July 29, 2014
ココちゃん
昨日、我が家のウサギ、ココちゃんが息を引き取りました。5歳近くですが、ウサギとしてもちょっと早いお迎えでした。妻から最近体調がよくなさそうだと聞いていたのですが、昨日病院にいって帰ってしばらくして妻の腕の中で最後を迎えました。体調が悪くってもすぐに亡くなるとは思っていなかったので、突然のことにすごくびっくりしてしまい、妻と一緒に電話口で泣いてしまいました。
私は今まで人生においてペットを飼ったことがなく、ココが初めてのペットだったのですが、こんなにも辛いものかと喪失感を身にしみて感じています。寿命が人間と違うので、必ず最期を看取ることになると分かってはいても、心の整理は出来ないものです。
ココは少し早いお迎えかもしれませんが、とある年のバレンタインデーに我が家に迎え入れたときから妻の全身の愛を受け、勿論僕も可愛がりましたし、うちに来るお客さん皆さんに可愛がってもらいました。ココ本人はそ知らぬ風でどこ吹く風の個性的な娘さんに育ちましたが、とにかく愛されキャラでした。
そして、僕たち夫婦の結婚当初からの家族の一員で、思い出も写真も沢山残っています。お腹の弱かったココ、すぐにハウスを食べちゃうココ、元気に廊下を跳ね回るココ。。一生忘れることはありません。
最後を見とれなかったのはとても残念で辛いですが、妻が荼毘に付してくれていますので、帰任したらしっかり安寧を祈ってあげようと思います。奇しくも私たち夫婦の入籍記念日にココは逝ってしまいましたが、これで毎年必ず思い出すでしょう。思い出のなかで可愛がろうと思います。
少しでもココと遊んでくださった皆さんも、ココの安寧を祈っていただければこれ以上幸いなことはありません。
帰任し、しばらくして落ち着いたら、また妻と相談して新しいこを育てようと思います。ココと同じように変わらぬ愛を注いでまた面白いこを育てたいですね。
私は今まで人生においてペットを飼ったことがなく、ココが初めてのペットだったのですが、こんなにも辛いものかと喪失感を身にしみて感じています。寿命が人間と違うので、必ず最期を看取ることになると分かってはいても、心の整理は出来ないものです。
ココは少し早いお迎えかもしれませんが、とある年のバレンタインデーに我が家に迎え入れたときから妻の全身の愛を受け、勿論僕も可愛がりましたし、うちに来るお客さん皆さんに可愛がってもらいました。ココ本人はそ知らぬ風でどこ吹く風の個性的な娘さんに育ちましたが、とにかく愛されキャラでした。
そして、僕たち夫婦の結婚当初からの家族の一員で、思い出も写真も沢山残っています。お腹の弱かったココ、すぐにハウスを食べちゃうココ、元気に廊下を跳ね回るココ。。一生忘れることはありません。
最後を見とれなかったのはとても残念で辛いですが、妻が荼毘に付してくれていますので、帰任したらしっかり安寧を祈ってあげようと思います。奇しくも私たち夫婦の入籍記念日にココは逝ってしまいましたが、これで毎年必ず思い出すでしょう。思い出のなかで可愛がろうと思います。
少しでもココと遊んでくださった皆さんも、ココの安寧を祈っていただければこれ以上幸いなことはありません。
帰任し、しばらくして落ち着いたら、また妻と相談して新しいこを育てようと思います。ココと同じように変わらぬ愛を注いでまた面白いこを育てたいですね。
June 20, 2014
【EDM】 顔から入る?フィーメールDJ!
最近EDM、ハウス、テクノを中心にその界隈の女性DJおよびトラックメーカー(もうこの辺の境目はあるのかないのか昔から分からなくなっていますが)を結構聞いたり見たりしてたので、最近のオキニをご紹介。チョー有名なのから、ロシア/東欧系までごった煮にしちゃいましたけど、ま、いっか!今夜も気にせずパーリナイ♪ (記事書いてる時に音楽かけっぱなしにしてるとついついタイプが止まってしまうのでだいぶ書くのに時間かかりました。。)
1.Krewella
クルーウェラ。女性2人と男性DJのEDMグループ?(適切な形容がよく分からない)です。結構かわいいし、声が好き。”I live for the night"は2013年に死ぬほどいろんなところでかかっていましたね。ノリノリに簡単になれるので大好きです。踊るのも楽しいけど歌うのも楽しいし。がんばって歌詞覚えたけど披露する機会はないのが残念です。なんかふなっしーとも最近コラボしてましたよ(二つ目の動画)。ふなっしーマジシュール。クリウェラと最近まで発音していたのは内緒です。でもクリウェラのほうがなんかしっくり来ない??
2.HAVANA BROWN
オーストラリアの美人EDMシンガー?ダンサー?です。なんか最近超有名ですけど、とにかく美人です、パツキン美女ってこういうことを言うんだなーとか思います。ピットブルとのコラボ曲”We run the night”が大ヒット。さはさりとて、ピットブルはお祭り番長とか言われてますけどもう正直飽きたなー。サングラス取れや。ピットブルディスが見たい人は、ダイアントワードをグーグル先生に聞いてみると楽しくなれます。
3.Ricki-Lee
リッキーリー。この美女もオーストラリア出身。僕はこっちのほうが好みです。何がって?顔が。いや、とにかくかわいいっすよ。 EDMトッラクメーカー?シンガーソングライター??な方です。結構ライトな曲で聴いたことある人も多いのではないでしょうか?”Do it like that”
オーストラリアはすごいですね、って言いたくなるけどロシア、東欧も全く負けてませんよ、この分野では。それはあとで。
4.Inna
ルーマニアのクラブシンガー、インナ。さて、この辺りから東欧、ロシア系ですが、いやはやなんともルーマニアってクラブシーンがなかなか発達してますよね。次に紹介するアレクサンドラ・スタンとか日本でもノマノマイェイ!!で大流行したO-zoneなんかもルーマニアです。ルーマニア語ってまた独特でなんか聞いてると変に病みつきになっちゃたりします。
インナさん、真ん中ドストライクな東欧系、ルーマニア系美人って感じの顔立ちです。最近、東欧、旧ソ連圏の女性の顔立ちの違いが少しづつ分かるようになってきましたが、もうだいぶMIXMIXされてるので結論的にはよくわからないですね!まぁみんな美人ってことですね!
さて、インナは世界的には2011年の”Club Rocker”で大ヒット。今も世界の一線で活躍中!
5.Alexandra Stan
こちらもルーマニア出身のアレクサンドラ・スタン。EDMシンガーという括りでよろしいでしょうかね?
”Mr. Saxobeat”が2011年に大ヒット。いやぁこの曲もほんとによく色んな所でかかってましたね。バルカンビーツをEDMアレンジしたとのことですが、バルカンミュージックは確かになかなかダンシングな感じで好きです。バルカン・ビート・ボックスとかなかなかイケてるもんね。
この方も綺麗よねぇ(惚れ惚れ
6.SEREBRO
ロシアのポップダンスグループ、女性三人組です。EDM寄りの曲が多いので紹介。日本では女性グループといえばタトゥーがダントツ有名ですが、セレブロはユーロビジョンでも3位になった経験があるなど知名度はあるので知ってる方も多いのではないでしょうか?
僕はセレブロはとっても好きです(容姿も含めて)。曲自体は、ロシア臭さをかなり意識的に抜いた普遍性のあるダンスポップって感じです。ロシアの歌謡曲シーンって、なにはともあれダンスが中心にある音楽が多いのですが、独特のリズム、変調、民族音楽の系譜?があってなかなか取っ付きづらいところもあると思うのですが、セレブロは上手くその辺をグローバルスタンダードに持っていった感じです。でもロシア人らしいはっちゃけた感じが残ってて好き。 アガれる曲はたくさんありますが、PVがだいぶエロくてアゲアゲな感じの”Mama Lover”をここでは紹介しときましょう!さいこー!(途中でモザイクとかかかっちゃてますけどね!)
7.Nina Kraviz
今日紹介したかったのはこの人、ニーナ・クラヴィッツです。今世界で最も旬なハウス・テクノDJですね!!!ロシアはイルクーツク出身です。おじさんになると長時間にわたってミニマルサウンドの中で体を揺らし続ける体力が無くなるため、パッとアガってパッと死ねるEDMが好きになって、テクノは最近聞いてなかったんですけど、あらまぁニーナさんのテクノいいですね。女性らしいちょっと妖艶な感じ?
日本でもだいぶ売りだされて、来日もしてるので知ってる人は何を今更、、な世界的DJの彼女。まぁ曲もいいんですけど、めっちゃかわいい。やばい。スラブ系最高すな。イルクーツクに行きたくなる(バイカル湖挟んだ反対側の都市、ウランウデには行きましたけどね!)。
2年前くらいはモスクワの有名クラブ”Propaganda”で毎週金曜日にプレイしていたみたいです。行きたかった(涙)
ここでは75分に渡る彼女のDJプレイを載せときましょう。(彼女のDJプレイを無音にして映像だけ流して違う曲で家でノッてたりするというかなり邪道な楽しみ方しているのは内緒です。「ニーナがcapsuleかけてるー!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」みたいな)
8.DJ Juicy M
この方がもう一人今回紹介したかった世界No.1セクシーDJ、DJ Juicy Mです。この方は完全なクラブDJですね。ウクライナはキエフ(来月出張予定!!フーッ!)出身で、ジャンルはエレクトロ、ハウスあたりが中心みたいですけど、映像を分かる通り、かなり盛り上げるのが上手!すごい彼女のDJで踊りに行きたい。もう世界遠征しまくりで難しそうですが。また盛り上げるのに必要なテクニックもすごい。結構珍しい 4 CDJスタイルではありませんか。だからマッシュアップなんかも「こう来るかー!!」みたいな感じで盛り上がるんでしょうね!こんな美人がテクニック抜群でアゲアゲだったノらないと失礼です!(色んな夜的意味において。)
2014年もっと有名になると思いまする。
4 CDJ
これは楽しそう。
(番外編)
1.DJ Mirjami(ミルヤミ)
おっぱい星人、ドスケベ紳士の皆さん、こんにちは。これが世に云うトップレスDJです。ポーランドを拠点に活動しているらしいですよ。詳しくはこの記事をご参照あれ。いやまぁここまでおっぴろげに出されると男性としてはもう少し隠して欲しくなるってのが世の常ですよね。色んな意味において一回見に行ってみたいです。タッチはなしですか?風営法的な問題が立ちはだかりますか?
