん」

 

fee「そう考えると、ちょっとヤバい寄りかなと。真人よりはノリも万人向けなので、大丈夫そうですけど」

 

残響「そうですね。真人が特別おかしいw」

 

fee「喋れば喋るほど、真人のヤバさが浮き彫りになってきました……」

 

残響「まあ、真人も昔よりは器が大きくなりましたけどね」

 

fee「真人はトーク面が厳しい」

 

残響「傍から見ていれば面白い人なんですけど。コミュニケーション不全ではありますよね」

 

fee「面白い人なので、話しかける事は出来ると思うんですが。真人はちょっとおかしい人なんで、どうしてもコミュニケーションをとる際に、少し僕の方からいじる形になっちゃいそうだし、真人はそういうの嫌いそうだし難しい」

 

残響「『リトバスメンバー』は、結構真人の度量に甘えている節はありますよね」

 

fee「かなり真人いじりがきついから……」

 

残響「そうですね。みんなからいじられているけど、真人は怒らないであげている。そういう意味で真人は結構度量が広い。真人はあの楽しい日常を守りたいと思っている。自分がいじられているという事も含めて、守りたい日常に入っている。皆を包み込んでいる」

 

fee「そっか。真人は成長して、今ではいじられても平気なのかもしれないですね」

 

残響「そうですね。子供の頃は怒っていたけど、成長したのかも」

 

fee「『新リトバスメンバー』からいじられても怒っていないなら、真人は多分大丈夫ですね。しかし『新リトバスメンバー』は、来ヶ谷さんぐらいしか他人をいじるキャラはいないし、来ヶ谷さんにはやっぱり苦手意識ありそうですけど……。このゲーム、圧倒的にボケキャラが多いので」

 

残響「まぁ確かに」

 

fee「クドあたりとは結構仲良くできてる気がします。真人のノリにクドもついていっているし……やっぱり2人はベストコンビなのかな? ノリが似てる」

 

残響「なるほどね。永遠に2人でボケ続けているようなコンビですけど」

 

fee「それでいいんじゃないですかw 誰も止める人はいない」

 

残響「筋肉筋肉 わふー! だけで永遠に2人の世界に……」

 

fee「この2人ならそれだけで他に会話は要らないですね。周りから見たら『なんだこいつら。2人でやってろよ』でしょうけど」

 

残響「筋肉筋肉というだけで、和めるのは人徳なんでしょうね」

 

fee「真人を嫌い、というプレイヤーはあまりいないと思います」

 

13

 

fee「一体何でこんなにコミュ力の話になったんだっけ……。あ、そっか。残響さんが『理樹を鍛えようとする人たちの思惑が嫌だ』という話をして、僕が、『理樹君よりヤバい奴がゴロゴロおるやろ!』というところからこうなったのか」

 

 

残響「ですね」

 

fee理樹君が弱い、という前提で残響さんは話している節がありますけど、僕はそうは感じません。確かに恭介に頼りがちなところはありますけど、佐々美の取り巻き女子3人組が佐々美に頼っているのと変わらなくないですか? 学生時代、ヤンキーの腰ぎんちゃくみたいな人は割といた気がするし、大人になってもまだそんな事をしている人もいますよ?」

 

残響「いますね」

 

fee「でもそれで、そんなに大きな問題にはなっていないんじゃない? 恭介がずっと見捨てないでいてくれれば、あるいは新しい恭介役を見つければいいだけの話で。

そりゃ、自立して生きるのが一番良いですけど、実際問題、みんながみんなそうできるわけでもなければ、リアル社会でも全員がそうしているとも思えないし。他人に頼り切りで主体性が薄い人はいくらでもいますし、ましてまだ高校2年生。理樹君がそこまで『弱い』と連呼されるほど、ヤバいレベルだとは思いません

 

残響「そうですね。ヤバいレベルのヘタレは理樹じゃなくて、鈴だということはわかりました」

 

fee「鈴は、事故とか関係なくちょっとヤバいかもですね。何かしらのサポートが必要だと思います。……そういえば鈴がヤバいかどうかの話はしているけど、鈴の魅力について全然話してないじゃん。鈴ちゃんはかわいいですか?」

