今更ですが(笑)年末のアップし忘れ記事。

2016年のイトウ釣りは、一言で言うなら不調でした。
「こんなにイトウって釣るの大変だったっけ?」なんて、何度も呟いて。
しかし、お陰様でイトウへの愛情を再確認する事が出来ましたよ。1匹の大切さを、ここまで身に沁みて感じ取れたのは、イトウ釣りを始めた年以来かも知れません。

2016年に釣った23匹のイトウのヒットシーンを、全て事細かに思い出せます。簡単に釣れたイトウは1匹も居ません。 皆、自分の新規のポイントや、新しい釣り方、新しい組み合わせの中で釣れた1匹でした。
内訳に触れると、メーター超えは昨年より3匹減って、4匹でした。98cmと惜しいのも居ましたが、運と引き出し、少しの情熱が足りなかったと感じてます。
奇しくも、最終日に釣ったメーター超えのイトウは、昨シーズンの終盤に釣ったイトウ君でした。もし、自分の計測が正しければ、1cmだけ成長してた事になります。 リリースをしている自分にとって、これほど嬉しい事は他にありません。 来年はまた1cm成長してると良いのですが。
過去18年の経験から、自分のリリースの成功率は相当に高いと自信を持てるようになりました。強いラインでファイト時間を短縮し、イトウを水中から出さない。たったこれだけの事で、イトウの生存率は飛躍的に高まります。これからも、猿払イトウの会、イトウクラブなど、地元で草の根的活動をされてる方々の教えを守り、少しでも釣りによる資源の減少を抑えていけたらと思います。物事に完璧はありませんから、今その時、自分に出来る最大限の事をしていきたいです。

それと同時に、河川の中上流部の釣りの大切さも感じます。下流部だけを観ていたら、川全体の変化には気付きません。個体数の増減もそうです。居着きのイトウを繰り返し釣っていると、リリース成功の実感があります。産卵観察は勿論ですが、河川パトロールの良い口実が出来たと思ってます。どれも、欠けては意味を成しません。


期首に立てた釣りの目標は一つだけでした。
猿払村の河川下流部で、狙ってメーター超えを釣る事。これは半分程達成して、もう半分は来年以降に持ち越しです。  タイミングと釣り方、川とポイントの見立てで、誰もが入川してる地点でも、頻回に大物を掛けれる事を知りました。
2016年は、その折角掛けた大物をバラしたり、ラインブレイクしたりで、きっちりと結実するには至りませんでしたが、今後はこの経験を活かして、もう少し上手く釣れそうかな?とプラスに捉えてます。

そして、そんな些細な事よりも、もっと大事な事に気付きました。
それは、イトウが釣れる事をただ心から喜び、感謝する事です。
私はこれからも大きなイトウを狙って釣りをしますが、結果としてどんなサイズのイトウが掛かってくれても、とにかく顔が見れたら幸運だと思ってます。
釣れなくても、川に立てて、竿を振れれば良しとしましょう。 

どうも、ここ数年は大物を釣る事ばかりに固執して、本質的な部分を見失って居たなと反省してます。
気付きの原因は、初めてイトウ釣りにチャレンジする釣り人達の言葉です。
イトウは日本国の釣り人からして、特別な魚なのです。
在来サケ科最大の種として、若しくはその希少性から来る価値も有りますが、この魚特有の格と言いましょうか、とにかく特別な魚なのです。釣りキチ三平と開高さんの影響でしょうか、私の場合は小学生の頃から、この魚を釣るのが1番の夢でした。それが、憧れから身近な存在になると、意識はせずとも尊敬の念が薄れてしまったのかも知れません。私の悪い癖です。 愛着は増してますけどね。
そんな時に、上述した方々の素直な感動、喜びは、全身に激流が走る様な感銘と言いましょうか、大変胸を打つものがあったのです。 ある人は、まるで宝物を扱う様にイトウを川に返します。満足に写真も撮りません。 また、ある人は手が震えて、防水じゃないスマートフォンを川に落としました。それでも、イトウに逢えたのが嬉しいと言います。皆、夢だったと。そんなリアクションを間近に見聞きすると、自分はなんて傲慢だったんだと思い知らされました。同時にいつも感じることですが、同好の者がイトウを釣って喜んでいる姿を見ると、自分が釣った時の様に、いやそれ以上にですかね、嬉しく感じます。
そして、そんな気持ちにさせてくれる魚が、今もこの北海道の川に棲んでいます。これは奇跡の様な話だと思います。
ここに至る道筋は偶然も多かったとは思いますが、また幾つかの道を選び、先人達が守って来たイトウ達だとも私は思うのです。
道民として、心から誇りに思いますし、もっと多くの人にこの魚を知ってもらいたいと強く願っています。