(エロ注意。トップレスなので。)
2.DJ Ruth Flowers(ルースフラワーズ)
言わずと知れたおばあちゃんDJですね。御年もう70歳位でしょうか。フロムUKのエレクトロDJです。これ、色物じゃなくテクも盛り上げ方も半端じゃありません。世界的フィーメールDJです。なんでも孫の誕生会かなんかで孫がDJしてて楽しそうだったからとか言うのが始めた理由だとか。尊敬するDJはデイビッドゲッタ。すげー。こんな老人になりたいけど、耳とか大丈夫なのか心配になるわ。
スペインにて
パリにて
世界にはまだまだ色んな方がいらっしゃいますね!あ、W杯のロシアVSベルギーが始まった!!
1.Krewella
クルーウェラ。女性2人と男性DJのEDMグループ?(適切な形容がよく分からない)です。結構かわいいし、声が好き。”I live for the night"は2013年に死ぬほどいろんなところでかかっていましたね。ノリノリに簡単になれるので大好きです。踊るのも楽しいけど歌うのも楽しいし。がんばって歌詞覚えたけど披露する機会はないのが残念です。なんかふなっしーとも最近コラボしてましたよ(二つ目の動画)。ふなっしーマジシュール。クリウェラと最近まで発音していたのは内緒です。でもクリウェラのほうがなんかしっくり来ない??
2.HAVANA BROWN
オーストラリアの美人EDMシンガー?ダンサー?です。なんか最近超有名ですけど、とにかく美人です、パツキン美女ってこういうことを言うんだなーとか思います。ピットブルとのコラボ曲”We run the night”が大ヒット。さはさりとて、ピットブルはお祭り番長とか言われてますけどもう正直飽きたなー。サングラス取れや。ピットブルディスが見たい人は、ダイアントワードをグーグル先生に聞いてみると楽しくなれます。
3.Ricki-Lee
リッキーリー。この美女もオーストラリア出身。僕はこっちのほうが好みです。何がって?顔が。いや、とにかくかわいいっすよ。 EDMトッラクメーカー?シンガーソングライター??な方です。結構ライトな曲で聴いたことある人も多いのではないでしょうか?”Do it like that”
オーストラリアはすごいですね、って言いたくなるけどロシア、東欧も全く負けてませんよ、この分野では。それはあとで。
4.Inna
ルーマニアのクラブシンガー、インナ。さて、この辺りから東欧、ロシア系ですが、いやはやなんともルーマニアってクラブシーンがなかなか発達してますよね。次に紹介するアレクサンドラ・スタンとか日本でもノマノマイェイ!!で大流行したO-zoneなんかもルーマニアです。ルーマニア語ってまた独特でなんか聞いてると変に病みつきになっちゃたりします。
インナさん、真ん中ドストライクな東欧系、ルーマニア系美人って感じの顔立ちです。最近、東欧、旧ソ連圏の女性の顔立ちの違いが少しづつ分かるようになってきましたが、もうだいぶMIXMIXされてるので結論的にはよくわからないですね!まぁみんな美人ってことですね!
さて、インナは世界的には2011年の”Club Rocker”で大ヒット。今も世界の一線で活躍中!
5.Alexandra Stan
こちらもルーマニア出身のアレクサンドラ・スタン。EDMシンガーという括りでよろしいでしょうかね?
”Mr. Saxobeat”が2011年に大ヒット。いやぁこの曲もほんとによく色んな所でかかってましたね。バルカンビーツをEDMアレンジしたとのことですが、バルカンミュージックは確かになかなかダンシングな感じで好きです。バルカン・ビート・ボックスとかなかなかイケてるもんね。
この方も綺麗よねぇ(惚れ惚れ
6.SEREBRO
ロシアのポップダンスグループ、女性三人組です。EDM寄りの曲が多いので紹介。日本では女性グループといえばタトゥーがダントツ有名ですが、セレブロはユーロビジョンでも3位になった経験があるなど知名度はあるので知ってる方も多いのではないでしょうか?
僕はセレブロはとっても好きです(容姿も含めて)。曲自体は、ロシア臭さをかなり意識的に抜いた普遍性のあるダンスポップって感じです。ロシアの歌謡曲シーンって、なにはともあれダンスが中心にある音楽が多いのですが、独特のリズム、変調、民族音楽の系譜?があってなかなか取っ付きづらいところもあると思うのですが、セレブロは上手くその辺をグローバルスタンダードに持っていった感じです。でもロシア人らしいはっちゃけた感じが残ってて好き。 アガれる曲はたくさんありますが、PVがだいぶエロくてアゲアゲな感じの”Mama Lover”をここでは紹介しときましょう!さいこー!(途中でモザイクとかかかっちゃてますけどね!)
7.Nina Kraviz
今日紹介したかったのはこの人、ニーナ・クラヴィッツです。今世界で最も旬なハウス・テクノDJですね!!!ロシアはイルクーツク出身です。おじさんになると長時間にわたってミニマルサウンドの中で体を揺らし続ける体力が無くなるため、パッとアガってパッと死ねるEDMが好きになって、テクノは最近聞いてなかったんですけど、あらまぁニーナさんのテクノいいですね。女性らしいちょっと妖艶な感じ?
日本でもだいぶ売りだされて、来日もしてるので知ってる人は何を今更、、な世界的DJの彼女。まぁ曲もいいんですけど、めっちゃかわいい。やばい。スラブ系最高すな。イルクーツクに行きたくなる(バイカル湖挟んだ反対側の都市、ウランウデには行きましたけどね!)。
2年前くらいはモスクワの有名クラブ”Propaganda”で毎週金曜日にプレイしていたみたいです。行きたかった(涙)
ここでは75分に渡る彼女のDJプレイを載せときましょう。(彼女のDJプレイを無音にして映像だけ流して違う曲で家でノッてたりするというかなり邪道な楽しみ方しているのは内緒です。「ニーナがcapsuleかけてるー!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」みたいな)
8.DJ Juicy M
この方がもう一人今回紹介したかった世界No.1セクシーDJ、DJ Juicy Mです。この方は完全なクラブDJですね。ウクライナはキエフ(来月出張予定!!フーッ!)出身で、ジャンルはエレクトロ、ハウスあたりが中心みたいですけど、映像を分かる通り、かなり盛り上げるのが上手!すごい彼女のDJで踊りに行きたい。もう世界遠征しまくりで難しそうですが。また盛り上げるのに必要なテクニックもすごい。結構珍しい 4 CDJスタイルではありませんか。だからマッシュアップなんかも「こう来るかー!!」みたいな感じで盛り上がるんでしょうね!こんな美人がテクニック抜群でアゲアゲだったノらないと失礼です!(色んな夜的意味において。)
2014年もっと有名になると思いまする。
4 CDJ
これは楽しそう。
(番外編)
1.DJ Mirjami(ミルヤミ)
おっぱい星人、ドスケベ紳士の皆さん、こんにちは。これが世に云うトップレスDJです。ポーランドを拠点に活動しているらしいですよ。詳しくはこの記事をご参照あれ。いやまぁここまでおっぴろげに出されると男性としてはもう少し隠して欲しくなるってのが世の常ですよね。色んな意味において一回見に行ってみたいです。タッチはなしですか?風営法的な問題が立ちはだかりますか?
(エロ注意。トップレスなので。)
2.DJ Ruth Flowers(ルースフラワーズ)
言わずと知れたおばあちゃんDJですね。御年もう70歳位でしょうか。フロムUKのエレクトロDJです。これ、色物じゃなくテクも盛り上げ方も半端じゃありません。世界的フィーメールDJです。なんでも孫の誕生会かなんかで孫がDJしてて楽しそうだったからとか言うのが始めた理由だとか。尊敬するDJはデイビッドゲッタ。すげー。こんな老人になりたいけど、耳とか大丈夫なのか心配になるわ。
スペインにて
パリにて
世界にはまだまだ色んな方がいらっしゃいますね!あ、W杯のロシアVSベルギーが始まった!!
