2008年03月15日

週刊少年ジャンプ15号

昨年秋からジャンプの購読を再開しました。
最大の理由は引越ししてコンビニが遠くなり、立ち読みがし辛くなったからというなんとも情けないものですw丁度ハンターが再開する時期だったので、じゃあハンターが載っている間だけ買おう、とその前の号から買い始めたのですが、やめられなくなってしまいました。
以前感想を書いていた頃と比べると、必ず読む作品数は激減しているのですが、それらの作品が安定して面白いので充実感があります。

ぬらりひょんの孫

昨年の金未来杯を取ったという読みきり版は未読なので、まず絵のお上手さに驚きました。上手い上に好みの絵柄なので嬉しいです。
可愛い絵柄に惹かれて読んでみてびっくり、任侠ものですか!ジャンプで任侠ものってこれまでありましたっけ?昔は殺し屋ものとかは沢山あったけど。それにしても、ジャンプは本当に和ものと妖怪ものが大好きですね〜。ストーリー的には、今の所妖怪版静かなるドンというかるろ剣テンプレ変身ものだという事しか分からないので、先を楽しみにしつつ様子見です。

BLEACH

剣八さんが出ているのでここ数回読んでいました。何だかさっぱり分からなくなっている主人公の目的に対して彼がツッコんでくれてスッキリしましたw
とか言ってますけど、最近はたまにしか読んでいないせいか、BLEACHの引き伸ばしとループはこれはこれで有りかなと思うようになってきました。なんか既に独特の様式美みたいになっちゃってるから。
独特の様式美と言えば、前回、今回のノイトラさんの回想ポエムはストーリーから浮いていなくて良かったです。

銀魂

大好きなお通ちゃん親衛隊長バージョン新八の話ですよ!やった〜!!
いきなりオタ芸で登場とは、親衛隊の皆さん、登場する度に濃さを増しているような気がします。タカチンが元気そうで嬉しいです。
今回作画がすごく良くて、扉絵なんて見とれてしまいました。空知さんの画力だけでなくアシさんの質もいつの間にか随分上がったように見えます。新八の部屋のふすまに貼ってあるお通ちゃんステッカーがラブリーでした。
手紙の送り主の眼鏡っ娘が好みど真ん中ストレートなので新八と上手く行って欲しいんですけど……無理ですよね…ハハ……。

初恋限定。

ジャンプ購読が止められなくなってしまった最大の原因。
作者さんの前作「いちご100%」は、東城綾を応援していた私にとっては悲しいエンディングを迎えましたが、しかし終盤の綾の心情の描かれ方や、絵や演出のクオリティに関しては私は満足しているので、出来れば少女漫画誌に戻って、もっとストーリー性の高い漫画を描いて欲しいと密かに願っていたんですよ。
で、この連載が始まった時、いちごよりも更に軽いお色気コメディなのかな?と思って、1話は1話で面白かったけれど、正直勿体無いなとも思っていたんです。そうしたら連載が進むにつれてどんどこどんどこ叙情的なエピソードが増えてきて、もう嬉しいったらありゃしない!
特に今週は凄かったです。少年ジャンプ誌上で、正統派少女漫画大爆発。特に11ページ目の蓮城先輩のアップは作者さんの気迫を感じました。
いちごの頃から河下さんは、「誰かと一緒にものを創る」というエピソードになると目に見えてはっきり判るくらい意気込みが違います。ご本人が漫画を描かれる事が芯からお好きなんだと思います。
私は今回のヒロイン千倉ちゃんに片想いしている曽我部くんが大好きなので、このエピソードは彼目線で読んでしまいます。彼は失恋をちゃんと乗り越えたらすっごくいい男になるタイプだと思うから、頑張って欲しいです。次回、三部作完結編に期待しています。

D.Gray-man

長期休載を乗り越えてからのディグレは、若干の引き伸ばしはあっても話がちゃんと先に進んでいるし、ジャンプ黄金パターン「ここは俺にまかせてお前は先に行け」もクリアして、凄く頑張っていると思うんですが……ジャンプ感想サイトさんで取り上げられている方少ないんですよねー。女の子であるリナリーが、主人公アレンと同じくらいの重要度で話の本筋にがっちり絡んでいるのがまずいのかなー。判りにくいと評判のバトルシーンは実は私はあまり判りにくいと感じないのです。
エクソシスト本部を襲った未曾有の危機はまだまだ続きそう。でも次回は今度こそ待ちに待ったリナリー復活が見れそうなので楽しみです。

SKET DANCE

私がジャンプを殆ど読んでいない間に連載が始まり、みるみる感想サイトさんでの評価が上がっていったのでとても気になっていた漫画です。
しかしジャンプ購読を再開してからしばらくは、正直ピンと来ませんでした。どうもこの漫画の世界に私が馴染むのに時間がかかっていたみたいで、最近は楽しめるようになってきました。
ラブコメ、という訳でもないのに、女の子が皆見た目も中身も個性があって、そして皆可愛いのが良いです。
今回はロマンちゃんの元ネタに大和和紀先生が入っているのに感激してそこにばかり気を取られてしまいましたw

MUDDY

作者の藍本松さんは、最初に赤マルに掲載された時から「凄いのが来た!!」と思って切り抜きした程印象に残っていました。
それからトントントーン!と猛スピードで初連載まで漕ぎ着けられたので喜んでいたんですけれど……掲載順からして危なそうですね。私は面白く読んでいるので残念です。
受賞作からこの連載への経路でどんどん絵柄が垢抜けて大ゴマの使い方が上手くなり、しかも可愛い女の子が何パターンも描ける事が判明したので、もしこの連載が駄目だったとしても次で頑張って欲しいです。

  

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2006年01月12日

週刊少年ジャンプ6・7号

久し振りにジャンプを購入しました。それも2号続けて。折角なので感想を書いてみます。

アイシールド21

惚れ惚れするほど美しいオールカラーページ。切り抜いてとっておこうかな。
お話の方も、オールカラーを使うに相応しい大人数登場の賑やかな回で楽しかったです。神龍寺との対決はちょっと引っ張りすぎじゃないかと感じていたので、全国大会の初戦でいきなり当たるというのは意外性もあって良いんじゃないかなと思います。

NARUTO

第2部に入ってから立て直して面白くなった、と言い続けてきましたが、最近暗雲が漂ってきたように感じています。
新キャラサイくんとの軋轢の原因を全部サスケに持っていく必要はなかったんじゃないかと思うんですよ。ナルトとサクラがサスケの事を大切に思っているのは当然として、客観的に見たら彼は単なる裏切り者だ、という事も認識していないと困ります。今からこんな調子では、サスケが再登場した後はどうなってしまうのか……。
サスケ自身は決して悪いキャラじゃないと思うのですが、何故かNARUTOは彼と大蛇丸が絡むとグダグダ感を増してしまうという印象があります。そしていよいよその大蛇丸が再登場。テンポアップを心がけてなんとか頑張って欲しいものですが、アニメが放映中である以上そうもいかないのでしょうか。

BLEACH

新しい勢力の皆さんが登場してから、カタカナ語が多すぎてどれが名詞でどれが個人の名前なのかも判っていません……。
あれだけ非常事態だという事を強調しておきながら、何故最初から限定解除しておかないんだ!!と腹が立ちましたけれど、一方で、限定解除すると胸元に描かれたお花の色が変わる、という描写はリリカルで良かったです。この作者さんは本当に少女漫画がお好きなんですね。
今回も、以前のイヅルとの対決の時もぼかされた乱菊さんの斬魄刀の能力が気になります。「灰猫」の名前通り粉末状に散らばるもの??

ONE PEACE

しばらく読んでいなくて、回想編が始まってからまた読み始めました。ちびロビンちゃん可愛い〜。しかし哀しい結末が判っているだけに辛いですね。
以前も危惧していた通り、ますますこの先ルフィ一行が世界政府そのものとの対決に向かうような方向にお話が進んでいると感じます。果たしてそれがルフィのキャラに合うのでしょうか。

銀魂

くどいようですが、先日のシリアス編は本当に良かったです。
そして今回は久方ぶりのお通ちゃん再登場!待ってました!!
私は「お通ちゃん親衛隊長」として頑張っている新八が大好きなので、来週以降の彼の活躍を楽しみにしています。

D.Gray-man

復活おめでとうございます。無理をするな、といってもそうはいかない職場でしょうけれど、それでも出来る限り無理はしないで頂きたいです。
復活早々、ず〜っと引っかかっていたリナリーちゃんの情緒不安定な有り様について、彼女のモノローグという形で解説が入ったのですっきりしました。「私に見える世界が私にとっての世界の全て」というのは若い頃にはありがちな考え方ではありますが、物語でそれをきちんと説明するのとしないのとでは雲泥の差がありますからね。
登場人物の誰にも彼にも暗い過去がある必要はないと思いますが、今の所このお話ではキャラクターのバックボーンと言動が上手く噛み合っていると思います。次回ではすっきりした決着を見せて欲しいです。

家庭教師ヒットマンREBORN!

このお話がこういう方向に進むとは思っていなかったので、ただただびっくり。

DEATH NOTE

しばらくぶりに読んで見たらミサミサが激しく縮んでいて驚きました。まあそれは置いといて、今週の彼女はすっごく可愛かったです。

魔人探偵脳噛ネウロ

いつの間にかインパクト漫画から「物語」へと見事な変貌を遂げ、毎週読み応えを感じます。
紅茶のオリジナルブレンドを披露したり、キューティクルを羨ましがったり、あかねちゃんとヤコちゃんのちょっとずれてるけど女の子らしいやりとりが可愛いです。果たして今回のエピソードであかねちゃんの過去の一端が明らかになるのか、ネウロの弱体化が意味するものは何なのか、期待も興味も尽きません。

べしゃり暮らし

主人公のお父さんの態度は、理由がある事にしろ接客業としてあんまりだろ、と思っていたんですけれど、今回どうみても自罰的というか、亡くなった奥さんの事で自分を責めての事にしか見えないし、子供達もそれを理解している様子なので、なんだか可哀想になってきました。作者さんにのせられてますね(笑。

Mr.FULLSWING

凪さんが再登場してくれてほっとしました。
選抜対抗戦に入ってからの、各キャラクターの因縁をスピーディーに片付けていく展開からは、残念ながら連載の終了時期が内定しているのかな、と勘繰らざるをえません。私はこのお話の人情話が結構好きなので、出来ればこんな勘繰り無しにゆっくり読みたかったです。残念です。

FOREST

「カイン」の内水融さんの読み切り。
すっきり纏まっていて、暗〜いけれど後味は悪くないし、メッセージ性もあって、なかなか良いではないですか。失礼ながらちょっと驚きました。
それにしても、暗い。「カイン」も余韻のあるバッドエンドでしたし、ひょっとしたらこの方は作風がジャンプに合わないだけなのかも……。

氷姫奇譚

前号に掲載された、「いちご100%」の河下水希さんの読み切り。
他所様の感想で「お色気が邪魔!!」というご意見を沢山読んでから読んだせいか、予想よりイヤンバカン度が低く感じました(笑。敵キャラとか出てきてそれなりに少年漫画らしかったのにも驚き。
女の子2人とも可愛かったし、絵は読み切りクオリティで通常に増して美しく、楽しく読む事が出来ました。

  
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2005年07月17日

週刊少年ジャンプ32号

NARUTO

更新停止中、我愛羅死亡?の辺りは、画面中で何が行われているのかさっぱり判りませんでした。折角第2部に入ってから良くなったと思っていたのに、元の木阿弥か……と思っていたら、暁の儀式が終わってからはまた面白いです。よ、良かった……。とにかく、NARUTOの担当さんには、なんとしても影の処理やトーン処理が上手いアシスタントさんを見つけて捻じ込んで欲しいです。
チヨ婆とサソリがちゃんと似て見えるのは凄いな〜と思います。相変わらずサクラちゃんが前線でバリバリ頑張っているのも嬉しいです。今の彼女は「愛しいサスケ君を必ず見つけて取り戻す」と「大切な仲間であるナルトを守る」という気持ちをちゃんと整理した上で行動に繋げているので、見ていて気持ちがいいです。願わくばサスケ再登場後に変にドロドロしてその辺がこんがらがったりしませんように。

