題名:使命感(R- 15指定)


著者:【所属】野生に還そうアッパーマン 
   【役職】リーダー  
   【名前】ファイター宮崎



まえがき


これはいったいなんなんだ。はたして小説なのか。

著者が小説だと言い張るならばこれは小説。

読み終わった後のなんだこれ感・・・中毒性を持っております。

何度も言いますがこれは小説です。

心して読んでください。



~本編~


私の名前はファイター宮崎。68歳の男の子。

毎日ハローワーク(職業案内所)へ通い詰め、もう少しで25年連続の皆勤賞を受賞する。

どこから受賞されるかは未だに不明であるし、受賞する節目の年度が分からない。

シルバー人材を雇用する企業との面接の最中にいつもの癖でクラクラを起動してしまい、私の半分ほどしか生きていない若い面接官に


おい、宮崎さん!!ダダダダ~ンじゃねぇよ!!帰れ!!


と言われる。そこで簡単に引き下がる私ではない。

作ってあった呪文を慌てて捨てて、エメを溶かして再度作成。そして携帯を左手に持ち替え画面タップと同時に


ライトニング連続4発っ!!


といって若い面接官の脳天に力いっぱいの右手チョップを喰らわす。

面接官が失神したのを確認してからファーミングを面接時に隣に座っていた鈴木と名乗る胡散臭いばばぁの膝の上で行い、おいしい放置村が3分間出てこなければ八つ当たりとして、


てめーは面接だからって猫かぶってんじゃねぇ!!女だから二発!からのアースクエイク2発!!


といって力いっぱいチョップした後に二つ結びの三つ編みのお下げを両手で掴み振り回す。部屋にいる全員が泡を吹いてるのを確認した後、私も一応感情のある男の子なので


すまねぇ、ヒーリングはこれしかないんだ


といいながら面接官と鈴木のばばぁの頭にいつも常備している大量のオロナインを塗りたくって部屋を出る。

そして廊下にある自動販売機の下を全力で覗き込んで小銭がないか確認したあと経理部に向かい、


先ほど面接でライトニング6個分とアースクエイク2個分。合計56エメラルドで使ったので56エメラルド分のお金ください


と言うと私より20歳程若い経理部の姉ちゃんがしらばっくれながら、ハァ?みたいな顔をするもんだからエメを溶かさずに出来るアイアンフィストを顔面に喰らわし、ゴブリン並みのスピードで

『今日も全壊だったな。がはははは!』

と発狂しながら全力で会社を後にした。

この時点で午前10時半。


そして私の家はここ10年間電気を止められているので、その足でヤ〇ダ 電気へ向かい、ある男に会いに行く。2年間かけて彼の大好きなものはイカのあたりめだと分かり、餌付けで仲良くなった店員にこっそり携帯とあたりめを一本を渡しジェントルマン風に、


いつもの頼む


と低い声でお願いすると、渡したあたりめをしゃぶる事なく口に放りこみ私の目を見て親指を立て奥の部屋に消えていった。約1時間、7インチの移動させても気付かれない小さいテレビをマッサージ器の前まで移動させ、マッサージ機で日頃のファーミングの体の凝りをほぐし、ピンクチャンネルを探すもないものだから仕方なく暴れん坊将軍を見る。

オープニングの「人生楽ありゃ~苦~もあるさ~」を私に一番近い店員に聞こえるか聞こえないか位の声で歌い、バレるかバレないか横目でチラ見しながら口はあまり開かず歌い、スリルを楽しむ。このスリルは対戦残り15秒で破壊率96パーセントの時と酷似している。

1時間経った頃だろうか、あたりめ店員が私の携帯をもって来てまだ口の中のあたりめを噛みながら


フル充電完了です。またお願いしますね


まるでユニットの戦闘準備が整いましたと言わんばかりに汚っねえ笑顔で微笑んでくるがアイアンフィストをかます訳にもいかず、その場を後にする。


この時点で正午。


18時まで時間を潰さなければいけない。クラメンには一流企業の相談役をやっていて年収8000万円と言っている手前、忙しいを装うためチャットに頻繁に書きこめない。クラメンが描くファイター宮崎の理想像を崩すわけにはいかないのだ。本当の事を知ったらクラン崩壊である。辛抱もまたリーダーの務めである。


