Franklin@Filbert

サンフランシスコ・ベイエリアでのあれこれ

先日、ぴろ子がプリスクールから cricket なるものをもらってきました。cricketって一体何だろう?と思っていたら、コオロギのことでした。

ペットショップに行くと、爬虫類の餌用に生きたコオロギが売られているそうで、プリスクールでコオロギを飼育用にまとまった数を購入し、その中の2匹を分けてくれたそう。

昔、同僚にもらった虫かごがあったので、それにコオロギを入れて飼育中です。

コオロギ、夜になると、リリ・・リリリ・・と鳴き出します。なんとも涼しげな音色です。日本の夏って、そこらじゅうでカエルや虫が鳴いていてうるさいくらいな記憶がありますが(うちが田舎だったのも多分にあるのですが)、アメリカに来てからそういう体験ってまったくないような気がします。

静かに虫の声を聴くのも良いものです。

サンフランシスコのアパートの賃料が、ニューヨークを抜いて全米一高くなったといったニュースを目にします。Rent Jungleによると、サンフランシスコの1BRの平均家賃は$3,096、2BRだと$4,126と出ています。

ところで、今日ふと疑問に思ったんですが、この平均家賃ってどうやって計算しているのでしょうね。

と、いうのも、今日の今日まで平均家賃って、

平均家賃=(SFで家賃払っている人全員がひと月に払った家賃総額)/(SFで家賃払っている人の数)


で、計算しているのだろうと思っていました。

サンフランシスコでアパートに住んでいる友人らの顔を思い浮かべながら、彼らの払っている賃料もカウントされて平均家賃が出ているのだろうな〜って。


でも、ふと…と思ったんです。サンフランシスコってレントコントロールがあるから、一定年数を経たアパートに長期に住んでいる人の物件は、基本、家賃の上昇は緩やかなはずです。知り合いの知り合いには今でもサンフランシスコ市内で$1000やそれ以下の家賃のアパートに住んでいる人もいるようです。そして、これだけ家賃があがってしまったら、レントコントロール物件に住んでいる人はまずもって他の物件へは動かない(動けない)はずです。サンフランシスコ市内の賃貸物件は年季の入ったものが多いですから、レントコントロールに保護されて、(比較的)安い賃料で住んでいるテナント数ってかなり多いと個人的には思います。そういう人たちの家賃も平均家賃算出に加わっていて、平均家賃がこれだけ高額になっているとは到底思えません。きっと、「平均家賃」にそういった人たちの家賃はカウントされていないのではないかと。察するに、平均家賃算出方法は、

平均家賃=(SFでテナント募集している物件のひと月あたり家賃総額)/(SFでテナント募集している物件数)


で、計算されているのではないかと。であれば、「平均家賃」っていうのは誤解を招く表現で、正しくは、「テナント募集物件の平均家賃」と言うべきものではないのかな〜と。

であれば、この平均家賃って、「これからサンフランシスコに引越してくる人」には家賃高くて大変ですねぇと共感するのに使えるけど、今既に住んでいて引っ越す予定のない人にはあまり関係ないものなのかなって。


そもそも、サンフランシスコって面積は小さく、市内は開発されつくされて新規開発の余地はなし。加えて、レントコントロールがあるからテナントの流動性も低い。そう考えると、この平均家賃計算に使われる物件の母数って(NYなどの他の大都市と比較すると)きわめて少ないのではないでしょうか。


ひょっとして、これって常識? 僕が今まで知らなかっただけだったりするのかな。



先週末、今シーズンはじめてのいちご狩りに行ってきました。行った先は、Half moon bayから一号線を南下したSwanton Berry Farm



San MateoからHalf moon bayに抜ける92号線は週末大混雑することが多々あるため、巻き込まれるかと不安でしたが、この日はそれほど混雑しておらず40分弱でHalf moon bayに到着。その後は、ひたすら太平洋沿いの1号線を南下。1号線が一旦海から離れて、Ano Nuevo州立公園の入口を通り過ぎ、再び海に近づいたところで目的地到着〜。ちなみに、Swantonのいちご農園は、ここから更に南下してSanta Cruz Countyとの州境付近にもあり、時期によってオープンする農園を変えるようです。

しかし、この1号線ドライブは何度来ても気持ちが良くて快適ですよね。左手にはうねうねと続く緑の丘陵、右手には太平洋を見下せます。いつかこの太平洋を見下ろす崖の上に家を構えてみたいものです(ロケーション的には、手塚治虫のブラックジャックの家が理想!)。


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甘くて美味しいいちごもたくさん取れました。
買い上げ価格は、パウンド $6 なので、値段は決して安いとは言えないのですが、ここのいちごはオーガニック。それほど遠くもないし、ドライブも快適、家族で楽しめるいちご狩りはお勧めです。

もうちょっとするとブレントウッドのU-PICK果樹園もあちこちオープンするでしょうから、桃やネクタリン、さくらんぼ狩りも楽しめることでしょう。

かな〜り期間が空いてしまいましたが、以前書いたSleep Studyの後日談です。

前回までのあらすじ…

「夜、寝ているときに呼吸止まっているよ!」とかみさんに言われて、本人はそんな訳ないっ!と思いつつ、スタンフォード病院にてスリープスタディを受けてきたところまでを以下に記しました。
Sleep Study(その1)
Sleep Study(その2)



さて、体中にセンサーをつけてスタンフォード病院に一泊した検査結果を聞きに、その1ヵ月後にスタンフォード病院に行って参りました。

前回と同じ、アフター5はクラブでぶいぶい踊りまくってそうな(すいません、ワタシの勝手なイメージです)若くてちょいとキツそうな中近東系女医さんと、アフリカ系のふとっちょ女医さんの凸凹コンビが僕の担当です。

