2018年06月17日

溺死の数だけ強くなれるよvol.2

5時15分、起床。
睡眠不足は相当影響するだろうと思い、
7時間の睡眠時間を確保したからか
眠いは眠いんだけど大した眠気じゃない。
借りたウェットスーツに、ラッシュガード・
キャップ・ゴーグルなど、
本日の必需品を指差し確認し、いざ鎌倉。
会場となる金沢八景までは車で約1時間ほど。
普段長野やら豊田やら行ってる身からすれば
車で1時間なんぞコンビニに行くのと同義である。



♫恋に〜ついては〜オゥムァイガーッ



と、西田ひかるの『オーマイゴッド!!だね』を歌いながら集合場所の金沢八景駅に向かう。
道中かなり多くの釣具屋が軒を連ねており、
釣竿やら肉棒やらを引っ提げたヲッさん、
家族連れ、若者集団などなど、
こんなに釣り人口多かったっけと感心するほど
多くの釣り人と肉棒で賑わう金沢八景界隈。
ああ。あぁあぁ。
同じ海を土俵とするというのに、
かたや会話と肉棒を弾ませながら楽しく釣り。
かたや不安に胸張り裂けながら
煉獄のスイム400m。
ついでに言っておくと、
集合場所に向かう道中での気温は『18度』。
6月中旬だぞ?
天気予報の糞コメンテーターよ、
『4月下旬並みの肌寒さです!』じゃねーぞ!
暖めろ暖めろ、人肌程度に暖めろ!!!
なんでオレ『うん』って言ったんだっけと
2ヶ月ほど前の自分に幾度も自問しながら
集合場所にご到着。

IMG_8226
この日の参戦者12名。皆海老蔵に似ている。

今日のトライアスロンは
弊社員&プラスαの12人、
1組3人の4チームで参戦。
ちなみにスイム4人衆のうち2人は経験者。
もう1人が今回僕に参戦を依頼した
モリさん(♀)だが、
モリさんは前回もスイムパートを担当し、
レスキューの援助を受けながら完泳した模様。
もう2人の経験者も暫く水泳から遠ざかっていて
ましてや海でウェットスーツで泳ぐとなれば
話は全く別物と不安を口にしている。



『DAーYOーNEー!!!』



なんてなるほど簡単な僕ではない。
この手の話は、テスト当日に
『TV観ちゃって全然勉強してない』とか
『マラソン一緒にゴールしようぜ』とか
『ちょっとこの課題一緒にやりません?』とかと
まっっっっったく同じ部類の話で、
蓋を開けたら出し抜かれる・置いていかれる・
先に登られると、裏切り参勤交代なのだ。
そしてこの僕の予感は猛烈に正解だったことを
先に言っておく。
ただ、その中でもモリさんだけは
そんなくだらないコトを言うタイプじゃない。
最早モリさんがオレの糧、心の拠り所・・・。
そんな僕の心の拠り所だったはずのモリさんを
僕は猛烈に置いてけぼりにし力泳したことを
先に言っておく。




12人を乗せた4台の車が会場に近づくと
想像以上の人の多さに焦燥感を駆り立てられる。
トライアスロン人口ってこんなに多いのか、
僕の中ではただの地獄・just a 拷問の競技に
こんなにも人が熱を入れるものなのかと
驚き呆れるばかり。
受付会場に着いたら更なる人の多さと熱気に
何か知らないけど僕のテンションが
ほんのり上がり始める。
受付と問診票への記入を済ませると
係の人が僕の手の甲に僕らのチームNO.である
『654』を油性マジックで
記念カキコしてくれた。



『むごし』



なんだこの心象スケッチはと思いつつ
荷物を置き、ウェットスーツに着替えてたら
あっという間に開会式が始まっている。
そしてかわいいチアガールたちが登場し、
スタン・ハンセンの入場テーマに合わせ
双頭ディルドをぶん回しながら
チアガールたちのカラダを激撮せんと
カメラを構えて群がるヲッさんたちの首を
次から次へとへし折る惨劇のショータイムを経て
いよいよ大会がスタートした。
ここで、僕らと同様、チーム戦で出場する
チーム数が判明することになる。



