『まほろ駅前狂騒曲』をトーホーシネマズ府中1で観て、映画のような、映画じゃないようなふじき★★★マンガ『君に届け 第二十二巻』椎名軽穂、マーガレットコミックスを読書する男ふじき

2014年10月24日

『フルートベール駅で』をギンレイホールで、『チョコレートドーナツ』をシネマカリテ1で観て、悲劇はきついよふじき★★★,★★★

◆『フルートベール駅で』
五つ星評価で【★★★悲劇は記録にすると1行で全て同じ体裁を取られるが、その悲劇の背景の人間は誰一人として同じ人間ではない】

そういう映画である。
もう、宣伝からして、冒頭に主人公が事件に出くわす事をはっきりうたっているのである。救いようのない悲劇だ。きついのう。

こう言えば分かりやすいだろう。
悲劇に会うのは「のび太」。
はっきりと無職が確定し、それでも妻と娘の為に地道に職探しに励もうとする、
そんな「のび太」の行く手を阻む一発の銃弾。
銃弾に倒れるまでの「のび太」の1日の何気ない生活を追う。
そういう映画だ。

奥さん役が「目覚まし土曜日」に出てる高見侑里に似てる気がする。外人なのに。

主人公の母親役に気合いの入った黒人婆さん出てきたと思ったら、『ヘルプ』『スノーピアサー』に出てたオクタヴィア・スペンサーだった。プロデューサーもしてるらしい。サンダンスからの刺客は今後、こういう役者プロデュースみたいなのが増える気がしてならない。それが嫌とか別にそういう訳ではないけど。


◆『チョコレートドーナツ』
五つ星評価で【★★★こっちも悲劇だ】

詳しく書くと一気にネタバレに踏み込む映画だが、この映画も決して明るいハッピーエンドでは終わらない。『フルートベール駅で』と同じく、理不尽な世界の在り方によって、この世界は決して祝福された神の子達だけが住まう世界でない事が明らかになる。こういう本当の出来事を語る哀しい話が減るといいですよね。


【銭】
ギンレイホール、会員証で入場。
シネマ・カリテ水曜1000円均一

▼作品詳細などはこちらでいいかな
フルートベール駅で@ぴあ映画生活
チョコレートドーナツ@ぴあ映画生活

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