 

残響「うーん……マスコット的には非常に良いんですけど。純粋だなと思います。リフレインは理樹君だけの物語ではなくて、鈴の物語でもあるんだな、とも感じました。小鞠ちゃんとの友情シーンは、とても綺麗だった。鈴も頑張ってるんだなって。

鈴と小鞠が世間話をしている事に、理樹が感動するシーンが佐々美ルートにありましたが、それで感動するぐらい、以前の鈴のコミュ力は絶望的だったんだなって。

理樹が好かれている理由の1つに弱いからというのがあったと思うんですが、さらにそれを純化させたのが鈴なのかなと。ずっと、女性というか女になるわけでもなく、好きなように猫のように生きている。幼いかもしれないけど、羨ましい生き方だなと。恋愛以上に、羨ましさを感じるんですね。弱い事は悪ではないけれど、役に立っているわけではないという……」

 

fee「色々言いたい事はあるけど……」

 

残響「好きか嫌いかというと、嫌いじゃないけど、全肯定というほど好きでもないです」

 

fee「いろんな要素が出たので、これまた11つ話していきますけど。まず、鈴が頑張っているのは、僕もそう思います。『リトバス』という作品自体、理樹君よりも、鈴が頑張っている話だと思います。だって、鈴は最初猫が飼えなかったんです」

 

残響「うん」

 

fee「猫が死んだら、あまりにもかわいそうで、ふさぎこんじゃった。だけど、2匹目の猫が亡くなった時は、最後まで遊んであげました。佐々美ルートと全く同じで、佐々美のように鈴は亡くなるまで猫と遊んであげた。

なぜそれができるようになったかというと、鈴が強くなったからだし、恭介が猫を連れてきては鈴に渡して、別れに慣れさせようとしていた。同時に、猫を育てる事で鈴に責任感を持たせる意味合いもあった。

で、その後、併設校からお偉いさんがやってきた時も、かなりヤバい状態ながら、ギリギリなんとか対応できた。だから、成長しています、凄く。

成長しだしたのは高2になってからみたいで、高1までの鈴は超ヤバかった。高2になってから、恭介が主導して鈴の成長が始まったんです。恭介が猫をたくさん渡したりしているのは、多分ループする前だと思います。バス事故が無くても、このままじゃマズいと思った恭介が、自発的に動いたんだと思います。

で、鈴は成長を始めたんだけど、恭介があまりにもスパルタな事をするから、リフレイン開始時には鈴が幼児退行しているんですけど。鈴の成長についてはこんなところでしょうか?」

 

残響「はい」

 

fee「で、理樹が弱いから、みんなが理樹を好き、というのは本当にそうですか? 

僕、*4さっきからずっと理樹はそんなに弱くない、と言い続けてきたんですが、納得していただけなかった、という事ですか? まぁ、理樹の強さに関しては『解釈の相違』という形でそのままでも良いけれど、『弱いから好き』というのはどう考えても違うと思います」

 

残響「うーん」

 

fee「たとえばですけど、西園さんが理樹を好きな理由は、弱いからじゃありません。クドも違う。小鞠さんも違う。鈴も違う。はるちんも違う。

理樹の事を弱いと思っているのは、恭介、真人、謙吾、後は来ヶ谷さんも思っているかもしれないけど、よくわからない。多く見積もっても4人です。明確に違うのは5人」

 

残響「そういわれたらそうか」

 

fee僕はそもそも理樹君が弱い、という前提自体を疑うべきだと、さっきからずっと主張しているんですけど……。バス事故に直面して、咄嗟に素晴らしい反応ができるほど強くはない。でも、一般的に見て弱いですか?」

 

残響「うーん」

 

fee「一般的に見て弱くないのなら、『弱いから好き』というのはそもそもおかしくないですか?

