一昨日、近所の病院で Colonoscopy(腸カメラ)を受けてきました。
以前、日本で人間ドックを受けた際に胃カメラをやったんですが、その時は時間的制約から腸カメラは受けられず。その後、アメリカでも僕の年齢になると腸カメラが保険適用になっていることを知り、ホームドクターを通して腸カメラをオーダーしてもらったのでした。
日本で体験した胃カメラは、鼻からカメラを入れて胃の中の映像を医師と一緒に確認するというものでした。喉にチューブを通すので、時折、オエッ、オエッと吐きそうになるのを我慢しなくてはなりませんが、それでも自分の胃の中が見られたという体験はとても貴重なものでした。
というわけで、大腸の中も見てみたい!と思うのも自然だと思う訳です。
腸カメラをするにあたって、事前に食事制限が必要になります。
最初の食事制限は検査1週間前からでして、ナッツ類や種子、果物の皮などを食べてはいけないというものです。まぁ、これはそれほど大した問題ではないですよね。
そして検査前日は絶食。固形物は一切禁止です。ただ、水や透き通ったジュース類(アップルジュースやレモネードなど)などは飲んでもOKです。
そして、大変なのはその検査前日の午後6時からはじまる腸洗浄の液体の服用。ドクターから処方されたこのポリタンクに白い粉が入っていまして、このタンクがいっぱいになるまで4リットルの水を入れて、粉を溶かします。

検査前日の午後6時から、このタンク半分(2リットル)を飲みます。10分ごとにコップ一杯程度飲めとの指示でして、これが大変なのです。そもそも、これ、薄い食塩水みたいな味でして、美味しくないのです。レモンフレーバーと書かれていますが、全然そんなフレーバーは感じません。
タンクはデカくて、飲んでも飲んでも一向に減る気配なし。辛いです。興味半分で受けなければ良かった…と激しく後悔。

ところで、この薬を飲めばお腹がギュルギュル鳴りだしてすぐにトイレにGoなのかと思っていたんですが、全然トイレに行きたくなりません。小は出ましたが大は全然催さず。
話では、この薬を飲んで、お尻から黄色透明の液体が出るようになれば検査Readyなのだそうです。本当にそんなのが出るようになるのだろうか。そもそもウンチすら出ないのに。
この容器の説明には、3リットル程度飲むと黄色透明の液体がお尻から出るようになると書かれています。3時間程度かけて、ようやくこの日のノルマ2リットルを飲み終えましたが、出るのはオシッコのみで、ウンチは全く気配なし。
仕方ないので、この日は早く寝ることにしました。こんなので上手く行くのかな?
が、その時はやってきました。
午前1時半に便意を催してトイレに。お腹が痛いとか、下痢した時のようにお腹がギュルギュル鳴るということはなく、普通に大をしたい気分になっただけです。
が、トイレに座って軽くふんばると…
ジャーーーーーーーー
なんて形容したら良いのでしょう、大きめの水鉄砲で勢いよく水を出したようなとでも言いましょうか。一度で始まったら全然止まりません。
この勢いでロケットのように空に飛んで行ってしまうのでは…と懸念してしまうほどに長いことでました。
汚い話で恐縮ですが、この時点で黄色の液体なんかが出るわけはなく、便器の中は液化した💩一色です。
検査当日の朝。またトイレに行きまして、お尻から液体を噴射します。が、やはり液化した💩です。
この日は検査の5時間前から残り2リットルを飲み始めます。僕の検査は2時半からでしたので、午前9時半から飲み始めます。幸い(?)昨夜、薬を冷蔵庫に入れて冷やしておいたからか、昨日よりは美味しく飲めています。冷たい方が美味しく感じるのですね。
検査3時間前からは水も何も摂取禁止ですので、薬は9時半から11時半までの2時間で飲み干さなくてはなりません。がんばって何とか飲み干しましたが、本当にこれは苦しかった。
ビールなら2リットルくらい楽しく飲めてしまうのに...
