金曜担当 D:ヤマダコウ
今年も年末恒例
忠臣蔵の季節がやってきた。
日本国民でこの話を知らない人は
ほとんどいないだろう。
しかし、みんなが知ってる忠臣蔵、
実はとても謎が多いのである。
すっかり悪人となっている吉良上野介義央は、
領地では治水工事や新田開拓を積極的に行い
その人柄から名君とされ、
領民からは慕われていた。
一方、浅野内匠頭長矩は
短気で統合失調症だったと言う説もある。
当時年貢の割合を四公六民にしている
藩が多い中、
赤穂藩は六公四民にしていたので、
改易(取り潰し)になった時に領民達は喜んだそうだ。
浅野内匠頭が吉良上野介を斬りつけた理由は
陰湿ないじめによるものである
というのが一般的であるが、
饗応の準備期間中、
吉良上野介は京都に行っており、
江戸にはいなかった。
それに、浅野内匠頭が不手際を起こせば
指南役の吉良にも責任が及ぶので
この説は考えにくい。
事件後の取り調べで、
浅野内匠頭が何と答えたのか、
それどころか取り調べ自体
行われたかどうかすら
確かな史料からは確認できないそうだ。
事件後数時間で切腹になった
浅野内匠頭の遺言は
意図的に消されたのか途切れており、
真相は不明である。
刃傷事件の後、
吉良上野介の屋敷は
幕府によって
当時江戸の一等地であった呉服橋から
未開発だった本所に移され
その数ヶ月後赤穂浪士に討入られ殺害された。
巻き添えを食いたくない他の藩からの
依頼があったにせよ、
なぜ警備のし難い僻地に移したのか。
まるで見殺しにしたかの様だ。
私はこの二人を抹殺したい幕府の
思惑、陰謀があったのではないかと想像する。
この様に物語を違う角度で捉えると
毎年放送される忠臣蔵のテレビドラマも
飽きずに楽しめると思う。
写真は吉良邸跡、現在は公園になっている。

今年も年末恒例
忠臣蔵の季節がやってきた。
日本国民でこの話を知らない人は
ほとんどいないだろう。
しかし、みんなが知ってる忠臣蔵、
実はとても謎が多いのである。
すっかり悪人となっている吉良上野介義央は、
領地では治水工事や新田開拓を積極的に行い
その人柄から名君とされ、
領民からは慕われていた。
一方、浅野内匠頭長矩は
短気で統合失調症だったと言う説もある。
当時年貢の割合を四公六民にしている
藩が多い中、
赤穂藩は六公四民にしていたので、
改易(取り潰し)になった時に領民達は喜んだそうだ。
浅野内匠頭が吉良上野介を斬りつけた理由は
陰湿ないじめによるものである
というのが一般的であるが、
饗応の準備期間中、
吉良上野介は京都に行っており、
江戸にはいなかった。
それに、浅野内匠頭が不手際を起こせば
指南役の吉良にも責任が及ぶので
この説は考えにくい。
事件後の取り調べで、
浅野内匠頭が何と答えたのか、
それどころか取り調べ自体
行われたかどうかすら
確かな史料からは確認できないそうだ。
事件後数時間で切腹になった
浅野内匠頭の遺言は
意図的に消されたのか途切れており、
真相は不明である。
刃傷事件の後、
吉良上野介の屋敷は
幕府によって
当時江戸の一等地であった呉服橋から
未開発だった本所に移され
その数ヶ月後赤穂浪士に討入られ殺害された。
巻き添えを食いたくない他の藩からの
依頼があったにせよ、
なぜ警備のし難い僻地に移したのか。
まるで見殺しにしたかの様だ。
私はこの二人を抹殺したい幕府の
思惑、陰謀があったのではないかと想像する。
この様に物語を違う角度で捉えると
毎年放送される忠臣蔵のテレビドラマも
飽きずに楽しめると思う。
写真は吉良邸跡、現在は公園になっている。