僕のテスト結果のレポート3枚が渡され、簡潔に結果を伝えてきました。曰く、



僕の睡眠状況は、

シビア

だそうで。


睡眠状況によって、ノーマル、マイルド、シビアの三段階あるようで、僕はシビアに入るそうです。

レポートには時系列に僕の睡眠状態を記録したグラフだとか、ハートビートだとか、さまざまな検査結果が記載されているのですが、結果をひとことで言うなら、僕の場合、RDI(呼吸障害指数)という数値が、40.3/h でして、これが40を越えると、「シビア」とCPAP治療の対象になるようです。



正直、ショックでした…。だって日中に眠くなったりするような自覚症状が何もないのですから。女医さんは、「運転中に突然睡魔に襲われたりしたことはありませんか?」「午後になると頭がぼーっとしたりしませんか?」と聞いてきますが、自分は特にこれといってそういう覚えがないのです。

食い下がって次のようなことを聞いてみました。


「Sleep Study当日はセンサーが体につけられてなかなか眠れなかったのですが、それがRDIを高めてしまっていませんか?」

  → 眠りにくいなら、逆にRDIは低くなります。

「僕はよくお酒飲んで寝るのですが、お酒飲むと一般的にRDIはどうなりますか?」

  → お酒を飲んで寝ると、RDIは高くなる傾向があります。


という訳で、Sleep Studyで出たRDI 40という数値は、普段の睡眠時よりも低い数値な可能性はあれど、高いことはなさそうです。



軽く打ちのめされたフォローアップはあっさり終了し、今後の対応として、睡眠時にマスクをつけて強制的に空気を流し込むCPAP(Continuous positive airway pressure)療法をすることになりました。

CPAPの装置は病院では扱っておらず、それ専門のお店にて購入することになるそうで、病院からは、この界隈でCPAPを扱っている店のリストをもらいました。

翌日、早速、リストの中からSan CarlosにあるSleep Questというお店を選び、電話連絡を入れて状況を伝えました。Sleep Questは、今後の流れについて次のように説明しました。

  1. Sleep QuestがCPAPの問診表を僕に送るので、それに記入してSleep Questに送り返す
  2. Sleep Questが僕の加入する保険会社に連絡して、保険のカバレッジを確認する
  3. 保険会社からの確認が取れ次第、Sleep Questが僕に連絡を入れて、CPAP装置選定のためにSleep Questの店舗に行く日を決める
  4. Sleep Quest店舗に行き、CPAP装置を選ぶ


なんだかんだで時間がかかり、結局、Sleep Questに連絡を入れてから、一ヵ月後にCPAP装置選定のためにSleep Quest店舗を訪問することになりました。

店舗があるのはSan CarlosのSleep QuestはIndustrial Rd.沿いで、一見すると倉庫のような建物の中にありました。

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受付を済ませると、奥の小さな部屋に案内されました。

そこでSleep Questのスタッフに、CPAPの装置と様々なマスクを見せられ、どれにするかと聞かれました。

CPAPの装置は2種類あり、左の黒がResMedという会社のもの、右の白がPhillipsのものでした。

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正直、かさばるような大きな装置をイメージしていたのですが、実際には一昔前のラジオ程度の大きさで、思ったより小型でデザインもなかなか洗練されていてちょっと安心(もっと武骨な物を想像していました)。この装置が、取り付けられたホースを通じて圧力をかけて空気を鼻に送り込んでくるという仕組みです。

マスクは、鼻に取り付けるものと、口と鼻をすっぽりかぶせるものの2種類がありました。

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装置の選択は、どちらでも良かったのですが、値段は両方とも同じで保険がカバーするとのこと。ResMedの方がやや静かとのことなので、RedMedにしました。

透明なプラスチックの部分は取り外せて水を入れられるようになっています。送り込む空気に湿り気を与えることができるのだそうです。加湿器の役割も果たしてくれているなんて素晴らしい!

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この装置、SDカードが入っていて、日々の利用状況や僕の呼吸状況などが記録されるのだそうです。

記録はこの装置で見ることもできます(こんな感じ)
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CPAPがはじまったら、状況確認のため定期的に病院に通うと言われていたので、「病院に行くときは、このSDカードを持って行くのですね?」と聞いたら、その必要はないとのこと。え、でも、それじゃ、僕の状況が分からないじゃないと思ったら、なんと、この装置自体がベライゾンの電話回線を使って定期的に僕の状況をサーバーにアップロードするのだろうです。

ええっ、そんなことできちゃうの?これって現在のITのトレンド、IOT(Internet of Things)でしょうか。

ってことはですよ、僕がこの装置を使わないでいたら、それもバレちゃうし、毎日何時から何時まで寝ているか(CPAPを使っているか)とかすべて分かってしまうのです。

そして、スタンフォードの担当医の他に、Sleep Questの担当者、保険会社、そして、ResMedも僕の情報を見れるそうです(ResMedのWebサイトにログインして、アカウントを作れば、自分で過去の状況を見ることもできます)。

更に驚いたのは、スタンフォードの担当医が、僕の使っているResMedの動作を遠隔コントロールすることもできるのだそう。例えば、空気圧を高くする、低くするといったことができるのだそうです。

なんとも、SF小説に出てくる監視社会みたい。

実際に、一昨日、ResMedからメールが届きまして、「かなりのエアーが漏れているようだけど、ちゃんとマスクはフィットされていますか?」だって。その前日と前々日、寝ている間にマスクが外れてしまっていて、エアがそのまま空気中に放出されていました。CPAPの装置は空気圧を計るセンサーが付けられていて、それが低くなるってことは、マスクが正しくフィットしていないと判断したのでしょう(ちなみに、このメールは定型文書だったので、ResMedの誰かが僕の状況をモニターして親切にメールくれた訳ではなく、エアー漏れと思われる事象が起きたら勝手にメール送るシステムと思われ)。

