2008年09月26日

金庫株について

自社株について、ニュースは間違っていると指摘している専門家の方も多いようです。

バフェットからの手紙でも書かれていますが、自社株買いを行っていいのは、株価が価値と比較して明らかに安い場合によってのみ、行うべきだそうです。

また、この自社株買いによって取得した金庫株は、持っていても、償却しても株主価値、企業価値には変動はないとのこと。

というも、金庫株というのは、法律上も会計上も、資産性がなく、貸借対照表にも記載されていません。また、取得した金庫株を新たに市場へ放出することは事実上無理なようです。

よって、自社株買いを行った時点で、その金庫株は、ただの紙切れになってしまうようですね。


また、企業から現金を放出して株を購入するので、当然企業価値は下がることになります。なぜならば、企業価値=事業用資産+非事業用資産=株主価値+有利子負債価値なので、現金(資本)が減れば、当然、企業価値は減るのです。

では、企業価値が減ったら、1株あたりの株主価値も減るのかというと、実は、そうではありません。(場合によりますが・・・)


市場がそこそこ、効率的な際に、自社株買いを行った場合は、1株あたりの株主価値にほとんど変化はありません。 

しかし、前述したように、株価が安すぎる時に、自社株買いを行った場合は、1株あたりの株主価値が上昇します。

反対に、株価が高すぎるときに、自社株買いを行えば、1株あたりの株主価値は減ります。






そもそも企業価値って何?

企業価値、バリュエーションと、このブログでも書いてきましたが、
そもそも、企業価値とは何かというのを、定義すると、
次のように言えるようです。


企業価値=株主価値+有利子負債価値

企業価値=事業用資産価値+非事業用資産価値


マッキンゼーの企業価値評価でも、さんざん書かれていますが、企業価値評価において最も難しいのは、この株主価値と、事業用資産価値の査定方法です。


難しいのは・・・おそらく、
株主資本コストがどのくらいになるかという事、
最適資本比率はどのくらいかという事、
将来キャッシュフローの予測
といったところになると思います。




2008年05月20日

消えたお金は、どこに?

私が、初めて会計を勉強したときの事。

会社を資本金1000万円で設立し、
登記費用で10万円使ったとします。

また、ホームページを作って30万円を使ったとします。

そして、この期の売り上げは、10万円だとします。

すると、
1000万円で設立したので、当然、はじめは銀行口座に、1000万円があります。 B/Sの資産の部の資本金に1000万円となりますよね。

しかし、当初B/Sにあった、流動資産の現金1000万円は、

1000万円−(10万円+30万円)+売り上げ10万円=970万円になります。



B/Sの左側(資産の部)は、970万円ということはわかるのですが、
資本金は1000万円のまま。。。

だって、減資したわけじゃないから。。。


えっ・・・ 右と左がつりあわないジャン。。

これが、一番初めに、会計を勉強したときにおもった疑問でした。(笑)

会計をちょっと勉強した人なら、アホだなぁと思ってしまうかもしれませんが、私は当時、それほど何もしらなかったのです。

「利益剰余金」っていうと、黒字になったときしか、
この項目に数字が入らないと思っていたのです。
利益剰余金がマイナスで計上されるというのは、知らなかったんですね。


お恥ずかしい話でした。

2008年02月18日

損益計算書とは

損益計算書とは、P/L(Profit and Loss Statement)と書きます。
(アメリカでは、Income Statement→I/Sと呼ぶようです。 これは、日本が昔に、英国の影響を受け英国式の呼び方であるP/Lとしたそうです。)

では、P/Lとは何でしょうか?

B/Sで、企業がどのように資金を調達し(右側)、資金を運用して(左)いるかを知り、その運用後の結果、どうなかったかというのがP/Lということでしょう。

つまり、P/Lは、売上げだったり、費用だったり、利益だったりの結果が現れているわけですね。

ここで大事なのは、皆さんも知っている通りの、

売上げ
売上げ原価

売上げ−売上げ原価=売上げ総利益(=粗利)

そこから、販売費および一般管理費をひくと・・
営業利益となります。


この営業利益は、非常に重要で、本業からの利益ですので、本業がどれだけ力があるかを判断する1つの基準となるようです。


営業外損益(本業・営業活動以外で発生した利益や費用)をここから、ひくと、経常利益となります。

バブル時は、営業利益よりも、企業が財テクで株に投資して、経常利益のほうが大きかったということがしばしばあったようです。

さらにここから、法人性(40%)をひくと、税引き後当期利益となります。NOPAT(net operating profit after tax、ノーパット)とも言われるようです。


2008年02月17日

財務三表 それぞれの役割

財務三表には、それぞれの役割があるようです。


まず、「貸借対照表」(=B/S バランスシート)ですが、
どのように、資金調達を行い
どのように、その資金を運用しているのか
がわかります。

B/Sは、以下のようになっています。

   [資産]      │   [負債]   
             │  流動負債
  流動資産     │  固定負債
  固定資産     │ ───────────
             │   [資本]   
             │  資本金       
             │  剰余金
             │



私は、本を読んで初めてわかったのですが、
この貸借対照表(バランスシート=B/S)は、決算日の1日だけ(一時的なもの)を表しているに過ぎないということです。

というのも、企業活動は、毎日行われていて、毎日現金が入ってきては、でていってという繰り返しが行われているのです。

よって、現金が出て行ったり、入っていったらば、当然、左側の流動資産である現金が減ったり、増えたりするわけですし、それに伴って、右側の資本や、 負債も変わってくるのです。


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