僕は人材派遣の仕事をやっているんだけれども、
本日は、エンジニアとお客さんとの打ち合わせの日だった。

打ち合わせの前に、
エンジニアと話をしていると、実はその人は、
鬱病でしばらく休職していたとのことだった。
(まあ、事前に情報はもらっていましたが)

聞くと、前の派遣先で正社員の上長から(しかも年下)パワハラを受けていたらしい。
その影響で、1年以上も休職し、
おまけに一生その病気と付き合っていかなくてはいけなくなったわけだ。
今も薬は服用しているという。

その人はとても優秀で、頭の回転も良く、
鬱病だったといわれても信じられないくらいなのだが、
やはりどうしても、人材の提案の段階で、
「以前体調を崩してまして・・・」
というと、客先には嫌な顔をされる。

おまけに、
「パワハラっていっても、本人の受け取り方が過敏だったんじゃないの?」
といわれる始末・・・。

僕は以前いた銀行でも、
そうしたメンタルになってしまった人を何人も見てきた。
しかも、メンタルになる人はみんな、とても真面目で優しい人ばかりだった。
そのたびに、やるせない気持ちでいっぱいになった。
仲の良かった友人は、会社を辞めて公務員試験を目指しているが、
今年で受験3年目だそうだ。焦っているのがよくわかる。

上司の人は、そうした貴重な若手を、
社会的に殺しているのである。
思い当たる節がある人は、その自覚を持った方がいい。

いくら本人が大丈夫だと言っても、
書面上で鬱病の経験ありと書かれていれば、
それだけではじかれてしまうことも多くあるということだ。
そこは、本人の努力ではどうにもできない。

仕事のせいでレールから外れ、
まともに生きるのも難しくなり、再度仕事に就くのは厳しくなる。
非常に生きにくい世の中である。

他にも、産休直後の女性は勘弁して欲しいとか、
そうした事例は枚挙に暇がない。

こうしたことを見る度に、なんか日本はおかしいと感じてしまう。
僕は甘いのかね。そうした人たちを支援できるような仕事とか、ないのかな。