FESSOR「+++of the new age」岩手のラッパーを集めた「鬼言」、岩手 Silent Green Village Production が誇る 写楽 のアルバム、ポップ要素を前面に押し出した ヒマラヤン、アブストラクト・エレクトロニカユニット fesskou、 彼のメインプロジェクトでもある Blind Loop Master での活動。未だ未発表だが、変名プロジェクト Fessor Da Jazzmarni とプロジェクト The PPP。
このように数々の名義を使い分け、一つの要素に留まらず自らを進化させてきた彼が、ついにトラックメイキング5年目にして発表するソロラップシングル。
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Disknote盛岡
03-Copernicus試聴
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岩手のラッパーを集めた「鬼言」、岩手 Silent Green Village Production が誇る 写楽 のアルバム、ポップ要素を前面に押し出した ヒマラヤン、アブストラクト・エレクトロニカユニット fesskou、 彼のメインプロジェクトでもある Blind Loop Master での活動。未だ未発表だが、変名プロジェクト Fessor Da Jazzmarni とプロジェクト The PPP。このように数々の名義を使い分け、一つの要素に留まらず自らを進化させてきた彼が、ついにトラックメイキング5年目にして発表するソロラップシングル。トラックメイキング、ラップ、さらにはアートワークまで自ら手掛けているが、その多彩さには関心せざるを得ない。
彼は FESSOR 名義でのリリースをこの７年間大切に温めてきた。それが意味することは、ただ単に納得の出来る作品を作ることが出来なかっただけではない。彼の音楽に対するアプローチとしては、ジャパニーズヒップホップから入り、次第に視野を広げていきクラブミュージックから様々なジャンルの音楽に手を染めていった流れである。その流れの中で、一種のトレンドというか彼がのめりこんでいた作品は数知れないだろう。それが、Jay Dee の作り出す Detroit hiphopであったり、Spacek の作り出す future digital soul であったり、anticon の面々が作り出す post rock である。それぞれの音楽群からあらゆる要素を取り入れ（ある意味雑食）それらを絶妙なバランス感覚とスキルを持って、彼はトラックを作り出す。彼が作り出す楽曲群は有りがちな言葉で言えば、スペーシーであり、ダビーであり、ドープなサウンドなのである。それに加えて、新しいモノを作り出そうとする意欲、それはオリジナリティーと呼ばれるものだと思うが彼の中でオリジナリティーを感じることが出来た楽曲というのが、今作に収録されている音源なのではないだろうか。
ドレミが全くわからない、音楽理論を一つも理解していなかった彼だが、良い音楽をより楽しみながら作りたいという欲求がここまで音楽的な作品を作れるようにした。初めは幼い子供が積み木を使って遊ぶように、サンプリング音源を切り貼りして音を並べ遊んでいた。現在では、音階であったりコード進行というものを学び、非常に音楽的な音楽を作れるようになった。７年間という歳月を経て、彼は常に自分を磨き上げ、巷に氾濫している汎用なモノとは一線を画す オリジナリティーのある音楽を作り上げている。それも、記念すべき自身の本名義での処女作であるこの作品に、ラップ入りの音源を用いたのは非常に興味深い。要するに彼のヒップホップに対する拘り、メインストリームのヒップホップからすれば亜種と言われるだろうが、らしさを感じることの出来るヒップホップを作り上げることが出来たのではないか、と感じているのだろう。
Silent Green Village が目指している盛岡サウンド。どの国においても、表立ってない地区が音楽的に恵まれ、素晴らしい音楽を世界中にアピールすることがある。日本においても、東京・大阪と代表するような大都市が存在する。当然彼らは多くの情報に囲まれ、それらから多大なる影響を受けているだろう。それに比べて、一地方都市である盛岡は良い意味でトレンドに流され、それらを消化して「らしさ」溢れるものを作り出している。
この作品を手に取った人は是非期待して欲しい。この独自性溢れる作品は、盛岡で作られた音楽である。私はこの作品を聞いていると心が躍って仕方が無い。この都市から作り出された音楽は、只の模倣ではなく新しいものであるから。
2005/12/15 ample aka kou ohara(Silent Green Village Recordings)
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FESSOR「+++of the new age」
01-Darwin
02-Marx
03-Copernicus
04-Darwin is born in modern (instrumental)
05-Marx is born in modern (instrumental)
