僕がアメリカに来た最初の年、クリスマスが近づくと、ツリーの生木が街角やスーパーなどに並んで売られているのを見て、「アメリカではツリーに生の木を使うのかっ、なんと贅沢な」と驚いたものです。そしてさらなる衝撃を受けたのが、1月末になると、それらツリーがゴミ捨て場に無残な姿になって積まれていることでした。山から伐採されたまだ若きツリーは、各家庭に運ばれ、数週間だけ綺麗に飾り付けられその家族から大切にされていたであろうに、クリスマスが終わるやポイ捨てされてしまう…エコじゃないし、それ以上に、人間のエゴの犠牲になった木々が哀れでなりませんでした。せめて日本のように、クリスマスツリー供養みたいに坊さんが念仏唱えながらツリーを火にくべるイベントでもあれば許せなくもないのに(なんか違うか?)。

…なんて思っていたのは遠い昔。郷に入っては郷に従えなのか、アメリカ大量消費文明に毒されたのかは分かりませんが、生木って香りが良いので部屋に飾るのもアリだな、なんて思うようになりました。それに、捨てられたツリーも有効に再利用されるという話ですし(真相不明)。

で、先週の週末、うちでもツリーを飾ろうかと、生木を買いに行くことにしました。いつもなら、近所のスーパーで買ってくるのですが、今年は、Half Moon Bayに向かう途中にある、ツリーファーム Santa's Tree Farmに行って、自分の好きな木を選んで伐採してくることにしました。以前から気になっていたんですよね、このクリスマスツリーファーム。92をHalf Moon Bay方面に西へ進み、山を降りたところにあります。



ファーム入口のゲートにて、ノコギリと簡単な地図が手渡され、簡単な説明を受けます。曰く、好きな木を選んでカットしてOKで、料金は木のサイズによらず一律(木の種類によって$61.77または$80.16)。現金払いだと割引あり、支払いはゲートを出る時に行い、ノコギリと地図もそこで返却。$4.59の追加料金で木の枝を縛るネッティングを行うとのことでした。

ファームは意外と外から眺めるよりも広く、谷に広がって奥に長く伸びていました。ファーム内は車で移動できますが、道は細くて未舗装。一部、降った雨の影響でぬかるんでいるところもありました。

入口で渡された地図です。

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もう12月だからでしょうね、ファームの木々は結構刈り取られていて、残っている木は小さいものか、または不恰好なものばかりでした。遠目にはまだ残っているように見えたのですがね。

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ゲートで渡されたノコギリはこんなのです。

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園内を移動しながら、それでも、なんとなく良さげなツリーを見つけました。だいたい高さ180cmくらいでしょうか。

枝のつき方が、片側に偏っているものの、360度全体を飾り付ける必要もないので(壁側に置くことを想定)良しとします。

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ノコギリ入れます。

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切った木をどうやって運ぼうかと思っていたら、木を運搬してくれる人がやってきました。なんでも、ネッティングしてくれる場所まで運んでくれるというのでお願いしました。

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この機械に木を入れると枝を縛り上げてくれます。

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ネッティングしてくれる場所は園内にいくつかあるようでした。

また園内にはサンタと記念撮影するイベントもやっていました(我々は立ち寄りませんでしたが)。


さて、今回買い求めた木ですが、Noble Firという種類で。ネッティング料金($5)と合計で $85 でした(現金払いの場合。カードだともう少し高くなる)。

この金額、高いか安いか?…ですが、WholeFoodsでは同じ高さの木は$60程度、近所のスーパーでは$50程度で売られていましたので、結局、高くついてしまいましたね。ちなみに、この界隈のスーパーで売られている木は、ワシントン州などで栽培されたもので、見た目には枝付きのバランス良さそうでした。

でも、まぁ、子供達とどれにしようかと園内を歩きながら気に入ったのを選び、自分たちでカットしたという体験をお金で買ったということで良しとしましょう。来年からは行かないけど。

Santa's Tree Farm