受験成功マニュアル
2008年01月26日
(13)子どもをやる気にさせるには? その4「知識欲を持たせる要因」
受験勉強も、ただ「合格のために」ということで、学習に対して全く興味が無く、ただ漫然と勉強をこなしていたのでは、だんだんと辛くなることもあります。そこで、子供たちに知識欲を持たせ、学習に興味を持たせるための要因をまとめてみましょう。
親子における会話
家庭での会話が多いほど、子供の好奇心が育ち、豊かな言語生活が送れるようになります。
中学生になると、子供はあまり家で話をしなくなる事が多いですが、小学生の今なら、お母様が話しかけてあげれば、いくらでも話が出てくるはずです。
テレビを見ている時、食事の時、旅行へ行った時、常にいろいろなことに興味を持つような話をしましょう。
また、何にでも感激し、興味を持つ習慣は、家庭の雰囲気に依存します。
興味・意欲は、ちょっとした会話やコミュニケーションから生まれることが多いものです。
読書
始めは、学校推薦の図書などでなくても、本人が興味のある本を、子供に選ばせる事が大切です。
極端な話、釣りやサッカーなど、趣味の本や、ゲームの攻略本でも良いのです。
要は活字に慣れるところから始めます。
読む事に馴れ、読書の楽しみを感じられるようになれば、小説などにも徐々に目が行くようになるはずです。
受験生であれば、入試に良く出る小説などを読んでおくことをお勧めします。
入試に出る本は、比較的新しく、時代背景などもわかりやすい上に同じ少年少女が主人公でなじみやすく面白いものが多いものです。
「中学入試に出題された作品集」や、テキストに出てきた物語などの続きを読んでみるのも良いです。
入試に出やすいものの中でも、古典的なものよりも現代的なもの。スポーツが好きならスポーツに関連のあるもの。ピアノが好きならピアノを弾く主人公のものなど、お子様の趣味に絡めて選んであげるのも良いでしょう。
【最近入試に良く出る★絶対面白い☆オススメ小説】
●キッドナップツアー・日曜日の夕刊(角田 光代)
●半パンデイズ・日曜日の夕刊(重松清)
●西の魔女が死んだ・裏庭(梨木 香歩)
●機関車先生・ぼくのボールが君に届けば(伊集院 静)
●バッテリー(あさのあつこ)
●ブランコのむこうで(星新一)
●ポプラの秋・夏の庭(湯本香樹実)
●永遠の出口・アーモンド入りチョコレートのワルツ(森絵都)
●ブランコ乗り・トリツカレ男・麦踏みクーツェ(いしいしんじ)
●ぼくらのサイテーの夏・きのう火星に行った(笹生陽子)
教育的なテレビ番組
テレビは、子供にとっても重要な情報源であり、コミュニケーションの手段でもあります。
テレビを禁止してしまうと、語彙力のない、好奇心の弱い子になってしまう事があります。時間や内容を選んで見せるようにしましょう。
そこで大切なのは1週間の日課表です。
本人がどうしても見たい番組、親が見せたい番組など、見る番組を決め、時間をきめて見せましょう。
時間になったら、ダラダラ見続けることがないように管理することも大切です。
習い事
塾、習い事などに通わせる事によって、子供のコミュニケーションの幅が広がります。
いろいろな環境の友達と付き合う事によって、刺激を受け、幅広い興味を養う事ができます。
小学生などの場合は特に、お母様等が、習い事先の環境をチェックする必要がある場合もあります。
また、受験勉強の過程で、成績の状況などを見て、習い事を整理することが必要になる場合もあります。
習い事がストレスのはけ口になっているケースもありますので、すぐに勉強以外の習い事を取り上げてしまうのは注意が必要ですので、うまく調整してあげましょう。
進学塾フィ→ルド☆アトラクションズ
2008年01月24日
(12)子どもをやる気にさせるには? その3「やる気にさせる3つのステップ!」
子供をやる気にさせるための項目を三つのステップに分けて説明しましょう。(ホップ)成績結果の上手な利用
→成功体験の演出
1回毎の成績で一喜一憂せず、3ヵ月ぐらいの成績の動向を見て、何がどうできていないかを話をしてあげましょう。
出来なかった問題は復習をさせ、最終的には自力で解かせ、解けたらできるだけオーバーにほめてあげましょう。
「次は出来そうな気がする」と思わせるのがコツです。
成功体験は本来、本人が成し遂げて蓄積するものですが、親や先生が「演出(でっちあげ)」するのもアリなのです。
月例のテストで結果を出すのはなかなか難しいこともあるので、次回のテストで計算・一行問題が全部出来れば「基礎力完成賞」、漢字・語句が全部出来たら「語句完璧賞」など、とりあえず基礎の完成を目指させてそれをクリアさせるというのもいいでしょう。
少しがんばれば乗り越えられるバーを設定して、一つひとつクリアさせて小さな成功体験を積ませるには、こういった保護者の方や先生の工夫と演出が必要なのです。
【注】毎回のテスト の度に「上がった下がった」と言われると、成績が上がってもすぐにまた下がってしまうような気がして来て、勉強に対しての姿勢が後ろ向きになってしまいます。
