こんにちは!

ファイブアカデミーの斉藤です。


今回は、臨床心理士の資格を取得するまでの期間についてお話します。

以前にも何回か取り上げていますが、やはり準備期間が短い方が多いので、あらためてお話しようと思います。


心理学の資格はたくさんあります。

今のところ、民間資格を作るのに特に規制はありません。そのため民間の資格は数え切れないほど生まれています(なかには、数日間の講習を受けただけでもらえる資格もあるようです)。

そのためか、心理の資格の一つである臨床心理士も、比較的簡単に取れるのではないかと思っておられる方もいるようです。

しかし、数ある心理関連の資格の中でも、臨床心理士は、文部科学省認定の財団法人
「日本臨床心理士資格認定協会」が与える、最も公的な意味合いが強い資格です。

将来的に心理学の国家資格ができるとすれば、「臨床心理士」が最もその可能性が高いともいわれているくらいです。

そのため、臨床心理士になるには、それなりの勉強期間が必要です。


臨床心理士は、まずは大学院に進み、2年間の勉強を経た上で、資格試験を受験し、
合格して初めて得られる資格です。

定められた単位を修得し、規定の実習もこなさなければならないため、資格に対する信頼度は高い一方で、資格取得までに、大学院受験のための準備期間(受験勉強の期間)も含めると、最短でも3〜4年はかかります。


それを考えると、心理関連の資格としては、ハードルの高い部類に入ると思います。

ですから、心の専門家として通用するようなものを身につけたいと思うなら、それだけ訓練の期間がかかるものと思ってください。

(誰でも簡単に取れる資格であったら、誰も専門家とはみなしませんよね・・・)。


もちろん、最初の関門である大学院受験についても、十分な準備が必要です。


こんなお話をするのは、「これまで心理学をほとんど勉強したことがないのですが、
今から勉強して秋の大学院入試で合格したいんです」というご相談を受けることが、よくあるからです。

もしも本当にほとんど勉強したことがないならば、たぶん、いまから2〜3か月間の勉強で合格するのはだいぶ困難だと思います。


もちろん、心理学を専攻していなかった方が5、6か月の短期間で合格しているケースもあります。

しかし、そういう方は、相当な努力をなさっていました(ちょっと片手間に勉強して合格できるものではありません)。

ですから一般的には、1年くらいの余裕を持って取り組んだほうが良いと思われます。

それでなくても、大学生であれば、大学院受験と卒業論文作成の時期が重なります。

社会人で仕事をしながら受験勉強をする場合は、なおさらたいへんだと思います。

受験勉強のみに集中できる方は別として、余裕を持った取り組むに越したことはありません。

なかには2〜3年がかりで準備をする方もいるくらいですから、それだけの専門性が必要な試験だと思って試験対策を進めましょう。


大学院入試では、勉強した人は合格し、そうでない人は落ちてしまいます(入試ですから、これは当然のことです)。

臨床心理士の指定大学院は、人気のあるところで10倍以上、そうでなくとも数倍の競争倍率は普通です。

それを考えると、やはりそれなりの勉強期間は必要なのです。


臨床心理士は、それなりに時間とお金がかかる資格ですから、自分自身の希望や将来の目標などによって、本当に取得したほうがよいのかどうかを考えていきましょう。