June 18, 2014
W杯を見ると下宿時代を思い出す。
ブラジルW杯、ベルギーVSアルジェリアを見ていた。前半にPKでアルジェリアが先制するも、後半には実力の差を見せつけられベルギーが逆転。今大会、優勝候補の一角、とまで言われるほどに強いベルギーの順当勝ちでゲームは終わったのだけど、アルジェリアがリードしている時には、もしかして、という思いでドキドキした。そして下宿時代を思い出す。
2002年日韓W杯は、サッカーを見るのもするのも大好きだった高校時代、中でも一年間の下宿時代を過ごした高校三年の時だった。
下宿の食堂に集まって、いつもの仲間でいつものテンションで開幕カードのフランス(前回王者)VSセネガルを見る。まばゆいフラッシュがバチバチとたかれる中重々しく始まったカードは前評判は圧倒的にフランス優勢だったのだけど、なんとセネガルのエース、ディオプが先制。その後もいまいち乗れないフランスを尻目にアフリカの筋肉が躍動し、あれよあれよと試合終了。当然フランスがボッコボコにして勝つと思ってた僕達も「もういいってー!フランス本気出してこ??」、「そろそろ逆転かー?」とかの軽口もいつしか「やべー!!この試合やべー!!」「セネガルかっちゃうー!!」と目の前の番狂わせに大興奮&呆然。それが僕が初めて見た世界レベルのジャイアントキリングだった。この時に初めて番狂わせの面白さと興奮を意識的に自覚したのだ。そのあと、フランスはなんとグループリーグ最下位で敗退、一方セネガルはベスト8まで綺羅星のごとく駆け上がる。
ジャイアントキリング、とまでは行かなかったけど、南アW杯のイタリアVSニュージーランドのカードではプロ選手でもなんでもない、普段は銀行員や先生といったメンバーも混ざるニュージーランドが、まさに死力を尽くしてイタリアの猛攻からゴールを守りきり引き分けに持ち込んだ試合には震えた。ニュージーランドの面々はまるで優勝したかのような喜び方だったけど、そのくらいの(勝ってないけど)大金星だったと思う。こういう試合は興奮する。
下宿時代には受験を控えていたというのに、試験シーズンで部活がグラウンドや体育館を使わなくなるたびに、皆で朝からテニスしてバレーしてサッカーしてバスケして、とある意味健康的に遊びまくっていた
。夜は激しい疲れから爆睡。爆睡してどれくらい寝たかも競ってた気がする。毎日の食卓がボケとツッコミの応酬で笑いが絶えない。こっそり友達の部屋でオンエアバトルとマンデーフットボールはかかさず見て、毎日友達の数学のノートを写す。K1や総合格闘技の全盛期で、ボブサップが初登場した時の衝撃を隣部屋の友人が「まじやべえ奴が出てきた、まじやべえって。あれは勝てねえ、、」と興奮していたのを思い出す。そんな彼も今年結婚する。
この下宿時代の友人達との日々は一生忘れない。朝から晩まで一緒で(お昼ごはんも下宿で食べる)、マンガ読んで音楽聞いて(時々勉強して(いやノートを写して))、エロ本借りて、意味もなく部屋でゴロゴロして、スポーツしまくる。時々ケンカして、仲直りして、ホ◯達みたいにキモ仲良くなって、なんともおもしろくないことに爆笑する。
あの時聞いてた音楽、歌ってた音楽はモンパチでミスチルでグレイでラルクでモー娘。であゆで椎名林檎だった。
あの時のレアル銀河系集団といえば、ラウールでロナウドでグティでジダンでフィーゴでカンビアッソでマケレレでイエロでエルゲラでロベカルでカシージャス(今も代表だけど!)だ。ファンタジスタといえばルイコスタとレコバで、燃える闘将といえばガットゥーゾで、カテナチオといえばネスタとマルディーニ、アーリークロスのベッカムに、スピードスターのオーウェン、、挙げればきりがないけど、そんな世代が僕達のスーパースターだ。よくある勘違いで「フィーゴやジダンみたいな選手もう出てこないやろなぁ」なんて自分たちの世代を特別視したくなっちゃうけど、そんなことはなくてクリスティアーノ・ロナウドやメッシみたいにもっとすごい選手も当たり前だけどどんどん出てくる。
人は皆、そういう忘れられない黄金の思い出を持っている。その頃を振り返れば、スターやアイドルと共に楽しかった下宿時代をくっきりと思い出す。受験のプレッシャー?でお腹の弱かった高校時代(笑)。18歳のあの頃はもう12年も前だけど、下宿のおばさんの美味しいご飯がもう一度食べたいなんて思ってしまう。
そんな下宿は風の便りによるともう取り壊されてないそうだ。少し寂しいけど、約一年前、下宿の友人の結婚式で集まった時に、下宿の面子のテーブルが一気にあの時の食卓に戻って、懐かしくってうれしくって、信じられないくらい楽しかった。みんなノリも会話の役割も変わってなかった。
思い出はもうきっと取り壊されることはない。
2002年日韓W杯は、サッカーを見るのもするのも大好きだった高校時代、中でも一年間の下宿時代を過ごした高校三年の時だった。
下宿の食堂に集まって、いつもの仲間でいつものテンションで開幕カードのフランス(前回王者)VSセネガルを見る。まばゆいフラッシュがバチバチとたかれる中重々しく始まったカードは前評判は圧倒的にフランス優勢だったのだけど、なんとセネガルのエース、ディオプが先制。その後もいまいち乗れないフランスを尻目にアフリカの筋肉が躍動し、あれよあれよと試合終了。当然フランスがボッコボコにして勝つと思ってた僕達も「もういいってー!フランス本気出してこ??」、「そろそろ逆転かー?」とかの軽口もいつしか「やべー!!この試合やべー!!」「セネガルかっちゃうー!!」と目の前の番狂わせに大興奮&呆然。それが僕が初めて見た世界レベルのジャイアントキリングだった。この時に初めて番狂わせの面白さと興奮を意識的に自覚したのだ。そのあと、フランスはなんとグループリーグ最下位で敗退、一方セネガルはベスト8まで綺羅星のごとく駆け上がる。
ジャイアントキリング、とまでは行かなかったけど、南アW杯のイタリアVSニュージーランドのカードではプロ選手でもなんでもない、普段は銀行員や先生といったメンバーも混ざるニュージーランドが、まさに死力を尽くしてイタリアの猛攻からゴールを守りきり引き分けに持ち込んだ試合には震えた。ニュージーランドの面々はまるで優勝したかのような喜び方だったけど、そのくらいの(勝ってないけど)大金星だったと思う。こういう試合は興奮する。
下宿時代には受験を控えていたというのに、試験シーズンで部活がグラウンドや体育館を使わなくなるたびに、皆で朝からテニスしてバレーしてサッカーしてバスケして、とある意味健康的に遊びまくっていた
。夜は激しい疲れから爆睡。爆睡してどれくらい寝たかも競ってた気がする。毎日の食卓がボケとツッコミの応酬で笑いが絶えない。こっそり友達の部屋でオンエアバトルとマンデーフットボールはかかさず見て、毎日友達の数学のノートを写す。K1や総合格闘技の全盛期で、ボブサップが初登場した時の衝撃を隣部屋の友人が「まじやべえ奴が出てきた、まじやべえって。あれは勝てねえ、、」と興奮していたのを思い出す。そんな彼も今年結婚する。
この下宿時代の友人達との日々は一生忘れない。朝から晩まで一緒で(お昼ごはんも下宿で食べる)、マンガ読んで音楽聞いて(時々勉強して(いやノートを写して))、エロ本借りて、意味もなく部屋でゴロゴロして、スポーツしまくる。時々ケンカして、仲直りして、ホ◯達みたいにキモ仲良くなって、なんともおもしろくないことに爆笑する。
あの時聞いてた音楽、歌ってた音楽はモンパチでミスチルでグレイでラルクでモー娘。であゆで椎名林檎だった。
あの時のレアル銀河系集団といえば、ラウールでロナウドでグティでジダンでフィーゴでカンビアッソでマケレレでイエロでエルゲラでロベカルでカシージャス(今も代表だけど!)だ。ファンタジスタといえばルイコスタとレコバで、燃える闘将といえばガットゥーゾで、カテナチオといえばネスタとマルディーニ、アーリークロスのベッカムに、スピードスターのオーウェン、、挙げればきりがないけど、そんな世代が僕達のスーパースターだ。よくある勘違いで「フィーゴやジダンみたいな選手もう出てこないやろなぁ」なんて自分たちの世代を特別視したくなっちゃうけど、そんなことはなくてクリスティアーノ・ロナウドやメッシみたいにもっとすごい選手も当たり前だけどどんどん出てくる。
人は皆、そういう忘れられない黄金の思い出を持っている。その頃を振り返れば、スターやアイドルと共に楽しかった下宿時代をくっきりと思い出す。受験のプレッシャー?でお腹の弱かった高校時代(笑)。18歳のあの頃はもう12年も前だけど、下宿のおばさんの美味しいご飯がもう一度食べたいなんて思ってしまう。
そんな下宿は風の便りによるともう取り壊されてないそうだ。少し寂しいけど、約一年前、下宿の友人の結婚式で集まった時に、下宿の面子のテーブルが一気にあの時の食卓に戻って、懐かしくってうれしくって、信じられないくらい楽しかった。みんなノリも会話の役割も変わってなかった。
思い出はもうきっと取り壊されることはない。
February 15, 2014
フィギュアはなかなかおもしろかった。
時差無しでちょうどいい時間に見れるという好条件に甘んじて?男子フィギュアスケートをショートプログラムからフリーまで全選手の演技を観戦するという暇人ぶりを発揮しましたが、色々と知ったこととか思ったことがありました。
・日本は強い(確信)
全選手は30人超いまして、当然世界のトップな人々なわけです。でも全部見てると当然かもしれませんが、1位と30位は素人が見ても分かるくらいクオリティが違いますし、それを反映するように点数も歴然とした差がつくわけです。その中で今回日本人は1位、5位、6位と全員入賞したのは素直にめちゃくちゃすごい。そもそも3枠ある時点ですごい。オリンピック以外のグランプリとかはこんなに真剣に見ないので、どうしても優勝争いをしている選手の演技、そしてその中にいつも当然のように入っている日本人選手の演技を中心に見ていましたし、大概の日本人はそんな感じじゃないかなーと思うんですけど、実はそれで自然とかなり目が肥えているような気がします。だから5位とかだとあー失敗したんかとか思ってましたけど、やっぱりかなりハイレベルなんですね。認識がガラッと変わりました。素直に日本めちゃくちゃ強い。やばい。フィギュア強国ニポン。オリンピックでメダル取るより日本の代表選手になる方が難しいとか言われるくらいですしね。
・ジャンプを成功させるのは超むずい
今回見た中で難易度の高い4回転とかトリプルサルコーとかを演技を通して完璧にこなした選手は一人もいなかったので、世界のトッププレイヤーが成し得ない完ぺきな演技をや手のけるプルシェンコとかは超絶すごかったんだなーと思いました。そこにシビれる!あこがれるー!
・オリンピックの重圧は日本海溝の奥底よりも強い
これはフィギュアに限った話ではありませんが、オリンピックではその見えない(むしろ見えそうなくらいの)重圧のために力を十分に発揮できない選手をたくさん見ます。今回も羽生選手もパトリックチャン選手もフリーは納得の行く演技ではなかったはず。なので、今回のオリンピックは点数的には低いものでしたが、だからといって決してレベルが低いわけでもなくて、その重厚の中で金メダルを取るという事自体に非常に価値があるものだと思いました。世界が最も注目する中で一番になるということは考えただけで胃がストレスで死にそう。
・羽生選手には中毒性がある
プルシェンコが憧れなだけあって?、なんというか魅せる演技みたいな、溢れ出る自信、オーラに会場が飲み込まれるみたいな、そういう引きつけられる魅力が羽生選手にはあります。特に今回のショートは始まる前の何とも言えない不敵な?笑顔や四回転を決めたあとに両手を小さくガッツポーズするような演技になんか引きつけられてしかも史上最高点ですもの。そりゃー感動しますわ。カコイイ。ショートって100点超えられるんだー、とマヌケな感想しか出てきませんでした。羽生選手、写真集発売待ったなし。
・プルシェンコといってもロシア人には通じない!
