「どうやらいいおっぱいの日に間に合ったみたいね」
胸を揉まれながら美少女が言った。
ええと、揉み続けながらでいいのかな。

それにしても、この子・・・・・・・・・・

「ストップ。『おっぱい者』と書いて『おっぱいジャー』なんて
 センスのないネーミングはごめんよ」

機先を制された。
こいつ読心ができるのか。
読心っていい年して俺、独身だなあ。

「ノイズ会話ストップ」

そもそも!君は?

「そうよ、面倒だからあなたが今、思いついた設定をダダ喋りするなら、
 私は宇宙揉め事協会の2級揉め事スペシャリスト・
 揉んで揉んでのお悶よ」

少女は顔をちょっと赤らめて俺を睨めつけながら喋った。
ギリギリのところで作者力が通じて
少女の名前を恥ずかしい名前に設定してやった。ゲラゲラ。
小説に影響を与える万能の作者の力は未だ手元にあるということである。

で、そのお悶さんが何をしに俺のところに・・・・・・・・・まさか。

「ち、乳を揉まれに来たのではない!」
凄いペースで否定。なんかいいペースだな、お前。

だが・・・・・・・・・・

「そうだ、乳を揉みに来た訳でもない。って下らない会話に誘導すな」

結局、何しに来たのよ、あんた。未だに胸を揉まれながら。

「そ、それは・・・・・・・・・」少女は口ごもった。
そして、少女は相対しながら、彼女の胸を揉んでいる俺の手を逆手にして
「ロイヤル・エスプレッソ・ハイデカー卍空気投げ」で俺を吹き飛ばした。

「もう、いいおっぱいの日、終わったから」

・・・・・・・・・・・

「いいおっぱいの日後夜祭とか、ありえない設定を考えてもダメ!」

それで、結局あんた何の目的で俺のところに来たのよ。

「それは・・・・・・・・・・・・この第5939670並行世界の頭脳コアのあなたに
 ・・・・・・・・・・・・ああ、ダメ。まだ、設定が出来てないのね、グズ!」

グズとは何だ。
説明もしないで。

「いい。無数無限の並行世界の中で、頭脳コアと呼ばれる作者が
 世界設定を自由に書き換える事が出来る世界は限られている。
 そう、幾つもある訳じゃない。
 そういう世界の中で、ごくたまに他と干渉しあって揉め事を起こそうとする
 問題を含有するあなたみたいなコアがある、
 その問題を未然に防ぐエキスパートが私、
 Monday Mondayのom-ONよ。
 さあ、言いなさい。あなた、何かよからぬ事を考えてるでしょ」

名前うっすら修正しやがった。
つまり、既にある設定、もしくはこれから作られる設定が、
他の世界の成り立ちに影響を与えるかもしれない。そういうことだな。
それを防ぐために君はこの世界まで胸を揉まれに来た。

「さ、最後だけ違うぞ」

違うのか

「大違いだ。馬鹿者め!」

・・・・・・・・・馬鹿でーす。
・・・・・・・・・馬鹿だから、難しいこと分かりませーん。
・・・・・・・・・おっぱいーっ。

手を伸ばす。
すっと間合いを取って後ずさった彼女の胸には届かない。
つまりなんだ。あんた敵ってことだな。

「ロイヤル・エスプレッソ・ハイデカー卍空気投げ!」

胸に届かない俺の手を握るや彼女は技を仕掛けてきた。

(13/11/09 02:36記)