ツイッターでも呟いたんだけど、
リアルふじきのリアル生活でちょっとつまんない事が続いたので、
創作でもやって、憂さ晴らしをしたい。
今回は、そんな内なる衝動と悲鳴に応える為に適当に書き散らす物であるので、
まあ、全くの番外であります(だから「にゃん」も使わない)

こういう時は作りやすく昔話で行こう。

昔々、あるところにお爺さんとお婆さんが殺し合いをしていました。

爺「桃太郎の遺産の第一相続人はわしじゃあ!」
婆「生命保険に入る事を勧めたのは私ですよ!」
犬「ワンワン」
雉「ケーン」
猿「ウッキッキ」

爺は芝刈り用の鎌に分銅を付けてビュンビュン振り回していた。
婆は洗濯桶の中から水に浸した布を水滴が飛び散らないゆったりした速度で振り回していた。重い。重い一撃だ。ヒットした瞬間、打撃による衝撃で布に染みこませた全水分を四散させ、打撃面の熱を同時に奪い去り、凍結化させるという幻の拳法「永氷拳」に伝わる「氷破撃烈布」だ。
犬はと言うと、かの鬼どもを退治せしめた獰猛な牙を剥き出しにし、日和見を決め込んでいた。かの鬼の目玉を嘴でせいぜい刺し抜いた雉も、手足の怪力と数にものを言わせてかの鬼の一族を八つ裂きにした猿も、同じように日和見を決め込んでいた。
急ぐことはない。大勢が決まってから、劣性者の遺体を噛み砕き、些少の褒美だけでも受け取ればいいだろう。ここで手を出して、重い痛手を受けるのはあまり面白くない展開だ。

爺「流石じゃな婆さん。その技の切れ、伊達に長生きはしとらんな」
婆「爺さんこそ。無駄のない鎖鎌さばき。長期戦を予期して疲れない回し方をしておるとは」
犬「ワンワン」
雉「ケーン」
猿「ウッキッキ」

その時、風上から物凄い霧が巻き上がっていった。
本来、霧は巻き上がるものではないが、何もなかったそこに勢いとともに押し寄せて場を占拠するその様子は「霧の侵略」とでも言いたくなるものだった。

霧の中の男「甘い。甘いぞ。爺ぃに婆ぁ、お前らのように資産があるのに身寄りがなく、その上、そこそこ元気で相続税を食い潰してしまう老人を撲滅する為に作られた、相続税強制徴収隊、第一の使い手霧隠税蔵だ。この致死性ガスが怖くなければかかって来い」

婆は無言で霧男の両肘両膝をたった二激で打ちのめした。
凍りつく関節。男は周囲に霧を纏いながら指1本動かせないでいた。
凍結により肘下膝下への大脳からの神経伝達経路は停止させられたのだ。
婆「あの足元の石がよかろう」
爺「にょおおおおおう」
気合が入ってるか抜けてるか分からない叫び声をあげて、爺は霧男足元の石に分銅を叩きこんだ。

チカ
火花、そして、引火。
霧男はたわいもなく全身火達磨になった。

爺「人の食い扶持を奪おうとする奴は国だろうが何だろうが許さん」
婆「爺さん、あんたもな。だが、この後、まだ、妙な奴らがこっちに来るようじゃから、今は休戦じゃ」
爺「よかろう」

国民の税金を集めて作られた精鋭の徴収隊は5分で通信を断絶した。
でも、それは、また、別の話。

とっぴんぱらりのぷう。