BLEACH

この漫画に関しては、更新停止中、私の中で評価が休まず乱高下を続けていました。
死神同士の戦闘で「キログラム」という単位が使われた時には仰け反って爆笑し、藍染の眼鏡越しの濁った視線の迫力に戦慄し、そしてその肝心の眼鏡を彼が外してしまって、ありきたりな美形キャラになってしまった事に脱力し……。
ただ、舞台が日本に戻ってきた事は心底歓迎しています。もうコンやたつきちゃんに会える事は無いのかと諦めていましたから。
今は新しい展開に入ったばかりなので様子見しています。一護のお父さんを普通の人間ではなくしてしまった事が、果たして吉と出ますか凶と出ますか。

銀魂

赤ちゃんがすんばらしく可愛かったです。
また、赤ちゃんの仕草だけでなく、周囲の大人達の反応、赤ちゃんグッズに至るまで非常にリアルに描けており、若い男性である作者さんの観察眼に感心する事しきりでした。

ムヒョとロージーの魔法律相談事務所

エンチュー紹介編がどうにもこうにも肌に合わなかったので、それ以来この漫画は流し読みになってしまいました。ムヒョが作中で「実はいい奴」として扱われているのに、彼の過去に触れたエンチュー編でさえその「実はいい奴」ぶりが殆ど描かれない事に落胆してしまったのです。その尊大な態度から、ベテランなのだとばかり思っていたムヒョが単に才能があるだけの子供だったり、ロージーの精神面の成長が描かれるよりも先に、彼が「秘めた才能を持つ人」として扱われるようになったのもキツかったです。
今週の描写は素晴らしかったと思いますし、リオ先生の造形は思いっきり私の好みど真ん中ストレートなので、惜しいな〜という気持ちは残っているんですけどね〜。これだけ好調でも描かれないという事は、私が求めている部分(主人公2人の精神的な成長や絆の描写)は、この漫画では要らないと思われている部分なのかな。残念です。

切法師

今期の新連載3本の中ではこれが1番好きです。
今週は心理描写にページをたっぷり使って、主人公倫太郎の魅力を余す所無く見せてくれました。ともすれば嫌味になりそうな所を、外の世界を知らない世間知らず、という面で上手にカバーしていらっしゃるなーと思います。……ただ、私が好感を持った主人公は世間では受け入れられない事が多いので、非常に不安です……(泣。

D.Gray-man

このエピソード、規模は全く違いますが、初期の「歌う人形」編と描いている内容はほぼ同じだと思うんですよ。主人公アレンが、相手の善悪には関係なく、目の前にいる困った人は何が何でも救わないと気がすまない子だという事を描いているんですよね。で、「目の前の困った人は救わないと気がすまない」という気質自体は少年漫画の主人公としては珍しいものではないので、私はずっとアレンはキャラが薄いと思い続けてきた訳です。
しかし今回、「何故ここでこのエピソードを入れるの?」と多くの感想サイトで言われるタイミングで、読者が全く知らないスーマンというキャラクターを対象にして、大量のページ数を割いて、作者さんは執拗なまでにアレンのなりふり構わない救助活動を描き続けました。スーマンが殺した人間の数は歌う人形が殺した人間の数とは比べ様もないほど多いですが、アレンはそんな事気にしちゃいません。自分の肉体に繰り返し与えられるダメージも気にしません。今回はアレンの骸骨まで数コマに渡って描いてあり、アレンだけでなく作者さんも鬼気迫るものがあります。
ここまでやる、という事は、アレンの「目の前の困った人は救わないと気がすまない」気質、その為の視野狭窄ぶりは、ただの主人公らしい性格という範囲に留まらず、作品世界中でも明らかに常軌を逸しているものとして描かれていると解釈しても良いんじゃないでしょうか。
いずれ訪れるアレンと周囲の軋轢を示唆する為にこのスーマン編が描かれたのだとすれば、スーマンがアレンとも読者とも全く面識の無いキャラであった事に逆に意味があった事になり、先でどう生かされるのか非常に楽しみです。
……でも、単に状況に嬲られるアレンが描きたかっただけなのかも、という気もしないでもないです(笑。

いちご100%

ここ数ヶ月は、いちごの為にジャンプを買っていると断言出来るほどのめり込んで読んでいます。でも単行本は未だ買っていません。最終回まで読まないと怖くて買えないんです……。
感想は次号分でまとめて書きます。

ユート

ゲドー君、WaqWaq、そして武装錬金に続いて、また、私の期待していた漫画が打ち切られてしまいました……(泣。
しかし正直に言いますと、今回のダイジェスト部分を見て、これは打ち切られてもしょうがないかも、と思いました。正確に言うと、「この内容で今のジャンプで成功する訳が無い、何故編集部はGOサインを出したの!?」と思ったのです。逆に言えばGOサインを出したからには編集部には責任持ってもう少し(せめて舞台が長野に移るまでは)気長に様子を見て欲しかったです。
ダイジェストには殆どレースシーンは出て来ません。あくまでもこの漫画の主題は、雄斗が困難を乗り越えていく過程にあるという事が、このダイジェストだけでも判ると思います。
この内容、私はすごく読みたかったです。子供1人に6つの財布が付いていると言われる現代だからこそ、「君の周りの大人が君の都合良く動いてくれるとは限らない、やりたい事があるなら自分で道を切り開け」というこの漫画の主題は子供達に伝える意味があったとも思います。……でも、どう考えても、多少テコ入れしたぐらいでは、ジャンプで人気を取るのは無理ですよね、これ……。
いっそ昼ドラの脚本とかだったら成功したのかも。ほったさんが今後も漫画原作者を続けられるのであれば、是非、ビックコミックスピリッツなど、青年誌に場を移して頑張って頂きたい、と思います。
個人的には、雄斗のお父さんが、何故ネットでこんなにまで総スカンを食らってしまったのか、最後までよく分かりませんでした。私は彼に不快感を感じた事が無く、(寧ろ彼はよく頑張ってる方だと思ってた)作中でも彼が人格に問題があるように描かれているとは一度も思ったことが無かったので、最終回でややフォローっぽい会話が入ってホッとしました。……ダイジェストのアレで台無しになってたけど(笑。連載が続けば、雄斗の成長と共にお父さんの子離れも描かれたんでしょうねぇ。読みたかったなあ。

  
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2005年03月02日

週刊少年ジャンプ13号

こちら葛飾区亀有公園前派出所

今週も面白かったです。
前号の感想に書いた通り、私は最近のこち亀の絵は2種類あると思っており、今回は私が苦手な方の絵(主線が細い)だったのですが、折角巻頭カラーだったので読んでみて良かったです。
大好きな「キテレツ大百科」の旅役者の女の子(つばめちゃんでしたっけ?)を思い出しました。
私の世代にとってもファンタジーに近い、昭和30年代の子供文化の話を、平成生まれの子供達はどの様に感じるのか、一度聞いてみたいです。

ONE PIECE

今回辛すぎて殆ど正視出来ませんでした_| ̄|○
来週号が出たらまとめて読み返します。

NARUTO

我愛羅が捕まってしまいました。
彼が捕まらないことには話が進まない流れだったんですけれど、やっぱり残念です。捕まったという事は当分彼の活躍は見られないという事ですし。
本当は強いキャラが背後を庇って倒されてしまう、というのは定番ですが、今回は庇った対象が里全体と大きかったので、我愛羅がヘタレに見えなかったのは良かったと思います。
カンクロウのお兄ちゃんぶり、砂の里の人達の複雑な心境の描写も良かったです。「頑張れ風影様ァ!」と声援が入るタイミングが素晴らしくて、ちょっと泣きそうになりました。

BLEACH

この作者さんの描かれる女性キャラは、皆外見も内面も魅力的なのですが、時々「えええっっ!?」と叫びたくなるような言動を描かれる事があります。女性キャラに甘い私としては、それで嫌いになるという事は無いんですけれど、ちょっと勿体無いなあ、と思っています。
その点松本乱菊さんは、外見がかなり少年誌ギリギリな分、内面にあまりクセが無く、安心して見ていられるので好きです。日番谷くんも、見た目幼いのに内面は安定していて、隊長・副隊長コンビでは今の所この人達が1番好きかな。
「松本!」「任せていいか!」「どうぞ!」交差!の流れ、物凄くカッコ良かった!!
前回のラストからは、これで日番谷くんに濡れ衣が着せられたりして、更に謎解きを引っ張られたらどうしよう……と心配していたんですけれど、どうやらようやく謎解きが始まりそうでほっとしました。

アイシールド21

テレビ東京のアニメは、最近はあまり有名タレントを使った無茶なキャスティングをしていなかったように思っていましたので、ヒル魔のキャスティングには驚きました。とにかく一度見てみないことには評価出来ませんけどね。
漫画の内容の方は、双方力を出し尽くした、素晴らしい決着を見せてくれました。

DEATH NOTE

休載を置いての仕切り直し発表。昔はジャンプで「第一部完」と言えば打ち切りの代名詞だったんですけれどねー。隔世の感があります。
今回の内容からは、第2部では月がラスボスになり、Lの遺志を継ぐ者達が新主人公になるように見えます。確かに現状ではそれしか進めようがないように思われます。月があまりにも悪くなりすぎて、今更「悪いのはノートで、それを使った人間じゃない」なんてオチじゃ纏められないでしょう。それに「正義の味方の子供達」が主人公になれば、堂々と巻頭カラーも他メディア展開も出来る、と編集部は考えているような気がします(笑。
この漫画のことだから、新キャラや今回の引き方自体が引っ掛けかも知れませんけれどね。

銀魂

まさか今回、こんなほのぼの親子回想シーンが見れるとは思いませんでしたよ〜。ちび神楽ちゃん可愛い!パピー、髭の形が少し違うだけなのに凄くカッコイイ!
銀さんが記憶喪失になって万屋解散の危機、というエピソードから間を空けずにまたトリオ解散の危機を描くのは構成的にいまいちだよな、まさかネタ切れ?と心配していたのですが、記憶喪失の話を今回に上手に使ってあって安心しました。
新八が活躍する話は大好きです。随分いい男になったなあ。

ユート

今回は全編回想で、吾川くんが見れませんでした。ちょっと残念です。
雄斗のスケート靴は、やっぱり亡くなったお母さんの思い出が詰まった物だったんですね。知らぬこととはいえ、それを「捨てちゃえ!」って、高月くん……ほったさんの子供像は相変わらず容赦ない……(笑。
雄斗と高月くんのレース結果は更に持ち越し。あまりにスローテンポなので心配する声をよく見かけますが、私は心配していません。ヒカルの碁も導入部はスローテンポでしたし、編集部が1年半の取材費を無駄にするとも思えないので。ジャンプに1本ぐらいこういう漫画があっても良いんじゃないかと思います。

Mr.FULLSWING

こちらも双方死力を尽くした、素晴らしい決着でした!

ムヒョとロージーの魔法律事務所

エンチューが、逆恨みキャラというよりも、壊れてしまった悲劇の人、として描かれていたのが意外でした。でも今の時期にこう描いてしまうと、彼を当面の敵として話を引っ張るのがやりにくくなってしまうと思うんですよ。……ひょっとしてまとめに入っていませんか!?
ムヒョの初めて見せた真面目なびっくり顔にこちらもびっくり。正直に言うと、ちょっとときめきました(笑。

いちご100%

まさかあのブラジャーが伏線になるとは思っていませんでした。最後のページのさつきが可哀想で可哀想で、正視出来なかったです。

武装錬金

……こんな内容の回に限ってネタバレを見てしまった私のバカバカバカ_| ̄|○
と言っても、部分的な情報をあちこちでチラ見した結果、脳内で答えが組み上がってしまった、という経緯だったので、実際に読んでみたらイメージしていたよりずっと良かったです。
こんな内容なのに、火渡さんが悪役に見えないように描いてあったのが嬉しかったです。
最近のカズキの感情の発露が「怒り」しかないのはものすごく心配なんですが、今回のラストの表情は素晴らしくて、しばしその心配を忘れる事が出来ました。炎やシルバースキンの破片の演出もとても美しかった。
……でもやっぱり、今回1番輝いていたのは、ブラボーのウィンクでしょう。

WaqWaq

ついに明かされたWaqWaq世界の成り立ち。定番中の定番な「ロボットの反乱」ネタではありますが、絵だけで充分に雰囲気を出せる作者さんなので安っぽくなっていないのは良いと思いました。
しかしどちらかと言えば、ますます深まるヨキ先生の性別の謎の方が気になってしまったり(笑。
ラストのスプンタ、無茶苦茶キモチ悪い(泣!!

