2006年01月
薪づくり
薪ストーブの精神論
「薪ストーブは心まで温めてくれる」薪ストーブの本とかに必ず書いてあります。
歯が浮くようなセリフですけど、最近なんとなくわかります。
リビングで炎を眺めると気持ちがすごくゆったりします。
単なる暖房器具としてではなく、精神的な面での価値が薪ストーブには多分にあるのではないかと・・・
現代はストレス社会だといわれていますが、自宅でこういった時間を持つことは非常に大事だと思うんです。
火は古代から信仰の対象でした。ギリシャ時代は「家庭」という言葉に(かまどのそばにいる」という意味があったそうです。
暖炉の火を焚く炉床を「Hearth」ハースといいますが、「家庭」という意味もあわせて持っています。
人と火は家族や家庭を通じて心でつながっているもの。
最近の薪ストーブ人気もヒントはこの辺りにあるように思えるのです。
薪ストーブでクッキング
徳島発!レーザー加工
薪ストーブを搬入するときに使う鉄板を注文しにS鉄工所へ行きました。
そこで社長さんから戴いたのがコレ!(私の干支が馬、嫁さんが猿なので)
大きいほうが猿と馬でひらがなで「さる」「うま」と読める。小さいほうは自転車で
全長約25mm、全部ステンレス板をレーザーで切り抜いて作るそうです。
自転車は加工時間約17秒!!!!超高速です。
このほかにも精密な作品がたくさんあって、もうすぐ販売を開始されるとのこと、
社長曰く、「準備に3年かかった」
あまりの精巧さに目を惹かれます。
販売の引き合いも来ているとのことで、全国初・徳島発!でいくらしい。
S社長がんばってください!
薪の話
薪ストーブの性能を十分に発揮できるか否かは、薪と煙突で決まります。そこで今日は薪の話を少しします。自動車のガソリン=薪ストーブの薪と考えると、樹種によってオクタン価が変わることになります。一般的に広葉樹(ナラ、クヌギ、カシ等)は硬くて重く針葉樹(スギ、ヒノキ、アカマツ等)はやわらかくて軽い。そして、木は
重量当たりの熱量はどの樹種でもほとんど同じですが、重量当たりの体積は樹種によってかなり違うのです。例えば同じ熱量を得るのにスギはナラの約2倍の体積が必要となります。それでは、薪はやはり広葉樹でないとだめなのか?いえいえそうともいえません。広葉樹と針葉樹の長所と短所は下記の通りです。
広葉樹の長所
火持ちが良い。
火力が高い。
薪置き場のスペースが少なくてすむ。
広葉樹の短所
重い。(運搬が大変)
買うとコストが高い。
着火し難い。
針葉樹の長所
割りやすい。
軽い(運搬が楽)
手に入りやすい。
着火し易い。
針葉樹の短所
火力が低い。
火持ちが悪い。
たくさんの量が必要。
このほかにも特徴はありますが、それよりむしろ十分乾燥しているかどうかのほうが重要です。一般的に良いとされる広葉樹でも乾燥していなければ性能はかなり落ちます。要するに生木が燃えるには薪としての最適な含水量約20%になるまで水分の蒸発にエネルギーを消費してしまうのです。もちろんストーブ内の温度も上昇しにくくなりますからストーブ本来の性能が引き出せないばかりかクレオソートが発生し、黒い液体となって煙突内に付着。煙突詰まりの原因やひどい場合は煙道火災を引き起こすことになります。
とにかく乾燥した薪を使うことが大事という事です。
薪ストーブラーメン
雨の日こそ薪ストーブ
雨の日こそ薪ストーブ!重宝します。
洗濯物よく乾きますよ〜。梅雨時に軽く炊くのも良いと聞いたこともあります。
何はともあれ、理由をつけては火を入れたがるんですよ、男は!!
ちょっと風邪気味
2日ほど前からちょっと風邪気味です。
熱はないけど、鼻の奥とのどが痛い。いつものパターンです。
今日は、薪ストーブと遠赤外線について
昨今、薪ストーブを設置される方が増えてきました、日本暖炉ストーブ協会によると、年間約7000台販売されており、毎年少しづつ増加しているとのこと。
気候の温暖な四国でも増えてます!
