2005年06月26日

旅館の人ごめんなさい!

昨日、石田大成社ホールで個展をされている東京の池永さん、all about japan
の日本画を主催されている松原さん、石田大成社の天野さん、後輩の細見君で2件はしごした後、松原さんが1人で宿泊している旅館に忍び込み(忍んでないか)、後から来た尖の若狭君を含め6人で枕投げをするやらマッサージ技をかけるやら修学旅行の中学生並の大騒ぎ。                                                                                                                                                                                    そのうち疲れ果てて押入れの布団を5人分引っ張り出し夢の中、気が付けば朝になっており、非常階段からの脱出を試みるも失敗、妙な空気の中、こそこそとフロントを通って旅館を出るありさま。                                                                                                                                                                                 その後、天野さんの提案でイノダコーヒー本店でモーニングを食べながら、池永さんの花嫁候補をリストアップするも決まらず。                                                                                                                                                                          最後に、いつものように彩雲堂に寄ってご主人の講義を聞かせていただいて解散。                                                                                                                                                         なんだか久しぶりに童心に帰って楽しかった。45歳のおっさんがこれでいいのかわからないが、とりあえず“S兆旅館”の皆さんごめんなさい!  

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2005年06月24日

広島は玄人はだし

昨日は広島でしたが、予想以上に大都会で京都と変わらない感じでした。                                           行き交う、路面電車は旧京都、大阪市電やドイツからの輸入車などバラエティーに富んで楽しい限りでした。                                                                 さて教室の方は平日と言う事もあり熟年層の方が多く、すごく落ち着いた雰囲気でした、中には、絹や紙のこと、また盛り上げのやり方や胡粉の種類などを質問される方もいて、かなり高度な会話を交わすことができました。また洋画をされている方が岩絵具を併用する方法を考えておられ、興味深かったです。                                                                                                                              予想通り広島は文化的にかなり成熟した街でした。広島焼きも最高!(駅前のよっちゃんに行きました)。                                                                   *そして次は7/13〜14東京でーす。  
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2005年06月22日

明日は広島

明日は、いよいよ広島で日本画教室を行います。                                                      私の母は、福山の鞆出身で広島にも昔から親近感を持っています。とはいえ広島市を訪れるのは修学旅行以来で30年ぶりです。
聞くところによると人口百万人を超える大都市になっているとか!しかも日本画の画材を扱っているお店が5件もあるそうで、きっと日本画人口も多いはずです。                                         そんな広島でどんな出会いがあるか今からワクワクしています。広島で日本画体験教室を受講される方、ヨロシク〜!                                                             追伸……広島電鉄で今も走っている旧京都市電の1800系に会えるのも楽しみです。  
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2005年06月20日

土佐派の顔料

前回、胡粉をベース(体質顔料)に混色した顔料を具絵具(ぐえのぐ)として紹介しましたが、これらは元禄時代に土佐光起によって著された『本朝画法大伝』の「画具製法並染法極秘伝」に記されていたものです。                                                                                             この書物には土佐派の基本となる顔料の製造法や使用法、混合法が載っています。                                       3年程前この資料をもとに出来うる限り当時と同じ染料、顔料で、これら土佐派の色を再現してみました。                                                                  この作業を通して、現在のように新岩絵具も合成絵具もないのに多様で美しい色彩を生み出す先人の知恵に感動、感動の連続でした。                                                      計35色を再現しましたが、ひとつの特徴としては藤黄や藍、臙脂といった染料と群青や緑青、岱赭、朱といった顔料を混色したり重色したりして見事にバリエーションを広げているところです。この中で代表的なものを上げてみますと、                                                                                   ○草緑=藤黄+藍……水彩で言うフッカーズグリーン(渋めの黄緑色)に当たりますがこれが西洋では近世以降に作られたのに対し草録は平安以前から使われていたようです。                                                                         ○縹(はなだ)=藍+胡粉……やや薄い藍色                                                        ○青鳩色(やまはといろ)=白緑+藤黄……淡くて美しい黄緑色、制作でよく使う                                       ○金翅鳥色(ひわいろ)=白緑+草録……所謂、鶸色                                                    ○木賊色(とぐさいろ)=緑青+藤黄……美しく明るい黄緑、制作でよく使う                                         ○合紫=藍+生臙脂(ラック貝殻虫の臙脂)……渋くて透明感のある紫                                            ○赭黄色=草録+赭石(岱赭)……黄土色から朱土色                                                    ○肉色=朱+胡粉+藤黄……肌色に使う、壮年には朱を多く、老年には藤黄を多く朱 を少なくする                                                                                                                                                 といった具合です。さらにこれらの配合を変えて無限のバリエーションをつくっていたのです。最初から豊富な色数がある現在と違って、天然の染料や顔料を意図を持って作り上げる当時の方が圧倒的にリアリティーがあるように思います。                                            現在でもこれらの色材はたいてい手に入りますし、制作に取り入れるべく再考してもいいんじゃないかと本気で考えています。   
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2005年06月16日

胡粉あれこれ#2

よく胡粉のランクについて質問されることがあります。                                                                                         「粗さが違うのですか?」とか「貝の種類が違うのですか?」とか聞かれるのですが、粗さは基本的に同じで(5μ前後)種類も同じです(イタボ牡蠣)。                                                                                  違いの一つは、貝殻の大きさと厚みです、やはり大きくて厚みのあるものは、しっとりとして暖かみがあります。もう一つは、上蓋と下蓋の違いです、上蓋は、より白さが強く、下蓋は弱感グレー味を帯びています。                                                                                             つまり大きくて厚みのある上蓋からできる胡粉が最上級のものとなり、以下この配合の違いによってランクが分かれるのです。                                                                                               もうひとつ、よく聞かれるのが「チタンとどう違うのですか?」ということです。 これは、同じ白系の顔料ではありますが、似て非なるものです。まず色味です、チタンは金属質のやや青味の白で冷たい感じがするのに対し、胡粉はややクリームがっかた暖かみのある白です。次に隠ぺい力です、チタンはこれが強いためポスターカラー等と同様に下層の顔料を消してしまいますが、胡粉は、弱いので下層の顔料を生かすことができます。そしてもう一つは混色です、チタンは力が強すぎて、混色したときに白濁して相手の色を食ってしまいます。いわゆる「狼色」です。これに対し胡粉は昔から「具絵具」と呼ばれ、混色した相手を柔らかく、上品に引き立ててくれます。例えば、丹ノ具=鉛丹+胡粉、臙脂ノ具=臙脂+胡粉、藤黄ノ具=ガンボージ+胡粉、白緑ノ具=白緑+胡粉、具墨=胡粉+墨と言った具合です。                                                                                        次回は具絵具つながりで土佐派の顔料について書き込みます。                                                                                    
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