2006年04月13日

帰国

渡米して3年半、ポーカーを打ち始めておよそ3年が経ち、ついに帰国の日が明後日に迫った。

もともと当ブログはポーカー全般の話題を扱っていたが、後半はカジノでのプレーの記録を自分が後で振り返るために残す意味合いが多くなっていった。そして、カジノでポーカーができなくなった今、その目的がなくなった。

ブログをつけ始めて1年と少し、投稿数は161と自分でも驚く数字になっている。当ブログを読んでいただいた方々、コメントをいただいた方々に感謝したい。また、もし当ブログを読んで少しでもポーカーに興味を持った方がいたとしたら、あるいはポーカーを上達する上でのヒントを見つけていただいけたとしたら、それは自分が望んだ以上のものである。

帰国後は、落ち着いたら上野にお邪魔させていただこうと思っている。上野でもしお会いしたときは「ブログ見てたよ」とでも声を掛けていただければと思う。

ポーカーというすばらしいゲームに出会えたことに感謝しながら、このブログを閉じたい。

  

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8.敵を知ること

自分が通っていたカジノは州内ではおそらく一番大きいが、ラスベガスやロスなどの巨大カジノに比べれば小さい。もちろん観光でこのカジノに訪れる人はおらず、客は地元の人ばかりである。

ポーカールームのテーブル数も18で、その半分は$4/$8以下のローレート。$10/$20のゲームはいつでも行われているが、週末の夜でも2テーブルか3テーブルしかない。こんな状態なので何回か$10/$20のテーブルで打っていれば、同じプレーヤーと何度も顔をあわせることになる。

しっかり敵を観察しながらプレーしていればおのずと相手のプレースタイルも頭に入ってくる。そして相手のプレースタイルがわかっていれば、それに合わせてアクションが最適化できる。たとえばタイトなプレーヤーのレイズには降りる方向に、ブラフの多いプレーヤーには、よりコールする方向に振るなど。当然のことであえて書くほどでもない話かもしれないが、意外と敵を観察せず相手が誰でも同じプレーをするプレーヤーは多い(わかっていながらも実際のゲームでは冷静に考えられずついついルーズにコールしてしまったりすることもあるが、これはまた別として)。

プレーヤーのスタイルをしっかり把握することは、テーブルを選ぶ際にも大きなアドバンテージとなる。自分はアグレッシブなプレーヤーが多いテーブルは苦手なので、テーブルの様子を見てアグレッシブなプレーヤーが多ければ参加しないことも多かった。

1日6時間打ち、勝った場合も負けた場合も$300動くと単純化すると、1時間当たり1BB勝つには7割の勝率(10日プレーしたら7日勝つという意味での勝率)を収める必要がある。何も考えず苦手な(あるいは上手い)プレーヤーが複数いるようなテーブルに座っていては7割に到達することは、自分にとっては容易ではない。消極的に見えるかもしれないが、状況を見て勝負を避けたことが$10/$20での勝ちにつながったと思っている。

  
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2006年04月12日

7.リバーでのベット

自分はリバーではあまりベットしないほうである。

ポーカーを始めたころはトップペアがさえあれば、ところかまわずリバーまでベットしていたが、どこかのWebでChris Fergusonのコラムを読んでから、リバーではあまりベットをしなくなった。

たとえば、フロップでトップペアができて自分からベットしていった場合、もしリバーでもワンペアのままだと、チェックすることがほとんどである。

そのコラムによると、リバーでのベットするのは、基本的に2パターンだけ。自分が明らかに勝っていると思える場合のバリューベットか、あるいはブラフをする必要がある場面である。中途半端な手ではベットしないほうがいいと言っていた。

たとえば、自分がリバーでベットした場合、相手が大きい手を持っていてスロープレーしていたら、レイズされ1BB余計に取られる。逆に相手がドローミスや弱い手だった場合はベットしても降りられるだけで何も得られない。

逆にチェックすると、相手にブラフをする機会を与えることができる。フラッシュドローあるいはストレートドローをミスしたプレーヤーは、こちらがチェックしたのを見るとブラフを仕掛けてくることがあるし、あるいはセカンドペアなんかで着いてきたプレーヤーなんかもベットしてくれることが少なからずある。

