ムダバナシ

車・バイク・コンピュータと日常の話題をウダウダと書き綴っていきます

2009年11月

SBSH0092

京都旅行で伏見稲荷大社に行ってきた。
千本鳥居をが目的だったが、境内や参道の雰囲気も素晴らしかった。
イベントも何も無い平日に行ったのだが、サスガ京都。外国人の旅行者や修学旅行の学生さんで賑わっていた。

で、その千本鳥居に行って見たわけだが、鳥居がずらっと並ぶのはお稲荷さんならよくある光景。ここの千本鳥居はさすがに量がすごい。こんな感じで山の中を延々と鳥居が続く。
大きい鳥居、小さい鳥居、途中で道が分かれてたりして、さすがに全部まわることはできずに、池のあるところまで行って引き返してきた。

一本一本の鳥居は個人や企業・団体が神社に奉納しているようで、鳥居の裏側には日付と奉納者の名前が刻まれている。ちょうど帰りはその鳥居の裏面を見ながら歩くことになるわけだが、鳥居いっぽん奉納するといくらくらい神社に収めるのかな〜なんて歩きながら、ふと千本鳥居の先頭の一本(帰り道だと最後の一本)は誰が奉納したものなのか気になってきた。

で、答えはと言うと…

SBSH0093

リコーからレンズ交換式のデジカメ「GXR」が発表された。

リコーのデジカメと言えば高級路線のGR DIGITALシリーズが有名だが、Kマウント採用のデジタル一眼だとか色々なうわさがあったが、マサカのレンズ+イメージセンサー一体型のユニット交換式デジタルカメラがこのGXR。
メーカー曰く、設計の自由度と拡張性の高さが両立できるというのがこのシステムのウリらしい。確かにレンズからイメージセンサーまでを一体化することで光学系を最適に設計する事ができる。同時に発表されたカメラユニットもAPS-Cサイズのセンサーを採用したA12 50mmと、1/1.7型センサーを採用したS10 24-72mmの2種類で、一眼ライクなコンパクトデジカメにもなるしより普通っぽいコンデジにもなる。

カメラユニットがレンズ〜センサーまでを搭載し、GXRボディは画像処理〜データ記録と電源供給を担当する。構造的にはカメラユニット側にカメラ機能の心臓部を持ち、GXRボディは手足に相当するように見える。
デジタル一眼レフでは良くレンズとボディの相性について語られることがあるので、この構造は確かに性能面では理想的ではあるような気がする。だが、乱暴な見方をすると、ボディの役割って「電源+データストレージ+ビューワ」だけになっちゃってるような気がする。いうなればGXRボディはフォトストレージのような代物で、カメラユニットがデジカメ本体だ。その割には本体が約5万円と言うのは強気の価格設定だ。
そう。このカメラ。本当に(金と)遊び心のあるユーザーか、カメラオタク・メカオタク向けの製品だ。
たぶん類似の製品を後追いで投入してくるメーカーも居ないだろう。このシステムを肯定的に理解できるユーザーなら(この値段でも)買ってくれると踏んでの価格設定だと思う。
APS-Cサイズのイメージセンサーを搭載するコンパクトデジカメというのもシグマのDPシリーズかライカX1くらいでまだ限られているし、このタイミングなら勝負になると判断したのだろう。今後APS-Cサイズ以上のセンサーを搭載したコンパクトデジカメが各社から発売されたとしても、ユニット交換というメカ的な特徴で独自の立ち位置をキープしていくつもりなのだろう。

画素数競争だとか画素ピッチだとかといったレベルで論争するユーザー達を鮮やかに煙に巻いたようなリコーにとりあえずは拍手を送りたい。

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