西園さんは理樹を『頼りにしていた』と思います。自分を引っ張って『リトバスメンバー』に入れてくれた人ですから。もちろん『ハワイに行きたい』というシーンでは、子供みたいな人だ、とも思ったでしょうし、そこも含めて理樹に好ましさを感じたと思います。

小鞠さんから見ると、理樹君は一緒にボランティアをやる仲間で、一緒にお菓子を屋上で食べる、話しやすい男子です。弱いから好き、という話はなかったはずです。頼りない理樹君を導いてあげよう、という小鞠さんの思惑は、僕は読み取れませんでした。

クドに関しては、自分の容貌とキャラのギャップに引かないで接してくれた理樹君に恋をしたので、弱いとか強いとかは関係ないです。クドが母性愛をむき出しにして理樹をかわいがっているわけでもありません。

はるちんだって、一緒にトラブルに巻き込まれる男子というか。ちょっと気弱な男の子、程度には思っているかもしれませんが、『この男子を守ってあげなきゃ』という感じではないはずです。

庇護欲を掻き立てる外見なのと、実際の弱さは別ですよ。理樹君の外見はなよなよしているけど、本当に残響さんが何度も強調するほど、弱いですか? 実際に皆が理樹君の弱いところに惹かれたわけではないし、『新リトバスメンバー』は、『理樹君が弱いからみんなで守ってあげないと』という団結で繋がった人々でもないと思いますが」

 

残響「なるほど」

 

fee「点数は変わりないのに、バトル対談っぽくなりましたね」

 

残響「ズレがありますね」

 

fee理樹が弱い、と主張したいなら、残響さんなりの根拠が欲しいです。

実際に、『理樹は弱い』という台詞は恭介あたりがよく言うんです。恭介から見て、理樹が弱いのは間違いない。真人や謙吾もそう思っている。でも、真人と謙吾の二人に関しては、『事故』が前提にあって、『事故に対応できない程度には』弱い、というだけの話かもしれない。

女子連中の方が人数は多いんですよ? みんながみんな理樹君を弱いと思っているとは、とても思えないです」

 

残響「男にしては根性が足りない、という自分が大嫌いな発想から出発して、理樹君を頼りなく感じているだけかもしれない」

 

fee「『みんなが理樹を鍛えたがっている』発言でも思いましたが、恭介の見方をそのまま受け取りすぎじゃないですか? ちょっと優柔不断な、普通の男の子だと僕は思います。外見はショタっぽいけど、中身はそんなになよなよしていませんし。バス事故がなければ、高校2年生として問題ない普通の男子でしょ」

 

残響「リフレインルートなどで、理樹君が凄く頑張っている姿に感銘を受けまして。頑張って成長する物語、ということは元々は弱かった、という発想で、理樹君が弱いのだとずっと思いこんでいるのかもしれない」

 

fee「頑張ってはいますけどね」

 

残響「頑張っているということは、元は弱かった、という思い込みがあったのかも」

 

fee「強くはない、けど。……そこまで弱くもないと思うんだ」

 

残響「理樹君はショタ系の美少年としてもレベルが高いから……」

 

fee「でもそれは、外見の印象に引きずられているんじゃないのかな?」

 

残響「自分もそう思えてきました」

 

fee「そんなに言うほどヘタレ主人公ではないと思うんです。まぁ僕は逆に外見がなよなよしているからこそ、『意外としっかりしてるじゃん』とプラス補正がかかっている可能性もあるんですが。

来ヶ谷さんは、気弱な少年をからかうのが好きそうだから、来ヶ谷さんに関しては『弱いから』好き、もありえますけど」

 

残響「からかい上手の来ヶ谷さん、ですからね」

 

14

 

fee「で、話が一々横道にそれるんですが、何の話をしていたかというと鈴の魅力について。ストーリーとして、鈴がメインヒロインだというのは、非常に妥当だと思います。何故なら、一番成長しないとマズい娘だからです」

 

残響「wwwwww ダメなやつだからこそメインにふさわしい、というのは凄いなww

 

fee「そう、ダメな奴だからこそ、『リトバス』のテーマに非常に合っているし、『リトバス』のメインヒロインは鈴じゃなきゃいけない、と。テーマを体現しているキャラクターです」

 