  
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2005年02月25日

週刊少年ジャンプ12号

今週はDEATH NOTEの衝撃の展開の影響なのか、ジャンプ感想更新チェックの登録サイトの皆さん、軒並み更新が早くて焦りました。……いいんだ、うちはマイペースで……_| ̄|○

魔人探偵脳噛ネウロ

受賞、別冊掲載、本誌読みきり掲載、そして連載へと、ジャンプ作家出世コースを物凄いスピードで駆け上がる新人、松井優征さんによる新連載です。
この方に編集部が期待を寄せる期待が大きいのも判ります。確かにこの漫画からは、生半可でない個性とインパクトが感じられます。但し、ジャンプはどんな個性でも受け入れる代わりに、売れなければどんな稀少な個性でも容赦なく潰してしまう所という印象がありますので、この方にとってのベストプレイスが果たしてジャンプであるのかどうか、先行きが少なからず心配でもあります。
不安点はもう1つ。この漫画の売りは明らかに推理やトリックの内容では無いですが、そうだとしてももう少しトリックに工夫をこらさないと、先々苦しくなってしまうのではないかと思います。
読みきりの時からそうでしたけれど、ヒロインの弥子ちゃんがすごく可愛いです。今回はちょっとハンサムな若手刑事さんも登場していますから、場合によっては恋愛要素も用意する心づもりがあるのでしょうか?

NARUTO

我愛羅がなんだか普通にカッコ良くて戸惑っています。萌えてしまいそう。
以前に比べ、砂を使った戦闘シーンが若干見易くなったように感じます。点描や影付けなどが得意なアシさんが入られたのでしょうか?
僅か1ページでもイルカ先生が出てくれて嬉しかったです。

アイシールド21

まさかここで初回の内容を絡めてくるとは……!
初期のこの漫画が大好きだった者として、非常に嬉しかったです。(今も嫌いになった訳ではないですよ)

DEATH NOTE

実はですね、先週今回のデスノのネタバレがネットに流れた辺りから、このサイトのアクセスが微妙〜に増えたんですよ。うちみたいな、全くデスノ中心じゃないサイトにまで影響が出るなんて、本当に沢山の人から注目されている漫画なのだなあ、と改めて驚きました。
前回ワタリ(とレム)の身に危害が加えられた時に大きなショックを受けてしまった為か、今回はショックというより虚脱感しか感じませんでした。これまでずっと「L頑張れ〜」と心の中で小旗を振りながらこの漫画を読んできたので、これからどうこの漫画と付き合って行けばいいのかまだ判りません。
それはそうと、最終コマの月の顔は、主人公の顔としてはあまりにもあんまりだったので、つい爆笑してしまいました。なんか悔しいです。

ユート

表紙がムチャクチャ可愛い!!!今回はなんかもうこれだけでおなか一杯です。
ユートくんのスケート靴は3年生の時から使っているもの、という事は、亡くなったお母さんに買って貰ったものなのでしょうか?

銀魂

神楽ちゃんのお父さんのルックスには、結構本気でびっくりしました。多分はげているだけだったらこんなに驚かなかったと思います。バーコードとちょび髭まで付ける徹底振りがすごい。

D.Gray-man

うわー!!「D.Gray-man」のDの字ってちゃんと意味があったんだーー!!!!
……すいません、とっても失礼ですね。でも本当に心底ぶったまげたのです。
なにやら今回の描かれ方だと、アレンくん自身がアクマである可能性も出て来てしまったような。アクマであるエリアーデにも人間じみた感情があるようですし、アクマと人間の区別がつかないよ編からこの吸血鬼編への、やや唐突に見えた流れにもちゃんと意味があったんですね。すごいすごい。

こちら葛飾区亀有公園前派出所

今回は面白かったです。クレーム電話を受けた経験がありますのでちょっと身につまされもしました。
ところで、最近のこち亀って、内容によって明らかに絵柄も線も違いますよね?
……そう見えるの私だけじゃないですよね??作者さんの年齢からしてもアシスタントさんに相当量の作業を振っていらっしゃるでしょうし、女性キャラが沢山出ている回とそうでない回で、主線担当の方を変えているのかな、と思っているんですが、実際の所はどうなんでしょう。

武装錬金

カズキ対ブラボー、決着。
前回と今回の内容、纏め方自体には満足しているのですが、敢えて文句を書きます。
こんなに早くすんなりと和解出来てしまうのだったら、カズキを一度死なせまでしてブラボーとの決別を描いた意味が非常に薄くなってしまうのではないでしょうか。コミックス6巻のライナーノーツによると、ブラボーとの決別の辺りのエピソードは読者に不評だったという事でしたので(私あの辺大好きなので大ショック)、もしかしたらそのせいで予定変更、和解が繰り上がってしまったのではないだろうか、と、ついつい邪推してしまいました。なんにせよ残念です。
それはともかく、そろそろニュートンアップル女学院に行って欲しいので、火渡さんとの現時点での戦闘は回避して欲しいのですが、果たしてどうなります事やら。

HUNTER×HUNTER

なんだかすっごく久し振りに、ハンターを読んで素直に面白いと思えました。それに、前回から、一発描きじゃなくてちゃんと下書きしたと思われる絵が増えている!嬉しいです。

いちご100%

何度も書いておりますように、私は東城綾びいきですので、今回の内容は読んでいて非常に辛いものがあったのですが……それでも認めざるを得ないほどに、今回のクオリティは素晴らしかった!
恐ろしいぐらい、ついに無限ループは終わったのだ、と伝わってくる気合いの入った作画、演出でした。河下さんはいつも女の子は気合い一杯でお描きになりますけれど、重要回は真中の顔が全く違うと思います。
待ちに待った正太郎の登場、弟の前でリラックスしている綾が見れたのは嬉しかったです。

Mr.FULLSWING

今回のギャグは妙にテンポ良く読み易かったです。牛尾先輩の不慣れなツッコミも可愛かった。
ストーリー本編の方は文句無しの盛り上がり。果たして子津くんの秘策とは!?

WaqWaq

今回の内容からすると、次回終了という事はなさそうですね。せめてこちらだけでも助かって良かった……(泣。
この連載が始まった頃から言われてきた、「絵はすごく綺麗で上手いのに何故か戦闘シーンがものすごく見難く、判り難い」という欠点が、最近少しずつ改善されてきたように思います。最後の見開きの分身ヨキ先生、凄い迫力でした。

未確認少年ゲドー

この作品に相応しい、サービス満点でちょっといい加減な、とても楽しい最終回でした。某有名作品パロディが某プロダクションの人たちに見つかりませんように(笑。
毎週楽しみにしてきた作品ですので、終了は残念でたまりません。私にとっては素晴らしい良作でした。
可愛らしくちょっとキモチ悪いキャラクター達、ベッタベタなギャグ、健康的なお色気、為になるうんちく。全てが絶妙のバランスで配置され、時々顔を見せる人生訓さえも、決して押し付けがましくありませんでした。作画も、他の連載陣にひけを取らないどころか、隅々まで行き届いた丁寧な仕事振りでは抜きん出ていたと思います。
そして特筆すべきはヒロイン讃良ちゃん。実は私はこれまで岡野さんのお色気表現は苦手でした。なんというかこう、ちょっと湿った感じが受け付けなかったんです。ところがこの作品のお色気は、非常にカラっとした突き抜けたものになっています。おっぱいビームの回なんて大爆笑しました。男性の漫画家さんで、若い頃はカラッとしたお色気を描いていらした方が、年をとるにつれてジメっとしたお色気表現に変質してしまう例は何人か見てきましたが、逆は初めてだったので非常に驚きました。讃良ちゃんの性格にもよるのでしょうが、成長されたお子さん達への愛情が作風にも影響を与えたのではないかと私は思っています。今回のスタッフリストにご家族の名があったのもとても微笑ましかったです。
岡野さんの次の作品がどの雑誌に掲載されるのか判りませんが、どのようなフィールドに移られたとしても、どうかこの大らかな作風が失われませんようにと祈っています。約1年間お疲れ様でした。コミックス揃えます!

  
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2005年02月16日

週刊少年ジャンプ11号

ユート

ヒカルの碁の原作者、ほったゆみさんがジャンプに帰って来られました!!
ヒカ碁大好きなのでムチャクチャ嬉しいです。なんとなく、ほったさんはこのまま引退されるのではないかと思い込んでいたので余計に。

絵についての不満をネットでちらほら見かけてからジャンプを購入したのですが、絵の方も上手いじゃないですか!本誌掲載経験の無い新人さんでこれだけ描ければ上等ですよー。明らかに「リアル系の絵を得意とする人が描いているデフォルメ強めの絵」なので、早い内に主人公達の年齢が上がるのではないかと予想しています。(ジャンプノベルの挿絵を担当された時の絵もリアル系だったようですし)

主人公雄斗、北海道にいるライバル、東京で新しく出来た友達、のそれぞれの性格描写、北海道の恵まれたウィンタースポーツ環境、そして対照的な東京の環境と雄斗の受けたショック、これだけの情報量を、場面転換を駆使しながらテンポの良いコマ運びで一気に読ませます。
ヒカ碁が、主人公が素晴らしい環境を得る(佐為という最上の師に出会う)所から始まる物語だったのに対して今回は真逆、主人公が素晴らしい環境を失う所から始まる物語なんですね。雄斗がこの逆境をどう乗り越えていくのか、強く興味を惹かれました。

ネーム運びの達者さ、引きの強さの他にもほったさんらしさを強く感じたのは、2人のお子さんを育て上げたお母さんならではの、子供の描写のリアルさです。特に、癇癪を起こす子供を描かせたら上手いんですよね〜。スケート場で雄斗が「いい!やめる!」という所、らしくて嬉しくなってしまいました。金子さんのカメオ出演も嬉しかったです(笑。

えー、ところで。吾川くんって……女の子じゃないんでしょうか?
小学5年生だったら、男の子より体格が良くて運動能力も高い女の子は珍しくありません。あの「俺が1番!」という負けん気の強さも、何をやっても長続きしないのも、男の子と勝負したいタイプの女の子だと考えれば自然なような気がします。
おっとりした性格の雄斗がすごく女顔なのも、吾川くんと対比する為なんじゃないかなーとも思えます。
いや、まあ、私が、ヒロインがいてくれた方が嬉しいタイプなのでこんな事思っているだけなのかも知れないですけれど。

NARUTO

シカマルとテマリ、そして我愛羅の3年後の姿がお目見え。
シカマルはお父さんを見れば劇的な変化が無い事は判っていた事なんですけれど、本当にそのまんまです(笑。テマリもそのまんま……のようでも、随分角が取れたように見えます。
ナルトが修行に専念している間に、仲間達は里を支える一人前の忍びとして働きながら精神的にも成長してきた事が伺えます。置いていかれてしまったナルトに、可哀想だけど笑ってしまいました。彼は自分の身を守る事が最重要任務のようなものなので、しょうがないんですけどね。
砂の三兄弟には支えあって砂隠れの里を再興して欲しいと願っていたので、立派に風影へと成長した我愛羅の姿には感無量でした。なんだか美形キャラに見えますし。パンダのままなのに。
我愛羅が「一尾」という事は、これからナルトや彼のような憑き物持ちが新キャラクターとして登場してくるのでしょうか?