もちろん、ベットしなかったことで、1BB取り逃す場合もあるが、それよりもチェックしたことで1BB節約できたり、あるいは1BB余計に取れたケースのほうが多かったと思う。

細かなTipだが、今思うと1時間に1BB取れるか取られるかのゲームにおいては、結構重要なポイントなのかもしれない。

  
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2006年04月10日

6.ターンでレイズされた場合

フロップに比べてターンでのレイズにはより重みがある。

$4/$8のテーブルでは、ターンでレイズは多くの場合ナッツを持っていることを意味していた。$10/$20では$4/$8よりアグレッシブなプレーヤーが多いため、微妙な手でもレイズが入るが、それでもターンでのレイズは高い確率でベストハンドを持っていることを示していた。

このため、特にタイトなプレーヤーがターンでレイズしてきた場合は、自分がよほど大きな手を持っていない限りフォールドする必要がある。Limit Hold'emは1時間に1BB〜2BB程度の勝ち負けを争うゲームなので、ターンのレイズに対して負けていると思いながらコールし、リバーでもコールして2BB捨てるのはとても痛い。

しかし、実際のゲームではいろいろな原因でターンでレイズされてもフォールドできず、ついついショーダウンまで付き合ってしまうことがある。自分が負けていてフラストレーションが溜まっているときがその筆頭で、とにかくポットを取ってチップを取り戻したいと考えると降りれなくなるものである。リバーで何か起きるんじゃないだろうか? さらに調子よく勝っているときもついついルーズにコールしてしまいがちである。勝っている負けているに関係なく、なんとなく相手はブラフなんじゃないだろうか? などと勝手に思ってしまうこともある。

また、そうでなくても、たとえば自分がトップペアを持ってフロップでベットした状況もフォールドしにくい。ターンで自分がベットしたらチェックレイズされた場合など、相手がツーペアかそれ以上を持っていることをわかっていながら、トップペアを持っているからという理由でコール。そしてポットが大きいからとリバーでもコールしてしまう。開けてみたら相手はフロップセットやフロップストレートのドローイングデットだったり……。このようなパターンで負けたゲームはとても多かったと思う。

もちろんターンでレイズされたら必ずフォールドしたほうがいいというわけではない。フラッシュドローなどがあってオッズが見合うと簡単に判断できる状況なら当然コールする。しかし、オッズがわかりにくい状況もよくある。自分がワンペア、相手も大物は持っていないだろうという状況では、自分のアウツが3つだけなのか、5つなのか? ボードペアができた場合にどうなるのか、などパターンが多くてわからないことがよくある。そんな場合、自分はオッズから考えるのはあきらめて“リバーでなにかヒットしてもレイズできなさそう”な状況の場合は極力フォールドするようにしていた。消極的かもしれないが、自分が打っていた$10/$20では(アグレッシブなテーブルは極力避けていたこともあって)ターンでブラフレイズがほとんどなかったので、それくらいでちょうどよかったのかなと思っている。

テーブルを見ていると、ベットしてレイズされた場合、フラッシュ目が出ていたりしても100%コールするというプレーヤーが何人もいた。このためフロップでスロープレーしてターンでレイズするのがとても有効だったように思う。アグレッシブにプレーすることは重要だが、2BB節約することは2BB勝つことと同じ意味を持つことも忘れてはいけないポイントである。

  
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2006年04月05日

5.レーキの大きさ

ローリミットのポーカーにおいて、レーキの額は意外なほど大きい。

自分が通っていたカジノのレーキは、10%最大$3と決められている。この額だけを見るとたいした額ではないように思えるが、これに加えてジャックポットへの積み立てに$1取られる。そして、ディーラーへのチップも最低$1必要となる。つまり、ポットが小さい場合は除いて、1ゲーム勝つと$5は最低でも取られることになるのだ。ラスベガスなどでは、チップとして¢50を渡している場面も見るが、このカジノでは皆無。逆に$2や$3、あるいは$5ほどあげている場面を見ることも時々あり、なんとなく自分もつられて$2、$3あげてしまうこともあったりする。