ニェット!プリュシェンカ!とロシア人に発音を矯正されることここ一週間で6回。私は一体何人のロシア人にフィギュアの話をしているのでしょうか。。
・選手に個性がって面白い
やっぱり芸術性とかを重んじる競技ですので、点数云々では語りきれない魅力を持つ選手もたくさんいて、特にフリーの演技は見てるとなかなか楽しい。今回はミーシャ・ジーとかいうウズベキスタンの選手がやんちゃな感じで面白かったです。
・実況と解説がなかなか秀逸
なんというかしゃべるだけが実況と解説ではないんだな、と思いました。絶妙の間、無言があり、その中にあえて語らない、いや語れない思いがあるのをよく感じることが出来ました。解説もとてもわかりやすくて、無駄に煽ったり脚色したりしないのでよかったです。昔良くフジで見てた深夜のセリエA中継を思い出しました。風間さん大好き。GJ。(今回の解説はソルトレイク4位の本田さんです。本田さんは関係ないけどソルトレイクのフィギュアは疑惑の大会だったみたいですね)
・ショートの点はやっぱり重要
フリーのほうがいくら高得点が出て逆転可能だからとって、ショートの微妙な僅差が最終的にモノをいうのですね。今回もショートで羽生選手が最高得点を出したからこの結果になったわけですし。逆転可能といっても実力がある選手が順当に点を取って行ったら逆転不可能なわけですし、ショートは当然ないがしろにできないですけど、これって何かに似てるなーと思ったら、大学受験だなって思い出しました。
センター試験は特に東大とか配点が低いから足切り喰らわなければ二次を受けられますし二次が配点が高いから逆転は理論上可能ですなわけですけど、センター取れない人が2次試験点数がいい可能性はかなり低いわけで(勿論例外はいると思うけどー)、そういうところできちっと取りこぼしがない人がしっかりと勝っていくんですよねー。
・国旗を掲げている観客は決してその国の人ではない
これは今日昼食時に判明したんですが、特に今回のショートの時やたら日本の国旗が目立つなー、日本人ばっかりなのかなーと思っていたら(割と会場はガラガラ)、そういうわけでもないようで、なんかロシア人に頼んで日本の国旗を掲げてもらっているそうですよ(日本の応援含む)。頼んでいるのは別にメディアとかではなくて一般人とからしい。逆に日本でやるときは日本人がロシア国旗持ったりするんですって。いやまぁ、傭兵といえば傭兵でサクラかよって一瞬思うんですけど、よく考えると国際友好なわけで、選手も応援されて悪い気しないし、オリンピックの精神・理念を体現しているではありませんか。アトリチナ!確かに良く見ると明らかに日本人でない人が国旗持ってますね。しかも選手変わるたびに国旗変わってますねぇ。なかなか巧妙なシステムです。
いやー、やっぱりスポーツっていいですね!さよなら!さよなら!さよなら!(日曜洋画劇場風)
・日本は強い(確信)
全選手は30人超いまして、当然世界のトップな人々なわけです。でも全部見てると当然かもしれませんが、1位と30位は素人が見ても分かるくらいクオリティが違いますし、それを反映するように点数も歴然とした差がつくわけです。その中で今回日本人は1位、5位、6位と全員入賞したのは素直にめちゃくちゃすごい。そもそも3枠ある時点ですごい。オリンピック以外のグランプリとかはこんなに真剣に見ないので、どうしても優勝争いをしている選手の演技、そしてその中にいつも当然のように入っている日本人選手の演技を中心に見ていましたし、大概の日本人はそんな感じじゃないかなーと思うんですけど、実はそれで自然とかなり目が肥えているような気がします。だから5位とかだとあー失敗したんかとか思ってましたけど、やっぱりかなりハイレベルなんですね。認識がガラッと変わりました。素直に日本めちゃくちゃ強い。やばい。フィギュア強国ニポン。オリンピックでメダル取るより日本の代表選手になる方が難しいとか言われるくらいですしね。
・ジャンプを成功させるのは超むずい
今回見た中で難易度の高い4回転とかトリプルサルコーとかを演技を通して完璧にこなした選手は一人もいなかったので、世界のトッププレイヤーが成し得ない完ぺきな演技をや手のけるプルシェンコとかは超絶すごかったんだなーと思いました。そこにシビれる!あこがれるー!
・オリンピックの重圧は日本海溝の奥底よりも強い
これはフィギュアに限った話ではありませんが、オリンピックではその見えない(むしろ見えそうなくらいの)重圧のために力を十分に発揮できない選手をたくさん見ます。今回も羽生選手もパトリックチャン選手もフリーは納得の行く演技ではなかったはず。なので、今回のオリンピックは点数的には低いものでしたが、だからといって決してレベルが低いわけでもなくて、その重厚の中で金メダルを取るという事自体に非常に価値があるものだと思いました。世界が最も注目する中で一番になるということは考えただけで胃がストレスで死にそう。
・羽生選手には中毒性がある
プルシェンコが憧れなだけあって?、なんというか魅せる演技みたいな、溢れ出る自信、オーラに会場が飲み込まれるみたいな、そういう引きつけられる魅力が羽生選手にはあります。特に今回のショートは始まる前の何とも言えない不敵な?笑顔や四回転を決めたあとに両手を小さくガッツポーズするような演技になんか引きつけられてしかも史上最高点ですもの。そりゃー感動しますわ。カコイイ。ショートって100点超えられるんだー、とマヌケな感想しか出てきませんでした。羽生選手、写真集発売待ったなし。
・プルシェンコといってもロシア人には通じない!
ニェット!プリュシェンカ!とロシア人に発音を矯正されることここ一週間で6回。私は一体何人のロシア人にフィギュアの話をしているのでしょうか。。
・選手に個性がって面白い
やっぱり芸術性とかを重んじる競技ですので、点数云々では語りきれない魅力を持つ選手もたくさんいて、特にフリーの演技は見てるとなかなか楽しい。今回はミーシャ・ジーとかいうウズベキスタンの選手がやんちゃな感じで面白かったです。
・実況と解説がなかなか秀逸
なんというかしゃべるだけが実況と解説ではないんだな、と思いました。絶妙の間、無言があり、その中にあえて語らない、いや語れない思いがあるのをよく感じることが出来ました。解説もとてもわかりやすくて、無駄に煽ったり脚色したりしないのでよかったです。昔良くフジで見てた深夜のセリエA中継を思い出しました。風間さん大好き。GJ。(今回の解説はソルトレイク4位の本田さんです。本田さんは関係ないけどソルトレイクのフィギュアは疑惑の大会だったみたいですね)
・ショートの点はやっぱり重要
フリーのほうがいくら高得点が出て逆転可能だからとって、ショートの微妙な僅差が最終的にモノをいうのですね。今回もショートで羽生選手が最高得点を出したからこの結果になったわけですし。逆転可能といっても実力がある選手が順当に点を取って行ったら逆転不可能なわけですし、ショートは当然ないがしろにできないですけど、これって何かに似てるなーと思ったら、大学受験だなって思い出しました。
センター試験は特に東大とか配点が低いから足切り喰らわなければ二次を受けられますし二次が配点が高いから逆転は理論上可能ですなわけですけど、センター取れない人が2次試験点数がいい可能性はかなり低いわけで(勿論例外はいると思うけどー)、そういうところできちっと取りこぼしがない人がしっかりと勝っていくんですよねー。
・国旗を掲げている観客は決してその国の人ではない
これは今日昼食時に判明したんですが、特に今回のショートの時やたら日本の国旗が目立つなー、日本人ばっかりなのかなーと思っていたら(割と会場はガラガラ)、そういうわけでもないようで、なんかロシア人に頼んで日本の国旗を掲げてもらっているそうですよ(日本の応援含む)。頼んでいるのは別にメディアとかではなくて一般人とからしい。逆に日本でやるときは日本人がロシア国旗持ったりするんですって。いやまぁ、傭兵といえば傭兵でサクラかよって一瞬思うんですけど、よく考えると国際友好なわけで、選手も応援されて悪い気しないし、オリンピックの精神・理念を体現しているではありませんか。アトリチナ!確かに良く見ると明らかに日本人でない人が国旗持ってますね。しかも選手変わるたびに国旗変わってますねぇ。なかなか巧妙なシステムです。
いやー、やっぱりスポーツっていいですね!さよなら!さよなら!さよなら!(日曜洋画劇場風)
February 09, 2014
モスクワでソチ五輪を見る
ソチ五輪が始まりましたね。日本はしょーじきそんなに盛り上がってない感じでしょうか?まぁモスクワもめちゃ盛り上がっているかっていうとそうでもないですけど、冬の五輪って夏五輪やサッカーワールドカップに比べるとまだまだマイナーですよね。私はスポーツ観戦は結構かなりとても趣味なので冬五輪も見るんですが、冬五輪と同じ年に必ずサッカーワールドカップがありまして、時期的にはワールドカップの前哨戦的な?前座的な?時期的なとこも影響してるかもしれません。
さはさりとて、開幕しまして、やはりロシア駐在中の身としては宣伝せねばなるまいと思い、筆をとった次第です(いやキーボードを打つ次第です。)それで、2014年ということでモスクワ時間の20:14に開始というちょっと粋な感じで始まった(そしたら例えばバンクーバーって20:10に始まったん?)開会式を会社の同僚10人位でワイワイ見てきました。
競技を見るのは勿論面白いですが、開会式というのはまた違った視点でみると面白いです。五輪って現代世界において超古い時代錯誤的な言葉で言えば、またとない国威発揚の場であると思いますの。国のアピールをできる最高の舞台で、その開会式ってのはその大会の顔なわけです。ソ連時代のモスクワ五輪は政治的故に残念な大会であったわけですが、ロシアにとってこのソチ五輪というのは、ソ連崩壊後初めての国際的なビッグなスポーツイベントであり世界のトップアスリートが初めて集結するメモリアルイベントなんでよね、実は。アメリカ選手団が普通に入ってきて普通に行進する姿を見ると、ロシアから見た世界史は大きく地図が塗り替わったってことをなんとなく実感するわけです。ロシア選手団の入場曲がタトゥーだったのは謎。
みんなで見るとやっぱり面白いですね。先輩たちは色んな国に行ってるので、国毎に色んな豆知識を聞けたり、ただの入場行進も半端無く面白いツッコミの応酬になり、一人で見るよりマヂ楽しぃ、どうしょッて感じでした。まぁ大体盛り上がったポイントは「お!この旗手可愛いな!この選手美人!いいじゃーん!」の話題が7割、「聖火いつ消えるん??まだ消えてないん?またライターでつけるん?」の話題が2割、入場毎に映しだされる各国首脳の名前当てゲームが1割位という話題構成だったことは秘密です!!結論としては冬五輪の選手はかわEということでした。何歳になっても特に中学生の頃から話題は変わっていないように感じます。
…そんな感じですが、ロシア駐在員ならでは?のなんというか親心のような?、きちんと開会式が世界にアピールする場になってほしいなぁという思いや、なんかロシアのことだから失敗するんじゃないかっていうハラハラ感を抱えて見ていましたよ。結果的には、いい意味で、あまりにロシア的な、とても素晴らしい開会式だったと思います。
あまりにロシア的な一つ目の点は、やっぱり起こった不具合(泣)もうインターネッツのニュースでも流れていますが、開会式の前半部で五輪が掲げられるシーンがありましたが、右上の赤輪が開かなーいいいい。ライブで見てたら「お?演出か?演出か?、、、おー、ん?、、、、アチャー(ノ∀`)やっぱり!」みたいな。女々しくて辛い、、正式には赤輪がどの大陸を意味するかは決まっていないそうですが、通説ではアメリカ大陸という話もあり、政治的な意図か?!みたいな感じで盛り上がったんですが、まぁそれはないっすよね。プーチン大激怒っすね。激おこぷんぷん丸カムチャッカファイヤーですね。
あまりにロシア的な2つ目の点は、これはほんとにほんとに凄いとこですが、圧倒的な芸術ソフトパワー力です。開会式の中盤から後半にかけては、ロシアの壮大な歴史をテーマに素晴らしい演出が続きました。その中心はなんといってもロシアの最高峰のバレエ・ダンサー達。世界的な著有名なプリマドンナ、トップダンサーを中心にボリショイ、ダンチェンコ、マリンスキーのダンサーの華麗な舞が壮大なプロジェクションマッピング(108台の投影機を使ったらしいですよ)の中で繰り広げられるのは、息を呑むほど美しく感動的でした。これは世界広しといえどもロシアにしかできない芸当ではないでしょうか。東京オリンピックのメイン歌手をAKBにしようとか言ってるのがなんかもう超恥ずかしくなります。。
またロシアって変わったのかな?ッて思うたところは、歴史の中にしっかりとソ連時代も描かれていたところです。ある意味リアル黒歴史でもある「ソ連」という時代を確かにかなりデフォルメはあったものの、工業化を推し進めた時代として表現していました。私達はすっ飛ばすのかな?と当初思っていたのでこれはかなり意外で、いい意味でロシアってもう普通の国なんだな、て思うのです。アネクドートはもう古いお伽話になりつつあるのかもしれません。
そしてあまりにロシア的な3つ目の点は、先進国ロシアの顔です。会場やホテルの突貫工事な点はまぁさておいて、会場もとてもオシャレで、演出も古臭さは感じません。もともと得意なライティング技術、そして最新のプロジェクションマッピングを存分に生かし切った開会式は総じてかなりイケメンな感じに仕上がってて、ロシアって普通にイケてるね、って思ってもらえたのではないかなーと思うのです。ロシアと言えばマトリョーシカなんて認識は古いんです!(マトリョーシカなんで一切出てこなかったよ!)