装置を使わないでいると、保険会社から何か言ってくることもあるようです(特にCPAPの装置をレンタルしている場合にそういうことがあるらしい)。


さて、CPAPを使い出して一週間程度経ちました。

使い始めて、僕は大きくこの装置を勘違いしていたことに気づきました。

当初は、このCPAP装置が一定間隔で強制的に空気を送り込み、それにあわせて自分も呼吸するようになるのかと思っていました。でも、そんなの不可能ですよね。実際使ってみて分かったのは、CPAPは、ホースを通して空気をずっと送り込んでいるだけでした(空気に一定の圧力をかけていることになります)。で、鼻で息を吸うとそのタイミングで鼻から空気がどっと入り気道を広げるため、いびきも押えられるという仕組みのようです。

ちょっとやっかいなのが、呼吸の仕方。CPAPを使う場合、鼻で息を吸い、鼻から息を吐き出す必要があるようです。寝床に入ってCPAPを取り付けてからは、意図的に鼻で呼吸するようにしていますが、果たして寝た後もそれが出来ているのかはよくわかりません。また、口をあけてしまうと、圧力のかかった空気が鼻から入ってそのまま口から逃げてしまいます。実際、装置を付けて口を開けると、鼻から口へ空気が流れていくのが分かります。循環呼吸ってこんな感じなのかな〜なんて思いつつ。

CPAPの効果ですが、正直、僕にはこれといって効果があるように感じられないでいます。CPAPの体験談で、「CPAP使うようになってから翌朝頭がすっきりするようになった」とか、「日中のやる気が全然違う!」なんてポジティブな意見を多々目にするので、僕もそうなるのかな〜、仕事のパフォーマンスが2倍になったりして…むふふ。と、期待していたのですが、自分にはその効果が全く認識できず。

CPAPのパンフレットのFAQに「旅行に持って行く必要はありますか?」との問いに「CPAPを体験したら、旅行にも進んで持っていきたくなります!」と書かれていましたが、自分はそうは思えないでいます。

中学生の時、はじめてメガネをかけた際、世界はこんなにも明るかったのか!と感動した記憶が鮮明に残っているので、CPAPもそれと同じくらいの感動を与えてくれると期待していたのですが今のところ感動してません。

むしろ、鼻にあてがうピロー(pillow)と呼ばれるパーツによって、鼻が押されて毎朝鼻がひりひりしてしまっています。ピローを押えるバンドを緩くすれば良いのでしょうが、そうすると、ピローが鼻から外れてしまうのですよね。

これがピロー。シリコーン素材で柔らかいものの、長時間鼻に入れられてバンドで押えるので、鼻が痛くなるのが難点。ちがうタイプのマスクに代えるべきか…。もうちょっと様子みて考えます。
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Sleep Questの担当者から「調子どう?」ってメールが来たので、「鼻が痛いからピローをもう一回り小さいのに変えることできない?」って聞いてみたんですが、ピローを小さくするとエアが漏れて圧力掛からなくなるちゃうのよね〜と消極的でした。


さて、みなさん気になるであろう今回掛かった費用についてです。

どういう訳かスタンフォードの病院からまだチャージが届いていません(初回訪問、宿泊、フォローアップと3回行っていますが、まだそのいずれもチャージ届かず)。

一方のSleep Questですが、CPAP装置を入手したその日に支払いをしました。

このCPAP装置、それに付ける付属品(マスク、ホース、エアフィルターなどなど)、それにコンサルタント料みたいなものトータルでの請求額(保険なしのオリジナル料金)は





$3200 !!




ですが、保険適用価格でディスカウントされ、Sleep Questからの請求額は $1000 になり、更にその9割が保険会社負担、1割が自己負担のCo-Insuranceなので、僕が自分の財布から払った金額は $100 でした。

アメリカの医療関係の費用って、なんだか露店商の値付けみたいですよね。ふっかけるけど、保険適用ディスカウントで、ぐぐっと落ちるみたいな。本当によく分からんシステムです。


と、まぁ、こんな感じでしばらくCPAP使っての睡眠が続きます。

今まで、Costcoの提携クレジットカードはアメリカンエクスプレスでしたが、今年6月20日からCitiのVisaカードに変わります。

切り替えは向こうが勝手にやってくれるそうで、待っていれば今月から来月にかけて新しいCitiのカードが届くそうですが、このCitiのカード、特典がなかなか良さげです。


  • ガソリン購入には、4%キャッシュバック(ただし年間$7000まで、それ以降は1%)

  • レストランや旅行関係には、3%キャッシュバック

  • Costcoでの買物には、2%キャッシュバック

  • その他すべての買物には、1%キャッシュバック



今までのCostco提携アメリカンエクスプレスの特典は、ガソリン購入が3%(年間$4000まで)、レストランや旅行関係が2%のキャッシュバックだったので、少なくとも今までのカードよりも特典はグレードアップしています。

ウチはCitiのDoubleCashなるクレジットカードをメインで利用していました。このカードはどの買物でも2%のキャッシュバックがつくカードですが、今後は、Costco提携Citi Visaカードと、Citi DoubleCashの併用になりそうです。

今日のローカル誌San Mateo Daily Journalの一面記事より。San Mateo市議会は、2018年までに最低賃金(時給)を$15に上げることに決定したとのこと。

ベイエリア一帯で生活費が高騰していることを考えれば最低賃金上昇は理解できなくもないけれど、San Mateoの今日現在の最低賃金は$9(注釈:ググったところ$9と出たのだけれど、2016年1月からカリフォルニア州の最低賃金が$10になっているそうなので、ひょっとしたら$10なのかも)。ってことは、たった2年で賃金を50%以上も上昇させるってことですよね。かなり挑戦的なプランなように感じます。

実現されれば、San Mateo市内のレストランや小売店は、賃金上昇分を商品価格に転嫁するでしょうから、モノの値段はさらに上がるでしょうね。

となると、ウチが外食する回数は、間違いなく減るでしょうね… 今でも外食にかかる費用(特に和食!)は高いなぁと感じているのに。

個人的には、最低賃金上昇させてもいいけど、チップを廃絶してもらえないものだろうか…なんて思ったり。そもそもチップって最低賃金もらえないからその分をチップで賄っていたんじゃなかったんでしたっけ?