DEATH NOTE

ワタリーーー!!!(号泣
もうとにかく月に腹がたって、地団太を踏む思いです。L頑張れ。頑張れ。

BLEACH

最近のこの漫画はずっと迷走気味でしたけれど、今回の出来にはそのあんまりさに、思わず声を上げてしまいました。これはいくらなんでもマズいんじゃないでしょうか。

まず最大の問題点として、白哉兄さんの魅力が乏しい事があると思うんです。この手のクールビューティーキャラの行き着く先は大体2極。「本当は優しい人なんだよ可哀想」に行くつもりなのであれば、ルキアに対する態度の酷さの裏側にあるものを説明するのが遅すぎるし、「冷血だけどとにかくカッコいいんだよ」で行くつもりなら、ハッタリ演出が足りないと思います。ハッタリ演出が大得意の作者さんだからこそ余計にそう思います。
多分、「本当は優しいんだよ」の方に行くつもりなんだとは思うのですが、ルキアに対して優しく接した描写が1つも無いのに「掟だから」とか言われても納得出来ません。ルキアのそっくりさんの謎も引っ張りすぎだと思います。

もう1つ。久保さんが何故織姫をソウルソサエティに行かせたのかずっと判らなかったんですが、多分今回の描写をやりたかったから、なんでしょうね。でもこれはマズいですよ。だって織姫本当にソウルソサエティで何もやってないもん……。
健気な女の子が、好きな人に「私何もしてあげられなくてゴメンね」と言う描写がやりたかったんであれば、その子が懸命に何かしている所か、逆に、本当に無力で何かしたくても出来なかった描写を積み上げておかないと、ただ単に出番が無くて何もしていなかった子にこれを言わせても反感を買うだけだと思うんですよ。今回の織姫自体は可愛いので余計に勿体無いです。

ここ数回の内容のマズさからは、今の展開を上手く畳まなければ、新展開に入るための布石を打っておかなければ、という焦りが感じられました。
BLEACHは、作ったエピソード、敷いた伏線を豪快に投げ捨てながら前に突き進む勢いとそれを支えるハッタリ演出力こそが魅力の漫画だと思います。もし、それだけでなく、エピソードや伏線を綺麗に回収していきたいのであれば、日頃からそれなりの準備が必要になりますし、その為に勢いを殺してしまっては元も子もありません。勿論作者さんの構成力が1番問題なんですが、担当編集者さんは一体何をやっているんだ、と思います。

長々と批判的な事を書いてしまいました。アニメ化され、賞も取り、いまや立派なジャンプを支える柱の1つとなっている漫画だからこそ、もっと頑張って欲しいと思うのです。新展開での立て直しに期待しています。

いちご100%

私、ジャンプの感想をサイトに書いている人の中では、抜きん出て真中に甘いという自信があるんですよ。
しかしながら、今回の彼に対しては、はらわたが煮えくり返りそうです。あれじゃあまりにも西野さんが可哀想だーー!!!
……連載初期から、いつか大草くんが西野さんの件で真中をぶん殴ってくれないかと期待しているんですが、無理なのかな〜。

ムヒョとロージーの魔法律事務所

エンチューの名前が出た時から、何故か彼はムヒョのそっくりさんで顔つきだけが違う、と思い込んでいたのですが、そう言えば顔は描かれていませんでしたね。
私なんでそんな事思い込んでいたんだろう。ガッシュの影響?

WaqWaq

「とうちゃん」に一切の迷い無く駆け寄って腹を貫かれるシオが哀しい。
ドレクセル編あたりから成長が著しく、「子供」からすっかり少年らしくなっていたシオでしたが、父親を喪ってからまだ間も無いんですもの、無理も無いですよね……。

未確認少年ゲドー

前回がっかり大賞とか書いてすみませんでした。ガーくん復活有難うございます。
今回は爆笑させて頂きました。ムチャクチャな展開もここまで突き抜けてくれれば爽やかです。表紙も突き抜けていて良かった。ガーくんの「肉体言語」が出た回がすごく好きだったので、その応用技が出たのも嬉しかったです。

  
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2005年02月10日

週刊少年ジャンプ10号

年に一度、いつもとはちょっと違う装いのジャンプバレンタインバージョン。表紙にいちごヒロインズだけではなく、真中も大きく描かれていた事にびっくり。彼が主人公なんだから、驚いてはいけないんでしょうけれど(笑。
折り込みピンナップ、カラーの出来にばらつきがある新人の星野さんには、小畑さんの裏は荷が重過ぎるのでは、と心配していましたら、なんのなんの堂々とした出来でした。
……しかし、メイン購買層の小学生男子はこの特別仕様をどう思っているんでしょうか?

いちご100%

前半は天野の可愛らしさに胸を打たれました。もともと、天野は典型的な「美形でなんでも出来てお金持ちのライバル」をちょっとひねった、底抜けに人が良い事を特徴として登場したキャラだったので、「君は僕の事を好きになる」なんてハッタリかましている時よりも今回のように純情ぶりを見せ付けてくれた方が私は嬉しいです。
後半はあまりにも無茶な展開に爆笑。
最近、連載引き伸ばしの弊害か、いちごの特徴であるシチュエーションの無茶さに以前の切れが無かったですが、今回は久々に突き抜けていたと思います。

NARUTO

サクラのパワーアップが凄く嬉しいです。
「怪力って後天的な訓練だけでどうにかなるものなの?」と思っていたらちゃんと設定付けがありましたし、作者さん忘れているんじゃ、と言われてきた「幻術タイプ」のフォローもありました。
あとは、肝心な時に変に女の子扱いせず、バリバリ戦わせてくれれば文句ないのですが……期待します。

ONE PIECE

素晴らしかったです。
今回あまりに良すぎて言葉が見つかりません。特に、アイスバーグとフランキーが海列車を作りながら共に一人前の若者に成長していく様子に胸を打たれました。

DEATH NOTE

リュークお帰り〜!!!
月が林檎を土産に持たせたのにびっくり。月が今1番まともに人としての情を持って接しているのってリュークじゃないんでしょうか。
海砂についに死亡フラグが立ってしまいました。残念だけど、これはもうしょうがないかなぁ。自分で選んだ事だし。所詮は月の手のひらの上での事ですが、そもそも海砂は月の手の上で転がされる事を自ら望んでいるんですよね……。知らないうちに月に騙されて殺される、とかよりは彼女にとっては幸福なのかなぁ。うーん。

ムヒョとロージーの魔法律事務所

このまま雑用ポジションで落ち着いてしまうのかと思っていたロージーのパワーアップイベントが始まって嬉しいです。
嬉しいと言えば、ナナちゃんが待望のヒロインとして定着しそうなのも嬉しいです。しかしこうなると、「依頼人とは2度と会ってはならない」っていうルールはなんだったんでしょうか。今後意外なところで関係してきたりするのかなぁ。

銀魂

先週に引き続き、今週も良かった!

D.Gray-man

エリアーデがアレイスターさんを操っている、というのは見え見えでしたが、殺された村人がアクマ、というのは全く読めませんでした!
アレイスターさんは仲間になるのでしょうか?そうなったら嬉しいけれど、ミランダさんとキャラが被るような気も……。

WaqWaq

うわー、カーフもう負けてますよ!
ここ数回すごく面白いんですが、どう見てもまとめに入ったが故の面白さなのが悲しい……。

未確認少年ゲドー

WaqWaqとは対照的な今回のガッカリ大賞。
いくらまとめに入ったからって今回の展開はあんまりだー!!
……元に戻りますよね?ガーくん生き返りますよね?うえーん。

武装錬金

私がこのブログを立ち上げた目的の1つが、武装錬金を応援する事でした。ところが丁度その頃から、この漫画に対していろいろ思うところが出てきて、最近では先行きを悲観的に考える事しか出来なくなり、すっかり凹んでおりました。
……そんな私の気分が6巻の表紙と今回の内容のお陰で急浮上!
6巻の表紙で何が嬉しかったって、この巻の内容で1番重要な事はカズキとブラボーの決別である、とはっきり示されている絵だった事です。
そして時を同じくして本誌ではカズキとブラボーが再戦中。
ブラボーがカズキを殺した後自らの命を絶つつもりなのは予想の範囲内だったけれど、それを知って怒るカズキの描写はすっごく良かったです!そう、カズキなら自らの命を絶って責任を取る、なんてこと、決して許せる訳ないんですよね。本当に久し振りに心底納得のいくカズキの描写を見ました。
この2点から、私は、現時点で和月さんは決して意識的にカズキの心理描写を切り捨ててしまった訳ではないのだな、と信じる事が出来ました。これで、私はこれからも胸を張ってこの漫画を応援していける!と思いました。本当に嬉しいです。

  
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2005年02月02日

週刊少年ジャンプ9号

NARUTO

ジャンプの表紙を見て「うわ!変わってない!」と思ったものの、本編中の1ページぶち抜きシーンを見たら、確かにナルト育ってます。顔も頭身も、微妙〜に伸びてる。サクラも、微妙〜に女っぽくなってます。こんな微妙な違いが出せるなんて、凄いデッサン力です。岸本さんがそれを誇るのも判ります。今後デッサン狂いを一切起こさない自信が無ければ、こんな微妙〜な判りにくい成長の描写になんてしないでしょう。
でも、漫画はデッサン力が全てではないのです。今回は長期の休載を挟み、第2部開始!と大々的にぶち上げての「2年半後」だったのですから、もう少し、漫画的な、判り易くデフォルメされた成長を描いても良かったのではないでしょうか。
第2部初回に登場した面子がカカシ班ばかりだったのは、私にとっては意外でした。考えてみたら、作中で時間を置いての仕切り直しは、キャラを増やしすぎて焦点がぼやけてしまった物語を、もう一度カカシ班の物語に引き戻す為のものでもあったのでしょう。第1部後半すっかり影が薄くなってしまっていたサクラやカカシ先生の活躍を期待しています。

ONE PIECE

トムさんの造船方法がなんとも豪快で楽しいです。
ワンピはちゃんと読んでいなかった部分が多いので、「魚人の伏線があった」とか噂に聞いても判らないのが残念です。
海賊の船を作っただけで死刑とは、これまた横暴な。CP9といい、この世界の世界政府は非情さや横暴さを強調して描かれています。最終的に物語はルフィー海賊団vs世界政府の戦いに向かっていくのでしょうか。このお話の雰囲気やルフィーの性格に、その方向が合っているのか、ちょっと心配です。

DEATH NOTE

駄目だ〜。なんか本気でムカついてきました。
私、黒ライトが嫌いなんですよ。デスノで1番好きなキャラが夜神局長なので、彼を見ていると「この親不孝もんが〜〜!!」とぶん殴りたくなってくるんです。彼の傲慢さ(と、それに溺れて必ず足をすくわれるお間抜けさ)をケラケラ笑いながら読むのがこの漫画の楽しみ方なのだろう、と判ってはいるのですが。
とにかくL頑張れ!今にょきにょきっと天狗のように伸びている月の鼻を、Lがへし折ってくれる瞬間を待ちかねています。

いちご100%

思い出の鉄棒で、ついに、西野さん告白!
私は、一度別れてから西野さん(と彼女に対する真中)を突き動かしているものは、「折角初めてお付き合いした彼氏(彼女)を、大切に思っていたのにも関わらず結局きちんと向かい合う事が出来なかった後悔と未練」だと解釈しています。これは私が中3の頃、受験からの逃避で周りに即製カップルが激増し(彼氏彼女を作る事、よりも、カップルを作る事、が流行った)、その殆どが自然消滅したのを見ていたという経験に強く影響されています。
勿論東城綾の存在も関わっているのですが、最大の問題点はそこじゃないと思うんですよ。
西野さんはお付き合いしているうちからなんとか軌道修正しようとして、他の高校に入学してわざと距離を置いてみたり、自分に自信をつけようと新しい趣味を見つけたりと努力していたのに、真中はいつまでたっても「西野はすごい、可愛い」ばかり。それでついに西野さんは2人の関係に見切りを付けて別れ話に至ったのだと思っています。あそこで退場していたら、真中と西野さんの物語は青春の苦いメモリーとして昇華され、西野さんはすごくカッコいいキャラで終わったと思います。
でもまあ色々作り手側の事情もあったのでしょう、彼女は戻ってきてしまいました。しかも何故か仕切り直しは行われないまま。遅すぎた感はありますが、物語のまとめに向け、きちんとした仕切り直しが行われたのは嬉しいです。
綾が文化祭のパートナーに選んだのは弟の正太郎くんなのでしょうか?好きなキャラなので、彼の顔が久し振りに見れるかもしれないと期待しています。

銀魂

今回、私の中ではこれまでの銀魂で最高傑作でした。
小学生の時にまんが日本の歴史で知って以来、幾松さんは憧れの歴史人物なのです。その幾松さんと桂さんの物語を、しっとりした人情話に仕立ててくれてすごく嬉しかったです。間に挟まるエリザベスもアクセントとしてよく効いていたと思います。