06-Copernicus is born in modern (instrumental)
PRODUCED & MIXED BY FESSOR
BEATS BY FESSOR
LYRICS BY FESSOR
SGVCD-005
Silent Green Village 2005
￥500
岩手のラッパーを集めた「鬼言」、岩手 Silent Green Village Production が誇る 写楽 のアルバム、ポップ要素を前面に押し出した ヒマラヤン、アブストラクト・エレクトロニカユニット fesskou、 彼のメインプロジェクトでもある Blind Loop Master での活動。未だ未発表だが、変名プロジェクト Fessor Da Jazzmarni とプロジェクト The PPP。このように数々の名義を使い分け、一つの要素に留まらず自らを進化させてきた彼が、ついにトラックメイキング5年目にして発表するソロラップシングル。トラックメイキング、ラップ、さらにはアートワークまで自ら手掛けているが、その多彩さには関心せざるを得ない。
彼は FESSOR 名義でのリリースをこの７年間大切に温めてきた。それが意味することは、ただ単に納得の出来る作品を作ることが出来なかっただけではない。彼の音楽に対するアプローチとしては、ジャパニーズヒップホップから入り、次第に視野を広げていきクラブミュージックから様々なジャンルの音楽に手を染めていった流れである。その流れの中で、一種のトレンドというか彼がのめりこんでいた作品は数知れないだろう。それが、Jay Dee の作り出す Detroit hiphopであったり、Spacek の作り出す future digital soul であったり、anticon の面々が作り出す post rock である。それぞれの音楽群からあらゆる要素を取り入れ（ある意味雑食）それらを絶妙なバランス感覚とスキルを持って、彼はトラックを作り出す。彼が作り出す楽曲群は有りがちな言葉で言えば、スペーシーであり、ダビーであり、ドープなサウンドなのである。それに加えて、新しいモノを作り出そうとする意欲、それはオリジナリティーと呼ばれるものだと思うが彼の中でオリジナリティーを感じることが出来た楽曲というのが、今作に収録されている音源なのではないだろうか。
ドレミが全くわからない、音楽理論を一つも理解していなかった彼だが、良い音楽をより楽しみながら作りたいという欲求がここまで音楽的な作品を作れるようにした。初めは幼い子供が積み木を使って遊ぶように、サンプリング音源を切り貼りして音を並べ遊んでいた。現在では、音階であったりコード進行というものを学び、非常に音楽的な音楽を作れるようになった。７年間という歳月を経て、彼は常に自分を磨き上げ、巷に氾濫している汎用なモノとは一線を画す オリジナリティーのある音楽を作り上げている。それも、記念すべき自身の本名義での処女作であるこの作品に、ラップ入りの音源を用いたのは非常に興味深い。要するに彼のヒップホップに対する拘り、メインストリームのヒップホップからすれば亜種と言われるだろうが、らしさを感じることの出来るヒップホップを作り上げることが出来たのではないか、と感じているのだろう。
Silent Green Village が目指している盛岡サウンド。どの国においても、表立ってない地区が音楽的に恵まれ、素晴らしい音楽を世界中にアピールすることがある。日本においても、東京・大阪と代表するような大都市が存在する。当然彼らは多くの情報に囲まれ、それらから多大なる影響を受けているだろう。それに比べて、一地方都市である盛岡は良い意味でトレンドに流され、それらを消化して「らしさ」溢れるものを作り出している。
この作品を手に取った人は是非期待して欲しい。この独自性溢れる作品は、盛岡で作られた音楽である。私はこの作品を聞いていると心が躍って仕方が無い。この都市から作り出された音楽は、只の模倣ではなく新しいものであるから。
2005/12/15 ample aka kou ohara(Silent Green Village Recordings)
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FESSOR「+++of the new age」
01-Darwin
02-Marx
03-Copernicus
04-Darwin is born in modern (instrumental)
05-Marx is born in modern (instrumental)
06-Copernicus is born in modern (instrumental)
PRODUCED & MIXED BY FESSOR
BEATS BY FESSOR
LYRICS BY FESSOR
SGVCD-005
Silent Green Village 2005
￥500
コメント
コメント一覧 (2)
盛岡の new form hiphop を堪能してください。
ジャケットもしっかり作ってますので。
これが盛岡の新しい流れの一つですよ。
今年はSGVにとってデカイ年になるよう心から願っております。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。