2005年03月02日
[ジャンプ感想]
週刊少年ジャンプ13号
こちら葛飾区亀有公園前派出所
今週も面白かったです。
前号の感想に書いた通り、私は最近のこち亀の絵は2種類あると思っており、今回は私が苦手な方の絵(主線が細い)だったのですが、折角巻頭カラーだったので読んでみて良かったです。
大好きな「キテレツ大百科」の旅役者の女の子(つばめちゃんでしたっけ?)を思い出しました。
私の世代にとってもファンタジーに近い、昭和30年代の子供文化の話を、平成生まれの子供達はどの様に感じるのか、一度聞いてみたいです。
ONE PIECE
今回辛すぎて殆ど正視出来ませんでした_| ̄|○
来週号が出たらまとめて読み返します。
NARUTO
我愛羅が捕まってしまいました。
彼が捕まらないことには話が進まない流れだったんですけれど、やっぱり残念です。捕まったという事は当分彼の活躍は見られないという事ですし。
本当は強いキャラが背後を庇って倒されてしまう、というのは定番ですが、今回は庇った対象が里全体と大きかったので、我愛羅がヘタレに見えなかったのは良かったと思います。
カンクロウのお兄ちゃんぶり、砂の里の人達の複雑な心境の描写も良かったです。「頑張れ風影様ァ!」と声援が入るタイミングが素晴らしくて、ちょっと泣きそうになりました。
BLEACH
この作者さんの描かれる女性キャラは、皆外見も内面も魅力的なのですが、時々「えええっっ!?」と叫びたくなるような言動を描かれる事があります。女性キャラに甘い私としては、それで嫌いになるという事は無いんですけれど、ちょっと勿体無いなあ、と思っています。
その点松本乱菊さんは、外見がかなり少年誌ギリギリな分、内面にあまりクセが無く、安心して見ていられるので好きです。日番谷くんも、見た目幼いのに内面は安定していて、隊長・副隊長コンビでは今の所この人達が1番好きかな。
「松本!」「任せていいか!」「どうぞ!」交差!の流れ、物凄くカッコ良かった!!
前回のラストからは、これで日番谷くんに濡れ衣が着せられたりして、更に謎解きを引っ張られたらどうしよう……と心配していたんですけれど、どうやらようやく謎解きが始まりそうでほっとしました。
アイシールド21
テレビ東京のアニメは、最近はあまり有名タレントを使った無茶なキャスティングをしていなかったように思っていましたので、ヒル魔のキャスティングには驚きました。とにかく一度見てみないことには評価出来ませんけどね。
漫画の内容の方は、双方力を出し尽くした、素晴らしい決着を見せてくれました。
DEATH NOTE
休載を置いての仕切り直し発表。昔はジャンプで「第一部完」と言えば打ち切りの代名詞だったんですけれどねー。隔世の感があります。
今回の内容からは、第2部では月がラスボスになり、Lの遺志を継ぐ者達が新主人公になるように見えます。確かに現状ではそれしか進めようがないように思われます。月があまりにも悪くなりすぎて、今更「悪いのはノートで、それを使った人間じゃない」なんてオチじゃ纏められないでしょう。それに「正義の味方の子供達」が主人公になれば、堂々と巻頭カラーも他メディア展開も出来る、と編集部は考えているような気がします(笑。
この漫画のことだから、新キャラや今回の引き方自体が引っ掛けかも知れませんけれどね。
銀魂
まさか今回、こんなほのぼの親子回想シーンが見れるとは思いませんでしたよ〜。ちび神楽ちゃん可愛い!パピー、髭の形が少し違うだけなのに凄くカッコイイ!
銀さんが記憶喪失になって万屋解散の危機、というエピソードから間を空けずにまたトリオ解散の危機を描くのは構成的にいまいちだよな、まさかネタ切れ?と心配していたのですが、記憶喪失の話を今回に上手に使ってあって安心しました。
新八が活躍する話は大好きです。随分いい男になったなあ。
ユート
今回は全編回想で、吾川くんが見れませんでした。ちょっと残念です。
雄斗のスケート靴は、やっぱり亡くなったお母さんの思い出が詰まった物だったんですね。知らぬこととはいえ、それを「捨てちゃえ!」って、高月くん……ほったさんの子供像は相変わらず容赦ない……(笑。
雄斗と高月くんのレース結果は更に持ち越し。あまりにスローテンポなので心配する声をよく見かけますが、私は心配していません。ヒカルの碁も導入部はスローテンポでしたし、編集部が1年半の取材費を無駄にするとも思えないので。ジャンプに1本ぐらいこういう漫画があっても良いんじゃないかと思います。
Mr.FULLSWING
こちらも双方死力を尽くした、素晴らしい決着でした!
ムヒョとロージーの魔法律事務所
エンチューが、逆恨みキャラというよりも、壊れてしまった悲劇の人、として描かれていたのが意外でした。でも今の時期にこう描いてしまうと、彼を当面の敵として話を引っ張るのがやりにくくなってしまうと思うんですよ。……ひょっとしてまとめに入っていませんか!?
ムヒョの初めて見せた真面目なびっくり顔にこちらもびっくり。正直に言うと、ちょっとときめきました(笑。
いちご100%
まさかあのブラジャーが伏線になるとは思っていませんでした。最後のページのさつきが可哀想で可哀想で、正視出来なかったです。
武装錬金
……こんな内容の回に限ってネタバレを見てしまった私のバカバカバカ_| ̄|○
と言っても、部分的な情報をあちこちでチラ見した結果、脳内で答えが組み上がってしまった、という経緯だったので、実際に読んでみたらイメージしていたよりずっと良かったです。
こんな内容なのに、火渡さんが悪役に見えないように描いてあったのが嬉しかったです。
最近のカズキの感情の発露が「怒り」しかないのはものすごく心配なんですが、今回のラストの表情は素晴らしくて、しばしその心配を忘れる事が出来ました。炎やシルバースキンの破片の演出もとても美しかった。
……でもやっぱり、今回1番輝いていたのは、ブラボーのウィンクでしょう。
WaqWaq
ついに明かされたWaqWaq世界の成り立ち。定番中の定番な「ロボットの反乱」ネタではありますが、絵だけで充分に雰囲気を出せる作者さんなので安っぽくなっていないのは良いと思いました。
しかしどちらかと言えば、ますます深まるヨキ先生の性別の謎の方が気になってしまったり(笑。
ラストのスプンタ、無茶苦茶キモチ悪い(泣!!