Mr.FULLSWING

今回はギャグは入れないで欲しかった!……と思いつつ、不覚にも笑わされてしまいました。「御意見無用」はいくらなんでも対象層絞りすぎですよ。発売当時もセガ系の一部ゲーム雑誌でしかまともな記事にして貰えなかった、一目でやばいと判るような、そんなゲームでした……。
見開きの投球シーンからの一連の流れは素晴らしかったです。

武装錬金

表紙の見開きは、トンデモバトル漫画らしい驚きに満ちていてすごく良かったです。
今回は他に言う事がありません。流石に私も、今回のような回にカズキの心理描写を要求するのは野暮かな、と思いますし。バトルの決着を待ちます。

HUNTER×HUNTER

今回は絵がわりとまとも……と思わせておいて、「心を入れ替えてちゃんと描きました」な丁寧さではなく、「サインペン一発描きにも慣れました」な丁寧さなところがなんとも悲しいです。
お話がようやくゴンとキルアの方に戻ってきた事は歓迎します。

WaqWaq

今回ものすごく少年漫画らしかったです。
ヨキ先生は怖いし、カーフは熱いし、シオとレオは「殴り合って確かめる友情」しているし。特に最終ページの爽やかさときたら、良くも悪くもクセの強いフジリューさんにこんな雰囲気が描けるとは思ってもみませんでした。
しかしあまりに少年漫画らしすぎて、まとめの気配が強くなってきました。不安です。

未確認少年ゲドー

こちらも、フェニックスちゃん再登場でまとめの気配が強く……(泣。
フェニックスちゃん性格変わりすぎです。確かにその分以前のさなぎ状態との違いが判りやすくはなっているんですが(笑。ゲドーくんの顔をひっぱっている所とか、岡野さんすごく楽しそうに描いていらっしゃいますね。
フェイロンくんは普通に改心して終わりだと思っていたので、彼の正体には驚きました。

  
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2005年01月25日

週刊少年ジャンプ8号

ONE PIECE

「仲間のトコ帰れ」
やっとウソップにこう言ってくれる人が現れてちょっとホッとしました。
何も知らない無関係な他人の一言の方が効く、ていう事、現実でもありますよね。
そしてフランキーの思い出の写真の中には、海列車のおばあちゃんの姿が!思わせぶりな雰囲気でしたが、やっぱり関係者だったんですね。

アイシールド21

ようやくヒル魔が「なんかよく判らないんだけど凄い奴」じゃなくて、「アメフトの実力者」として描かれて嬉しいです。このタイミングでこういう扱いが来るという事は、もしかしたら「真のアイシールド21=過去のヒル魔」説もあながち間違いじゃないのかも??

Mr.FULLSWING

久し振りのセンターカラー、そしてドラマCD化決定、おめでとうございます。
恐らく武軍戦不評の影響と思われる掲載位置急落以来、作者さんがコツコツ努力してこられた結果が実を結んだのだと思います。
そしてついに待ちに待った子津くん登板ですよ!いやー、長かった!!そしてバッテリーを組むのは猿野!これは予想出来ませんでした。来週が楽しみです。

D.Gray-man

この作者さんは、感動させよう!とか笑わせよう!と身構えるよりも、今回みたいにシリアスとお笑いタッチをごちゃ混ぜにした方が向いているのかも、と思いました。私が好きな「巻き戻りの街」編もそうでしたし。感動させるぞ!とか笑わせるぞ!というエピソード(砂漠の人形編とかリナリーちゃんの過去とかコムイさん主役の読みきり編とか)だと、私にはどうしても「あー、若い女の子はこういうの好きだよねー」と感じられてしまうのです。(いや、でもコミックスの売上を考えると世間の評価的にはそっちの方がいいのかな?)
今回のエピソードでは死人も沢山出ているので、纏めはある程度重いものにせざるを得ない筈。その辺り、さじ加減に注目しています。

未確認少年ゲドー

今回は楽しかった〜。
もうね、実にどうしようもなく下らないんですけれど、その下らなさと為になるうんちくと泣ける説教がごっちゃになっている所こそがゲドーの魅力なんだと再認識させられました。
そして今回は大増ページだと知った時から、「今度こそ打ち切り最終回!?」と怯えておりましたので、終わらなくて嬉しかったです〜(泣。
ゲドーの大増ページの多さはちょっと謎です。優遇されているとか人気に応えて!という雰囲気が欠片も無いだけに(泣。最近減ページの作家さんが多いから??何にしろ、岡野さんは編集部から信頼されているのだろうとは思います。作画もアシスタントさんの仕事ぶりもいつもものすごく丁寧ですよね。

武装錬金

カズキがいない……_| ̄|○
私は剛太も大好きです。今回はすごいナイスバトルで作画も力入っていたと思います。でもやっぱり悲しいんですよ。とほほ。

WaqWaq

スプンタ・マンユ無茶苦茶怖い!!
その表現を中心として今回は作画がいつもにも増して冴え渡っています。藤崎さんってただトーンワークが多いだけではなくて、CG系トーンをあまり使っていらっしゃらないんですね。今回の月面もCGじゃなくて削りっぽいし。アシスタントさんは何人いらっしゃるんでしょうか。なんにせよ週刊誌でこのクオリティは凄いです。
レオの伏線、これまではいわゆる内心の葛藤というものだろうと単純に考えていたんですが、今回の描かれ方だと、内心の葛藤とも、外部から何らかの力が加わっているとも、どちらとも取れるような。次回が気になります。

  
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2005年01月17日

週刊少年ジャンプ7号

表紙のセナの顔、なんかいつもと違うような気がします。

ONE PIECE

ああ。ウソップは全部ちゃんと判っていたんですね。
それこそ判っていた事なんだけれど、やっぱり本人にはっきり認められるとくるものがあります。
そして遂に明かされた空島での謎の影の正体。
随分とファンタスティックで、このお話の世界観でこれは有りなのかしら?と思いつつ、このタイミングで明かされると、もうウソップを納得させるにはこれしかないだろうと思わされます。凄い。

DEATH NOTE

あーあ。黒ライトがあっさりと復活してしまいました。
私は白ライトとの心の葛藤を期待していたのですが、考えてみたらこの漫画ではこれまでそういう微妙な心理描写を売りにした事って一度もないですよね。(刑事のおじさん達除く)
それにしても、「死神やデスノートの存在なんて普通の人は思いつかないし信じない」という決定的に有利な点を手放してしまったのに、なぜ月はこの時点で「勝った」とか言い切ってしまうのでしょうか。この詰めの甘さが彼のチャームポイントと言えるのかも知れませんね。
L頑張れ。

D.Gray-man

扉絵がすごく面白くて素敵。この漫画が始まって以来、1番インパクトを受けた「絵」かもしれません。

オレたちのバカ殿

物心ついたときから、私には致命的にお笑いのセンスがありません。ましてやギャグ漫画の良し悪しなんてさっぱり判りません。
それで、読みきりでギャグ作品が掲載される時はいつも読み飛ばしているのですが、ポンセ前田さんは前の読みきりを試しに読んでみたら面白かったので、今回も読んでみました。
面白かったです。この人の絵もコマの密度も、少年漫画のギャグ漫画としてはあっさりしすぎているのかも知れませんけれど、私にはこれぐらいの方が読み易いです。

武装錬金

うわー、斗貴子さんほんとにぶちまけちゃった!!
私はおなかの中である程度暴れてから口から飛び出すのかと思っていました。円山さん助かりますよね?
てっきり瞬間装着だとばかり思っていたら、裸体を必死に隠していたり、裸シャツだったり、サービス描写が盛り沢山で驚きました。
剛太はすんばらしく面白カッコいいし御前さまも可愛いカッコいい。これで肝心のカズキの描写が盛り返してくれれば何も不満はないのですが……。次回に期待します。

未確認少年ゲドー

バトル編が始まってしまったショックで、ここ数回は内容を楽しむどころではありませんでしたが、今回はのっけからつばささんのおひげジョリジョリ攻撃に爆笑しました。カエルくんも可愛かったです(笑。
次回大増ページでバトル編に一段落付けてくれると良いのですが。何故ガー君がバトルに参加していないのかの説明はあるんでしょうか。

WaqWaq

松田さま出たーーー!!!
って単純に喜んでいる場合ではなく、なんだか物語が大きく動き出しましたよ。シオのお父さんが復活(護神像の力による偽者!?)したり、コトの肉体が出てきたり、レオがこれまでにも見せていた不穏な表情が強調してあったり……。
……まとめに入っている訳ではないですよね?ここでまとめてしまうのはあまりにも勿体無いと思います。

  
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2005年01月07日

週刊少年ジャンプ5・6号

ONE PIECE

フランキーは実は良い奴?という伏線が張られ始めて以来ずっと、「いくら良い奴でも、ウソップをボコボコにした奴とルフィー達が、ウソップのいない場で和解してしまうのは嫌だなあ」と心に引っ掛かっていました。
まさかウソップが先にフランキーと和解してしまうとは!
ほんと、最近のワンピースは上手いなあ。新年早々看板漫画が頑張ってくれているとなんか嬉しいです。

NARUTO

6回にわたる外伝が終了しました。
この外伝、あまり評判が芳しくないようですが、私は結構好きでした。
なんといっても回数が限られていたお陰で、最近目に余っていたアニメ風の凝り過ぎた構図やコマ割りを入れる余裕がなく、テンポ良く話が進んでいたのが嬉しかったです。まあ弊害もあって、今回はちょっと尻切れトンボでしたが。
あと、リンの「私の気持ち」発言は蛇足!超蛇足!!
これさえ無けりゃ「出番が少なくてよく性格が判らなかったけど、若いのに肝の据わったいいくノ一なんだね」と好感度が高いままで終わったのに……。何故岸本さんはこんなにも三角関係に拘られるのか。返す返すも残念です。

DEATH NOTE

夜神パパかっこいい〜〜!!とか、相沢さん良かったねえ、とか、脇キャラさん達が良い味出しまくりだった今回。
でもその全てを、スナイパーワタリさんが持っていってしまったような気がします。

スベルヲイトワズ

ベテランの力を存分に見せ付けて頂きました。面白かった!

ムヒョとロージーの魔法律相談事務所

回を重ねるごとに、ロージーがもの凄い勢いでかわいく……と言うか乙女化しています。
これなら何故いっそのこと女の子に設定してヒロインにしておいてくれなかったんだー!!(魔探偵ネウロと被るから駄目だったのかしら?)真面目な話、そろそろヒロイン又はサブレギュラーキャラの登場が欲しいところです。

武装錬金

斗貴子さんが御前さまに服を取りに行かせるシーンは、斗貴子さんが御前さまを危険から遠ざけようとしたものなのでしょうが、私には、「来週斗貴子さんが元のサイズに戻ったとしてもマッパは無いですよ!マッパは!!」と言う和月さんからのメッセージのように受け取れました……_| ̄|○
前回ラストで登場したブラボーはてっきり(再殺部隊の能力による)偽者かなにかかと思っていたんだけどなあ。こんなに唐突にカズキvsブラボー再戦に突入してしまうという事は、いよいよ、カズキの心理描写は意図的に削られている可能性が高くなったように思えます。(伏線として「抑えられている」のではなく。)困ったなあ。
ジャンプ表紙のカズキの笑顔が凄く嬉しくて、でも現状を考えると複雑な気分です。

WaqWaq

主人公側の特殊能力で花が開く、というのは大抵すごく神秘的に美しく描かれるものですが、なんともへんてこな花が咲いたのがすごくシオらしい感じがして笑いました。

未確認少年ゲドー

サブタイトルに番号が振られているあたり、岡野さんも編集部もこのバトル展開を長くやるつもりはないんですよね?ね?