まぁマスコットがキモイとかマスコットがキモいとか、さわさりとてマスコットがキモいとかはしょうがないですね。でもふなっしーだってキモいし。ちなみに豆知識ですがあのマスコットたちにはなんと名前がありません。残念です!!もう一つ豆知識は、スノボのハーフパイプの技はほとんどマクドナルドの商品名です。ダブルマックツイストとか。スタバとかも面白そうだよね、カフェモカフラペチーノ!とかそういう感じ(適当)
アパート管理人おっさんがロシアのユニフォーム着て盛り上がってます。フィギュアのスケート男子日本一位だぞ!すごいぞ!って話しかけてきて可愛い。最近こんにちは!って挨拶してくるし。
それにしても新競技とか聞きなれない競技が多くて勉強しないと観戦が楽しめません!なんかノルディック的な感じでスキーで滑りつつ銃を構えて撃ってる競技があったのですがあれなに?冬の近代五種的なやつ?よくわからん。
そんなハラショーな感じのソチ五輪、新種目もたくさんありますので皆さんも楽しんでいってね!!ゆっくりしていってね!!
さはさりとて、開幕しまして、やはりロシア駐在中の身としては宣伝せねばなるまいと思い、筆をとった次第です(いやキーボードを打つ次第です。)それで、2014年ということでモスクワ時間の20:14に開始というちょっと粋な感じで始まった(そしたら例えばバンクーバーって20:10に始まったん?)開会式を会社の同僚10人位でワイワイ見てきました。
競技を見るのは勿論面白いですが、開会式というのはまた違った視点でみると面白いです。五輪って現代世界において超古い時代錯誤的な言葉で言えば、またとない国威発揚の場であると思いますの。国のアピールをできる最高の舞台で、その開会式ってのはその大会の顔なわけです。ソ連時代のモスクワ五輪は政治的故に残念な大会であったわけですが、ロシアにとってこのソチ五輪というのは、ソ連崩壊後初めての国際的なビッグなスポーツイベントであり世界のトップアスリートが初めて集結するメモリアルイベントなんでよね、実は。アメリカ選手団が普通に入ってきて普通に行進する姿を見ると、ロシアから見た世界史は大きく地図が塗り替わったってことをなんとなく実感するわけです。ロシア選手団の入場曲がタトゥーだったのは謎。
みんなで見るとやっぱり面白いですね。先輩たちは色んな国に行ってるので、国毎に色んな豆知識を聞けたり、ただの入場行進も半端無く面白いツッコミの応酬になり、一人で見るよりマヂ楽しぃ、どうしょッて感じでした。まぁ大体盛り上がったポイントは「お!この旗手可愛いな!この選手美人!いいじゃーん!」の話題が7割、「聖火いつ消えるん??まだ消えてないん?またライターでつけるん?」の話題が2割、入場毎に映しだされる各国首脳の名前当てゲームが1割位という話題構成だったことは秘密です!!結論としては冬五輪の選手はかわEということでした。何歳になっても特に中学生の頃から話題は変わっていないように感じます。
…そんな感じですが、ロシア駐在員ならでは?のなんというか親心のような?、きちんと開会式が世界にアピールする場になってほしいなぁという思いや、なんかロシアのことだから失敗するんじゃないかっていうハラハラ感を抱えて見ていましたよ。結果的には、いい意味で、あまりにロシア的な、とても素晴らしい開会式だったと思います。
あまりにロシア的な一つ目の点は、やっぱり起こった不具合(泣)もうインターネッツのニュースでも流れていますが、開会式の前半部で五輪が掲げられるシーンがありましたが、右上の赤輪が開かなーいいいい。ライブで見てたら「お?演出か?演出か?、、、おー、ん?、、、、アチャー(ノ∀`)やっぱり!」みたいな。女々しくて辛い、、正式には赤輪がどの大陸を意味するかは決まっていないそうですが、通説ではアメリカ大陸という話もあり、政治的な意図か?!みたいな感じで盛り上がったんですが、まぁそれはないっすよね。プーチン大激怒っすね。激おこぷんぷん丸カムチャッカファイヤーですね。
あまりにロシア的な2つ目の点は、これはほんとにほんとに凄いとこですが、圧倒的な芸術ソフトパワー力です。開会式の中盤から後半にかけては、ロシアの壮大な歴史をテーマに素晴らしい演出が続きました。その中心はなんといってもロシアの最高峰のバレエ・ダンサー達。世界的な著有名なプリマドンナ、トップダンサーを中心にボリショイ、ダンチェンコ、マリンスキーのダンサーの華麗な舞が壮大なプロジェクションマッピング(108台の投影機を使ったらしいですよ)の中で繰り広げられるのは、息を呑むほど美しく感動的でした。これは世界広しといえどもロシアにしかできない芸当ではないでしょうか。東京オリンピックのメイン歌手をAKBにしようとか言ってるのがなんかもう超恥ずかしくなります。。
またロシアって変わったのかな?ッて思うたところは、歴史の中にしっかりとソ連時代も描かれていたところです。ある意味リアル黒歴史でもある「ソ連」という時代を確かにかなりデフォルメはあったものの、工業化を推し進めた時代として表現していました。私達はすっ飛ばすのかな?と当初思っていたのでこれはかなり意外で、いい意味でロシアってもう普通の国なんだな、て思うのです。アネクドートはもう古いお伽話になりつつあるのかもしれません。
そしてあまりにロシア的な3つ目の点は、先進国ロシアの顔です。会場やホテルの突貫工事な点はまぁさておいて、会場もとてもオシャレで、演出も古臭さは感じません。もともと得意なライティング技術、そして最新のプロジェクションマッピングを存分に生かし切った開会式は総じてかなりイケメンな感じに仕上がってて、ロシアって普通にイケてるね、って思ってもらえたのではないかなーと思うのです。ロシアと言えばマトリョーシカなんて認識は古いんです!(マトリョーシカなんで一切出てこなかったよ!)
まぁマスコットがキモイとかマスコットがキモいとか、さわさりとてマスコットがキモいとかはしょうがないですね。でもふなっしーだってキモいし。ちなみに豆知識ですがあのマスコットたちにはなんと名前がありません。残念です!!もう一つ豆知識は、スノボのハーフパイプの技はほとんどマクドナルドの商品名です。ダブルマックツイストとか。スタバとかも面白そうだよね、カフェモカフラペチーノ!とかそういう感じ(適当)
アパート管理人おっさんがロシアのユニフォーム着て盛り上がってます。フィギュアのスケート男子日本一位だぞ!すごいぞ!って話しかけてきて可愛い。最近こんにちは!って挨拶してくるし。
それにしても新競技とか聞きなれない競技が多くて勉強しないと観戦が楽しめません!なんかノルディック的な感じでスキーで滑りつつ銃を構えて撃ってる競技があったのですがあれなに?冬の近代五種的なやつ?よくわからん。
そんなハラショーな感じのソチ五輪、新種目もたくさんありますので皆さんも楽しんでいってね!!ゆっくりしていってね!!
January 29, 2014
当たり前
ゆでがえるの話の続きです。
当たり前のことを当たり前に考えること。
これが一番印象に残った話でした。前述の通り、人や組織はほおって置くと基本的にはじわじわと腐っていきます。そんな時に、当たり前のことを当たり前に何回も何回も考えてみてみるということが必要だって話です。「普通に考えておかしくない?それ?」という疑問を持ってみてきちんと議論する。そういう目線で「なんかおかしいな?」と思う気持ちを保ち続けるということです。これはいろんな人生の先輩がおっしゃいますが、極めて難しいですよね。今日も私は「うーん、(私の常識では)なんかおかしいな?」と思うことがありましたが、結局「そんなもんかな。そんなもんだよね」で済ませてしまい、結局それを見抜かれました。
「そんなもんかな」って思うのはすごく楽なんです。同調できちゃって、特に軋轢も生まれないし。でもそこが歯車がおかしくなる第一歩なんだと思います。実は一番危ないんです。ファシズムの入り口であり、組織が腐る原因なのです!
