会社の同僚が世界的指揮者カルロス・クライバー死去のニュースを目にして、クライバーのCDとDVDを発注したのだそうだ。曰く、「どのニュースでもクライバーの演奏を絶賛していてこれは買わなくては」とのこと。なんとミーハーな。

さて、先日、その発注したベートーベンの5番のCDが届いて早速聴いたそうな。その感想は「クライバーの演奏はほかの演奏と全く違い、格段にすばらしいとどのメディアも言っているが、いったいどこが違うのか?ジャジャジャジャーンではじまる普通の運命じゃない?10分で聴くのをやめた」とのこと。

確かにクラシックを聴かない人にとっては、演奏の違いなんて微々たる問題なんだろうな。かく言う自分も当時はあの演奏がいい、悪いなんて言ってたけど、果たして本当にそう思っていたのか怪しい。単なる評論家のコピーだったような気もする。

さてさて、その同僚は次にDVDのクライバーのオペラを見るのだそうだ(何を買ったか失念、確かワグナーだったような)。果たしてどうなることやら・・・