私のジョギングコースは、宿のまわりの田舎道です。
 とっきどき車が通る以外は、出会うのは散歩しているおじいさん1人だけという静かなところです。

 さて、このおじいさんとは、すれ違うたびにお互いにニッコリと微笑みを交換するだけで、名前も知りません。それだけでもう5年ほどの付き合いでしょうか?
 それが、ここ1年ほど、おじいさんの姿が見えませんでした。
 失礼な話ですが、
「あ、入院したかお亡くなりになったかな?」
 と思っていました。

 ところが、先日、またすれ違ったのです。
 隠さず言えば、
「生きてた!」
 と思いましたが、なんだかとても嬉しかったです。

 住民2名だけという、田舎道のお話でした。