『7チームです!』



弊社からは4チーム出場している。
残りはたったの3チーム。
僕の下のコンピュータが弾き出した入賞の確率は
およそ98%・・・。
スイム担当たる責任がのっしりと僕にのしかかる。
しかしもっと驚いたのは、出場者のほとんどが
スイム400m・バイク20km・ラン3kmの
全種目を1人でこなすソロ参戦という事実。
スイム400mだけでも相当疲れるのに
バイク20kmとラン3kmもつけちゃうの?
ビッグマックのLセットのサイドメニューに
龍福の唐揚定食つけちゃうみたいなもんでしょ?
双頭ディルドも顔面蒼白の変態どもの狂乱に
カラダの震えが止まらない僕をさて置き、
周囲の出場選手はやる気満々オットセイ。
ちなみにちなむと、この距離はあくまで中高生と
一般選手&リレーチームのレースの距離。
国体だか何だかの選手権も兼ねてる当大会、
選手権枠の奴らはスイムだけで1.5km泳ぐ。
なんだその阿鼻叫喚の生き地獄は・・・。

IMG_8204

心の準備も整わないままウェットスーツに
コンバトラーVした僕に
無情にもスタート時間が迫り来る。
タスキ代わりのベルトとオレンジのキャップを
係のヲッさんから手渡された。
周囲を見渡すと皆黄色いキャップなのに
ほんの数名がオレンジキャップ。
どうもこのオレンジ色がチーム参戦の証らしい。
チーム戦のレースは前述どおり一般選手の他に
中高生の部の子たちも混ざっているんだけど
そんな体力の肉塊みたいな輩に勝てるワケがない。
みんなの邪魔にならないようにと
うやうやしく最後尾に並んだ僕は係の人に促され、
クレーンに吊るされた桟橋から、
いよいよ横浜の海に一気にダイブする。
この日の水温は約20度。
流石にウェットスーツを着ているからか
想像より寒さは感じない。

IMG_8210
※写真右側、オレンジキャップが4人集まってるが、弊社員である。

皆一様にぷかぷか浮いて、
レスキューの人達が乗るサーフボードに捕まり
レース開始の合図をひたすら待つ。



『まぁまぁお膣射手!(笑)』



とにこやかな笑顔を見せるレスキュー隊。
お膣けるわけねーだろと言える気概もなく
ひたすらレース開始の合図を待つ。
ま、言っても勝つとか負けるとかじゃねーし
心の拠り所のモリさんとのんびり泳げばいいk




『それでは、3、2、1、スタ〜ト〜!!!』




ジャババババババ




サーフボードに捕まって和やかだった空気が一変、
皆猛烈な勢いで泳ぎ始めた。
記録を狙う中高生の子たちは分かるとして、
一般参加の人たちも凄い勢いで泳いで行く。

IMG_8208

僕も焦って泳ぎ始めたのだが、
如何せん前を行く人たちのペースと
全く噛み合わず、
変にゆっくり泳ぐか変に速く泳ぐ形に
なってしまう。
コリャ絶対に後半で体力が持たなくなると考え、
僕はプランB『序盤も中盤も後半も平泳ぎ』を
急遽展開せしめた。
どうせ200mを過ぎたくらいから皆のペースは
恐らくだがガクンと落ちるはず。
個人的には極端に離されず、
中間やや下くらいの位置につければ上等、
トライアスロンは無論のこと、
水泳にしたってこちとらズブのど素人なのだ。
だから兎に角平泳ぎでいいから完泳、
あわよくば少しだけタイムを縮める。
たとえ平泳ぎが僕だけでもそれでいく。
僕の下のコンピュータが完璧な戦術を練り上げた
その直後。↓



ズーン



5泥弌璽戰襪稜,疲労感が
一気に&俄かに僕に覆い被さってきた。
おまけにウェットスーツは僕の脚を若干浮かせ、
平泳ぎのキックの推進力が感じられない。
クロールに代えてみたものの、
ウェットスーツがきついのが影響してか
思うようにかくことができない。
慌てて平泳ぎに戻るものの、
プールで感じたことのない疲れをヒシヒシと感じ、
折り返しとなる100m地点のブイに着いた頃、
脳裏に『無理ポ』の3文字が
バットシグナルよろしくくっきりと
梅雨晴れのハマの青空に浮かぶ。
同じオレンジキャップでも経験者の2人は
あっという間に前方へとその姿を消し、



