プロのネタ

2013年02月16日

鍋のコーティング

かまどで鍋を使うと
おいしい料理ができますが
困ったことに、ススでお鍋が真っ黒になります。

防ぐのは難しいので
スス汚れを取りやすくするための工夫を少し。
有名ですけどね。

「コーティング」です。

ここでは灰を使っています。

IMG_2505
まず灰を採ってきて塗料のように水で溶きます。

IMG_2506
お鍋の外側にペタペタ塗ります。
上の方まで塗り漏れの無いように。
すでに料理をセットしているときは
写真のように横向けにはできないですね。

IMG_2507
これで火にかけます。
パイオニアキャンプのように長期になると
毎日、しっかり鍋を磨くことはないけれど
何日もこのまま使い続けると
コーティングが焼き付き塗装のようになって
まったく取れなくなるので
2日に一回ぐらいは
サッと洗うことをおすすめします。

友愛の丘では、以前は
クレンザーや洗剤でコーティングする指導をしていましたが
洗剤の使用量が増えるので
今ではやっていません。

泥でコーティングもできますが
配水管が詰まるので良くないですね。

工夫してくださいね。







fjktrvb at 16:51|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

道具のレクチャーつづきです

昨日のブログの続きです。

竹の割りかたね。

破竹の勢いというだけに
立て向けに割りやすいのが竹の特徴ですが
割るときは必ず手袋を忘れないように。

IMG_2510
こんな感じでナタを当てて
IMG_2511
パカッと割っていきます。

最初にナタが入りにくくって
ナタの背中を叩きたいときは

IMG_2509
写真のようにゴムハンマーとか木づちを使うこと。
金槌はダメです。

なんでかというとナタが痛むからです。

IMG_2508
これダメです。

もっと細く割りたいときは
IMG_2512
さらに半分に割って
IMG_2514
半分に割ります。半分づつにしていきます。

もっと長い竹を割るときは
竹の細いほうから太いほうに向けて
刃を入れるようにしましょう。




fjktrvb at 16:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2013年02月15日

道具のレクチャー

パイオニアキャンプが間近なので
キャンプで使う代表的な道具のいくつかをレクチャーします。

まず地面を掘るといったらスコップです。
テントの周りに雨の流れる溝を掘ったりしますが
いちばんいいのは、
そんなの掘らなくてもいいところにテントを建てることですね。
環境への影響も少ないし。

でも掘る場合はスコップをつかいます。
このスコップにも用途と種類があります。

まずこれ角スコップですね。
IMG_2498
砂とか灰とか砂利とか、割とサラサラしたものを
「すくう」のに使います。
地面を掘るのには適していません。

つぎにこれ剣スコップ
IMG_2499
だいぶ使い込んで「剣」ではなく「丸」ですが
剣スコップです。
地面を掘るのにつかいます。

つぎにナタです。

IMG_2502

上が両刃ナタ、下が片刃ナタです。
かたちの違いではありません。
刃のつき方が違うんです。

裏返すと
IMG_2501

両刃ナタは裏返しても同じで
片刃ナタは裏返すとぺったんこ。

両刃は、薪を割ったり竹を割ったりするのに使い
片刃は、木を切ったり切断に使います。

同じようにみえて用途が違うんですね。







fjktrvb at 16:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年01月11日

パイオニアキャンプの準備(設営編その1)

今日はパイオニアキャンプの事前研修がありました。
今回のパイキャンは設営と生活が中心のキャンプなので、自由な時間が多いですが
反面、時間の使い方を自分でイメージしてないと、すぐに終わってしまうので
イメージできるように今日の研修を行いました。
PC1
生活サイトの作り方は写真のような感じですが
テントやキッチンフライ、カマドとか動線をよく考えないと
とても使いにくく、危険なサイトにもなります。



PC3テーブルのこんな作り方もあります。
椅子の作り方も参考にしてね。





PC4立ちカマドです。
火床の高さをうっかり高くしてしまうと
鍋の位置がめっちゃ高くなってしまって
危険なカマドになるので注意です。
両側を三脚にして補強し
火のあるところの構造を簡単にしています。

PC5立ちカマドの使用風景。
右側に薪置き場が作られています。





PC6これは別のサイトの薪置き場です。
毎食自炊なので薪は重要です。
ちゃんと貯めておかないと雨が降ったら大変です。




PC7水は貯めておきます。
(夏はやめといたほうが良いです)
就寝前には、寝ている間にどんなことが起きるかわからないので
満水にしておきます。

洗い物をしたあとの汚水は、できるだけ離れた竹やぶなどに散水します。

PC8こんなテーブルの作り方もあります。
椅子の作り方に注目です。





PC9また別のテーブル。
ススで汚れた鍋は毎回磨く必要はないけど
2日一度ぐらい磨かないと
最後にはコーティングごと焼き付いて大変な目に合います。
マメに洗いましょう。

PC10これもまた別のテーブル。
地面に打ち込まず自立させています。





PC12こんな風よけの工夫もあります。
ちょっとフライが高いです。





PC13別のサイトです。雨が降ってます。
雨の流れる方向も考えておくこと。

薪にする竹がありますが、邪魔になっていて
つまずいたりするかもです。
サイト内はつねに整理整頓することが安全につながります。

PC14冬のキャンプサイトで特に危険なのが火災の心配です。
落ち葉や枯れ草など燃えるものが一杯なので
このサイトのようにはじめにきれいに掃除をしてください。

ただ、撤収の時は元に戻るようにしておいてください。

こういった一連の作業をキャンプの設営といいますが
設営には終わりはありません。

だから、一週間あっても時間は足りないくらいです。
いろんなことを発見して創りだす毎日をエンジョイしてくださいね。


















fjktrvb at 23:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年09月23日

竹の切り方 続き

今日は竹の切り倒し方です。

まず切り倒す竹を選びます。
切り倒しやすく、運び出しやすいことは当然として
そういう場所は、集中して切られていることが多く
なるべく混んで生えているところから、間引くように切ってください。
もちろん、倒れる方向が安全であるかも確認を。

次に刃を当てる高さです。
低いところで切って欲しいときと、高いところで切って欲しいときがありますので、これは職員にきいてください。
それと残った節に水がたまらないように。ボウフラが棲めないように。

IMG_1024まず倒れる方向から刃を入れます。
この竹は写真では分かりにくいですが、左の方に傾いています。
このまま切り続けると刃が挟まって、動きにくくなるので、少し動きにくくなったところでストップ。



IMG_1025次は、反対側から刃を入れて切り倒してください。


安全に切るためには、急がず慎重に。
刃を早く動かすと、危ないのとノコギリを傷めます。


おまけ

IMG_1028こんなの作りました。
竹の固定台です。





IMG_1027こんなふうに使います。
また使ってね。




fjktrvb at 18:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0)