  
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2004年12月25日

週刊少年ジャンプ3・4号

今週分はずるずるとアップが遅れて、結局何故かクリスマスの夜中に更新しております。
武装錬金のポスター(キャッチフレーズグランプリの)が当たりました!!わーいわーい。

アイシールド21

前回書き忘れました。アニメ化決定おめでとうございます。
アメフトという題材、放送禁止用語など難題山積みだと思いますが、アニメはアニメ、原作は原作でそれぞれに頑張って欲しいです。

ONE PIECE

大ピンチ。
状況が込み入っているので、いつもの「どうせ皆助かるんでしょう?」というヌルさを感じません。ここまで姿を見せなかったサンジがこれからキーパーソンになると思うのですが、ここはなんとしてもナミさん救出を最優先に動いて、彼の美学を貫いて欲しいです。……でもそうなるとアイスバーグさんとパウリーは誰が助けるの!?この2人が特に心配です。

D.Gray-man

リナリーちゃんの暗い過去設定、出て来た時にはいかにも蛇足っぽく感じて好ましく思えなかったんですが、今回のお兄ちゃんの危機に目覚めるという彼女の行動の背景として、とても自然に生かされていたと思います。
前回の感想にも書きましたが、最近のこの漫画は全ての歯車が上手く噛み合ってきているように感じます。今まさに一人の新人漫画家さんが化けようとしている最中なのかもしれません。

DEATH NOTE

ついに、連載初期、月とLとの知恵比べが始まった頃からの疑問「デスノートに名前を記入する決定的瞬間を見ても、Lや警察はそれが殺害方法だと断定出来るのか?」に答えが出されました。
これまでのLの強引な推理の数々からすると物足りない気はするのですが、確かにここでLに決定的な答えを与えてしまったら面白くないですよねぇ……。最近月がLを凌ぐような活躍を見せていましたが、今回はLが貫禄を見せていたのが印象に残りました。

武装錬金

戦部さんは結局第一印象通りの好漢だったようです。ベタだけどなんか嬉しい。
根来さんの能力は珍しいものではないですし、名前とルックス、そして前前々回の会話で示唆もなされていましたが、戦部さんからうにゅるっと生えてくる見せ方が新鮮で驚きがありました。戦部さんの能力の見せ方といい、前回ラストのパピヨンといい、ここ数回、演出が冴え渡っていると思います。
和月さんノってるな、と思う一方で、不安な点もあります。
それはカズキの描写です。

私はヴィクター化以降(特にブラボー戦の後)ずっと、カズキの内面が判りにくい、描写が足りない、と感じています。
それはカズキが今大変な状況にあり、精神的にダメージを受けているのだけれど性格上それを表に出さずにいる事を暗示しているのだ、だからいずれそれを明示するエピソードが挿入される筈だ、と信じてきたのですが、時間が経つにつれ、その解釈は私のカズキファン故の欲目、脳内補完のし過ぎなのかもしれない、と不安になってきてしまいました。
今回、パピヨンが倒されたと早とちりした時のカズキのキレっぷりから、やはり和月さんはカズキの現在の精神状態を通常に比べ不安定なものとして描こうとしているように見えました。しかしそれならば、そろそろその事を読者に明示するエピソードを入れないと、読者が置いてきぼりになってしまう怖れがあると思うのです。今回の描かれ方も、カズキに予め好意を持っている既存読者ならば納得も出来ますが、最近武装錬金を読み始めた人には何を考えているのかよく判らない感情移入しにくい主人公、と受け取られる可能性があると思います。

私は決してカズキのキャラが薄いとは思っていません。斗貴子さん、パピヨンのような一目で注目を惹く派手な個性ではないけれど、いまどきの少年漫画では非常に難しい「良い子」な主人公として、確固たる個性を彼は持っていると思っています。
また、コミックスを読み返すと、1巻に付き最低1つは必ずカズキのキャラ立てエピソードが配置されていて、和月さんがカズキのキャラ立てに細心の注意を払われてきた事が伝わってきます。しかし、最近はそういったエピソードが見受けられません。犬飼を助けたエピソードは良いエピソードでしたが、あれはあくまでも剛太がカズキを見つめ直すきっかけとしてのエピソードであり、カズキのキャラ再確認エピソードとしては弱いと思います。
「良い子」キャラというものは、一歩間違えれば只の夢想家に見えてしまったり、偽善者に見えてしまったりしかねない、非常に描写の難しいものだと思います。ましてやカズキは主人公です。この物語の柱です。だからこそ、そのキャラ立てはどんなに繰り返しても決して多すぎるという事は無いと思うのです。
週刊連載少年漫画というジャンル自体、細やかな心理描写が好まれ求められるようなジャンルで無い事は判っています。現在も武装錬金は掲載順位が危なっかしいままで、そういう少年達に受けない要素を注ぎ込むのは大変危険な事であろう事も。
しかし私は、武装錬金の魅力はカズキというキャラクターあってこそ成り立つものだと信じておりますので、彼の描写に関してはあえて我侭、贅沢を言いたいのです。

未確認少年ゲドー

今回もゲドーくんが妙に可愛かったです。そしてワンニャン君萌え。
ストーリーの方はちまたで危惧されていた通りバトル漫画になってしまう模様。なんか、レディーゴー!という掛け声に岡野さんの開き直りやけっぱちパワーを感じましたですの事よ。
ただ、ゲドーでの岡野さんは素晴らしくフットワークが軽く、第2部が不評と見るや素早く第3部で読みきり路線に戻した経緯がありますので、バトル漫画でグダグダになってそのまま完……という事は無いと信じています。

WaqWaq

ノールは期待通りの「綺麗だけど変な人」でした。やったー。
変な人を描かせると俄然輝きを放つフジリューさん。これはこれで楽しいんですが、WaqWaq特有のちょっと重いというか沈痛な感じのする世界観も大事にして欲しいです。

ピューと吹く!ジャガー

ふくし君が楽しいイブを過ごしていたのがすごく嬉しかったです。

  
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2004年12月13日

週刊少年ジャンプ2号

銀魂

連載1周年おめでとうございます。
前回絵が荒れまくっていたのは、多分この大量のカラーの準備に押されての事でしょう。苦手?のカラーも回数をこなす内に少しずつ様になってきましたね。見開き表紙の方で新八が隊長服を着ているのが嬉しかったです。
こういう節目の話としては定番の記憶喪失ネタを持って来ましたか。折角ちょっとだけ凛々しくなった銀さんがエジプト壁画目になってしまったまま次号に続いたのが勿体無かったです。

D.Gray-man

私は、この漫画の最大の弱点は主人公アレンのキャラクターが立っていない事だと思ってきました。普段は人当たりがいいだけ。時々突然切れるのも、そういうキャラだという設定なのか、それとも描写不足でそう見えてしまうだけなのかが判らなかったんです。
その認識がここ数回で変わりました。彼と他のエクソシストの差異が、「甘い」なんて抽象的な言葉ではなく、敵と味方の判別方法、そこから生まれる戦いへの姿勢の違い、という明確な形で示された事によって、ようやく腑に落ちたんです。
師匠がいかにも人気が出そうな美形だったのには正直げんなりしましたが、それでも、この作者さんが今急成長していらっしゃるのは間違いないと感じます。

DEATH NOTE

おお、元キラ候補達が目立ってますよ。せっかく紙村さん面白いキャラなのに、火口がキラ確定したからってハイお払い箱では勿体無いですよねえ。

Mr.FULLSWING

蛇神先輩オンステージ。
もう何処を突っ込んでいいのか判らないぐらい突っ込み所ばかりなんだけど、彼には有無を言わせない何かがあると思います。

読みきり

タイトルを書く気にもなれません。ブチ切れました。
個性が売りとか書いてあるのに絵柄が単に手塚+鳥山+タンタン(フランスの有名漫画)な所まではまあ良しとしましょう。でも主人公の顔がもろに治虫少年なのはやりすぎです。なんで編集部も止めなかったんでしょうか。漫画の神様を冒涜したらいかんですよ。

武装錬金

胸元に切先を突きつけられているコマの斗貴子さんカッコいい〜〜。
こういうシーンで危ない!とかカズキ助けに来て!とかじゃなく、カッコイイ!という言葉が真っ先に浮かぶあたりが斗貴子さんの斗貴子さんたる所だと思いました。
戦部さんの「弁当」とはホムンクルスじゃなかろうか、という予想はあちこちで見ていましたが、当たりましたね。彼の再生能力のことを「高速自動修復」と呼ぶその呼び方こそが弱点を暗示していたとは思いもしませんでした。

いちご100%

私はこの漫画では東城綾一押しなんですが、西野さんのパートになると、真中に対して「綾をないがしろにするなー!」と腹が立つよりも、むしろ、彼の西野さんに対する態度の酷さにむかつきます。
綾の存在がどうこうという問題ではなく、西野さんといる時はいつもいつも「可愛い、なんでも出来て凄い」ばっかりで、そこを越えて彼女を見ようとしないのに腹が立つんです。だから、真中は西野パートの時が一番かっこ悪く見えます。
それはそうと東西南北大集合。またいつものループに戻ったように見えて、唯の提案に3者それぞれほのかに困惑の表情を浮かべている辺り、ゆっくりとではありますが確実に終わりに向かいつつあるのだなあ、と思わされました。

未確認少年ゲドー

引き継がれていく命と時を越えた友情。べたべたの定番だけど物凄く良かったです。お約束と呼ばれるパターンは、何度似たような話を読んでも惹かれる何かがあるからこそ、定番となり得たのでしょう。目新しさばかりが物語の魅力ではないのです。やはりゲドーは今のジャンプに必要な連載だと強く思わされました。
フェニックスに限らず、ゲドーからは岡野さんの手塚リスペクトをとても強く感じるのですが全く不快に感じません。先人の遺産を用いる時には、対象への敬意と愛、そして土台にきちんとその人自身の個性が存在する事が重要なのだと思います。

WaqWaq

また物凄い綺麗どころが出てきましたよ!
WaqWaqにおける藤崎さんの美形キャラ投入に対する気後れの無さはどうした事でしょう。
今シオ一行は、純粋だけどちょっと子供っぽい主人公、カッコ良いけどちょっとひねている兄貴分、面白いけどちょっと煩い奴、と程良くバランスが取れていると思います。これに「綺麗だけどちょっと変な性格の人」が加わったらもう無敵でしょう、ちびっこにも女の子にも大人気さ!と思うんですが……終わっちゃうんでしょうか。勿体無いなあ_| ̄|○

  
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2004年12月07日

週刊少年ジャンプ1号

今週からジャンプの年度が切り替わったのを機に、週刊少年ジャンプ感想サイト更新チェックページに登録させて頂きました。 毎週アンケートに書いている作品が武装錬金、ゲドー、WaqWaqの巻末トリオ、というなんとも因果なサイトですが、どうか宜しくお願い致します。

DEATH NOTE

最近松田さんに絡んでいなかったLが、また妙なタイミングでつっかかるな……と思ったら、ちゃんとラストに繋がっていたのですね。松田さん格好良いぞ。

NARUTO

前回、先生から「ゴーグルをしているのだから目に埃が入る筈が無い」と叱られていたのにも関わらず、またオビトが目薬を指しています。これだけ描写が続くという事は、何か特別な意味がある動作なのでしょうか。
巻末の作者コメントによると、今回の外伝は全6回と予め決められているとか。この作者さんにとってはとても良い事だと思います。現に今回もコマ割りが詰まっているだけでなく、話に無駄が無くて緊張感があります。例え今回は結果として尻切れトンボになってしまったとしても、この機会に、展開に緩急をつける、急ぐべき時には急ぐ!という訓練を積んで頂きたいです。

ONE PIECE

今回はもうパウリーが可哀想で可哀想で、ちょっと涙ぐんでしまいました。
彼に対するルッチの攻撃「指銃」がまたとても痛そうな技で、余計に痛々しさ倍増。ワンピの暴力描写っていつもこんなに直接的な描写を伴うものでしたっけ?ちょっと驚きました。
読者のストレスを溜めて溜めて一気に発散するのがワンピースの作風。私は短気なのか、溜めが長すぎていつも途中でイライラしてきてしまうのですが、ウォーターセブン編は溜めの間に謎解きなど様々な要素が詰め込まれ、テンポも速いのでイライラしません。2分の間にどう戦況が変わるのか楽しみです。

ムヒョとロージーの魔法律相談事務所

依頼人のお婆ちゃんがものすごく可愛かったです。
この作者さんの絵柄そのものは残念ながら私の好みでは無いのですが、お婆ちゃんは文句の付け所が無い可愛らしさでした。お年寄りの外見も内面も可愛らしく描く、というのは簡単なようでとても難しいと思います。この連載の今後が俄然楽しみになってきました。