2016年
avr.80cmちょっと
メーター超え4匹
総数23匹
8回
滞在日数は28日程 釣りをしたのは、多めに数えて20日かな。
ざっくりですが(笑)滞在半日の日もありましたね。


第一回の釣行から、ボンズだらけでした。3日目にして、ようやく中型のイトウが釣れた時は、嬉しくて手が震えていたのを思い出します。
でも、釣れなくても別にいいじゃない。 そう言う日があるから、1匹が楽しいんだよ。数が少ない、サイズが小さい、釣りが下手くそ、大いに結構。イトウが遊んでくれた日を喜ぼう。こんな川と自然があって、大好きな野鳥も居る。姿は中々見れないけど、野生のヒグマも闊歩している。鹿やウサギも沢山。 なんて素敵な事だろうか。
このイトウは私に、初心を思い出させてくれた1匹でした。

これは、ブログ友達のコーチャンさんの記事(幸田露伴だったっけ?)の受け売りもあるのだけれど、自分は漁師では無いし、職業釣り師でもない。だから、1匹をどれだけ大事に、楽しく釣るかに心血を注ぎたい。ゆるゆるの方が趣味的ではあるけど、変な言い訳はしたく無いから、出来る限り真剣に取り組んで、そして、心から真剣に遊びたい。
その上で、一回の釣行で自分なりの"納得の一本"を釣るのが目標だ。 現地で下方修正することはあるけどね(笑)
だからこそ、道具にはなるべく拘りたい。資力が許す限り好きな道具で、好きな釣り方で釣りたいのだ。 まだ自信が無くてジャングルの釣りには頑強な最新リールしか使わないけど、行く行くはボロボロのALTEXと洒落た竿で大きなイトウを釣りたい。 
何と無くコスパが良いから買った竿やリールでは、趣が足りない。ちゃんとその道具を愛せるだろうか。
自分の中では、例えその様な道具で沢山の魚を釣っても、大好きな自分仕様の道具の1匹には到底敵わないと思うから。
短い人生、いつでも好きな物と人に囲まれていたい。
我慢ばかりが美徳では無いから。自分で自分の心を縛り過ぎない様に。なんて、一部まだまだ現実的ではない事もあるけれど、そう望んでます。

今年は、宗谷に滞在中どこかしらの宿に宿泊して、1日の釣りの時間は短かった。
半分は野鳥の観察や、読書だったり、こっちでもやれる事務仕事、投資関連に時間を割いた。
どうせ3日も釣りをすると飽きてしまうので、リセットが大切だ。すると、また、釣りに集中出来る。
自分の狙ってる魚と釣方では、潮か増水が無いと釣れない。
なので、やるタイミングが最も重要だ。
それが分かれば、意外と実釣時間は要らない。 

ゆっくりと、でも時に背筋を伸ばして、情熱的に向かえ。
急がない、しかし、やると決めたらとことんやろう。

結局は、"悠々として急げ" なわけだ。
改めて作家先生は核心をついてるなと、感服いたします。

2016年12月吉日 

なんて事を昨年書いてたみたいです(笑)
今は釣果の拘りが更に薄くなり、トラブルなく普通に川に立てたら良しになって来ました。

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98cmのイトウ

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↑ こいつの直前に過去最大クラスをかけてラインをぶった切られた。
そして、失意の帰り道に追い打ちをかける様に鹿さんと衝突した(笑) 鹿さんごめんなさい。

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夏の知床で娘と釣り

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↑ 若いベニマシコ。猿払村にて
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↑ 猿払村のチュウヒさん

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2017年はどんなもんだか。


次回は2017年の第一回遠征から三回までと、釣り師は何段階ある?です。
ブログ更新もマイペースになったもんだ(笑)