でも皆さんは思うでしょう。いや、でも普通に、とか常識的に、とか言うけどその普通とか常識って何よ?むしろそういう型にはまるの嫌い!って。私もどっちかっていうとそういうタイプで色々普通はこうだよねーとか言われちゃうとイラッてくる方なんですが、一先ず話を続けますと、行き着くところは価値観の話になります。そして文化の話です。(「日本人」とか大きい括りの話はぼやっとしてしまうのであんまり好きくないですが、今回は大学時代に文化人類学を習ったのを思い出して、懐かしくなったのでちょっとその辺も含めて書きます)
話を戻しますと、ことビジネスの話に限っても組織をうまく回していく術は古今東西様々な方法論が編み出されては消えていきを繰り返していますが、日本の企業でも浸透してきているトレンドはほとんど欧米いやアメリカからの輸入の知恵が多いというのは確かだと思います。先輩はそういった2000年代前半からグローバル化の波に乗って入ってきた舶来の技術のほとんどが日本語化されていないということが、日本がこの技術の取り込みに失敗していることを端的に表していると言っていました。
それはさておいて、例えば「コンプライアンス」という言葉です。日本語では法令遵守ですね。もう聞き慣れた言葉です。先輩は言います。コンプライアンスって言うけど、ちょっと考えてみろよ、コンプライアンスの冊子に書いてあることはなにか特殊なことか?わざわざ教えられないとわからないことか?と。確かに、一部テクニカルなことを除けば、私の常識では極めて当然、当たり前といえるようなことが羅列していると振り返ると思うに至ります。
先輩は続けます。
でもな、これが当たり前でない人が存在するんだよ、そのレベルに合わせた冊子がこれなわけ。アメリカには当たり前がないんだよ、みんながみんなそれぞれで、そこには当たり前の約束事が存在しないから、日本人から見るとそんなの当たり前って思うことをわざわざ書いているんだよ。そしてそのレベルの公然化された約束を守れなければ即クビ。そういうふうな社会設計なんだよな。いいか悪いかではなくてそういう仕組なんだよな。だから日本にそのまんま入れてもなんか違和感だけ残るんだ。ほとんど皆が当たり前と思っていることを分からない頭のおかしな人(ちょっと放送禁止用語なので変えてみた)のレベルに合わせてわざわざ書いても何も意味ないだろ、それ。アメリカ人は9違って1同じ。日本人は9同じで1違う。同質性が高い国なんだよ。
そういうシステムや考え方を変な形で表面的に輸入しちゃったことが今おかしなことになってる原因だと思うよ。明治維新の時の舶来技術の輸入の仕方と今回は根本的に違うんだ。
だからもう一度言うけど、当たり前ってお前が思っていることを当たり前にきちんと会社でしてみろ。それができないと変になるんだよ。
なるほどなって思いました。日本が同質性が本当に高いかどうかについては様々な議論がありますが、文化人類学上では確かに東アジア、こと日本は同質性が高く、ハイコンテクストカルチャーと呼ばれ、一方の欧米はローコンテクストカルチャーと呼ばれます。簡単にいえば、相手を自分と同じものと思うところから始めるのが日本人で、相手を自分と違うものと思うところから始めるのがアメリカ人かもしれません。
コミュニケーションの仕方や考え方やこんなにも違うのに欧米の猿マネだけでうまくいくはずがないということです。確かに、上手く日本化できてないと私も感じます。では、ここからは価値観の話ですが、日本はどうやってこれから将来上手く組織を回していくのでしょうかという問いには二つの道があると思います。
一つは、もう一度自分達日本流のやり方、当たり前が通用する世界で当たり前のことを当たり前にやることで頑張るという道。
もう一つは、もう完全にアメリカ流のやり方に切り替える。
これはいい悪いの問題ではなくて、価値観というかフィットするかしないか、もっと言えば好きか嫌いかの話でしょう。ちなみに私は日本流のやり方、「皆が当たり前と思うこと」でなんとか頑張って行きたいと考えています。
一方、日本は戦後当たり前を無くしてきた(それを目論んだアメリカはやっぱり頭がいい)と先輩は続けました。当たり前という日本人が共有する道徳や精神の価値観をボロボロにすることで足腰を立てなくするということです。そんな状態がウイルスのように蔓延し、混迷を極める中に舶来の物の考え方が根付くはずはありません。砂のお城の上にレンガを積み上げるような作業です。
先輩は終わりの方で、やっぱり日本が好きだし、日本人としての当たり前の感覚って誇らしいものだと思うから、それでオレは戦っていくんだよ!って言ってました。かっこいい。。。
瑣末な世代論や男女論、政治論であたかも日本人は今日本人としての感覚というのを持っていない、と思わせるような情報は巷にあふれていますが、ところがどっこいその違いは世界的に見ると十分の一でしかない。9は一緒なんだ、そう考えるとなかなか面白いですね。
私は正直当たり前の感覚が弱い方なので、当たり前の感覚が強い人に惹かれる傾向があります。よくよく考えると妻の当たり前のレベルの高さというのも妻の好きなところの一つです。それって一つ一つはちいさいかもしれませんが、お世話になったらお礼をするとか、困っている人がいたら助けるとか、朝はきちんと挨拶するとか、そういうことです。(よく指導してもらっています)
また、今回の話では当たり前ということがテーマでしたが、先輩は本をよく読み勉強されていました。歴史をとにかくきちんと学べと口を酸っぱくおっしゃいます。大局的な視点で物事を考えてみる訓練もしなきゃいけませんね!がんばろー。
当たり前のことを当たり前に考えること。
これが一番印象に残った話でした。前述の通り、人や組織はほおって置くと基本的にはじわじわと腐っていきます。そんな時に、当たり前のことを当たり前に何回も何回も考えてみてみるということが必要だって話です。「普通に考えておかしくない?それ?」という疑問を持ってみてきちんと議論する。そういう目線で「なんかおかしいな?」と思う気持ちを保ち続けるということです。これはいろんな人生の先輩がおっしゃいますが、極めて難しいですよね。今日も私は「うーん、(私の常識では)なんかおかしいな?」と思うことがありましたが、結局「そんなもんかな。そんなもんだよね」で済ませてしまい、結局それを見抜かれました。
「そんなもんかな」って思うのはすごく楽なんです。同調できちゃって、特に軋轢も生まれないし。でもそこが歯車がおかしくなる第一歩なんだと思います。実は一番危ないんです。ファシズムの入り口であり、組織が腐る原因なのです!
でも皆さんは思うでしょう。いや、でも普通に、とか常識的に、とか言うけどその普通とか常識って何よ?むしろそういう型にはまるの嫌い!って。私もどっちかっていうとそういうタイプで色々普通はこうだよねーとか言われちゃうとイラッてくる方なんですが、一先ず話を続けますと、行き着くところは価値観の話になります。そして文化の話です。(「日本人」とか大きい括りの話はぼやっとしてしまうのであんまり好きくないですが、今回は大学時代に文化人類学を習ったのを思い出して、懐かしくなったのでちょっとその辺も含めて書きます)
話を戻しますと、ことビジネスの話に限っても組織をうまく回していく術は古今東西様々な方法論が編み出されては消えていきを繰り返していますが、日本の企業でも浸透してきているトレンドはほとんど欧米いやアメリカからの輸入の知恵が多いというのは確かだと思います。先輩はそういった2000年代前半からグローバル化の波に乗って入ってきた舶来の技術のほとんどが日本語化されていないということが、日本がこの技術の取り込みに失敗していることを端的に表していると言っていました。
それはさておいて、例えば「コンプライアンス」という言葉です。日本語では法令遵守ですね。もう聞き慣れた言葉です。先輩は言います。コンプライアンスって言うけど、ちょっと考えてみろよ、コンプライアンスの冊子に書いてあることはなにか特殊なことか?わざわざ教えられないとわからないことか?と。確かに、一部テクニカルなことを除けば、私の常識では極めて当然、当たり前といえるようなことが羅列していると振り返ると思うに至ります。
先輩は続けます。
でもな、これが当たり前でない人が存在するんだよ、そのレベルに合わせた冊子がこれなわけ。アメリカには当たり前がないんだよ、みんながみんなそれぞれで、そこには当たり前の約束事が存在しないから、日本人から見るとそんなの当たり前って思うことをわざわざ書いているんだよ。そしてそのレベルの公然化された約束を守れなければ即クビ。そういうふうな社会設計なんだよな。いいか悪いかではなくてそういう仕組なんだよな。だから日本にそのまんま入れてもなんか違和感だけ残るんだ。ほとんど皆が当たり前と思っていることを分からない頭のおかしな人(ちょっと放送禁止用語なので変えてみた)のレベルに合わせてわざわざ書いても何も意味ないだろ、それ。アメリカ人は9違って1同じ。日本人は9同じで1違う。同質性が高い国なんだよ。
そういうシステムや考え方を変な形で表面的に輸入しちゃったことが今おかしなことになってる原因だと思うよ。明治維新の時の舶来技術の輸入の仕方と今回は根本的に違うんだ。
だからもう一度言うけど、当たり前ってお前が思っていることを当たり前にきちんと会社でしてみろ。それができないと変になるんだよ。
なるほどなって思いました。日本が同質性が本当に高いかどうかについては様々な議論がありますが、文化人類学上では確かに東アジア、こと日本は同質性が高く、ハイコンテクストカルチャーと呼ばれ、一方の欧米はローコンテクストカルチャーと呼ばれます。簡単にいえば、相手を自分と同じものと思うところから始めるのが日本人で、相手を自分と違うものと思うところから始めるのがアメリカ人かもしれません。
コミュニケーションの仕方や考え方やこんなにも違うのに欧米の猿マネだけでうまくいくはずがないということです。確かに、上手く日本化できてないと私も感じます。では、ここからは価値観の話ですが、日本はどうやってこれから将来上手く組織を回していくのでしょうかという問いには二つの道があると思います。
一つは、もう一度自分達日本流のやり方、当たり前が通用する世界で当たり前のことを当たり前にやることで頑張るという道。
もう一つは、もう完全にアメリカ流のやり方に切り替える。
これはいい悪いの問題ではなくて、価値観というかフィットするかしないか、もっと言えば好きか嫌いかの話でしょう。ちなみに私は日本流のやり方、「皆が当たり前と思うこと」でなんとか頑張って行きたいと考えています。
一方、日本は戦後当たり前を無くしてきた(それを目論んだアメリカはやっぱり頭がいい)と先輩は続けました。当たり前という日本人が共有する道徳や精神の価値観をボロボロにすることで足腰を立てなくするということです。そんな状態がウイルスのように蔓延し、混迷を極める中に舶来の物の考え方が根付くはずはありません。砂のお城の上にレンガを積み上げるような作業です。
先輩は終わりの方で、やっぱり日本が好きだし、日本人としての当たり前の感覚って誇らしいものだと思うから、それでオレは戦っていくんだよ!って言ってました。かっこいい。。。
瑣末な世代論や男女論、政治論であたかも日本人は今日本人としての感覚というのを持っていない、と思わせるような情報は巷にあふれていますが、ところがどっこいその違いは世界的に見ると十分の一でしかない。9は一緒なんだ、そう考えるとなかなか面白いですね。
私は正直当たり前の感覚が弱い方なので、当たり前の感覚が強い人に惹かれる傾向があります。よくよく考えると妻の当たり前のレベルの高さというのも妻の好きなところの一つです。それって一つ一つはちいさいかもしれませんが、お世話になったらお礼をするとか、困っている人がいたら助けるとか、朝はきちんと挨拶するとか、そういうことです。(よく指導してもらっています)
また、今回の話では当たり前ということがテーマでしたが、先輩は本をよく読み勉強されていました。歴史をとにかくきちんと学べと口を酸っぱくおっしゃいます。大局的な視点で物事を考えてみる訓練もしなきゃいけませんね!がんばろー。
ゆでがえる
今日は会社の先輩と夜ご飯に行ってとっても考えさせられるお話を聞いてきたので、忘れないうちに書いておこうと思います。その先輩は、正論を言うということを地で行っていて、すごくかっこいい方です。こういう人が会社にいることはとっても大事なことだと思うのです。正直で合理的。言葉で言うと簡単ですけど、これほどサラリーマンが実践することが難しい言葉だというのもまた然りです。
ゆでがえるの話
うちの社長が好んでするのだそうですが(私も末端ながら社員のはずですが聞いたことはないですけど)、その一つがゆでがえるの話です。カエルが浸かっている水が一気に90度まで上がったらカエルはびっくりして、そのお湯から逃げ出すことができますが、少しずつぐつぐつと煮こまれ、気づかないような遅いペースで温度が上がっていくと、かえるは案外気づかずにゆでがえるになっちゃうという話です。これは徐々にうまく歯車が回らなくなっていく過程、組織が腐っていく過程の比喩ですね。気がつけば手遅れなことは世の中や会社にはいっぱいあるんだけれど、中にいる人はその緩やかだけども確実な変化を捉えることがなかなかできないってことです。大企業が、はたまた国が、そして地球が?機能しなくなっていくのは何となく誰もが少し気づいているけど、まぁ大丈夫かなって思っているうちに手遅れになる、ではそれを止めるにはどうすればいいのでしょうか?
