以前にもこのブログで少し書きましたが、薪を使った暖房器具は、現在たくさんの種類のものが販売されています。

エアータイト・オープン・輻射式・対流式・鋼板タイプ・鋳物タイプ・クリーンバーン・キャタリティックコンバスターといった言葉がごっちゃになってしまってる方もいるでしょう!

今日は、基本的な種類であるエアータイト型とオープン型のお話しをします。

まず、エアータイト型は前面に扉があり、燃焼に必要な空気がレバーなどによって調整できる、つまり火力調整機能のついたタイプのことです。このタイプは、薪をゆっくり焚けますから、燃費もいいし就寝前にくべた薪が翌朝まで燃え尽きないなど高効率の運転が可能で実用性が高いため、現在の主流となっています。

airtite-tipe
エアータイト型









次に、オープン型の特徴はなんと言っても扉ナシの焚き火感覚!火炎と薪の燃える音を直接浴びることが出来るので雰囲気と迫力はエアータイト型を遥かに凌ぎます。火力調整は本体には無く、煙突に取付けるダンパーと言う空気調整用器具と薪の投入量で調整しますがエアータイト型に比べて20〜30倍の空気を消費するとも言われ燃費はあまり良くありません。また、大量の空気を吸い煙突から排気するため暖めた空気も一部排気してしまいますから暖房能力的にもエアータイト型に劣ります。デザイン的には制約が少ないので自由度が高くオーダーメイドも可能です。

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オープン型










一般的な暖房器具に比べるとどちらも強い個性を持っていますが、その中で実用的なエアータイト型、雰囲気と意匠が優先のオープン型といえるでしょう。

次回は放熱方式「輻射式」と「対流式」について書きます。

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