Minimum Wageというサイトを見て知ったんだけど、各州ごとに、Min. Wage(最低賃金)の他に、Min. Tipped Wage(チップを貰う人の最低賃金)が決められている様子。

で、これを見て唖然としたことがひとつ。

カリフォルニア州の場合、Min WageもMin. Tipped Wageも$10で同じ。

ニューヨーク州の場合、Min Wageは$9、Min Tipped Wageは$7.5 で差がついています。

そして、テキサス、ニューメキシコ、ワイオミング、アラバマ、ジョージア、ノースカロライナ、ペンシルバニア、ヴァージニア、カンザス、オクラホマ、ルイジアナ、ケンタッキー、テネシー、ミシシッピー、インディアナ ...etc といった州では、Min Wageが$7.25で、Min Tipped Wageは ...





$2.13




ですよ!!

これを見ると、カリフォルニアで食事した際にチップ置く必要あるのかと思ってしまいます。
(Min Wage$7.25、Min Tipped Wage $2.13 は連邦政府が規定した最低賃金)



ちょっと話がずれました。
San Mateoの最低賃金上昇の話はSan Mateoの話で、San Mateo郡の話ではありません。が、カリフォルニア州も2022年には最低賃金を$15にするとのこと。今回のSan Mateo市の決定は、その実行時期を前倒ししただけで、遅かれ早かれ賃金上昇は行われることになります。

しかし、カリフォルニア州の最低賃金 $15 ってのはどうなんでしょう。都市部ならまだしも、そうでない地方も $15 にするのでしょうか…。


そして、気になるのは日本との格差。

現在の東京の最低賃金は 907円 だそうで。1ドル106円(今現在のレート)として計算すると、サンマテオ市の最低賃金は現在 954円。2年後には1590円になります。

東京が907円ですから、日本の地方都市はそれよりも安い訳です。日本とアメリカの経済格差はますます開くばかりです。

アメリカはラーメンブーム。ここベイエリアもどんどんとラーメン店が新規に店を構えています。僕がベイエリアにやってきた2001年では、ラーメンと言えば、サンマテオの「さんた」「ろざん」、サンフランシスコの「刀屋」くらいしかなかったと記憶していますが、当時と比べてラーメン事情は雲泥の差。東京でも通用するくらいのレベルの高いラーメン屋がどんどんと開店しています。

こうしたラーメンブームは、ベイエリアのみならず全米に広がっているようです。

そうした中、なんと、全米に500店舗を展開するファミリーレストランのRed Robinが、期間限定でラーメンバーガーを提供しはじめました。

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ハンバーガーのバンズの代わりにラーメンのヌードルを固めたものを使うラーメンバーガーは、今までも時折目にしましたが、多数の店舗を展開するアメリカのファミレスがラーメンバーガーを提供するというニュースは、ラーメンがアメリカでもかなり普及していることの表れではないでしょうか。

という訳で早速試食!

Red Robinはハンバーガーがメインのファミレスです。
メニューは、招き猫のデザインが取り入れられています。
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こちらが、そのラーメンバーガー。

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バンズの代わりのヌードルは、表面はカリっと焼かれていて、中はジューシー。はさまれたパテはテリヤキソースがかけられています。

これが、意外と美味くてびっくり。

もっとキワモノを覚悟していたのですが、よく出来ていると思います。ヌードルが、途中で割れてきてしまうのが困り物ですが、麵とパテとテリヤキソースもよくマッチして、美味しく頂きました。また食べても良いと思えるほどに出来上がっています。

ラーメンバーガー、期間限定だそうです。興味のある方はお早めに。

ところで、Red Robin、久々に足を運んだのですが、各テーブルにモニター付き小型端末が置かれていました。これ、この端末で、メニューのオーダー、ウエイトパーソンの呼び出し、会計ができてしまうのだそうです。

僕のところには、ウエイトパーソンが来てオーダーを取ってくれましたが、会計はこの端末でお願いしますと言われました。

優れものなのは、支払いのスプリットも出来てしまうこと。何人かで食事した場合でも、自分が食べたものだけを自分で支払うことが簡単にできちゃいます。この端末に、オーダーしたものがリストアップされるので、そのなかから自分が払うものだけを選んでクレジットカードを読み込ませると、その会計ができる仕組みです。

なおチップも画面にパーセンテージ(および、その金額)が表示されるので、その場で指定することができます。ちなみに、チップの初期値は20%になっていたのでご注意を。







J長いこと先日のトレッキングについて書いてきましたが、その旅行に関してもう一つだけ。これで終わりです。

先日のCoyote Buttesトレッキングに行くにあたり、サンフランシスコからラスベガスまで飛行機で移動しました。

当初、行き先としてソルトレイクやロサンジェルスなどいろいろと迷ったのですが、やはりラスベガスに飛ぶのが、近くて、安くて、便数も多く、さらに現地のホテルも安いというメリットがあります。ラスベガスに週末や何かのイベント時期に行こうとすると値段は跳ね上がりますが、オフピーク時の週半ばならフライトもホテルも非常に安いのが魅力です。

格安エアラインのトリック
ベイエリアからラスベガスに飛ぶには、サンフランシスコ、オークランド、サンノゼと3つの空港が使えます。それら空港から飛ぶエアラインには、超格安なのもあります。例えばサンフランシスコから飛ぶFrontierの場合、

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直行便で片道 $21 なんていう料金を提示しています(メンバー料金ですが、そうでなくても $29)。

オークランドから飛ぶSpiritでは、以前 $20を切る料金を見たこともあります。

これだけ安いなら、週の半ばにラスベガスで飛んで、ラスベガスのホテルで仕事するなんてのも気軽に出来そうです。

が、注意すべきは、こういった超格安エアラインは、預け入れ荷物に追加料金がかかるのは当然としても、一定サイズを越える機内持ち込み荷物にも追加料金がかかります。Frontierの規定では、前の座席の下に入らない荷物を機内持ち込みする場合にチャージが発生とのこと。