「南国に薪ストーブなんて、オーバースペックじゃないか!」
といわれるかも知れませんが、四国だと、比較的少ない薪の消費量で楽しめます!!
リビングで生の炎が見える。体験していただくと良くわかるんですけど、薪ストーブから出る遠赤外線による柔らかな暖かさと炎の迫力に見とれてしまう方が多いです、精神的満足度が高いんですね。
人間の皮膚には浅い部分に痛みを感じる神経の「痛点」が、それより深い部分に暖かさを感じる「温点」があります。通常の暖房器具から出る熱はチリチリと痛いように感じることがありますが、これは赤外線が痛点を刺激するためです。
それに対して遠赤外線は赤外線より波長が長いので、皮膚のより深い部分に到達し、温点を心地よく刺激し、体の芯まで温めてくれるので暖かさがやさしく長持ちするのです。
自宅兼ショールームで毎日炊いてますからぜひ体験に来てください!!
熱はないけど、鼻の奥とのどが痛い。いつものパターンです。
今日は、薪ストーブと遠赤外線について
昨今、薪ストーブを設置される方が増えてきました、日本暖炉ストーブ協会によると、年間約7000台販売されており、毎年少しづつ増加しているとのこと。
気候の温暖な四国でも増えてます!
「南国に薪ストーブなんて、オーバースペックじゃないか!」
といわれるかも知れませんが、四国だと、比較的少ない薪の消費量で楽しめます!!
リビングで生の炎が見える。体験していただくと良くわかるんですけど、薪ストーブから出る遠赤外線による柔らかな暖かさと炎の迫力に見とれてしまう方が多いです、精神的満足度が高いんですね。
人間の皮膚には浅い部分に痛みを感じる神経の「痛点」が、それより深い部分に暖かさを感じる「温点」があります。通常の暖房器具から出る熱はチリチリと痛いように感じることがありますが、これは赤外線が痛点を刺激するためです。
それに対して遠赤外線は赤外線より波長が長いので、皮膚のより深い部分に到達し、温点を心地よく刺激し、体の芯まで温めてくれるので暖かさがやさしく長持ちするのです。
自宅兼ショールームで毎日炊いてますからぜひ体験に来てください!!
薪ストーブの設置基準
薪ストーブは、本体や煙突部からの輻射熱によって暖房するわけですが、
相当な高温になるため設置基準が設けられています。
今日はその一部を紹介します。
壁面・天井面の保護(日本暖炉ストーブ協会資料)
可燃材料を暖炉・ストーブからの輻射熱から守るにためには、915mm以上の
離隔距離をとれば安全なのだが、本体の位置によっては壁面にレンガ積みや
、金属板などのウオールシールドを設ける場合がある。
それによって最低離隔距離は小さくなる。大切なことは必ず25mmの空気層を
設けることである。
空気層がないと不燃材料それ自体は燃えないが、時間とともに熱は可燃材料
に伝わり炭化を招く。
また、ヒートシールドを壁面に止める場合、それを留めるビスの位置は
本体の直接後方は避け、シールドの隅に位置させる配慮が必要である。
輻射熱型本体からの輻射熱は、廻り全体に放出されるので不燃材料で覆われ
ていない壁・天井までの最低離隔距離は915mmを保つように注意しなければ
ならない。「クリアランス縮小システム」を設ける場合、仕様により最低の
大きさは、高さ、幅ともに本体の大きさと壁からの距離によって変わってくる。
当然のことながら、床保護と同様に既製品の「クリアランス縮小システム」
も暖炉・ストーブの大きさによっては適さないものがあるので、大きさと
位置の関係はチェックが必要である。
不燃材料を定める件
平成12年5月30日 建設省(現:国土交通省)告示1400号
建築基準法(昭和25年法律201号)第2条第9号の規定の基づき、不燃材量を
次のように定める。建築基準施工令(昭和25年政令第338号)第108号の2各号
(建築物の外部仕上げに用いるものにあっては、同条第1号及び第2号)に
掲げる要件を満たしている建築材料は、次に定めるものとする。
1.コンクリート