残響「『リトバス』の主題歌は理樹を励ます歌だと思っていたんですけど、鈴を励ます歌だったのかなと今思って」

 

fee「実は僕、あの主題歌は作品に合っていないような気がしたんですけど。……えーと、『君も一人、僕も一人……』 。僕、ということは歌詞の視点は多分男なんですよね?」

 

残響「それもミスリードなんじゃないのかな、って思ったんです」

 

fee「? うん」

 

残響「僕、とは歌っていますけど、別に、鈴の歌でもいいよなって」

 

fee「え?? あの、ごめんなさい。またまたちょっとキツい言い方になりますけど、それは誤読ですよ」

 

残響「誤読ですか?」

 

fee「これは僕が、君に向けて、『君』を励ます歌です。って事は、『僕』の性別は関係ないです。励まされているのは、『君』ですし、『君』が男か女かはわからないです。違いますか?」

 

残響「……いえ、そうですね」

 

fee「まぁ、一行ごとに語り手が変わっているとか、そういう技巧がこらされていた場合はこの限りではないんですけど。

最後は、『その足は歩き出す。やがて来る過酷も。乗り越えて【くれるよ】、信じさせて【くれるよ】』ですよね。【くれるよ】の【よ】は呼びかけですから、他人、つまり君の足なら、過酷な事も乗り越えられるよ、と『僕』が呼び掛けている」

 

残響「そか。励ましているというか、呼びかけている歌なんですね」

 

fee「そうですね」

 

残響「鈴と理樹以外の8人が、鈴と理樹に送っているメッセージソング、というふうに捉える事は可能ですか?」

 

fee「うん。それは可能だと思います」

 

残響「そっちはできますか。あぁ、なるほど」

 

fee「一番素直に読むなら、『僕』が恭介で、『君』が理樹&鈴。もしくは、『僕』が理樹で『君』が鈴だと思います。励まされているのはどのみち、理樹か鈴です。

ただ、『みんなで作った輪が大きくなりすぎて、時には君の姿さえわからなくなって』とか、そんな展開あったかな?と思いますけど……。そういう意味で、歌詞が作品に直接結びついているようにも思えませんでした。で、だから鈴の話をさせてくれよ!」

 

残響「失礼しましたw

 

fee「鈴がダメなやつだから、テーマ的に合っているという話でした。鈴がヒロインとして好きかと言ったら、あまり興味ないです」

 

残響「ストーリー上は必要なキャラですけど、好きかと聞かれると」

 

fee「残響さんが苦手な『自分が理樹なら誰を恋人にするか』話だと、どうですか? 鈴はないですか?」

 

残響「ないですね」

 

fee「僕もないな。でも、鈴を恋人にすると『リトルバスターズ』の恭介も家族だし」

 

残響「そうか、自分は『リトバスメンバー』になれるのか! それなら話が変わってくるぞ!?」

 

fee「鈴自体の魅力じゃなくて、『旧リトバスメンバー』の男たちとの友情を深めるために、鈴とくっつきたいというふうにしか聞こえない……」

 

残響「うわ、最悪だ……でもどうしても心惹かれる」

 

fee「付加価値が高いというやつですね。他のキャラとくっついた場合、謙吾とかは大丈夫そうですけど。恭介とは将来疎遠になる可能性があって。恭介とある程度関わりを持ち続けたいなら、鈴を狙いましょう」

 

残響「昔のビックリマンチョコみたいに、サブであるはずのシールを目当てに、メインのチョコを買って捨てるがいましたけれど、それと同じように鈴を捨てるという……」

 

fee「いやいや、鈴は捨てないでしょ。鈴を捨てたら恭介は激怒しますよ。捨てるぐらいなら、選ばない方がましです」

 

残響「そうか。捨てちゃだめか」

 

fee捨てたいのか、そんなに!