この荷物にかかる料金ですが、チケット購入時に一緒に申請して払うこともできるし、当日のチェックイン時に払うことも出来ます。いやらしいのは、当日払う場合の金額は、事前購入よりも高額になってしまうことです。。

Expedia等の予約サイトでも、こういった荷物に追加料金が発生するエアラインが表示されます。当然、表示される料金は、荷物チャージがゼロと仮定した料金です。一見すると安いのですが、実際には追加費用が掛かる可能性があることに注意が必要です(ちなみに、Expediaでは注意書きが出ます)。

でも、いつか、この最安値航空券で、手ぶらでベガスに飛んでみたいものです。

ラスベガスのカジノホテルのトリック
こちらはご存知な人も多いでしょう。ラスベガスのカジノホテルでは、宿泊費の他に、「リゾートフィー」なる訳の分からんチャージを課しています。

このリゾートフィー、ラスベガス中心部のほとんどのホテル、モーテルで課していて、Expedia等でホテルを表示させると、このリゾートフィーを含まない額が表示されます。なので、一見すると安く見えるのですが、実は隠れチャージがあることに注意が必要です。

リゾートフィーはホテルによって異なりますが、一泊 $20 〜 $40 程度チャージされます。

こんなインチキくさいことは止めてハナッから利用者が払う合計金額を表示して欲しいものです。

ちなみに、Expediaでは宿泊費はExpedia経由で払いますが、リゾートフィーはホテルでチェックインする際に、ホテルに払います。

駐車場検索サービス

今回は一人旅なので、自宅か空港まで公共交通機関で行くことも考えていたのですが、ベガスからサンフランシスコに戻った1時間半後に、かみさんとぴろ子の飛行機がサンフランシスコに着陸します。なので、車で空港に行ってしまった方が何かと便利だと思い、そうすることにしました。

そうすると、ロングタームパーキングを使う必要があるのですが、サンフランシスコ国際空港のロングタームパーキングは24時間で$18します。

もう少し安いパーキングは無いものかと探したところ、SpotHeroなるサイトを見つけて、ここでパーキングを予約しました。

このサイト、駐車場を探してくれるサービスで、停めておきたい日時を指定すると、その間、停めておける駐車場をリストアップしてくれます。場所にサンフランシスコ国際空港を指定すると、空港までの送迎ありのパーキングがリストアップされます。

僕は、このサービスで、Millbrae Ave.にある ALOFT というホテルのパーキングに車を停めました($10/day)。利用方法は至って簡単。このサイトで駐車場を予約し、クレジットカードで決済します。そして、レシートを印刷しておきます。

ALOFTのパーキングに着いたら、駐車券を取って空きスペースに車を停め、荷物を持って空港行きのシャトルバスに乗って空港へ。

サンフランシスコ国際空港に戻ってきた際には、空港からホテルへのシャトルバスに乗り、そのまま自分の車に戻ります。そして、車に乗り込み、パーキングを出る際に、係員にレシートと駐車券を見せればそれでokです。

同じようなサイトで http://www.way.comというのもありました。最初、Way.comで予約を試みたのですが、同じパーキング、同じ期間でもWay.comでは取れない(満車)だけれど、SpotHeroなら取れたということがありました。どうしてそういうことが起こるのか分かりませんが、そういう理由があってSpotHeroを利用しました。

ラスベガス空港でのレンタカー
今回は、Enterpriseでレンタカーしたのですが、非常に快適でした。まず、Enterpriseのカウンターで待っている人はゼロ。僕の受付も3分もかからずに終了。不要オプションの押し売りもなく、車に案内され、そこでサインして車に乗って出発となりました。

以前、ラスベガスでレンタカーした際に、Thriftyというレンタカー会社を利用したのですが、受付が長蛇の列で辟易とした覚えがあります。ちなみに、Thriftyのカウンターも覗いてみましたが、こんな感じでした(Dollarレンタカーの右となりがThriftyで、どちらも行列つくってました)

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ところで、Enterpriseのサイトで車を予約した際、最初に車の予約完了した数時間後、車を一日早く借りる必要が出たので、その予約をキャンセルし、再び新しい日程で借り直ししました。が、なんと驚いたことに一日早く借りただけなのに(5日間借りる予約を6日間借りるようにした)合計金額が倍増してしまっていました…。こんなことってあるのでしょうか(涙)。見ると、一日あたりの基本料金がっぐぐっとあがっているではありませんか。仕方ないので、支払い総額を抑えるため、当初借りようとしていたSUVを諦めてカローラクラスに変更しました。

という訳で、今後は、レンタカー予約を変更する必要に迫られたら、最初の予約をキャンセルする前に、新しい予約を確保して料金がリーズナブルか確認、もし、跳ね上がるようなら、最初の予約の内容変更できないか電話か何かで交渉するのが良いのかなぁと。車を借りる日が近づくほど値段が上がるのは理解できますが、数時間の差で跳ね上がったのにはちょっとビックリでした。

ラスベガスの空港レンタカー会社には、Enterpriseよりもっと安い料金を提示するレンタカー会社もありましたが、レビューが酷くて対象外としました。

UBERを使おうとしたが…
ラスベガスで初めてUBERを使おうとしたのですが、良くわからなくて断念。

ラスベガスのホテルではUBER乗り入れに関してタクシー会社とゴタゴタがあったようで、UBERを拾える場所が限定されています。

詳しくはこちら

で、今回、僕が泊まったサーカスサーカスなんですが、たまたまこの日、ホテル前の車寄せ一帯にてイベントが行われていて、そこに車が全く入れなくなっていました。サーカスサーカスのUBER乗り付け場所がまさにそこで、こうなると一体どこでUBERを拾えるのか全く分からず…

ちょっと離れた場所でUBERアプリを開いて車を呼んでみたのですが、どうも、「ココで待て」とサーカスサーカスのUBER乗り場が指定されてしまいます(この日、車が入れないのに)。