それでもたかが$5程度かと思われるかもしれないが、しかしこれを長期的に見ると大変な額になる。

仮に1時間当たり40ゲームディールされるとすれば、自分の通っていたカジノは9人テーブルなので、1時間あたり1人平均4.4ゲーム勝つことになる。そのたびにポットから(ポットが小さいことも考慮して)平均$4失うとすると、1時間で$18ほどになる。で、自分はこの1年$10/$20で300時間ほど打ったので、$17×300で$5,000ほども払ったことになるのだ。

つまり、大雑把に言ってこの1年で$10,000勝って、その半分をカジノおよびディーラーに払った計算になる。

また、違う視点で見ると、平均的なプレーヤー、つまりレーキを除いた収支が±0のプレーヤーは、自分と同じ頻度で1年打つとレーキ分の$5,000を失うことになるのだ。

1時間当たり$18というと、$4/$8なら2BB強、$10/$20では1BB弱である。つまり、$4/$8のレートでは、レーキを除いて1時間当たり2BB勝ったとしてもレーキを含めた収支はマイナスになる。しかし、$10/$20では、1BB勝てればレーキを含めた収支でもプラスになる。いくら$4/$8とはいえ、2BB勝つのは簡単ではない。自分は$4/$8を2年近く打っていてなかなか勝てなかったが、$10/$20では勝てた。この一見不思議な現象は、レーキの額のポットに対する割合の違いが大きく関係していると言えそうだ。

  
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2006年04月04日

4.対超アグレッシブプレーヤー

時折テーブルにとてもアグレッシブなプレーヤーがいることがあった。フェイスカード2枚、ペアー、あるいはAかKが1枚あればプリフロップレイズ。さらにランダムな手でレイズを打ってくるプレーヤーもいる。で、もちろんフロップでもベット、だれかがベットしていればレイズ。ターン、リバーでは手ができていようがいまいが関係なくベットで押してくる。

このようなプレーヤーは酔っているか、ギャンブルにやってきたプレーヤーが多く、最終的には負けて帰ることが多い。しかし、こと$10/$20のテーブルでは、意外とすぐには全てのチップをなくしてくれず、意外と長い時間テーブルに留まっていることがある。というのも、$10/$20はタイトなプレーヤーが多く、そのアグレッシブプレーヤーがオープンレイズしたらブラインドとヘッズアップになったり、2人程度しかコーラーがいなかったりすることが多い。そして、リバーまでに全員降りてしまったり、セカンドペア、サードペアー、あるいは低いポケットペアで逃げ切って勝つことも多々あるのだ。

自分はこの手の相手が苦手だった。というのも何を持っているかわからないので、ターンやリバーで降りるに降りれない状況が多くなり、負けたときの出費がとても大きくなるからである。

大きいポケットペアが入ってしまえば、迷わずプリフロップリレイズでヘッズアップに持ち込み、あとは腹をくくって打っていけばいいのだが、AQ、AJ、99あたりだととてもいやな気分になる。捨てるのはもったいないし、負ければ少なくとも$50、多くの場合$70ほどのマイナスとなってしまう。

この手のプレーヤーをうまくカモにしていきたいところだが、どうにもショーダウンまで行って負けるのがいやでフロップで降りてみたり、リバーでコールしなかったりするゲームが多かった。あるいはリバーでコールしてみると、たまたま大きい手を持っていられたことも多々あり、振り返ってみるとかなり負けているような気がする。

一度AQでコールし、リバーでAハイのままコールするかどうかかなり悩んだ上、コールして勝ったゲームがあったが、記憶に残っている気持ちのよい勝ちはそれだけである。

どこかの記事で読んだ超アグレッシブプレーヤー対策は、早い段階でヘッズアップにし、あとはコールで着いていき、勝っている確信があればリバーでレイズ、となっていた。理屈ではよくわかるのだが、うまく実践できなかった項目の1つである。

  
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