その後、何度かトイレに行き、ついに黄色い透明な液体がお尻から出るようになりました。
用を足した後の便器の中にはメローイエローみたいな鮮やかな黄色になってます。
さて、検査は2時半からですが、その1時間前に来るように指示されていますので、かみさんに送って貰って1時半に病院に行きます。
受付を済ませ、体重や血圧を測り、薬をどれだけ飲んだか、便はどうなったかを聞かれます。
そして、施術着に着替えます。手術着は後ろ開きのワンピースでして、下着もすべて脱いですっぽんぽんの状態になり、そこに手術着を一枚だけ着ます。
手術着を着たら、ベッドに横になり、右手の甲に針が刺され、点滴が開始されました。
この点滴は麻酔(anesthesia)ですか?と聞いたら、そうではなく、気分が良くなる薬で、意識はあるだろうが記憶がなくなったりするとのことでした。
であれば、がんばって起きていれば、検査の様子を見られるんだろうなと思っていました。が、甘かった…。
次に、今日の担当医がやってきて挨拶してくれました。偶然にも日本人医師でして、おおっ、日本語でいろいろ聞けると思ったのですが、挨拶時の説明はすべて英語でした。なんだよぉ。まぁ、周りに看護師もいたので英語だったのかもしれません。
次に、ベッドごと押されて検査室へ移動します。
検査室には大きなモニターが複数ありまして、あれだけ大きいモニターならメガネ取られてしまったけど、腸の中がバッチリ見えそう!と期待値UP。
検査前に質問はあるかと聞かれたので、「もし、便意を催したらどうしたら?」と聞いたところ、バキュームするから心配ないとのことでした。
左側が下になるように横向きに体勢を変えるように言われたのでそのようにしました。
…
そして、気づくと検査は終了していました(涙)。
時刻は午後3時半。検査開始時刻から1時間程度しか経過していません。
看護師曰く、僕のかみさんに電話したのだが出ないので、僕の携帯電話から電話してみてくれとのことでして、電話をして迎えにきてくれるようにお願いします。検査後に自分で運転して帰ることやUBERやタクシーで帰宅することも許されていないのです。
看護師からは、検査結果を聞かされました。なんと、検査でポリープが3つ見つかりそれらを除去したそうです。除去したポリープは生検に回して悪性か良性かの結果が1週間程度で出るとのことでした。
日本で胃カメラした時には、「すごく綺麗な胃です、5年間は何もしなくて大丈夫でしょう!」と言われたので、同じような言葉が聞けるものと思っていましたが、正直、ちょっとビックリでした。
しかし、カメラが肛門から入るところとか、大腸の中の様子とか見られなかったのが残念!
ベッドを汚したりしなかったのかとかも気になります(検査前と同じ手術着で同じベッドにいたので粗相はなかったものと信じてますが、お尻からカメラ入れられた記憶も感覚もないので何が起きたかは藪の中)。
ちなみに、お尻も下腹部も全く違和感はありません。
本当に検査したのか?と疑いたくなるほどです。
検査当日はお酒は控えるようにとのことなので従います。
ポリープを除去した際には2週間ほど飛行機に乗らないようにとの指示がありました(出かける予定はないので問題なし)。
検査翌日は微熱が出ましたが(37度)、1日で熱は下がりました。
さて、あとはポリープが悪性ではないことを祈るばかりです。
後日談:
看護婦の友人によると、腸洗浄の薬にはフレーバーが別袋として付随していることが多いとのこと。言われてみると、この容器の外側にドキュメントがテープで留まっていました。が、処方の仕方等は病院から指示があったので中身をよく見ずにしててしまったんです。ひょっとしたらフレーバーはそれらと一緒にあったのかも?
以前、日本で人間ドックを受けた際に胃カメラをやったんですが、その時は時間的制約から腸カメラは受けられず。その後、アメリカでも僕の年齢になると腸カメラが保険適用になっていることを知り、ホームドクターを通して腸カメラをオーダーしてもらったのでした。
日本で体験した胃カメラは、鼻からカメラを入れて胃の中の映像を医師と一緒に確認するというものでした。喉にチューブを通すので、時折、オエッ、オエッと吐きそうになるのを我慢しなくてはなりませんが、それでも自分の胃の中が見られたという体験はとても貴重なものでした。
というわけで、大腸の中も見てみたい!と思うのも自然だと思う訳です。
腸カメラをするにあたって、事前に食事制限が必要になります。
最初の食事制限は検査1週間前からでして、ナッツ類や種子、果物の皮などを食べてはいけないというものです。まぁ、これはそれほど大した問題ではないですよね。
そして検査前日は絶食。固形物は一切禁止です。ただ、水や透き通ったジュース類(アップルジュースやレモネードなど)などは飲んでもOKです。
そして、大変なのはその検査前日の午後6時からはじまる腸洗浄の液体の服用。ドクターから処方されたこのポリタンクに白い粉が入っていまして、このタンクがいっぱいになるまで4リットルの水を入れて、粉を溶かします。

検査前日の午後6時から、このタンク半分(2リットル)を飲みます。10分ごとにコップ一杯程度飲めとの指示でして、これが大変なのです。そもそも、これ、薄い食塩水みたいな味でして、美味しくないのです。レモンフレーバーと書かれていますが、全然そんなフレーバーは感じません。
タンクはデカくて、飲んでも飲んでも一向に減る気配なし。辛いです。興味半分で受けなければ良かった…と激しく後悔。

ところで、この薬を飲めばお腹がギュルギュル鳴りだしてすぐにトイレにGoなのかと思っていたんですが、全然トイレに行きたくなりません。小は出ましたが大は全然催さず。
話では、この薬を飲んで、お尻から黄色透明の液体が出るようになれば検査Readyなのだそうです。本当にそんなのが出るようになるのだろうか。そもそもウンチすら出ないのに。
この容器の説明には、3リットル程度飲むと黄色透明の液体がお尻から出るようになると書かれています。3時間程度かけて、ようやくこの日のノルマ2リットルを飲み終えましたが、出るのはオシッコのみで、ウンチは全く気配なし。
仕方ないので、この日は早く寝ることにしました。こんなので上手く行くのかな?
