『BOBBY』を観た。
エミリオ・エステヴェス監督作品。
アメリカの希望、ロバート・F・ケネディ(愛称ボビー)の“その時”アンバサダーホテルに居合わせた普通の人々を描く。
豪華キャスト(監督の友達?)がこれでもかと出演…し過ぎ。
元婚約者、デミ・ムーアと晴れて夫婦役。
『氷の微笑2』でラジー賞総ナメ、シャロン・ストーンとの熟女対決は一見の価値アリ。
パパ(マーティン・シーン)も出てるし、なにかしら役がありそうな群像劇なのに…彼がいない。
木村一八を凌ぐ暴れん坊2世タレント、実弟チャーリー・シーン。
今年のゴールデングローブ賞授賞式、『BOBBY』プレゼンターとして弟がステージから呼びかけてるのに、なかなか立ち上がらない兄貴。
エミリオ・エステヴェスは俳優の仕事がなくて、この5年間は『BOBBY』の準備で収入もなく、破産状態だったらしい。
元ホテルドアマン役、アンソニー・ホプキンスは製作にも名を連ねる。
たくさんの仲間に助けられて、不退転の精神で完成させた心意気。
マーティン・ルーサー・キング、アンディ・ウォーホール(一命はとりとめる)、ボビー…次々と銃弾に倒れた悪夢の1968年。
「お互いへの敵意をなくし、お互いの心の中で、再び同胞となるために…」(ロバート・F・ケネディ )
「人は兄妹姉妹として共に生きていく術を学ばなければならない。さもなくば、私たちは愚か者として滅びるだろう」(マーティン・ルーサー・キング)