混戦状態のパリーグの中で、ファイターズが西武と2.5ゲーム差で首位をキープ。明日からの西武との直接対決でマジック点灯の可能性も高まる。評論家のシーズン前予想では圧倒的Bクラスだったことを考えると、今の順位は栗山監督の手腕ということになる。そんな状況を喜ぶ人物が一人。野球結果論評論家の江川卓氏だ。

栗山監督は現役生活は7シーズン。規定打席に達したのも1シーズンだけ。タイトルと言えばゴールデングラブ賞1回と、選手時代の成績はパッとしない。しかし、甘いマスクと国立大学出身の経歴から“熱血先生”としてお茶の間に浸透。プロ野球の解説だけではなく、アマチュア野球選手の取材は高く評価されていた。しかし長年、監督やコーチ候補に名前が挙がることはあってもユニフォームに袖を通すことはなかった。現役引退後、20年を経ていきなり北海道日本ハムファイターズの監督になったが野球界の反応は実に冷ややかなものだった。

「現場から20年も離れて、監督初年度で優勝でもしたら、江川氏は大喜びですよ」と語る球界関係者。「江川氏は、原監督の次を狙ってるんです。1億円問題などもあって例え今季優勝しても勇退する可能性が高い。しかし、高橋由伸や阿部を監督にするのはまだ早い。そうなると自分に声が掛かると思っているフシがある。渡辺さんも、栗山ができるなら(現場経験のない)江川でも大丈夫だろ?と親しい記者に話しているようです(前出・球界関係者)」。

ただグランドにめったに表れないツチノコ評論家と揶揄される江川氏は、本当に監督になる気があるのか?江川氏に近い人物によると「今の日テレ系のスポーツ番組は、メインMCをくりーむしちゅーの上田です。江川さんは、自分の冠が取れた時点から将来的に外されるのを感じています。そうなる前に、監督としてもう一度脚光を浴びたいはずですよ」。しかし、巨人の監督ともなれば采配ひとつがマスコミの標的にされる。采配の言い訳を翌日のスポーツで解説するわけにもいかない。そもそも江川卓のネームバリューも影響力も、いまのジャイアンツ選手はピンと来ないだろう。現役引退してから既に25年。その空白期間はあまりにも長過ぎる。

※フカヨミ!プロ野球に書かれている内容は、真実とは異なる場合があります。あくまでも個人的視点をオーバーに書いたフィクションです。ゲンダイの記事だと思って軽く受け流して頂けると幸いです(笑)。

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