が、その時はやってきました。
午前1時半に便意を催してトイレに。お腹が痛いとか、下痢した時のようにお腹がギュルギュル鳴るということはなく、普通に大をしたい気分になっただけです。
が、トイレに座って軽くふんばると…
ジャーーーーーーーー
なんて形容したら良いのでしょう、大きめの水鉄砲で勢いよく水を出したようなとでも言いましょうか。一度で始まったら全然止まりません。
この勢いでロケットのように空に飛んで行ってしまうのでは…と懸念してしまうほどに長いことでました。
汚い話で恐縮ですが、この時点で黄色の液体なんかが出るわけはなく、便器の中は液化した💩一色です。
検査当日の朝。またトイレに行きまして、お尻から液体を噴射します。が、やはり液化した💩です。
この日は検査の5時間前から残り2リットルを飲み始めます。僕の検査は2時半からでしたので、午前9時半から飲み始めます。幸い(?)昨夜、薬を冷蔵庫に入れて冷やしておいたからか、昨日よりは美味しく飲めています。冷たい方が美味しく感じるのですね。
検査3時間前からは水も何も摂取禁止ですので、薬は9時半から11時半までの2時間で飲み干さなくてはなりません。がんばって何とか飲み干しましたが、本当にこれは苦しかった。
ビールなら2リットルくらい楽しく飲めてしまうのに...
その後、何度かトイレに行き、ついに黄色い透明な液体がお尻から出るようになりました。
用を足した後の便器の中にはメローイエローみたいな鮮やかな黄色になってます。
さて、検査は2時半からですが、その1時間前に来るように指示されていますので、かみさんに送って貰って1時半に病院に行きます。
受付を済ませ、体重や血圧を測り、薬をどれだけ飲んだか、便はどうなったかを聞かれます。
そして、施術着に着替えます。手術着は後ろ開きのワンピースでして、下着もすべて脱いですっぽんぽんの状態になり、そこに手術着を一枚だけ着ます。
手術着を着たら、ベッドに横になり、右手の甲に針が刺され、点滴が開始されました。
この点滴は麻酔(anesthesia)ですか?と聞いたら、そうではなく、気分が良くなる薬で、意識はあるだろうが記憶がなくなったりするとのことでした。
であれば、がんばって起きていれば、検査の様子を見られるんだろうなと思っていました。が、甘かった…。
次に、今日の担当医がやってきて挨拶してくれました。偶然にも日本人医師でして、おおっ、日本語でいろいろ聞けると思ったのですが、挨拶時の説明はすべて英語でした。なんだよぉ。まぁ、周りに看護師もいたので英語だったのかもしれません。
次に、ベッドごと押されて検査室へ移動します。
検査室には大きなモニターが複数ありまして、あれだけ大きいモニターならメガネ取られてしまったけど、腸の中がバッチリ見えそう!と期待値UP。
検査前に質問はあるかと聞かれたので、「もし、便意を催したらどうしたら?」と聞いたところ、バキュームするから心配ないとのことでした。
左側が下になるように横向きに体勢を変えるように言われたのでそのようにしました。
…
そして、気づくと検査は終了していました(涙)。
時刻は午後3時半。検査開始時刻から1時間程度しか経過していません。
看護師曰く、僕のかみさんに電話したのだが出ないので、僕の携帯電話から電話してみてくれとのことでして、電話をして迎えにきてくれるようにお願いします。検査後に自分で運転して帰ることやUBERやタクシーで帰宅することも許されていないのです。
看護師からは、検査結果を聞かされました。なんと、検査でポリープが3つ見つかりそれらを除去したそうです。除去したポリープは生検に回して悪性か良性かの結果が1週間程度で出るとのことでした。
日本で胃カメラした時には、「すごく綺麗な胃です、5年間は何もしなくて大丈夫でしょう!」と言われたので、同じような言葉が聞けるものと思っていましたが、正直、ちょっとビックリでした。
しかし、カメラが肛門から入るところとか、大腸の中の様子とか見られなかったのが残念!
ベッドを汚したりしなかったのかとかも気になります(検査前と同じ手術着で同じベッドにいたので粗相はなかったものと信じてますが、お尻からカメラ入れられた記憶も感覚もないので何が起きたかは藪の中)。
ちなみに、お尻も下腹部も全く違和感はありません。
本当に検査したのか?と疑いたくなるほどです。
検査当日はお酒は控えるようにとのことなので従います。
ポリープを除去した際には2週間ほど飛行機に乗らないようにとの指示がありました(出かける予定はないので問題なし)。
検査翌日は微熱が出ましたが(37度)、1日で熱は下がりました。
さて、あとはポリープが悪性ではないことを祈るばかりです。
後日談:
看護婦の友人によると、腸洗浄の薬にはフレーバーが別袋として付随していることが多いとのこと。言われてみると、この容器の外側にドキュメントがテープで留まっていました。が、処方の仕方等は病院から指示があったので中身をよく見ずにしててしまったんです。ひょっとしたらフレーバーはそれらと一緒にあったのかも?
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コメント一覧 (2)
錠剤! それ最強ですね。
下剤のあの量は辛いですよね。もう安易に手を出すのはやめます。