 

残響「ははは。まぁ、鈴とワイワイくっちゃべっている分には楽しいと思います」

 

fee「僕は凄く迷うところで、小鞠ちゃんと美魚で迷います。美魚が一番、好き。女性として惹かれる。恋をする」

 

残響「ガチ恋ですかww

 

fee「美魚に恋をすると思うけど、小鞠ちゃんとくっついた方が人生楽しそうな気がする。だからこの2人が候補かな。他のキャラが嫌いというわけでもないんですが。

僕、大体どのゲームでも同じような事を言っていません?」

 

残響「確かに」

 

fee「やっぱりパートナーにするなら、あまり物事に動じない、明るくポジティブで行動力があるキャラが良いんですよ。でも性的に惹かれる対象は、守ってあげたいタイプで、今回の場合は美魚になるんです」

 

残響「間をとって、1週間に2回ぐらい美魚ちゃんとデートできれば良いなぁと思うんですけど」

 

fee「小鞠ちゃんを正妻にして、美魚ちゃんを愛人にする話ですね、わかります。それが許されるならそれでいいけど」

 

残響「小鞠ちゃんは幸せスパイラル理論で愛人も許してくれそう」

 

fee「確かに許してくれそうな気もするけど、病んじゃったら嫌だな」

 

残響「その可能性がないとも言えない……」

 

 

☆好きなキャラ順位発表

 

 

fee「残響さんが佳奈多さんと沙耶さんをクリアしていないので(僕も沙耶はクリアしていない)、それ以外の主要人物で。好きなキャラ順位発表のコーナーです。佳奈多さんは葉留佳ルートにも出てくるので評価できなくはないけど、本人ルートをやらないで評価するのも不公平かなと思いまして」

 

残響「はい」

 

 

5

fee 笹瀬川佐々美

残響 来ヶ谷唯湖

 

fee「ふむ、なるほど」

 

残響「やはり佐々美さんは本人ルートで株が上がったんですね」

 

fee「佐々美を入れるかはほんと迷いました。キャラの魅力ではトップ5に間違いなく入るんですが、追加ヒロインなんだよなぁと。まぁでも迷ったけど、かわいさに免じて入れました」

 

残響「かわいさに免じてw 来ヶ谷さんはもうちょっと上位に行くかなと思っていたんだけど、意外に伸びませんでした」

 

4

fee 直枝理樹

残響 棗恭介

 

fee「男対決」

 

残響「うん」

 

fee「理樹君がそこまで好きかというと微妙なラインなんです。理樹君の外見はかわいいですよね。ヒロインと同じような目で見てしまう。基本的に*3女装娘とかTS、男の娘、にはそんなに興味がないつもりですが、理樹君ならイケそうw

恭介は、世間での人気がとても高いですね」

 

残響「はい」

 

feekeyの全キャラ人気投票みたいなやつで、『リトバス』の中では1位だったはず」

 

残響「スバル萌えのぼくとしては、うなずける順位ですね」

 

fee「その割に4位なんですね……」

 

残響「3位が自分の中では番狂わせでした」

 

3

fee

宮澤謙吾

残響

直枝理樹

 

fee「まーた男対決理樹君ねぇ」

 

残響「ショタパワーが強いとか、受けとか萌えとか」

 

fee「理樹君受けのHシーンで、理樹君が感じている顔が書き込まれていないのは不満です……って以前も言った気がするな」

 

残響「エロゲメーカーとしてのkeyのリテラシーのなさにはがっかりですよ!」

 

fee「ほんとガッカリですね」

 

残響「そこは外しちゃいかんだろうと」

 

fee「特に来ヶ谷さんにパイズリされているシーンとか、はるちんにフェラされているシーンとか色々あったのに。そこでの理樹君の表情が見たいのに」

 

残響「これはkeyの手落ちですよ!」

 

fee「まぁ理樹君を作ったのもkeyだからね…」

 

残響「せっかく良いキャラを作ったんだから、もっと頑張れよと! 非常に勿体ない。理樹君は美少年度が高すぎる」

 

fee「美少年……なのかな? 一般的に連想される美少年とはまたちょっと違う気もするけど。中性的、とかそっちの方が。まぁいいかw

 

残響「狙いすぎではないか、という気もしますけど、それでも理樹君受けの性的なポテンシャルを全然活かせなかったのは勿体ない」

 

fee「僕は謙吾が3位ですね。特に語る事もないんですが……」

 