この話については、たまたま妻が会社からの?課題図書として読んでいた本が面白そうだったので読んでみたのですが、こういう腐った組織を回復させる一つの事例が載っていたので色々と考えることが出来ました。本はなかなかおもしろかったので以下に紹介しときます。
アップデート力
アップデートカではないです、アップデート力(りょく)です。なぜトヨタがすごいのか?またすごくあり続けるのか?という問いに一つの切り口で答えるとこのアップデート力にあるかもしれません。例えば今現在のトヨタのノウハウを公開したところでトヨタにはダメージは少ないかもしれない、なぜならトヨタはすでにそのノウハウを時流に合わせてアップデートしているから。要はとある時点でのノウハウそのものが大切なんじゃなくて、そのノウハウをアップデートしていく仕組みや精神自体がトヨタの強みという考え方です。
ある問題に対して、誰かが解決・改善する術やシステムをつくり上げることはまずもって大事なことですが、後世の人々はその恩恵にあずかり続けるだけで、いつのまにやらなぜそんな仕組みがあったのかということすら忘れ去られてしまい陳腐化してしまうということは職場でもしばしば起こります。この一度作り上げたものは時の流れで必ず陳腐化するので、どんどん時流に合わせた付加価値を与え続けるもしくは、見なおして抜本的にすげ替えるということを不断の努力で続けていくことが大事ってことです。
時の流れっておそろすぃです。
次の記事に続きます。
ゆでがえるの話
うちの社長が好んでするのだそうですが(私も末端ながら社員のはずですが聞いたことはないですけど)、その一つがゆでがえるの話です。カエルが浸かっている水が一気に90度まで上がったらカエルはびっくりして、そのお湯から逃げ出すことができますが、少しずつぐつぐつと煮こまれ、気づかないような遅いペースで温度が上がっていくと、かえるは案外気づかずにゆでがえるになっちゃうという話です。これは徐々にうまく歯車が回らなくなっていく過程、組織が腐っていく過程の比喩ですね。気がつけば手遅れなことは世の中や会社にはいっぱいあるんだけれど、中にいる人はその緩やかだけども確実な変化を捉えることがなかなかできないってことです。大企業が、はたまた国が、そして地球が?機能しなくなっていくのは何となく誰もが少し気づいているけど、まぁ大丈夫かなって思っているうちに手遅れになる、ではそれを止めるにはどうすればいいのでしょうか?
この話については、たまたま妻が会社からの?課題図書として読んでいた本が面白そうだったので読んでみたのですが、こういう腐った組織を回復させる一つの事例が載っていたので色々と考えることが出来ました。本はなかなかおもしろかったので以下に紹介しときます。
アップデート力
アップデートカではないです、アップデート力(りょく)です。なぜトヨタがすごいのか?またすごくあり続けるのか?という問いに一つの切り口で答えるとこのアップデート力にあるかもしれません。例えば今現在のトヨタのノウハウを公開したところでトヨタにはダメージは少ないかもしれない、なぜならトヨタはすでにそのノウハウを時流に合わせてアップデートしているから。要はとある時点でのノウハウそのものが大切なんじゃなくて、そのノウハウをアップデートしていく仕組みや精神自体がトヨタの強みという考え方です。
ある問題に対して、誰かが解決・改善する術やシステムをつくり上げることはまずもって大事なことですが、後世の人々はその恩恵にあずかり続けるだけで、いつのまにやらなぜそんな仕組みがあったのかということすら忘れ去られてしまい陳腐化してしまうということは職場でもしばしば起こります。この一度作り上げたものは時の流れで必ず陳腐化するので、どんどん時流に合わせた付加価値を与え続けるもしくは、見なおして抜本的にすげ替えるということを不断の努力で続けていくことが大事ってことです。
時の流れっておそろすぃです。
次の記事に続きます。
January 21, 2014
不覚にも。
前回の続きとなりますが、不覚にも「あの花」を見て涙してしまいました。うぅ。目が腫れてて明日会社に行けないわ。そっか、いつもコンタクトなのに時々会社にメガネで来る女子達は、決して毎回失恋しているわけではなくて、なにか涙を流す作品に出会っていたのですね、たぶん。冬ソナとか?知らないけど。
前回、ストーリはあってないようなものと書いちゃいましたが、ごめんなさい、面白かったです。私、多分幽霊系もしくは幻覚系?お別れストーリーに確実に弱いんです。ネタバレというほどネタバレでもないですけど、本作品もテーマは死んでしまった人とのお別れなんですね。王道といえば王道でして、アメリカ映画では若いデミ・ムーアがかわいい名作中の名作「ゴースト/ニューヨークの幻」がそれに当たりますし、可愛い奥さん役の薬師丸ひろ子とダメ夫役のトヨエツがはまり役の「今度は愛妻家」も同じテーマですよね。えぇ、泣きましたとも。どの作品でも号泣しましたとも。だって悲しいんだもん!うわーん。
難しい話やテーマは一切なくって、「愛しい人と永久に別れなければならない悲しさ、辛さ」を存分に味わいましょうって話です。面白いなって思うのは、アメリカ映画であるゴーストには、あんまり後悔とか消化されていない想いとか、そういう部分は薄くって(といっても「愛してる」って言葉を最後に初めて言ってお別れするところにグッとくるわけですが、あ、書いてるだけで思い出して泣きそう、、)、幽霊になった男が恋人を守るという視点でコメディ要素も強く、どちらかと言えばあっけらかんとしているのに対して、日本映画の今度は愛妻家は常に後悔と懺悔と後ろめたさの呪縛に苛まれているトヨエツが奥さんが見えてしまうという幻想を取り払って過去を消化し前向きに生きようとする過程がナイーブで繊細に描いていて如何にも日本映画って雰囲気です。そして、あの花はある意味アニメらしく、テーマは恋愛から友情にシフトしていて、青春まっただ中の若者の成長のきっかけになるような出来事として書かれているように思いました、あくまで主観ですけど。
なにはともあれ、これ系の作品にめっちゃ弱いので何かいい作品があったらぜひ教えて下さい。涙腺に涙ためて待機しておきますので。チャージしときます。
ちなみにちょっと種類は違うけど似たような作品にニコラス・ケイジが出ているシティ・オブ・エンジェルって映画がありますが、かなりストーリーはイケてるのにニコラス・ケイジが変態ストーカーおやじにしか見えなくて終始感情移入できないというある意味悲しい作品もありました。やっぱりイケメンと美女は劇画中では大正義ってことですね!(台無しな感じの締め方)
前回、ストーリはあってないようなものと書いちゃいましたが、ごめんなさい、面白かったです。私、多分幽霊系もしくは幻覚系?お別れストーリーに確実に弱いんです。ネタバレというほどネタバレでもないですけど、本作品もテーマは死んでしまった人とのお別れなんですね。王道といえば王道でして、アメリカ映画では若いデミ・ムーアがかわいい名作中の名作「ゴースト/ニューヨークの幻」がそれに当たりますし、可愛い奥さん役の薬師丸ひろ子とダメ夫役のトヨエツがはまり役の「今度は愛妻家」も同じテーマですよね。えぇ、泣きましたとも。どの作品でも号泣しましたとも。だって悲しいんだもん!うわーん。
難しい話やテーマは一切なくって、「愛しい人と永久に別れなければならない悲しさ、辛さ」を存分に味わいましょうって話です。面白いなって思うのは、アメリカ映画であるゴーストには、あんまり後悔とか消化されていない想いとか、そういう部分は薄くって(といっても「愛してる」って言葉を最後に初めて言ってお別れするところにグッとくるわけですが、あ、書いてるだけで思い出して泣きそう、、)、幽霊になった男が恋人を守るという視点でコメディ要素も強く、どちらかと言えばあっけらかんとしているのに対して、日本映画の今度は愛妻家は常に後悔と懺悔と後ろめたさの呪縛に苛まれているトヨエツが奥さんが見えてしまうという幻想を取り払って過去を消化し前向きに生きようとする過程がナイーブで繊細に描いていて如何にも日本映画って雰囲気です。そして、あの花はある意味アニメらしく、テーマは恋愛から友情にシフトしていて、青春まっただ中の若者の成長のきっかけになるような出来事として書かれているように思いました、あくまで主観ですけど。
なにはともあれ、これ系の作品にめっちゃ弱いので何かいい作品があったらぜひ教えて下さい。涙腺に涙ためて待機しておきますので。チャージしときます。
ちなみにちょっと種類は違うけど似たような作品にニコラス・ケイジが出ているシティ・オブ・エンジェルって映画がありますが、かなりストーリーはイケてるのにニコラス・ケイジが変態ストーカーおやじにしか見えなくて終始感情移入できないというある意味悲しい作品もありました。やっぱりイケメンと美女は劇画中では大正義ってことですね!(台無しな感じの締め方)
January 20, 2014
「あの花」を見てみました。
まだ5話までですが、今「あの花」(正式には「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」だった気と思います、、たぶん)というアニメを見ています。数年前に流行っていたらしい事しか知らなかったのですが、ふっとネットで見かけた記事に『泣ける』作品という評判がいくつもあったので、最近心が干物男になっていた(嘘です)ので久々に潤いをもたらすべく見てみました。(むしろ現実では年をとるごとにやや涙もろくなっています。友達の結婚式にいってはウルッときてしまうし、同僚でお酒飲んでる時によく泣いたりします。うざい泣き上戸ですね!!)