という訳でこの日のUBER利用は諦めました。普通の日なら問題なく使えたでしょうが、運が悪かった…。


コヨーテ・ビュート(The waveも含む)に関する情報を後学のためにまとめておく。
もし、ここに行こう考えている人がこの情報を見れば大概のことが分かるように…。

集約サイト
コヨーテ・ビュート(The waveも含む)に関する情報ソースは、The Wave Infoに集約されている(英語)。このサイトは非常に有益な情報が集まっていて、コヨーテ・ビュートに行くことを考えている人は必見。多種多様な情報が掲載されているが、主に次のような情報がある(2016年4月現在)。
  • コヨーテ・ビュート及びその周辺に関する雑多な情報
  • 許可証抽選サイトへのリンク
  • コヨーテ・ビュート周辺の道路状況
  • 日の出、日の入りの時刻
  • WirePassトレイルヘッドからThe Waveまでの歩き方(動画による解説)
  • コヨーテ・ビュートのビューポイントの緯度・経度
  • 各種写真
  • The Wave周辺に残る恐竜の足跡化石などの場所


許可証
The waveやコヨーテビュートサウスを歩くには許可証が必要。許可証は発行数は、一日あたり、コヨーテ・ビュート・ノースに20人分、コヨーテ・ビュート・サウスに20人分と厳しく制限されている。希望者が多数の場合(ほぼ毎日抽選になっているのだが)抽選で選ばれる。抽選はインターネットによる事前抽選、または、Walk-inによる抽選の2通りがある。インターネット事前抽選で10名分、Walk-inで10名分を発行する。抽選が狭き門なのは間違いない。

また、せっかく許可証を得ても、悪天候により、当日に現地に行けないこともある。この場合、残念ながら救済措置はない(日を変更したりできない)。

インターネット抽選
The Wave、及び、コヨーテビュートサウスのインターネット抽選は、こちらのサイトから申し込める(英語)。

インターネット抽選は、抽選の当否に関係なく、申し込み料金が$5かかる。
グループで申し込む場合、1グループの上限は6人まで。ペットを連れて行くこともでるが、一匹は一人とカウント。

申し込みは、今日現在の月から、4ヶ月先の月のなかからいずれか3日を指定でき、抽選が行われるのは翌月1日。例えば、今日が4月19日とすると、今日、インターネットで受付られているのは、8月1日〜31日分の許可証(その中から3つの候補日を選択)で、抽選が行われるのは5月1日。

現在の抽選倍率もこのサイトから確認できるが、今日現在、一番人気なのは、8月20日(土)で、 702 人が応募(当選するのは10人のみ)。

Walk-Inでの抽選
毎日、Kanabのビジターセンターで朝9時からThe Waveの翌日分の許可証の抽選が行われる。
Kanabはユタ州なので、時間に注意すること(ラスベガスやペイジといった近隣の街とタイムゾーンが異なる)



抽選参加希望者は、ビジターセンターに午前8時半から9時の間に行き、申し込み用紙に必要事項を記入して抽選会に参加する。抽選参加自体は無料。

インターネット抽選同様に、許可証の発行数は翌日の10名分のみ。グループ参加の場合、グループは6人以下である必要がある。

仮に、6人のグループで参加して、第1回目の抽選でそのグループが当たれば、6人全員に許可証が発行される。もし、既に8人が当選していて、その次の抽選で6人組のグループが当選した場合、そのグループは、6人のうちから2名を選出するか、または、全員が行かないという選択をしなくてはならない。

トレイルヘッド
The WaveのトレイルヘッドはWire Pass、コヨーテ・ビュート・サウスのトレイルヘッドは、Paw HoleとCottonwood Coveの2箇所
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Paw HoleとCottonwood Coveへ行くには四駆が必須。
二駆の場合、Paw Holeの2.5マイル手前のLone Treeに車を停めて、そこからPaw Holeまで歩く必要あり。

上記のどのトレイルヘッドに行くにも、未舗装路のHouse Rock Valley Roadからアクセスし、降雨直後などは、House Rock Valley Roadが通行不可になる可能性がある。

House Rock Valley Road
The WaveのトレイルヘッドであるWire Passや、コヨーテ・ビュート・サウスのトレイルヘッドであるPaw Holeまで行くには、未舗装路のHouse Rock Valley Roadをドライブする必要がある。

この道は、雨が降ると通行できなくなる。道路状況は、Kanabのビジターセンターで知ることができるので、行く前に立ち寄るのことをお勧めする。

Kanabのビジターセンターは、その日にWire Passに行くのに必要な車を掲示している。
選択肢は、「車高の高い2WD」、「車高の高い4WD」、「どの車でも行けない」の3種類。

※Kanabのビジターセンターには何度も電話したが、一度も繋がらなかった。毎回ボイスメールになるだけで、メッセージ残したがCall Backはなし…。情報を得るには、足を運ぶしかないのかも知れません。


この道は、細かい土が固まったような道路で、雨がふるとぬかるみ、深いわだちが出来やすい。また、途中、何度か、乾いた川を渡る箇所があり、そういう箇所は道路がくぼんでいて砂が溜まっている。

僕はカローラクラスの車で行ったが、極めて慎重に運転した。正直、コレ本当に行けるのか?と思った箇所も何度かある。

ちなみに、道路自体が危険という訳ではない(例えば、片側が崖で運転誤ったら死に直結するとかいうことはない)が、脱輪して動けなくなる可能性は十分にある。

Kanabのビジターセンターとレンジャー
Kanabのビジターセンターには、この周辺の見所に関する情報が集まっているので是非立ち寄ると良い。レベルに応じたトレイル情報やそこへの行き方、周辺地図なども手に入る。ガイドブックや土産物も売られているし、この周辺の成り立ちを説明した展示物もある。

ここに勤務するレンジャーも親切丁寧なのは言うまでもない。が、ひとつ気になったことがあるので一応記しておく。

杞憂だとは思うのだが、コヨーテ・ビュート・サウスの情報は、レンジャーは積極的に出してこないでいるように思えた。

例えば、"The Wave"の9時の抽選が終わったら、抽選が外れた人に対して、「このあと10時からコヨーテ・ビュート・サウスの抽選がありますよ」くらい言っても良さそうに思えたが、そういうことは一切言わない。