(ステップ)なぜ勉強しなければならないのかを話して聞かせる。
→私立中高への興味を持たせる
.「中学入試、高校入試ですべてが決まるわけではないが、確実に人生の有利不利を、かなり大きく左右する。」など。(自分のために勉強するんだ、という事をわからせる。)
.私立中学の良いところや面白い特色のある学校の話を常にして、「勉強そのもの」への興味だけでなく、目標への憧れを強く持たせると良いでしょう。
私立中学はそれぞれ特色があり、興味深いものです。
文化祭や修学旅行を生徒がすべて企画運営する学校、宿題が一切出ない学校、通知表がない学校、シンデレラ階段がある学校、グラウンドが3つも4つもある学校、校外学習が沖縄に現地集合なんて学校など、お子様がびっくりするようなネタは尽きないものです。
塾の保護者会や私立中高の説明会で聞いた話、本で読んだ話など、いろいろ楽しく話をしてあげましょう。
【注】単に、他の子や、兄弟などと比較して勉強を促すと、悪い意味でのプレッシャーがかかり、やる気をなくさせる結果になり易いものです。
(ジャンプ)目標校を決めさせる
併願校も含めた志望校は、最後の最後まで成績の変動がありますので、最終的には小6の秋に決めていくことになります。
ただ、同じ受験勉強をするにも、明確な目標が無ければ、勉強に気持ちが入らないだけでなく、受験勉強がストレスになってしまいます。
よって、志望校は3段階で決めていくことが望ましいでしょう。
【〜小5秋まで】漠然とした、憧れの学校を幾つか見つけてあげてください。
私立中学の良いところ、特色など、塾の説明会や、雑誌、本などで、まずお母さん自身の憧れの学校を見つけて、「この私立中学はこんなにすばらしいのよ!」という話をして上げましょう。
【小5秋〜小6の夏】第1志望になる学校をある程度決めてあげてください。
偏差値は、ここから10以上も上がる可能性がありますから、偏差値だけでなく、お母さんが学校説明会などへ出向き、一番良いと思う学校を親子で話し合って決めるようにしましょう。
【小6秋〜】併願校も含め、受験校を詰めていきます。
小6の秋以降も、お子様の成績はかなり揺れるものです。
しかし、これ以降第1志望を変更してしまうと、お子様のやる気が一気に減退してしまい、想像以上に悪い結果にもなりかねませんので、これ以降は、併願校の調整、ということになります。
目標を持たせるきっかけは、学校見学、文化祭、説明会などにいっしょに行かせるなど、たくさんあります。
ただ、普段受験や私立中学について話をしていなければ効果は薄いものです。
そしてその上で、その学校に受かるには、あとどのくらいがんばられば合格できるなどと、成績などを見ながら言い聞かせるとよいでしょう。
しかし、悲観的で自信が無くなるような言い方で無く、あくまでも、夢と希望いっぱいに、話してあげてください。
荒療治としては、合格発表の日に、実際の受験生の姿を見せに行くのも非常に効果的です。
また、お子様といっしょに、もっともっと先の将来の事について話し合う事も大切です。
進学塾フィ→ルド☆アトラクションズ
2008年01月19日
(11)子どもをやる気にさせるには? その2「子どもをやる気にさせる親の態度」
中学受験の場合、家庭での主導権はお母さんが取っている場合が多いですが、それでも、常にお父さんとお母さん、おばあちゃんなどお家の方が、塾について、受験について、常に話し合うようにしましょう。多少意見が違ってもかまわないのです。
要は、お家の方がみなほとんど同じレベルで意識を持ち、一緒に考えている、ということは、中学受験に大きな力になり、お子様の安心感にもつながります。
良くありがちなのは、普段はまったくノータッチのお父さんや、仕事などが忙しくて普段お子様を見てあげられてないお母さんが、ある日たまたま塾のテストの成績を見て、
「こんな成績が悪いのなら受験なんかやめちゃえ!塾をやめちゃえ!」
とやってしまうことです。
これをやってしまうと、特に頑張っても成績などの結果に結びつかないスランプの時などは子供の気持ちは苦しくなります。受験生にとって、がんばっている最中の「やめちゃえ」ほどストレスに感じる言葉はないんですね。絶対に勉強しなくなります。
これは100%保証しても良い。
よく、「子供が勉強をやる気にならなくて。」というお話を耳にしますが、実は小学生の子供を勉強させる事ほど簡単なことはありません。
要は、子供をその気にさせれば良いだけなのです。
「冗談じゃない、それが難しいのよ。」と言う声が聞こえるようですが、これが簡単なのです。
ここで注意しなければならないのが、小学生の子供は、非常にロジカルな生き物で、「なぜ?」と言う疑問が残っていると、なかなかお子様は本気になってくれません。
だだ漠然と「中学受験をするから勉強するのよ。」などといった具体性のない「勉強しなさい」をいくら言っても、お子様はその気になってくれないのです。