デビルヴァイオリン

初めて読み切りの感想を書きます。
悪魔のような顔だけで他人に恐れられる主人公、という設定に目新しさを感じず、全く期待せずに読み始めましたが、どんどん引き込まれました。私にとってはここ半年間のジャンプ掲載読み切りのベストワンです。
まずキャラクターが良いです。
虫とお友達の心優しき主人公もかわいいですが、ヒロインもとても良い。結構キツい事もやるけれど、汚れ仕事を他人に押し付けないし、全てはクラシック愛ゆえ、という行動原理が明確に提示されているので不快感を感じません。
そして何よりも、この作者さんにはメルヘンのセンスがあります。ファンタジーが描ける漫画家さんは沢山いらっしゃいますが、メルヘンが描ける漫画家さんは物凄く稀少です。この方はコミックファンタジーでもやって行けるだけのセンスを持っていらっしゃると思います。ジャンプに向いているかどうかは置いておいて、どうかこの個性を潰さずに成長して頂きたいと願っています。

Mr.FULLSWING

コマ密度がいつもにも増して高いです。大ゴマ勝負のテニスの直後に載っているから余計に激しく感じられて、ちょっと目がチカチカしました。写植を貼る担当さんも大変でしょう。
今回はギャグも僅か1コマ。対戦相手の黒撰も気持ちの良いキャラが揃っているのでこんなに展開を急ぐのはちょっと勿体無い気がしますが、ずるずる長くなりすぎてしまった武軍戦の反省を活かしている姿勢には好感が持てます。
鹿目先輩が頼れる所を見せてくれたり、落ち込む猿野を皆励ましてくれたり、今回は先輩達がすごく先輩らしかったのがなんだか嬉しかったです。

いちご100%

毎年、夏休みの合宿が終わる回は、合宿で必ず起こる重大エピソードがまるで無かったかのようにぶっつりリセットされるので、読んでいて悲しくなるのですが、今回は良かった!
モラトリアム少年真中が、綾や小宮山くんの言動に刺激されて、ついに「時間は決して止まってくれない」という真理と向かい合い始めました。はっはっは、どうぞ大いに焦って下さい。少年老い易く、学成り難し。
……私自身は、夢ばかり語って実現に向けての努力を全くしない、本当にどうしょうもない高校生だったので、なんのかんの言って真中は頑張っている方だと思うんですけどねえ。
今回は他のキャラも皆それぞれに過ぎ行く時間を噛み締めていて、最後の合宿編〆に相応しい、余韻の残るエピソードでした。美鈴ちゃんは本当に良い子ですね。

未確認少年ゲドー

今回はゲドーくんがいつもにも増して可愛かったです。骨をくわえている所とか、「今死んでる最中なんであとにしてもらえませんか」の後姿とか。
よく、このお話がアンケートを取れないのは主人公に魅力がないからではないか、という意見を見かけるのですが、私はゲドーくんはものすごく可愛いと思うんですが。UFOキャッチャーのぬいぐるみとかにしたら絶対人気が出ると思うんだけどなあ。

WaqWaq

折角、あまりにも子供子供していたシオが一皮向けて少年らしく、主人公らしくなったのに、いよいよ打ち切りの予感を漂わせる展開になってしまいました。
新キャラの眼鏡くんは好みのタイプという事もあり、あっという間に倒してしまったカーフがすごく憎々しく見えます。でもその反面、「安心しろ!」のコマを見て、初めてああこいつも美形キャラだったんだなーと納得しました。
表紙がすごいです。ジャンプの漫画の表紙を金子風の服を着た女の子が飾るのって、もしかしたら初めてでは?

武装錬金

予め掲載順は知っておりましたが、実際にジャンプを手に取り、ページをめくってもめくっても一番好きな漫画に辿り着けないと、ひときわ辛いものがありますね……_| ̄|○
パピヨンと戦部さんの戦闘シーンは見応えがありました。ニアデスハピネスはとても見栄えがして演出が華やかになる、パピヨンに相応しい必殺技だと思います。
しかし一方で妙に作画が悪いコマもあり、製作状況を心配しています。
戦部さんの再生能力自体はバトル漫画の敵キャラとして珍しいものではないけれど、その描き方が面白いですね。一体どういうからくりによるものなんでしょうか。

  
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2004年11月29日

週刊少年ジャンプ53号

今回妙にテンション高いです。自分で読んでちょっと照れてしまうぐらい。

NARUTO

おお、外伝なかなか面白いですよ。
その瞬間は描かれていないけれど、人死にも描かれているし。本編でも、不自然に曖昧な筋立てにするよりは、こんな風に表現の仕方でぼかした方が世界観に無理が出ないと思うんですけどねえ。
別行動を予定していたのに、カカシのフォローに素早く入る4代目の有能さにちょっと感動しました。だって普段はこの漫画の大人の人って、優秀な筈なのに肝心な時に抜けている人ばかり出てくるんですもの。

家庭教師ヒットマンREBORN!

また新キャラ!
凄い。この漫画のキャラ投入スピードは凄いの一言に尽きます。
ディーノ君なかなか面白い奴ですね。「仲間がいれば力が出せる」という定番パターンを、「仲間(部下)がいないと力が出せない」と逆の視点から描かれているのが面白いです。この漫画にこれまで登場した男性キャラの中では一番好きかも。

D.Gray-man

ミランダさんの顔殆ど変わりませんでした!ばんざい!だからこそ最後の笑顔の美しさが印象に残りました。
ここで顔立ちがまるっきり変わってしまっていたら逆に興醒めですから。作者さん判っていらっしゃる。
ミランダさんの能力が制限付きだった事といい、この「閉ざされた街」編で、これまでこの漫画に漂っていた行き当たりばったり感が薄れ、完成度が上がってきたと思います。ミランダさんの再登場を楽しみに、これからは毎回読む事にします。

DEATH NOTE

第3のキラ判明。火口さんですか……。
私はあまり熱心に予想していなかったとは言え、この人だけは絶対に違うだろうと思っていたのでなんかショックです。この漫画の展開は、読者の裏をかく事最優先で練られているらしいので、見事引っ掛けられた、という事なのでしょうね。
海砂が独走して、本人や松田さんの笑顔とは裏腹に不穏な雰囲気が漂ってきました。

武装錬金

中華街に行きたくなりました。肉まん食べたい……。
斗貴子さんの服は、お土産屋さんで中華街限定バージョンを買って貰ったのだと予想します。包帯羽衣の次はチャイナ服。サービスに次ぐサービス、どうしちゃったんでしょうか和月さん。もっとやって下さい(笑。
パピヨンの人食い設定変更は、今後連載を続けていく上では避けられないものだと思いますので私としては許容範囲内です。最終的にカズキとの対立軸がなし崩しにさえならなければ良いのです。
以前にも書きましたが、パピヨンが人生を謳歌している様子を見ると、病気の為好きなものもろくに食べられなかったであろう蝶野攻爵くんの事を思い出して物悲しくなります。人食なんかしているヒマがあったらこれからも美味しいもの一杯食べて欲しい。
戦部さんは、ルックスと名前からいわゆる好漢だと思っていたんですが、思いのほか怖い人っぽい……。「弁当」とやらが気になります。

そうそう、何か書き忘れていると思ったら人気投票!
斗貴子さん1位おめでとうございます。出来ればカズキに1位を取って欲しかったけど、票差があまり開いていないからまあいいや。自分の順位そっちのけで斗貴子さんの1位を祝福している剛太にうけました。

未確認少年ゲドー

連載継続ばんざーい!ばんざーい!!ばんざーい!!!
とは言え、この漫画は読みきりバラエティ形式の方が絶対面白いので、今後密売組織との戦いという連続展開が続くのはとても不安ではあります。
いきなり龍なんて大物を出してしまったあたり、普通のバトル漫画にする気はないんだろうと思うんですけど……。ていうかガー君&ゲドーくんであのサイズの敵と戦うのはどう考えても無理(笑。

いちご100%

涙が出ました。
今回いいシーンだらけですが、特に表紙の綾が中学の頃の制服を着ているのが私の涙腺を刺激しました。
今でこそ、この漫画はパンツ漫画だからストーリーの整合性を求めても無理だ、とファンの癖に明言していますが、連載初期、高校入学あたりまでは、この漫画はただちょっとパンツが多いだけの、ちゃんとしたストーリー漫画でした。 そしてその頃からずっと、コミュニケーション能力が低く、自信が無さ過ぎて、自己主張の無さがかえって他人に迷惑をかける事が判っていない、だめっこ東城綾が、私は好きでした。
私にとってこの漫画は、東城綾の成長物語なのです。
その綾が、ついに、ついに一歩前に踏み出しました。長かった、本当にここまで長かった……。
時期的にも、このまま一気に終局へ向かう訳にはいきませんし、これから最終回までには、きっとまたループな内容の回や、どぎついお色気だけの回が沢山入るでしょう。エンディングが現状維持エンドになる可能性も相変わらず高いと思います。
でも許せます。今回のこの出来を見てしまったら、全部許せる。
……自分でも、いい年してなんでパンツ漫画にここまで入れ込んでいるのかよく判らないんですけど。もしかしたら、私が中学生の頃ハマっていた少女漫画「星の瞳のシルエット」に共通するテイストがあるからかもしれない、と以前匿名掲示板で発言したら、星の瞳ファンの方からムチャクチャ怒られました(笑。

WaqWaq

神様再登場!お召し変え!!
それは嬉しいんだけど、今回あえて食事シーンでは無く点滴を出したという事は、この世界には神様が普通に摂取する事が出来る食べ物は存在しないのかなあ。ただでも過酷な状況に置かれているのに、食事で気を紛らわす事も出来ないのはなんとも可哀想です。

  
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2004年11月22日

週刊少年ジャンプ52号

今週は感想を長めに書いたので、数は少ないです。

NARUTO

外伝開始です。
回想シーンが多い割りに、過去から引き摺っている伏線の説明がこれまで殆ど無かったこのお話。わざわざ外伝までやるのなら、カカシ先生だけの過去で終わらせて欲しくないなあ、と思っていました。
先生として先代火影が出てきたり、本筋ではやりにくいであろう「戦場」というハードな状況設定だったり、なんだか期待出来そうな出だしです。

銀魂

良し悪しじゃなくて、今回は生理的に読めなかった読者がかなりいたのでは?あの手の虫が本当に駄目な人の怯えっぷりって物凄いものがありますから。どちらかと言えば苦手、程度の私にも結構キツかった……。
それを置いておくと、神楽ちゃんも定春もすごく可愛かったし、新八は妙に漢らしいし、面白かったです。

DEATH NOTE

先週の私の心配が馬鹿馬鹿しくなるぐらい簡単に、海砂とのコミュニケーションに成功してしまったレム。
考えてみたらミサミサは、(お話の都合で)やたら順応性の高いキャラばかり揃ったこのお話の中でも、ぶっちぎりの順応性の高さを誇るキャラ、心配する必要はなかったのかな〜。でも今回のサブタイトルは「先走り」、安心するのはまだ早い気もします。
レムは海砂や月のことを純粋だなんて言っているけれど、品性の貧しい人間をちょっと間近に見ただけで、月の事をそんな風に見直してしまうレムこそが一番純粋だと思いました。

武装錬金

うわー、今週はサービス満載ですよ!!
水も滴る斗貴子さんの美しい事!ちょっとおへそ描いたり水着描いたりしただけで大騒ぎしていたあの和月さんが、こんなサービスカットを描いてくれるなんて。今週号はコミックスに収録されても切り抜きとっておこう……。
こんな非常事態でも「次は必ず勝つ」なんて言ってる負けず嫌いの斗貴子さん萌え。
斗貴子さんが小さくなって、お飾りやお荷物っぽくなるのは嫌だなぁ、と思っていたら、パピヨン&御前さまチームに合流とは!全く予想もしていませんでした。すごくおいしい展開ですね。これだったらカズキから戦力を削りつつ、斗貴子さん側にもある程度の緊張感を保つ事が出来ます。リトル斗貴子さんと御前様の小さい者コンビもすごく可愛いし。
あともう1つ今週上手いなあと思ったのは、カズキと剛太の対比によって、剛太だけではなく、斗貴子さんの価値観もカズキとは相容れない部分があるのだという事を描いてあった事。
武装錬金を支えてきた3本の柱、カズキ、斗貴子さん、パピヨンは、それぞれに異なる価値観を持ち、決して相容れない部分があるのだという事は、このお話の肝心要の部分なので絶対にぼやけて欲しくないのです。カズキのヴィクター化以降、斗貴子さんが「なんでもする」状態なので、斗貴子さんと同じ環境で育ち、近い価値観を持つ剛太の描写によって、斗貴子さんの価値観に今一度触れておく事はとても大きな意味があると思います。
そしてこのお話の4本目の柱になろうとしている剛太。彼がカズキと2人きりになる事で、どう変わるのか、変わらないのか。来週も楽しみです。

未確認少年ゲドー

ガーくん&ゲドーくんの新必殺技に爆笑。なんかこのお話のギャグは私のツボにはまるんですよ。
次号、多分フェニックスちゃんは助かるんだろうけれど、連載の命は助かるんでしょうか!?