『マラソン一緒にゴールしようZE!!』



の法則は時代を超えた定説なのだと
身をもって体験することとなった。
額面通り死ぬ気で200mを泳ぎ切り、
もう一周張り巡らされたブイを周回する。
んが、2度目の片道の100mが遠い。
かつてこれ程遠い100mを体験しただろうか。
ココが横浜ならあの折り返しのブイは
恐らく網走あたりにあるんだろう。
遠いよ網走、東京から3光年だよ?
あからさまに体力が激減した200m以降、
ブイ沿いにヨロヨロと平泳ぎしていく。
んが、ウェットスーツで体は浮くのに
ウェットスーツをまとっていない
首から上がグイグイと沈む。
このままいくと首から上があがらなくなり
アフリカツメガエルよろしく
息継ぎ無用の水中戦を繰り広げることになる。

IMG_8227
アフリカツメガエル

全国3京人のヒビショー読者はご承知だろうが、
僕はもうアフリカツメガエルではないため
このまま行けば無事死亡である。あかん。
鬼の形相で息継ぎする度にブイが目に入る。
僕はこう見えても大のブイ好きなのだ。
ブイって最高だよね、浮くし。
あとレスキューも大好物である。
特にサーフボードは最高だよね、浮くし!
頭の中で僕垂涎の逸品である
ブイとサーフボードの二大巨頭が花びら大回転、
息継ぎ→ブイ→海中→ブイ→サーフボード→ブイと
僕にその魅力を余すことなくアピってくる。
ハイ挙手、そこの僕全力でレスキューに挙手!!
・・・と思う度、僕の根性が僕に言う。



『オマエ本当にボルダラーなの?
まぁココ海だけど!』



一般選手の中には、推定70歳は
楽に超えているであろう女性もいた。
その女性ですらスイム・バイク・ランを
たった1人でやり切るハズだ。
僕と同じようにスイムが得意でないモリさんも
パッション1つでこの難局に身を投じている。
それをなんだオマエは、
参戦表明しといてガタガタ抜かしやがって、
しかも途中でレスキューに助けられて
『完泳』とか言っちゃうタイプ?????
腕も脚もヨロヨロになり、
疲労困憊でアフリカツメガエルになりながらも



『絶対に助けを求めず泳ぎ切るケロ』



という意志だけは変に固まった。
横浜の美味しい海水をガブガブと飲み
意識朦朧としながらも、
絶対にブイにも捕まらないし助けも呼ぶまいと踏ん張りに踏ん張った。
そして↓

IMG_8212

ココ一番、白のラッシュガード越しに
褐色のCHIKUVIをging- gingに隆起させた
アフリカエフガエルは
無事400mをほぼ平泳ぎで完泳し、
バイク担当のT置にベルトを手渡し、
膝から崩れ落ちた。
完泳し終えた感想としては本気で



『生きて帰れた』



だった。いやマジで。
経験者の2人は当然とっくに先にゴールしていた。
2人との差はかなり開いていただろう、
経験者がクロールで泳いだのに対し
僕は比較的顔を出したままでの平泳ぎだ。
が、意外にも↓
IMG_8223
弊社最速スイマーとなったK女史が9:59、
僕が11:40であった。
感覚的にはタイム的に5分以上差が開いたと
思っていたので意外過ぎる結果だった。
僕の心の拠り所・モリさんが約17分。
ごめんよモリさん・・・オレ




『モリさんについてくね!』



とか言っちゃってたよ・・・
スイムパートを終えた後はバイク&ランの
各メンバーを応援。

IMG_8224
弊社バイクチームの雄・YG君。クッソ速かった。

IMG_8220
弊社役員も激走。取締役なので股間から取締り用の布を出している。

スポーツ経験としても趣味的にも
個人でやることの方が圧倒的に多い僕には
今回のリレー形式でのチーム戦はとても新鮮で、
個で戦うのもイイけどチーム戦もイイなぁと
しんみり思ったのでした。
しかも弊社からは2チームが入賞、
2位と3位となって表彰台の2/3をしめる
という快挙!!!

IMG_8228
2位&3位と、表彰台を独占する弊社。

いやー僕のチームは惜しくも4位だったので
もう少し頑張ってたら入賞できたのかもなぁ、
くー!!
こうして数ヶ月もの間僕を思い悩ませた
トライアスロンという未知なる挑戦だったけど
終わってみればすっかりイイ思い出となりやした。
ま、次回は出ないけどな!!!!

IMG_8229
お疲れした!@ココス





fkawa125 at 23:30コメント(0)場外  

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