いやぁ、みなさん、ついに、私、ベイエリアのローカルTV放送局、KPIXのニュース番組に出演しました。もちろん、犯人扱いじゃないっすよ。えっ、ニュース番組に出たくらいで嬉しいのかって? そうですねぇ、なんだか僕の年代だとやっぱり、TVに出るってのは凄いことみたいな感覚があるので、嬉しいですねぇ。

では、まずは早速そのTVニュース番組をご覧ください。

僕が出ているのは、17秒から18秒の2秒間。つぶらな瞳に笑顔で手を振る僕の勇姿をご覧ください。たった2秒なので、まばたきしないでね。

KPIXのニュースを見る

どうですか、僕の笑顔。惚れました?

えっ、なんのことか分からなかった?うーん、ではまずこちらを読んでから、もう一度ニュースを見てくださいね。


先日、サンフランシスコ交響楽団の本拠地、デイビスシンフォニーホールにて、San Francisco市内の小学生を招いたホリデーコンサートが開かれまして、それにボランティアとして参加してきました。

ボランティアの内容は、クリスマスらしいキャラクタ(雪だるま、ペンギン、衛兵(くるみ割り人形に出てくるおもちゃの衛兵)、ニンフ、お姫様、トナカイ、ジンジャーブレッドなど)に扮してホールにやって来た子供達を盛り上げるというもの。

このボランティアの話、僕の同僚がこのボランティアを仕切っていたので、数名の同僚らと参加させてもらいました。拘束時間は結構長くて、午前8時半から午後1時まで。というのも、生徒数が多いので、2公演になっていたのです。当然、会社を抜け出す平日のボランティアなんですが、ウチの会社は年間56時間をボランティアに費やして良いというシステムがあるのでそれを利用しました(このあたりの話は近いうちに別な記事にしますね)。

朝8時半にデイビスシンフォニーホールのボランティア事務室(驚いたことに、こういう立派な部屋があるのです)に行ったところ、僕以外にはボランティアを仕切っている同僚しかおらず、どれでも好きなコスチュームを選んで良いとのことだったので、生姜パン(ジンジャーブレッド)を選択! 実は、あとで分かるんですが、違うコスチュームを選択しておけばTV出演とはまた違う、物凄いことになっていたのに…うぅぅ悔やまれるぅ。でもこの時点では、まだそれは分からなかったのです。

さて、チャッチャッと着替えて、こんなのになりました〜

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その後、同僚らがやってきて、それぞれにコスチュームを選択。ほどなくして、子供達がやってくる時間になったところで、簡単な注意事項を受けます。と言っても、話しちゃダメ、手振りは大きくといった基本的なこと。そして、外に出て、この界隈に続々集まったスクールバスから降りて来た子供達に手を振ります。

正直、San Franciscoの小学生なんて、ひねくれている輩が多いんじゃないかな、なんて勝手に思っていたのですが、全然違いました!

子供達、僕を(生姜パン)を見つけるなり、


「ああ!ジンジャーブレッドだぁ!」


と、満面の笑みで駆け寄ってくるではありませんかっ。

もうね、目がキラキラと輝いた笑顔でね、本当に純粋そのもの。子供たち全然すねてない!
チャイニーズもアフリカンもアングロサクソンも、人種関係なく子供達可愛すぎるぅ。

そもそも、生姜パンがこんな人気キャラクターだとは知らなくてびっくり。他のペンギンや雪だるまやトナカイなんかより物凄い人気があったと思います。だって、子供達、遠くからでも、ジンジャー!ジンジャー!って呼んでくれて、キャーキャー言いながら取り囲んでハグしてくれるんですよ。

人生最高のモテ期到来でしたよ、マジで。もう、このまま残りの人生、生姜パンでも良いって思えたほどに。

あ、もちろん、一部には可愛くない子供達もいましたね。僕の顔をじっと凝視して、「先生、この人メガネしているよ」とか言ってくるやつ(もちろん、高学年の輩ですが)。そして、演奏会終了後の子供達を見送っている時には、一部暴徒化した小さな子供にキックされました(着ぐるみが厚いからか、全然痛くなかったけど)。

個人的にはものすごく楽しい経験させてもらいました。また来年も是非やりたい!


という訳で、生姜パンでも十分楽しかったんですが、もし、トナカイか雪だるまを選んでいたら、どうなっていたと思います? なんと、ステージに上がることが出来たんです。

今回のコンサートはホリデーコンサート。サンフランシスコ交響楽団の生演奏に、サンフランシスコバレエ団によるバレエ、そして、ビーチブランケットバビロンの歌と盛り沢山な演目。そのプログラムの最後に、「赤鼻のトナカイ」と「フロスティ・ザ・スノーマン」の歌をオーケストラに合わせて子供達が歌うという演目があって、そこで、ボランティアのトナカイと雪だるまがステージにあがって踊ったんです。ま、踊るって言っても、手足を即興で動かしている程度なのですが。

もし、そのキャラクタのどちらかを僕が選択していたら、僕の履歴書に




サンフランシスコ交響楽団と共演!




っていう、履歴書に箔がつくような経験を得られた訳です。

まぁ、それはオーバーなんですが、サンフランシスコ交響楽団のファースト・バイオリンパートに友人がいまして、その友人も今回のホリデーコンサートで演奏していたので、彼女をびっくりさせられたのになーなんて思ったりした訳です。

ちなみに、同僚のトナカイと雪だるまがステージで踊っている時に舞台袖まで入らせてもらいました。
ステージ裏の通路には、サンフランシスコ交響楽団と共演したマエストロたちのサイン入り写真がずらりと飾られていて、それはそれは荘厳な雰囲気でした。残念ながら、その写真すべてを見ることは出来ませんでしたが、ざっと見た中では、現存する指揮者の中で、僕の一番好きなゲルギエフの若き頃の写真があって、ちょっと感激でした。良い経験させてもらいました。