2.れんが
3.瓦
4.陶磁器質タイル
5.石綿スレート
6.繊維強化セメント板
7.厚さが3mm以上のガラス繊維混入セメント板
8.厚さが5mm以上の繊維混入ケイ酸カルシュウム板
9.鉄板
10.アルミニウム
11.金属板
12.ガラス
13.モルタル
14.漆喰
15.石
16.厚さが12mm以上の石膏ボード
(ボード用原紙の厚さが0.6mm以下のものに限る)
17.ロックウール
18.グラスウール板
不燃材料のほかに準不燃材、難燃材が定められているが、経年変化に疑問が
残るために対象外とする。
また、不燃材であってもボード用原紙と一体になっている石膏ボードの類は
使用を避けたい。
主な材料の熱伝導率 20℃単位:Kcal/m.h.deg
空気 0.022
れんが 0.5
耐火れんが 0.6
ステンレス 16
鉄 62.5
黄銅(7:3) 95
アルミニウム 196
銅 332
設置基準はこの他にも煙突高さや小屋浦を煙突が貫通する場合の仕様、
また壁面を煙突が貫通する場合の仕様等詳細にあります。
また機会を見てご紹介します。
相当な高温になるため設置基準が設けられています。
今日はその一部を紹介します。
壁面・天井面の保護(日本暖炉ストーブ協会資料)
可燃材料を暖炉・ストーブからの輻射熱から守るにためには、915mm以上の
離隔距離をとれば安全なのだが、本体の位置によっては壁面にレンガ積みや
、金属板などのウオールシールドを設ける場合がある。
それによって最低離隔距離は小さくなる。大切なことは必ず25mmの空気層を
設けることである。
空気層がないと不燃材料それ自体は燃えないが、時間とともに熱は可燃材料
に伝わり炭化を招く。
また、ヒートシールドを壁面に止める場合、それを留めるビスの位置は
本体の直接後方は避け、シールドの隅に位置させる配慮が必要である。
輻射熱型本体からの輻射熱は、廻り全体に放出されるので不燃材料で覆われ
ていない壁・天井までの最低離隔距離は915mmを保つように注意しなければ
ならない。「クリアランス縮小システム」を設ける場合、仕様により最低の
大きさは、高さ、幅ともに本体の大きさと壁からの距離によって変わってくる。
当然のことながら、床保護と同様に既製品の「クリアランス縮小システム」
も暖炉・ストーブの大きさによっては適さないものがあるので、大きさと
位置の関係はチェックが必要である。
不燃材料を定める件
平成12年5月30日 建設省(現:国土交通省)告示1400号
建築基準法(昭和25年法律201号)第2条第9号の規定の基づき、不燃材量を
次のように定める。建築基準施工令(昭和25年政令第338号)第108号の2各号
(建築物の外部仕上げに用いるものにあっては、同条第1号及び第2号)に
掲げる要件を満たしている建築材料は、次に定めるものとする。
1.コンクリート
2.れんが
3.瓦
4.陶磁器質タイル
5.石綿スレート
6.繊維強化セメント板
7.厚さが3mm以上のガラス繊維混入セメント板
8.厚さが5mm以上の繊維混入ケイ酸カルシュウム板
9.鉄板
10.アルミニウム
11.金属板
12.ガラス
13.モルタル
14.漆喰
15.石
16.厚さが12mm以上の石膏ボード
(ボード用原紙の厚さが0.6mm以下のものに限る)
17.ロックウール
18.グラスウール板
不燃材料のほかに準不燃材、難燃材が定められているが、経年変化に疑問が
残るために対象外とする。
また、不燃材であってもボード用原紙と一体になっている石膏ボードの類は
使用を避けたい。
主な材料の熱伝導率 20℃単位:Kcal/m.h.deg
空気 0.022
れんが 0.5
耐火れんが 0.6
ステンレス 16
鉄 62.5
黄銅(7:3) 95
アルミニウム 196
銅 332
設置基準はこの他にも煙突高さや小屋浦を煙突が貫通する場合の仕様、
また壁面を煙突が貫通する場合の仕様等詳細にあります。
また機会を見てご紹介します。