本日初めて、本講座での「ボチェディ」階名唱法によるレッスンを実施しました

受講生は都内の音楽大学に通う K さんです。 

まずは階名自体に慣れるために「ボーチェーディーガー …… ガーディーチェーボー」のように音階を往復して歌った後、
「ボチェディ」階名用モデュレーターによる基礎訓練を行い、
その後、コダーイの教材を用いて様々なやり方(声による伴奏付き、ハンドサイン付きなど)で視唱を行いました。

コダーイの教材では、文字譜を読む際に「d, r, m」の階名略記を「ボ、チェ、ディ」に読み替える必要があるため、その目の切り替えだけ最初難しそうでした。
しかし、この階名はやはりドレミとは違う言葉であるため、音名化したドレミ(いわゆる「固定ド」)で長らく教育を受けてきた生徒にはよりスムーズに習得できそうな模様です。

今後の本講座の展開がどのようになるかは分かりませんが、
今日という一日が、今まで暗黒時代が長すぎた日本の音楽教育界に「待ちこがれていた光」* をもたらす一歩(たとえ小さな一歩であったとしても)となりますように。


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もちろん、私は伝統と権威ある「ドレミ」階名(いわゆる「移動ド」)および「ハニホ」音名(および、その元となるCDE音名)は今まで通り支持し続けますので、
本ブログを読まれる「ドレミ」階名支持者および「ハニホ」音名支持者の読者はご安心ください。

というのも、これら本来の音名および階名をなくすことは、過去(西洋でいえば中世以降、日本でいえば明治時代以降)の遺産の継承が困難になることを意味すると考えているためです。
(この話題については別途記事を立てたいと思います)

そして、これらの本来の階名(「移動ド」)と音名によるレッスンも引き続き行ってまいります。


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注)
* J. S. バッハのカンタータ BWV 184 《待ちこがれし喜びの光 Erwunschtes Freudenlicht》 (下記動画)より。



→ 冒頭のフルートの音形を「ミファミファソ、ミファミファソ、ミー」と聴くことができますか?(私の場合、和声付きであれば比較的、冒頭からでも階名を聴き取りやすいです)。「ボチェディ」階名唱法を極めた生徒には「ディガディガロ、ディガディガロ、ディー」と聴くことができるようになるのでしょう。