秩父が舞台ということだけは事前に知っていました。小学生時代の仲良し六人組のうち不慮の事故(かどうかは現時点ではよくわからないけど)で死んでしまった一人の女の子が、高校生になった主人公に突然「見える」ようになってしまう。その女の子は自分でもわからないお願いを叶えてほしいと主人公たちに訴え、あの時の仲間たちが再び集まり、、
というストーリーなのですが、私が見ている現時点では結末がどうなるのかよくわかりません。ストーリー自体はもしかしたらあってないようなものなのかもしれませんが、この作品を見ていると懐かしいような後ろめたいような、思い出したくないような、恥ずかしいような、そんな感情がブワッと胸に膨らんでくる感覚を覚えました。
作品の作り方や東京に遠くもなく近くもない絶妙の片田舎という舞台設定、シークレットベースなんかの音楽のテクニックといったものが、そういう感情を効果的にもたらしているのであろうとは思いますが(それを「〜からわかる3つのこと」みたいに野暮に分解するコンサルみたいな真似はしません。)、どうしてこの作品が流行ったんだろうな?とぼーっお風呂に浸かりながらと考えていました。
ひとつはみんな一緒だった小学生時代と、それぞれの道をちょうど歩み始めて人生が違ってくる高校生時代に懐かしさを感じているのだと思います。良い悪いではなくて、高校生ぐらいからなんとなくそれぞれの人生って当たり前ですけどぞれぞれ少しずつ変わっていって昔仲良かった友達と疎遠になったり、もう何を話していいかわからないなんて状態になったりする。私は特に中学時代から地元を離れてしまったので、どうしてもその想いが強いです。別に悪いことをしているわけじゃないんだけど、まるで地元を捨ててしまったかのような後ろめたさを正直今でも感じることもあるし、どことなく地元に余所余所しく接してしまうこともある。だけどそれが故に、余計なことは一切とは言わないけど、あまり考えずにみんな一緒で鬼ごっこしてゲームボーイして、クワガタとって、女の子と交換日記の真似事みたいなことして、みたいなあの小学生時代が凄く懐かしくって、そしてもう二度と自分の人生ではあの日を繰り返すことはできないんだと思うと胸が締め付けられる、ってことはないけど、ちょっぴり寂しい、みたいな。
もうひとつは自分ではどうすることもできなかったことへの後ろめたさや後悔、に共感が集まったということではないかなって思います。この作品のように、人が死んでしまったことという大きな出来事はないにせよ、私達は物心がつき始める過程で、無邪気なイタズラやちょっとした行為が自分の予期を超える悪い結果をもたらして、もしくはもたらしたと思い込んで、世界が終わってしまったような、自分は地獄に落とされてしまうんだ、という恐怖感に突き落とされる経験が誰でも一度や二度あると思います。
振り返れば本当に大したことない出来事なんですが、そういう感情や出来事みたいなもんって呪縛みたいに意外と心の奥底に残っていて、大人になってもずっとなぜか引っかかっている。言い方は変だけどその出来事を「供養」してあげることでちょっとスッキリする。
結末は全然わからないけど、そういう心の原風景を見せてくれるようなお話なのかなって思いました。見たことある人は是非感想くださいね。
秩父が舞台ということだけは事前に知っていました。小学生時代の仲良し六人組のうち不慮の事故(かどうかは現時点ではよくわからないけど)で死んでしまった一人の女の子が、高校生になった主人公に突然「見える」ようになってしまう。その女の子は自分でもわからないお願いを叶えてほしいと主人公たちに訴え、あの時の仲間たちが再び集まり、、
というストーリーなのですが、私が見ている現時点では結末がどうなるのかよくわかりません。ストーリー自体はもしかしたらあってないようなものなのかもしれませんが、この作品を見ていると懐かしいような後ろめたいような、思い出したくないような、恥ずかしいような、そんな感情がブワッと胸に膨らんでくる感覚を覚えました。
作品の作り方や東京に遠くもなく近くもない絶妙の片田舎という舞台設定、シークレットベースなんかの音楽のテクニックといったものが、そういう感情を効果的にもたらしているのであろうとは思いますが(それを「〜からわかる3つのこと」みたいに野暮に分解するコンサルみたいな真似はしません。)、どうしてこの作品が流行ったんだろうな?とぼーっお風呂に浸かりながらと考えていました。
ひとつはみんな一緒だった小学生時代と、それぞれの道をちょうど歩み始めて人生が違ってくる高校生時代に懐かしさを感じているのだと思います。良い悪いではなくて、高校生ぐらいからなんとなくそれぞれの人生って当たり前ですけどぞれぞれ少しずつ変わっていって昔仲良かった友達と疎遠になったり、もう何を話していいかわからないなんて状態になったりする。私は特に中学時代から地元を離れてしまったので、どうしてもその想いが強いです。別に悪いことをしているわけじゃないんだけど、まるで地元を捨ててしまったかのような後ろめたさを正直今でも感じることもあるし、どことなく地元に余所余所しく接してしまうこともある。だけどそれが故に、余計なことは一切とは言わないけど、あまり考えずにみんな一緒で鬼ごっこしてゲームボーイして、クワガタとって、女の子と交換日記の真似事みたいなことして、みたいなあの小学生時代が凄く懐かしくって、そしてもう二度と自分の人生ではあの日を繰り返すことはできないんだと思うと胸が締め付けられる、ってことはないけど、ちょっぴり寂しい、みたいな。
もうひとつは自分ではどうすることもできなかったことへの後ろめたさや後悔、に共感が集まったということではないかなって思います。この作品のように、人が死んでしまったことという大きな出来事はないにせよ、私達は物心がつき始める過程で、無邪気なイタズラやちょっとした行為が自分の予期を超える悪い結果をもたらして、もしくはもたらしたと思い込んで、世界が終わってしまったような、自分は地獄に落とされてしまうんだ、という恐怖感に突き落とされる経験が誰でも一度や二度あると思います。
振り返れば本当に大したことない出来事なんですが、そういう感情や出来事みたいなもんって呪縛みたいに意外と心の奥底に残っていて、大人になってもずっとなぜか引っかかっている。言い方は変だけどその出来事を「供養」してあげることでちょっとスッキリする。
結末は全然わからないけど、そういう心の原風景を見せてくれるようなお話なのかなって思いました。見たことある人は是非感想くださいね。
January 19, 2014
二つの思い出
靴が一足ダメになりました。私はズボラなのであんまり靴の手入れをしないので、そんなに革靴の寿命は長くありません。この靴は三年と半年ほど持ちました。
キャサリンハムネットロンドンのなんてことはない可愛い革靴ですが、なぜこの靴の寿命をきちんと覚えているかというと、この靴は結婚式のために新調したものだったからです。生涯忘れることはないであろう2010年9月の結婚式。あの時からもうこんなに経ったのかという想いも、まだこれっぽっちしか経ってないのかという想いも両方あります。そんな思いを抱えながら、またあの日のことを思い出しながらおじいちゃんおばあちゃんになりたいなと思う日々です。それが一つ目の思い出。
もう一つの思い出は、このロシアで一番履きつぶした靴になったということです。それはたまたまだったけど、なかなか慣れない海外生活の中でなんとなく履き続けたのがこの靴です。足場の悪い中でよく頑張ってくれたなーって思います。結果、酷使してしまい靴底が破けてしまったので、もう履くことはできませんのでそろそろさよならです。
靴はオシャレの基本なんて言いますが、その前に実はかなり長い時間身に付けるものであり、特に男性は?そんなに頻繁に取り替えるものでもありませんので、自然とその靴で過ごした時間、経験というのは長くなります。いつも靴を捨てるときは、いつ買ったかな?とかどういう時に履いてたかな?とかなんとなく思い出して、別に捨てることを躊躇するほどのことでもないけど、なんとなくちょっぴり寂しい気持ちになったりします。
自分の身に付けるものや妻が身につけているものは、いつどこで買ったものなのかとか、どんな思い出があるのかとか、すぐに思い出せるものが多いのでなかなか捨てることができません。でもそういうのは人生の一つの楽しみであり、贅沢だと思うのです。
次の靴はどんな思い出を作ってくれるか楽しみです。
キャサリンハムネットロンドンのなんてことはない可愛い革靴ですが、なぜこの靴の寿命をきちんと覚えているかというと、この靴は結婚式のために新調したものだったからです。生涯忘れることはないであろう2010年9月の結婚式。あの時からもうこんなに経ったのかという想いも、まだこれっぽっちしか経ってないのかという想いも両方あります。そんな思いを抱えながら、またあの日のことを思い出しながらおじいちゃんおばあちゃんになりたいなと思う日々です。それが一つ目の思い出。
もう一つの思い出は、このロシアで一番履きつぶした靴になったということです。それはたまたまだったけど、なかなか慣れない海外生活の中でなんとなく履き続けたのがこの靴です。足場の悪い中でよく頑張ってくれたなーって思います。結果、酷使してしまい靴底が破けてしまったので、もう履くことはできませんのでそろそろさよならです。
靴はオシャレの基本なんて言いますが、その前に実はかなり長い時間身に付けるものであり、特に男性は?そんなに頻繁に取り替えるものでもありませんので、自然とその靴で過ごした時間、経験というのは長くなります。いつも靴を捨てるときは、いつ買ったかな?とかどういう時に履いてたかな?とかなんとなく思い出して、別に捨てることを躊躇するほどのことでもないけど、なんとなくちょっぴり寂しい気持ちになったりします。
自分の身に付けるものや妻が身につけているものは、いつどこで買ったものなのかとか、どんな思い出があるのかとか、すぐに思い出せるものが多いのでなかなか捨てることができません。でもそういうのは人生の一つの楽しみであり、贅沢だと思うのです。
次の靴はどんな思い出を作ってくれるか楽しみです。