子供のやる気は、やはり保護者の方の「お勉強」にかかっています。
もちろんこれは、お母様が予習シリーズを勉強して、お子様に付きっ切りで勉強を教えるということではありません。
必要なのはお子様の中学受験に向けての「シナリオ」作成の情報収集と、そのお子様への演出です。
保護者の方が受験を塾や本人に任せっぱなしでは、絶対にお子様はやる気になりません。
お母様が勉強し、お子様に私立中学のすばらしさをいつもいつも話していれば、お子様は簡単にお母様の言う事を鵜呑みにして、本気になってくれます。
でも、保護者の方の本気が足りなければ、それもお子様は素直に受け止め、本気で勉強をしないものです。
そしてもう一つ、お子様を過大評価して信じることも大切です。
「過大評価」で良いのです。
お子様をその気にさせるものは、お子様自身の自信と自尊心です。
逆に兄弟などと比べたり、お子様の自尊心を傷つけるような発言をしてしまうと、絶対にお子様はすぐにやる気をなくしてしまいます。
仲の良いお友達と比較してしまうなどは最悪です。
お母様が、お子様の実力や可能性を100%信じてあげれば、子供は自分自身に自信を持ってがんばるようになりますし、お母様がテストの点数や偏差値に一喜一憂したり、「うちの子には受験は向かないのでは?」などと不安がっていると、子供はお母様のその不安を見事なくらいになぞってくれます。
小5の2学期にもなったら、もうお母様は「受験をさせようか、やめようか??」と迷っていてもダメです。
お子様は、「お母さんは迷っているけれど、僕はやるぞ!」などとは思ってくれないのが普通です。
受験を「本人の意思に任せる」などと言うお母様もいらっしゃいますが、情報の少ないお子様の中から「やる気」がもぞもぞ自然発生的に生えてくることはありえないのです。
ましてや、小学3年・4年で、情報も何も持っていない、受験がどんなものかも知らない子が、ある日突然「僕は受験をするぞ!がんばって勉強するぞ!」と立ち上がりでもしたら、これは、学校で何かあったか(友達が中学受験の話をしたなど)、何かが乗り移ったかどちらかです。
やはり、お母様の思い通り(心配どおり)になるのがお子様です。お子様のやる気はお母様のやる気、子供の自信はお母様の自信が鏡のように映ったものだと考えてください。
進学塾フィ→ルド☆アトラクションズ
2008年01月18日
(10)子どもをやる気にさせるには? その1「三位一体受験」
子どものモチベーションを上げるのには、塾と保護者の方の役割分担も必要です。中学受験と高校受験の違いは、高校入試は思春期を迎え、自我が目覚めた子供の本人による受験ですが、中学受験の場合はそうは行きません。
中学受験は、保護者の方と塾の先生とお子様が三位一体になって始めてなしえる、共同作業です。
さてそれでは、中学受験では、保護者の方や塾はどのような役割を持つのでしょう。そしてどのようにして「三位一体受験」を構築していけばよいでしょうか?
中学受験を映画にたとえるなら、主人公はもちろんお子様です。
小4で受験勉強を始めた名俳優(女優)は、これから2〜3年間ですばらしい成長とドラマを見せてくれます。漢字10個覚えるのにべそをかいていた子が、小6の夏には、きりっとした受験生の顔になっています。
そして秋には保護者の方が仕組んだ中学受験も、お子様本人の受験にお株を取られてしまいます。
塾は、この女優・俳優に演技指導をし、実際に受験勉強というフィルムを作成する映画監督にあたりましょうか?
授業・宿題・学習指導・進路指導などを通して、お子様の名演を促していく仕事をします。
さて、保護者の方の出番です。保護者の方の役割は、プロデューサーです。
塾も、学校についての情報を提供し、志望校選びのお手伝いをしますが、実際に志望校を決め、その志望校合格のためにどのような手段を取るのか。塾に任せるのか。
家庭教師か?
そういった、お子様の中学受験に必要なファクターを選択し、「受験勉強」という作品を作り上げるのは、お父様お母様の仕事です。
塾は「現場監督」でしかないんですね。「良い受験」を作るのはお父さんお母さんなのです。
どんな優秀なお子様でも、自然発生的に「やる気」が出て受験に対しての意識が高まるということはあり得ません。お父さんお母さんが仕組んでやらないと、子供の「やる気」は生まれないし育たない。そういうものです。
お母様が、1回も中学校に足を運ばず、お子様に学校も見せずに、
「子供がやる気にならない。」
と嘆いているとしたら、それは無茶な言い分です。
中学受験の場合は、お子様がやる気になるか否かは、お母様が中学受験に関していかに勉強し、行動しているかという1点に尽きるでしょう。
お父さんお母さんが一生懸命であればあるほど、お子様はやる気になる。塾に任せっぱなしであれば、どんなに面倒見が良い塾に入れてもお子様はやる気にならないのです。
そういった意味で、中学受験の陰の主役は保護者の方であるとも言えますね。
進学塾フィ→ルド☆アトラクションズ