The Waveの抽選については、何時からドコで抽選があると掲示されていたが、コヨーテ・ビュート・サウスについては無かったように記憶している。レンジャーに聞いたら、10時から抽選があると教えてくれたが、レンジャーから積極的に情報発信はしていないように感じた。

多分、コヨーテビュートサウスがThe Waveのように超有名スポットになるのを避けるためにあえて触れずにいる…なんていうことがあるのかもと思ったり。もちろん、こちらがそれを聞けば教えてくれるけど、こちらから聞かないと何も分からない。


コヨーテビュートサウスの抽選に当たり、許可証を発行してもらう場で、年配女性二人組が、「私たちはGPSがないのだけれど、大丈夫だろうか?」とレンジャーに聞いていた。レンジャーは、西に見える崖が目印になると言っていた。確かに、その通りではあるものの、ルートファインディングに長けたオフトレイルに慣れた人ならまだしも、一般のハイカーが簡単にトレイルヘッドに戻れるようなものでもない。レンジャーにしてみれば、いちいち質問者のスキルレベルを考慮して回答できる訳もないし、また、質問者に、「あなたは経験不足だから、ここには行けない」みたいなことも言えないのだろう。

後日談ながら、その年配女性二人組は、4WDでPaw Holeまで行ったが、トレッキングはせずにそこで引き返したのだそう。なぜそのことを知ったかというと、たまたま、その場に、僕を迎えにきてくれたロバートがPaw Holeにて彼女らに出くわして話したから。ロバートは抽選で当たってここまで来たのだから、少しその辺を歩けばと薦めたそうだが、彼女らは、帰りに車がスタックするのを恐れて明るいうちに帰ると言ったそうだ。彼女らにしてみれば、4WDでなんとかトレイルヘッドまで来たが、道すがら、本当にたどり着けるのか心配で、もうトレイルなんて気分では無くなってしまったのだろう。

そのような人に、許可証を無駄に発行することは防げないのかと一瞬思ったが、レンジャーにしてみれば、それで良かったのかもと思う気にもなった。なぜなら、自然保護の観点からすれば、人が入らない方が良いから。


コヨーテ・ビュート・サウスの見所
コヨーテ・ビュート・サウスの見所は、Paw Hole周辺のビュート群と、Cottonwood Cove付近にある、"Control Tower"と呼ばれるビュートと"Half and Half"と呼ばれる二色の岩と思われる。

Control TowerやHalf and HalfのGPS位置情報は、The Wave Infoで見つけられる。大体の位置は次の地図にあるとおり(地図にあるアイコンがそれ)。



残念ながら、僕はこの両者のすぐ近くまで行っていながら、引き返してしまった(これらの位置情報は帰宅後に知った)。

ところで、コヨーテビュートサウスを歩くと、ところどころに有刺鉄線が張られているのを目にする。当初、それが公園の境界かと思ったが、現地であった3回この地を訪れたことのあるロバート曰く、これは放牧している牛を囲うためのもので、コヨーテビュートサウスのエリアとは関係がないから、うまく通り抜けてしまって構わないとのこと(真相不明だが、多分そうだと思われる)。

コヨーテビュートサウス一帯は、低木がところどころに茂る高原で、見通しは悪くないし、視界をさえぎるようなものもない。方角も遠くの山を見ることで分かる。だから、トレイルヘッドに戻るにも大よその方向は検討がつく。が、GPSがあるとより正確な情報が得られる。

GPS
必須ではないものの、このエリアをトレッキングするならGPSがあると便利。
と言っても、トレッキング用のGPS端末などは不要かと。僕は、日頃使っているアンドロイド携帯に"Geo Tracker"なるフリーアプリを入れたのを持って行った。

はじめは、使い慣れたGoogle Mapを用いて、時折、自分が歩いた地点を記録(Google Mapに星印をつけておく機能)しておけば良いと思っていた(ちなみに、事前に自分が歩くエリアのマップをキャッシュしておいた)。ところが、現地に行って分かったことは、この星印を付ける機能はネットワークに繋がっていないと使えないことが判明。

幸い、Geo Trackerがあったのでそれを利用。Geo Trackerは地図情報はネットに繋がっていないと取得できないようで、地図は出なかったが、スタート地点と現在地点、その経路が分かるので充分。

念のため、予備バッテリーも持っていったが、エアプレーンモードにして使用したからか、バッテリーはほとんど減らず、終日このアプリを使えた(エアプレーンモードにすると、Wifiやデータ通信は使えないが、GPSを利用した現在位置は知ることができる)。


ガイド
Kanabには、有料で、The Waveやコヨーテ・ビュート・サウスを案内するガイドがいる。

ガイドを雇えば、効率よく見所を回れるし、慣れない悪路を自分で運転する必要もない。なので、効率よく見て回りたい人にはガイドを雇うのもお勧めかと思われる。

ちなみに、ガイドは許可証なしで現地に入れる。なので、ガイドを雇いたい人は、許可証を入手してからガイドにコンタクトを取ればよい(最少遂行人数に満たない場合があるので、Walk-inで翌日分許可証を得た場合などは電話連絡するのが望ましい様子)。Kanabのビジターセンターでもガイドを紹介しているとのこと。

正直、自分はガイドを雇わなかったので、本当に有益かどうかは判断できないものの、コヨーテ・ビュート・サウスを歩いた際に、どこをどう歩いたら良いか分からずに時間を無駄にしたのは否定できない。なので、効率よく見て歩きたい人はガイドのツアーに参加するのがベターと思われる。

ただ、ガイドは高額で、最少遂行人数も規定されている。もし、ガイドを雇いたいがお金が無くて無理…という人は、僕が歩いた行程を上の地図からダウンロードして、GPSに入れおくと有益かと。少なくともPaw HoleからCottonwood Cove付近まではスムースに行けるはず。ちなみに、上の地図で青線が二本あるのは往復したからで、平行してあるところは右側(東側)のルートが最適。