残響「真面目とバカが両立しているというか」

 

fee「身も蓋もない事を言っちゃうと、謙吾の訴えに一番心を惹かれたんですね。一番子供というのも含めて。恭介は立派だと思いますが、自分とは隔たりを感じるんですよ。敬う対象か、あるいは反感を抱く対象か。恭介は、ちょっと底が知れないあたりが怖いところもあるし、鈴ノーマルルートでのスパルタはやりすぎだろうと思いましたし、どうしても厳しい目で見てしまう。佳奈多さんもそうですけど、『本当は良い奴なのに、悪役を敢えて買って出た』タイプのキャラは、すごく偉いんだけど、『100%好き』になりづらくて。

自分の側にいつもいて、友達になってほしいのは? と考えたら謙吾でした。恭介や真人も良いんですけども。

1位はもう発表する前からお互い西園さんだというのは解りきっているので、2位と1位はいっぺんに行きましょう」

 

残響「わかりましたw

 

 

fee

2位 神北小鞠

1位 西園美魚

残響

2位 井ノ原正人

1位 西園美魚

 

残響「なるほど」

 

fee「西園さんが2人共トップに来る対談ランキングは、なかなかないだろうなぁ……。一般的なアンケートを取ったら、上位に来そうなのは恭介、クド、理樹君、あたりじゃない?」

 

残響「そうですね」

 

fee「クドがお互いのトップ5に入っていない」

 

残響「ほんとだ!」

 

fee「でも僕、クド6位なので、次点なんです。折角だから6位以下も一応貼って観ますか」

 

 

fee

 

1西園美魚

2神北小鞠

3宮澤謙吾

4直枝理樹

5笹瀬川佐々美

6能美クドリャフカ

7井ノ原正人

8棗恭介

9三枝葉留佳

10棗鈴

11来ヶ谷唯湖

 

残響

 

1 西園美魚

2 井ノ原真人

3 直枝理樹

4 棗恭介

5 来ヶ谷唯湖

6 宮澤謙吾

7 神北小毬

8 笹瀬川佐々美

9 能美クドリャフカ

10 三枝葉留佳

11 棗鈴

 

 

fee「鈴は低いなぁ……はるちんも」

 

残響「謙吾を5位にしようか迷ったけど、そうするとベスト5のうち4人が男性になっちゃうので……」

 

fee「それはちょっとねぇ……僕も7位ぐらいまではベスト5に入れるかどうか悩みました」

 

残響「ぼくも小鞠を落とすのかぁ……という悩みはありました。だからぼくも7位ぐらいまでは十分ベスト5の射程圏でした」

 

fee「読者へのフォローでも何でもなく、僕、嫌いなキャラはいないです」

 

残響「ぼくもいないです」

 

fee「来ヶ谷さんだって僕、嫌いじゃないですから。嫌いなキャラを叩く場でもないし」

 

残響「順位をつけるとこうなってしまったということで」

 

fee「僕の場合、本当に嫌いだったらもっと対談でボコボコに言っていますからね……」

 

残響「ですよねw

 

fee「鈴はメインヒロインなのにこの順位……」

 

残響「かわいそうに……」

 

fee「クドは、僕がギリギリ6位だし。ベスト7は『次点』だったという事なので、お互いベスト8位以下だったのは、はるちんと鈴の2人だけか」

 

残響「はるちん、悪い子じゃないんですけど」

 

fee「全然悪い子じゃないですよ、はるちん。でもまぁ、普通の子だなって」

 

残響「普通の子、というのも大事な事ではあるんですけどね」

 

fee「クドは、理樹に片思いしているという設定があって。共通ルートの段階で、明確に理樹に恋愛感情を持っているのは、クドだけだと思うんです(葉留佳も持っていたかもしれないけど)。

