女王様コラム 純女王様編 『グローブの魅力』

Fetishi-SM　Mistress Column　

純女王様のプレイに対する姿勢や
女王としてのこだわり等が書かれた内容となっています。

是非、お楽しみください。

純女王様編　『グローブの魅力』

手は体の中でも表情の豊かな部位だと思う。

気持ちの変化が、ちょっとした手の動きで出てしまう人も多いんじゃないだろうか。

私自身もリラックスしている時の手と緊張している時の手、力の入り具合が違う。

そして、無意識に表出するだけでなく、あえて表現として伝えるために動かすことも多い。

優しく撫でることも

強く掴んだり握ることも

爪を立てて引っ掻くことも

摘んだりつねることも

頰やお尻を引っ叩くことも

引き寄せることも

押さえつけることも

突き放すことも

表現としても行為としてもいろんなことが出来る手。

それが覆われた時、肌の質感すら消えて均一になり、ただただ手というものの存在や手が伝えるものを際立たせるのかもしれない。

グローブの魅力は「隠れていること」だと私は思っている。

グローブに覆われた手では本来手から伝わるはずのことが、逆に伝わらないこともある。

肌の質感や肉付きの柔らかさ。

その手が冷たいのか、それとも暖かいのか、そんな人肌の温度。

力を入れた時の筋肉のこわばり。

もしかしたら、その手は汗でじっとりと湿っているかもしれないし、本当は小さく震えているかもしれない。

そんなことも全部は伝わらない。

まるで感情までも薄く覆われているみたい。

ヒトらしさの欠けた手は少し怖い。

何を考えているのか、何をしようとしているのか。

でも、それで良いのだ。

グローブの手は、その得体の知れない怖さも含めて美しいのだから。

動く表情や形としての美しさも、心をざわつかせる怖さも、全てが見えていないからこそ際立ち、全てが見えていないからこそ想像を掻き立てる。

さて、このコラムを読んでくれている君はグローブフェチだろうか？？？

君はグローブで隠された手に、どんな想像を掻き立てられるの？

いつか機会があれば、聞かせてね。

純










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