美少女力士伝・佐藤錦ブルース(完結/第一次選考落選作品)

「ねえ、サトちゃん。ラノベコンテスト落ちちゃったんだって」

「ドコーイ」
「ドコーイ」

明日になれば又、アフリカの女呪術師の都市伝説流布がぶり返すかもしれない。でも、今や巨乳になった癖に相変わらず私より小さいサトちゃんが一心不乱にテッポウするのを見ながら、私はちょっとセンチにサトちゃんの夢は叶うといいなと思った。

「実は昨日まで入院してたんです」
「なんだって?」

「舞の海関みたいに少しでも背を伸ばしたくて。
 でも手違いで胸にシリコンを入れられてしまって……ヒック」
「入門を許す」


「おう佐藤来たか」
「はい、入門したいです」

「佐藤、お前、身長いくつだ」
「…145」

「うん、ちょっとその小ささでは…」
「実は昨日まで入院してたんです」
「なんだって?」

(つづく)

「付き添いの背の高い君は」
「いえ、私、こう見えても身体が弱いので」

「じゃあ健康増進のため相撲で鍛えんとな」
「いえ、太りたくないですし」
「大丈夫。うちはチャンコ食べながらボクササイズも取り入れてるから」

沈む船の幻が見えた

「うちに来たいのかい」
「はい」

「稽古はきついよ」
「稽古はいいんです。それより気になるのは
 …チャンコにマヨネーズはありですか?」

コケた。

「いいところに気が付いたな」

どうやら大事らしい。

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