前記事(新チラシ文面)で言及があった、音名・階名の意味の違いは以下の通りです。

音名
音の絶対的な高さを示す名称
例えば、今日の西洋音楽の理論・実践の場では、振動数
440ヘルツにあたる音が「a(イ)」、その1.5倍の660ヘルツに当たる音が「e(ホ)」などとされる。もちろん、このように音名によって一般的に絶対音高が特定できるようになったのは標準ピッチが制定された時以降のことであり、それ以前の時代においては同じ「a(イ)」音の高さも時・場により大きく変動していた。


階名
音の音階内での相対的な位置を示す名称
例えば、西洋音楽で用いられるダイアトニック音階(
1オクターヴ内が7音からなり、隣接する2音間の音程が周期的に「…全・全・半・全・全・全・半…」となる音階)では、自身よりも低い諸音に対して「半・全・全・全」、自身よりも高い音に対して「全・全・半・全」という音程関係を有する音が「ド」、

また、自身よりも低い諸音に対して「全・全・半・全」、自身よりも高い音に対して「全・半・全・全」という音程関係を有する音が「ラ」などとされる。


すべての長調(長音階、長旋法)での音名と階名の区別についてはこちら
また、すべての短調(短音階、短旋法)での音名と階名の区別については
こちら
をご参照ください。


また、階名間の具体的な音程関係についてはこちらをご参照ください。


ここで、音楽専攻生の皆さんにお願いがあります。


今日、専門家や教師でも「音名」と「階名」の区別ができていない方が多く、教育界が混乱していますが、
もし本記事によって初めて認識したら、今後の音楽活動(ご自身の学習、他者への教育、他の音楽人とのコミュニケーション)の際には両概念の区別をしっかりと弁えるようにしてください。
お互いに正しい用語法を心掛け、音楽理論の知識が音楽についての理解を円滑にするような世界を作っていきましょう。