昼間、チャットに


あなた【今日も社長から経営の件で相談を受けている・・・若社長はシャバをなんも知らないから疲れるわ~・・・あっ!!また呼ばれたから落ちます!!夜に会いましょう!!】


とだけ残す。6時間暇なのに。


そこからが私とクラクラとの心理戦である。この六時間で携帯を使ってしまうと翌日まで充電が持たない。しかし、通知でユニットの戦闘準備は整っていると出る。攻めたい。しかしその一方で夜にクラメンとコミュニケーションを取りたい。葛藤が始まる。読者の皆様はまた夕方にヤ〇ダ 電気に行けばいいじゃないかと思うだろうが、充電してくれる汚い笑顔のあたりめ店員は午前で仕事を終え帰るのだ。奴はアルバイトだ。私より社会適合者としてはレベルは一つ高い。羨ましい・・・


ここからの時間の潰し方はあまり教えたくないのだが、この作品でミリオンセラーを狙っている私は逮捕覚悟を心に決め暴露するとともにこの小説は佳境に入る。



午後1時。

某カラオケ店にほふく前進で忍び込み、受付を突破する。沢山部屋があるが、部屋のドア一つずつに耳を当て、私の十八番である加山雄三の『さらい』を歌っている部屋を探す。やはりなかなかないので歌えそうな部屋を探す。カリーパンパンの『つけまつける』を歌っている部屋を発見したので部屋のドアの外側に耳をつけ、微かに聞こえる音楽に合わせ替え歌で「アチャクイにヒーラーつける」を踊りながら熱唱する。そして店員に見つかり首根っこをつかまれ外に放り投げられる。お前はボーラーかよ。


この時点で午後3時。


その後に市場に行き、夜の食事の材料を調達する。

お金を一銭も持っていない私は、魚を販売する露店の前で野良猫と共に店主が居眠りする瞬間を虎視眈々と狙う。まずは、明日ヤ〇ダ 電気のバイト野郎に渡すあたりめの調達が最優先だ。イカはカモメがバルーンのように空から落としてくる日もあれば落とさない日もある。ラッキーばかりは続かない。そうこうしているうちにその瞬間は訪れた。店主がコクリと首を落とした瞬間に野良4匹と人間一人で奇襲をかける。私が一歩踏み出した後に野良は慌てるように後ろから援護する。そして私は鯛とイカの刺身を手に取り走るがもう若くない。行き止まりで店主に捕まり説教を喰らい、泣くことになる。野良たちは魚を咥えて壁を飛び越える。完全に私がおとりのジャイアントで野良たちがホグライダーじゃねぇか。サージカルかよ。

店主は泣きじゃくる私を見て可愛そうになったのか、商品にならない魚介類をナイロン袋に入れてくれる。全て計算通り。まるでテンプレを軽く全壊するが如く。


この時点で、午後6時。


家に帰り、仏壇のろうそくを一つだけ居間にもってきて火を灯し携帯を起動する。

ダダダダ~ン

やはり活発なクランである。もう既にインしている者が半数以上。


あなた【皆様、一日お疲れ様でした!!仕事や学校毎日大変ですがクラクラへの情熱を燃やし続ける事も大切です。今晩も張り切ってファーミングに力を入れましょう】


メンバー【レンジャー!!親方も大変なお仕事お疲れ様でした!!今日も頑張りましょう!!】
※レンジャーとはクラン内で統一された返事である。



メンバーが放つ私への労りの言葉はウォールブレイカーを出すも壁手前の爆弾で処理されるくらい精神的にくるのであった。


さて明日に備えていつも通りに寝るとしよう。クランのメンバーの皆様おやすみなさい。
明日はスーパーセルの面接である。熱く熱く語って参る。


アッパァァァァァァァァァアアアッ!!

 この時点で午後6時45分である。


(いつもこの時間に寝てしまうくらいならば充電を気にして昼間にカラオケ店に行き時間を潰す必要がない事をまだ彼は分かっていない。)






あとがき

この小説を読んだ皆様にお願いがあります。

私のクラメンもツイッター等をしておりますのでこの作品が彼らの目に届かないようにして頂けませんか。彼らには敏腕エリートファイター宮崎で居続けたいのです。

何卒、宜しくお願いします。

私は、どの角度でも作品を書くことが出来ます。また要望などありましたら書きますのでその時は宜しくお願い致します。