いちご100%

先週、当分ストーリーの進行に期待するのはやめよう、と思ったばっかりなのに!
また急展開ですよ、しかも綾の!!
美鈴ちゃんが読者が思っている事をバシバシ言ってくれてとても気持ち良かったです。いい子だ……。作者さんだって、真中や綾の駄目さをちゃんと判った上でこの漫画を描かれているんですよね。
こうなるとどうしても来週にまた期待してしまいます。せめて綾が言おうとしている「何か」だけはきちんと口にする事が出来ますように。

WaqWaq

ドレクセルさんがひたすら可笑しいです。頭のうねうねをやたらひゅんひゅん振り回したり、口をちゅーちゅーしたり。「まさか(中略)食ったのか!?」って、悟るの遅いよ!(笑
それと、今週はシオがこれまでになく主人公らしかったと思います。

  
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2004年11月15日

週刊少年ジャンプ51号

今週は武装錬金がお休みなので、私のジャンプ購入も感想アップもお休みするつもりだったのですが……結局、ゲドーくんとWaqWaqのアンケートの為に買いましたよ!ええ!(ちょっとヤケ気味に)
表紙がとても可愛らしくて購買意欲をそそられたのも決断の一因。アイシールド作画の村田さんは、チョコマカした絵を描くのが本当にお上手ですね。

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2004年11月09日

週刊少年ジャンプ50号

これでジャンプ感想も4回目。
持続力が欠けている私にしては頑張ってるかな〜と、ここまで毎週続いた事に安心しています。……掲載順の方は、相変わらず安心とは縁遠い事になってます……_| ̄|○
今週も短め、多めに書きました。

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2004年11月01日

週刊少年ジャンプ49号

今週、掲載順(ジャガーさんを除いて)後ろから1,2,3位が、私が最近アンケートに書いている三作品です……_| ̄|○
そのショックのせいもあってか、今週号はいまいちピンときませんでした。ひとつひとつの感想が短めなので、その分いつもより沢山書いてみました。

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2004年10月26日

週刊少年ジャンプ48号

アイシールド21

最後の見開きのルイの叫び、久し振りにこの漫画で胸を突かれました。
私は初期の王城戦終了直後までがあまりに好きだった為、その後イマイチ素直にのめりこめなくなってしまったのです。今回は「あー、いわゆる『かませ犬』エピソードか〜。あんまり好きじゃないパターンだな〜」と、全然期待せずに読んだのが良かったのかもしれません。
謎の「本物のアイシールド21」、今回のルイとの対比。ついに、長らくブラックボックスだったヒル魔の内面に迫っていくのでしょうか?

銀魂

なんだか急に打ち切り最終回前のような雰囲気の長編エピソードが始まって戸惑っています。まさかそんな筈ないですよね?相変わらず掲載位置も良いし。
134ページ1コマ目のシールにちゅうする銀さん、この連載始まって以来初めてキャラに胸ときめかせてしまいましたよ。地味〜に画力向上していませんか?

NARUTO

忘れた頃にやってくるサクラ成長エピソード。
今回の話自体はすごく良かったと思いますが、このタイミングでこのエピソードを挿入するつもりだったのなら、サスケ奪還失敗エピソードをもう少し短く切り上げるべきだったと思います。
普段から私は、週刊少年漫画は読者の反応次第でこまめな路線変更を強いられ、またそのフットワークの軽さが魅力でもあるので、長期的な構成力を期待してはいけないと思っています。でもこの漫画に関しては、そういった外部の要因からではなく、作者さんが頭の中に描いている展開に固執するあまりバランスがおかしくなっているように思えてなりません。平たく言えば、独り善がりに見えるのです。
構成に限らず、この漫画は、他の人の意見を取り入れればより良くなるのではないかと感じさせられる部分が多いので、担当編集者さんに頑張って欲しいのですが……。
前回、今回と出来の良い回が続いた事で余計に「惜しいなー」と思ってしまいました。

WaqWaq

この漫画のカラーは本当に美しいですね。白黒ページの方も、前回から急にますます美しく、格段に見易くなったように感じるのですが、これは前に目次コメントで書いていらしたトーン変更の効果が出ているのでしょうか。
黒い血の人間と赤い血の人間が全く違う存在ならば、食べ物は大丈夫なのかな?と2話から気になっていたのですが、案の上松田ちゃん倒れているし!プラちゃんの機転のおかげで飢え死にせずに済みそうですが。
このまま参賢者の思惑通り事が進んでも捻りが無くて面白くないので、一旦蜘蛛の巣に全員集合した後、物語が新たな展開を見せる事を期待します。

DEATH NOTE

ヨツバ8人衆の名前全く覚えていなかったので、今回の一覧表は助かりました。そろそろヨツバ編も終局に向かうのかな?

D.Gray-man

今回出て来たリナリーの過去は蛇足っぽく感じました。特に拘束シーン。まあそれはいいんですがミランダさんは生きてますよね!?折角、彼女の魅力でこの漫画を見直していたところだったのに……_| ̄|○

武装錬金

最近、カズキの目が微妙に吊り上がったままになってしまって悲しいです。現在の展開のせいかもしれないし、単に剛太との書き分けの都合かもしれないですが。どんぐり眼が彼のチャームポイントだと思うので、戻って欲しいなぁ。
キャンプのディテールがすごく良く描けていて感心しました。和月さんは完全インドア派というイメージがあるので驚いたのです。連載準備期間中にでも誰かにキャンプに連れて行って貰ったのかしら。それともアシさんに趣味キャンプの人がいるとか。
前回、今回と火渡さんが単なる悪ではないという描写がちゃんとなされているのも好感が持てました。

未確認少年ゲドー

1ページ目の時点でテディベア誕生エピソードを判り易く皮肉ってあったので、うわー問題提起モノかよーとガッカリしたのですが、すっごく良かったです。びっくり。
「趣味のハンティング良くない!」という安直な話だと思わせておいて、おじさんの反論がそれなりに筋が通っている上に、更に視点の違うゲドー君の意見も入って絶妙のバランスが取れていると思います。少年漫画の問題提起モノは、対象年齢が低いだけに単なる書き手の意見の押し付けになりがちなのですが、これはラストの時点できちんと「貴方はどう思いますか?」というニュートラルな問い掛けに落とし込んであります。(惜しむらくは柱のあおりが余計かな?)
この絶妙なバランスは岡野さんがこれまでに積み重ねてきた人生経験あっての事だと思います。(前回も娘さんに対する溢れんばかりの愛情を感じました)ゲドーは古い古いと言われるけれど、古いからこその良さだってありますよね。
ところで、今回テディベアと森のくまさんはすぐに判ったのですが、おじさんの名前の読みは難しかったです(笑。セオドア=ルーズベルトですね)

いちご100%

ついにこの漫画にカップル成立!!しかも私は全く予想もしていなかったカップルだったので驚きました。かなーり強引なお話でしたがとても可愛らしくて良かったです。小宮山くんちなみちゃんおめでとう!
今回のような話を読むと、河下さんにはいちごの次には是非普通のストーリー漫画を書いて欲しいと思ってしまいます。いちごはラブコメではなくパンツ漫画でしかも同時攻略可のギャルゲーみたいな作りの為、ストーリー漫画としては破綻してしまっているんですが、この人には普通の漫画を描こうとすればやれるだけの力はあると思うんですよね〜。
それはそうと、私は東城さんファンなので、今回は彼女の可愛い格好や表情が沢山見れて嬉しかったです。

う〜ん、こうして書き出してみると、今号はアイシル、ゲドーと、1ページ目の時点で期待していなかったものの方が面白く感じたようです。このサイトは錬金応援の為に立ち上げた筈なのに、一番熱く語っているのがゲドーに付いてってどういう事よ(苦笑)

  
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2004年10月20日

週刊少年ジャンプ47号

表紙が何故かHUNTER×HUNTER……。

幽白以前からのファンなので、ハンターの、というより冨樫さんの現状は見ていて悲しいものがあります。
連載が始まった時には、長く連載が続けやすいように(作者本人が飽き難いように、また、読者の反応に合わせて路線変更がし易いように)上手く設定を組んだものだと感心したものですが、やはり冨樫さんに長期週刊連載は無理だったのでしょうか

DEATH NOTE

「天国」がまさかお色気大作戦を指すとは、そしてヨツバ8人衆がそれにこんなに簡単に引っかかるとは思いもしませんでしたので非常に驚きました。松田さん助かって良かったね。
それにしても、月が殺人を中断してからこの短期間に2回の巻頭カラー。
人気のあるこの連載を表立ってプッシュし易いように編集部が路線変更を指示したのではないかと勘繰ってしまいます。
ダークさの薄れた現在の路線もこれはこれで好きなのですが、殺人を繰り返してきた月の罪と罰をなし崩しに放置してしまってはそれこそ青少年の教育に悪い(苦笑)ので、いずれ収拾を付けると信じています。

ONE PIECE

ワンピは読めていない回が多い事もあって、心のどこかで子供向け漫画だとナメていたのですが、最近良い意味で裏切られています。
ここ数回、高波が予告されてから、尾田さんの世界観を演出する力とストーリーが上手く絡み合って、ただならぬ緊張感を漂わせていると感じます。
特に今回は独り高波に立ち向かいメリー号を守ろうとするウソップの描写が素晴らしかった(おにぎりくれたおじさんも!)。

NARUTO

これも今回は良かった!
シカマルメインの回はいつも面白いです。思えば私が初めてNARUTOで「おおっ」と思った回もシカマルとテマリの試合の回でした。
岸本さんは画力もあるし心理描写も丁寧。キャラ立てもしっかりしてる。
なのに〜♪な〜ぜ〜♪ストーリーの主軸(の筈)のナルトvsサスケ話になるといつもグダグダになってしまうのでしょうか……。
ナルトもサスケも単体で見ると決して悪いキャラじゃないんだけどなぁ。
いつかもう一歩突き抜けて大化けしてくれる事を祈り続けている作家さんです。

D.Gray-man

あまり好感を持てない連載だったのですが、「巻き戻しの町」編に入ってから、ミランダさんの可愛らしさにやられてしまいそうです。ヤバい。

WaqWaq

賢者キク&ヨキ美しい……。あんなに可愛らしいプラちゃんが実はスパイ、という「ちょっとした邪悪さ」がフジリューさんらしくて良いですね。

武装錬金

剛太がカズキ&斗貴子さんと合流してくれて嬉しくてたまりません。
ただ、ここ数回剛太のキャラ立てに徹してカズキがやや放置され気味だったので、ここからカズキのキャラ立て強化のエピソードを入れて欲しいと思います。残念ながらカズキのキャラを薄く感じている方は多いようなので(私はカズキ大好きなので全くそう感じないのですが)。
ヴィクター化以降、カズキの表情が見えないコマが多いのは、故意に隠してあるのだと解釈していますので、いずれボリュームのある心理描写が入ると信じて期待しているんですけどね。
(追記:他所様の感想を読んで初めて、相合傘のシーンでカズキが傘を他2人の方へ押しやってあげている事に気付きました。ううう、大好きだ!)
パピヨンは人生を謳歌していてとても楽しそうなのですが、それもホムンクルスになればこそと考えるとなんだか悲しいものがあります。

未確認少年ゲドー

今回すっごく良かったです!
フクちゃんも讃良ちゃんもお父さんも、ゲドーくん一杯の表紙も、ものすごく可愛かった!!
……なのに掲載位置が……。毎回安心して読めるので、なんとかして生き残って欲しい連載です。

  
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