鈴も付き合いが深いからよく解らないところがありますが、それ以外の新リトバスメンバーで、『恋』を強く意識しているのはクドだけなので。佐々美ルートでは、理樹君に好きな人ができた事に対して、クドがちょっと辛そうにしているシーンがあったり。健気というか、僕はそういう子を見ると良い意味で心が痛むんです。クドも幸せにしたいな、みたいな。

失恋キャラ萌えだろ!と言われれば、まぁそうなんですけど。はい。

7位の真人は単純に愉快なんで。結構好きです。5位の佐々美は追加キャラだし、4位の理樹は外見の比重が大きい、ということで、この2人をベスト5から外すと、スライド式にクドと真人がトップ5に上がる感じです」

 

残響「feeさんはやっぱり姉御が低かったかーと。お姉さん属性が苦手というか、あまり高くはないとは思っていたんですけど。まぁ来ヶ谷さんは理樹君と同学年なので年上じゃないんですけど、属性的な意味ではお姉さん属性かなと」

 

fee「でも、モモ先輩より好きだし、乙女先輩よりも好きだよ? まぁ、僕は『守ってあげたい女の子を好き』になるケースが多いから。これは男尊女卑とかじゃないんですけど。甘やかされるのも好きですけどね。残響さんの方は、メインヒロインがまさかの最下位……」

 

残響「自分でも、ここまで下がるのかーと思ったけど、動かしようがなくて」

 

fee「僕は、1位の西園さんは動かないとして。2位と3位は僅差なので日によって変わるかもしれないし、4位~7位もブロックで気分次第で変わりそう。恭介はこの位置で動きません。

残りの3人もブロックだけど……あーでも、鈴を最下位にはしないかな。メインヒロインはなんとなく最下位にしたくないw はるちんと唯ちゃんはどちらが最下位でもいいです」

 

残響「ぼくは1位西園さんと2位の真人は固定なんですけど。理樹君は予想外に上に来ました」 

 

 

 

 

*1似たような傾向を持つ作品として『ナツユメナギサ』という作品がありました。あの作品の最終ルート(あるいは作品全体)に僕が感じた不満、欠点はこの対談の『リフレイン』と全く一緒です。

 

*2『スーパードラモンクエスト』っていう、相当面白いドラクエRPGがあるんですけど、唯一の不満点がそこですわ。突然ゾンビに追いかけられるミニゲームがあって、何度やっても逃げ切れない上に、ゾンビ怖いし。もうゾンビ嫌だ―怖いー、反射神経がダメだからRPGやってるのにぃ……って。なんとかクリアしたんですけど、ミニゲームカットさせてくれればいいのにって思いました(リトバスと関係ないのでカットしたんだけど、対談時の台詞そのままにお届けします!)

 

*2-B ちなみに、製品でもたまにあります。『サモンナイト』は金策がミニゲームに頼らないと非常にしんどいので、『2』以降やりませんでした。

 

*3 ふたなりは好き。興味のない人にはサッパリでしょうけど、いろいろこだわりがあるんですw 対談の特性上、この対談でTSやふたなり娘が出てくる事はあまりなさそうだけど……。

 

*4 これは、苛々しましたね。物語には、『解釈の相違(どちらとも取れる))』部分と、『明確に違うと言える』部分があって、解釈の相違なら、「あなたはそう考えたんですね」で済ませたいと思っています。何が何でも持論を押し付けたいとは思いません。

 

ただ、今回の『西園さんの在り方』と『理樹が弱いから、みんなが理樹が好き』の2点は、

僕から見ると、『おいおい!ちゃんと読んでるのか!?』と思ったレベルでの『誤読』だと感じました。

 

(『理樹が弱い』というのは、相対的なものなので、『解釈の相違』で構いません。ただ、理樹が弱いとは思わない、という話をして一段落ついた直後に、再び持ち出された(それも鈴の話で、理樹の話ではない時に)ので、エキサイトしました。

該当箇所はこの色で塗りました。僕が怒る気持ちも解ってくれると思う……。

 

もちろん、残響さんが挙げてくれた論拠に僕が納得して、僕が自説の間違いを認める展開も可能性としてはあったので、反論があれば聞くのはアリだったんですが(過去の対談でそういう例が幾つかあります)。