2009年10月02日
創刊号 構造解析
設計者に捧ぐ構造解析 ブログ第1号
■設計者自身やる構造強度解析の価値
設計者にとって構造・強度解析が簡単にできることはうれしい。
次の2つの点からそれが言える。特に以外であり強力と感じるの
は、(2)の効果。
(1)時間の短縮
例えば、一般的な製品設計の流れとして・・・
a)CADモデル設計
↓
b)熱・構造強度解析の依頼
↓
c)解析
↓
d)改良点のレビュー
↓
e)改良CADモデル設計
↓
f)b)に戻る・・・
いちいち、形状CADモデルができる度、解析担当に成立性
(強度が十分か)のお伺いを立てたり、設計パラメータを変
するたび解析ルーティンを回し、設計のタイムラグが増え
る。
これまで、筆者自身も精密機械の設計をやってきたが、CA
Dモデルを作った段階で、構造的成立性をすぐ検討できるこ
との気分の良さと時間短縮を肌で感じてきた。
(2)強度実験の経験の増加(パラメトリックスタディ)
解析=(机上の)実験、となることもなりうる。
「所詮計算上だろ」と、データ精度に物申す人もいるかとは
思うが、筆者もその通りだと思う。
しかし、その論は2つの点を大損をしている。
現物は通常1つしか作らないから、実際の破壊実験や試作
試験のデータ取得は、1つのケースに限られてしまう。
現物の実験データから厚みを変えたりRを変更したり、プラ
ンBモデルのデータを得る(推定する)ことができる。
プランBモデルの製作費の大半は浮く。
また、CADモデルの応力発生状況を、自由なパラメータ変
更上で見ることができる。
簡単に言えば、現実にはあり得ない形状も検討が可能で、
思いもよらない結果を、机上で確認できる。
つまり、常識に縛られない設計検討も可能ということである。
■Femap with NX-Nastran
このソフトウェアは、形状のモデル化~Nastran解析まで、「通しで」可能である。自分が利用した中でもとても感じのよいソフトウ
ェアと思っている。
確かに、ポケットマネーで購入できるような価格ではないが、費
用対効果は高いと思っているが、その代わり、単純なモデルであ
れば5分と掛からず、応力分布をPC画面で見ることも可能。
精度云々を求める前に、とりあえず答えを出す、答えを見る
ことが、構造・強度解析に対する「ストレス低減」の一番だと
思うので紹介する。