追記:
先日、KanabにあるDreadland Safari Toursという会社に、彼らのSouth Coyote Buttesツアーのコースを聞いてみたところ次のような回答をいただいた。まず、車でCottonwood Coveに行き、その一帯を散策。そして、車に乗って、Paw Holeへ移動してその一帯を散策。

White Pocket
コヨーテ・ビュート・サウスの東側に、ホワイト・ポケットという名が付けられたエリアがある。ここは、粘着性の高いペンキが混ざり合ったような色彩を帯びた岩が広がるエリア。

(wikipediaの写真より)


ここは許可証なく行けるものの4WDが必要。場所はここ。


Kanab
Kanabの街は極めて小さく、街自体にこれといって見所らしきものはない。
レストランも、メキシカンやハンバーガーなど大した店はないが、中華が一軒あった(行っていないが)。大型スーパーマーケットは2店あり、そのうちひとつGlazier's Food Townではビールや酒が買える(もう一方のHoneyとかいう店には酒類は置いていない)。

自分が利用したレストランは、Nedra's Too(メキシカン)、Subway、Rocking V Cafe。
Rocking V CafeはKanabではお洒落っぽさを感じる店だが、値段もそれ相応に高い。

スポーツ用品店はWillow Canyon Outdoorという店が市内にある。小さなアウトドアショップで、品数は多くないが、最低限必要なものは揃いそうな雰囲気。キャンプ用のガスタンクはここで購入した。

4月3日(日)
Kanabのモーテルにて起床して、朝食を済ませ、ビールを買ってからKanabのビジターセンターへ。
昨日、Paw Holeから‘Lone Treeまで乗せてくれたお礼にロバートにビールを渡すのが目的。ロバートの連れの3人はもうアルバカーキに帰ったが、ロバートはまだ数日ひとりでこの地に残ってThe Waveへの抽選に参加する言っていたので、その抽選会場に来たのだが、案の定、彼の車を発見。

既に抽選がはじまっていたので、ロビーで抽選終了を待つ。もし、ロバートが出てこなければ、それはThe Waveへの抽選が当たったことになるので、そうなることを期待。が、あっけなくロバート退出してきた…。

彼の話では、この日は参加人数は37グループだったそうで、ロバートも今日こそは当たる!と思ったが、あえなく敗退とのこと。

昨日、乗せてくれた謝意を表し、そのお礼にとビールを渡し、昨日はあのあとBuckskin Gulchまで行けたことを伝える。

そこでいろいろとロバートと立ち話をし、是非、北カリフォルニアに来ることがあれば連絡くれと伝え、メールアドレスを交換してお別れをした。

ちなみにロバートとケンはかつてIntelで働いていたそうで、特にケンはサンタクララに住んでいたことがあるそう(キャンプしたときにケンから聞いた)。彼がベイエリアにいたのは1970年代で、彼曰く「サンタクララは人が多くなってきたのでニューメキシコに引っ越した」とのこと(ちょっと笑える)。


僕は、翌日の早朝便でサンフランシスコに飛ぶので、この日のうちにラスベガスに戻っておこうと思っていた。なので、車に乗り込んで一路ベガスへ。

まっすぐ帰ってもすることないので、地図でみつけた、Coral Pink Sand Dune州立公園に立ち寄った。

1-DSC_2824


ここはご覧のとおり、ピンク色(ってほどピンクでもないが)をした砂丘の州立公園。

こうしてみると、「おおっ!」と思えるかもだけど、ぶっちゃけ山と山との間にふきだまりになった砂丘といった感じで、砂丘の向こうには直ぐに山が迫っている。

自分としては、「砂丘」というのであれば、地平線の彼方まで砂山がうねうねと続いていて欲しかった。

ここには、小高くなった砂山は2つほどあって簡単に登れる。これなら、デスバレーの砂丘の方が規模はよっぽど大きいかも。

もうひとつ、この州立公園があまり好きになれなかった理由は、この砂丘がバギーに解放されていること。

1-DSC_2826


バギーの愛好者らが、この砂山を所狭しと爆音を立てながら走り回っています。うるさすぎます。


このあと、ラスベガスまで移動して、ホテルにチェックイン。
夜はラスベガスに人気があると聞く居酒屋「市座」にて軽くつまんで、その後、ラーメン屋「空」にてラーメンをいただく。

市座も空もとてもおいしくいただいた。ベイエリアを凌駕するほどの味ではないが、美味しい部類に入るのは間違いない。嬉しく思ったのはその値段。値段に関してはベイエリアよりも一回りも二回りも安かった。

これにて旅行記は終了。

翌、月曜日の早朝便でサンフランシスコへ飛ぶ。
窓からはシエラの山々が綺麗に見えた。

モノレイク
1-DSC_2842


(たぶん…)Banner PeakとMt.Ritter
1-DSC_2843



追記:Google Earth 3D(下のスナップショット)で確認して、写真にあるピークがMt. Ritterであることを確認。Google Earthで、緑のラベルがついているピークがMt. Ritter。Banner PeakはMt.Ritterのすぐ奥にあるピークで、上の空撮写真や下のGoogle Earthでは、両者はほぼ重なって見えるので見分けがつきにくい。そのピークの延長線上奥にある白い湖がジョン・ミューアー・トレイルのハイライトと言われているThousand Island Lake。Google Earthでは、Thousand Island Lakeと、その右となりのGarnet Lakeの間に時期のずれがあるようで、Thousand Island Lakeは冬景色、Garnet Lakeは夏景色になっているのが分かる(空撮写真では共に白くなっている)
MtRitter3D




ヨセミテのエルキャピタンとハーフドーム
BlogPaint



飛行機は無事サンフランシスコに到着。

その1時間半後、日本から戻ってきたかみさんとぴろ子に空港で再会しました。

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