2012年10月30日

頂点への挑戦

木曜の仕事が終わって、すぐに沖縄入り。

那覇で1泊して、朝の9時からバスで2時間かけて港へ。
フェリーも大会モード。

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海がこれまた綺麗。

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港から90分かけて目的の地・伊平屋島に到着。
レトロな建物が雰囲気を出す。

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島では、子供達がお出迎え。
よく見ると、たくさんのてるてる坊主。

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微笑ましいね。


この大会、フルとハーフをあわせて1200人が参加。
島の宿泊のキャパは300人だとか。

そんなこんなで各集落の公民館を開放し、参加者で雑魚寝するらしい。
それはそれで楽しいんだろうけど、今回は運良く貴重な宿を確保。

オーナーのおじさんと落ち合い宿へ。
思ったよりも綺麗で、これは正解。

これまた良いおじさんで、島の観光にも連れて行ってくれた。
島でも指折りの絶景ポイント。

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そんなこんなでゆっくり過ごし、前夜祭へ。
モズク沖縄そばが食べ放題なんで、3杯食べてエネルギーチャージ。

する事もないんで早目に寝て、翌朝を迎える。
勝負の1日。

朝食は、近くの公民館へ。

おじさんが、また観光に連れて行ってくれると行ったんで、朝食後に宿舎で待つ。
…なかなか来ない。

12時をまわる。


昼食を食べる場所がない。

持参したパンを2つ食べて、何とか時を過ごす。


14時前、やっとおじさんが。
これが沖縄の空気感か。。

15時スタートなんで、もう何も出来ず。
パン2つと、エネルギーゼリーだけでのマラソンも少し心細い。


そんなこんなで15時。
太陽はカンカン照り。立ってるのが嫌になる暑さ。

たぶん、30℃近い。

フルマラソンの制限時間は6時間。
逆算すれば、このスタート時間はしょうがない。正直、あと1時間遅ければ最高なんだけどね。

2週間前の30kの大会では、それなりのタイムで走れた。
状態としては、条件の悪くない大会なら2時間55分くらいで走れるくらいかなと。


フルは222人が参加。
特に並ばなくとも前列を確保。

ゼッケン1番は、昨年の優勝者。
何となくオーラを感じる。マークするのはこの選手。

他にも速そうなランナーもチラホラ。
いざ勝負!

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号砲1発で、数人が飛び出す。
緑のユニフォームを着たランナーが先頭。

この時は知らなかったがこのランナー、亜細亜大学で箱根を走った選手。
しかもこの島出身。


それに触発されるように、周りのペースも上がる。
第1集団でレースを進めるって言う淡い期待はすぐに打ち砕かれる。

ただ、前が見えるところで走らないと勝負にならないと1kは3分51秒で通過。
その一方で、このまま行ったら潰れると言う恐怖心も。


1.あくまで先頭集団にくらい付き、前半から勝負する。
2.ここでいったら潰れると判断し、後半に備える。


ちょっと迷ったけど、2番を選択。

冷静になり、2kは4分14秒まで落とす。
前には10人くらい。差は少しずつ広がるけど、後ろから拾っていく作戦に。


この大会のテーマは、月灯りで走る事。
ただ、この時間は完全に夏マラソン。

5kの通過は20分44秒。
平坦なコースの冬マラソンなら問題ないペースだけど、この暑さ、そして風があるなかでは速すぎる。

自分の後ろには1人のランナーがピッタリ。
お互いに引っ張りあおうって雰囲気はなく、前を譲ろうと右や左にずれると、そのランナーも左右にずれる。少し、イラットくる展開。


少しずつペースは安定し、10kまでの5kは20分46秒。
この辺りはまだ余裕。ただ、暑さから給水は必須。


海沿いのコースは、本当に綺麗。

10k過ぎからは、少し山の方へ。
前にはランナーの姿がチラホラ。予想通りの展開。


後ろにピッタリと付くランナーとともに、少しずつ上がっていく。
途中、抜いたランナーが集団に加わり3人に。

先頭はずっと自分。

どこかで離してやろうと思い、下りや上り坂でペースの上げ下げ。
だが、しぶとく付いてくる。

そして、壁のような坂が目の前に。
さすがに笑ってしまった。


一気に駆け上がり、一気に下る。
そこで、嫌だったランナーが離れ、もう1人のランナーと2人旅に。


このランナーは良い人で、少し会話を。
しかも、後ろに付くだけじゃなく、横に並んで走ってくれる。

ただ、この横並びはペースが上がりやすい。
案の定、15kまでの5kは20分41秒。
明らかにアップダウンが増えたのに、ラップが上がった。

勢いは止まらず、前のランナーの背中が大きくなる。
見えたのはゼッケン1番。

昨年の優勝者だ。

ここで20kを通過、この5kは20分47秒。
相変わらず、ウンザリするくらいのアップダウンの連続。そして、かなりの暑さ。

↓こんなコースの連続。
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22k手前くらで、ゼッケン1を抜き去り、5位へ浮上。
思った通りの展開。


ただ、そう思ったのも束の間、上りで上半身がキツくなる。
24kで並走していたランナーと離れ、1人旅。

この距離で落ちると、ホント厳しい。


抜いたばかりのゼッケン1番に抜かれ、ずっと後ろに付かれていて嫌だったランナーにも抜かれる。
1番、恥ずかしい展開。


その後もペースは落ちる一方。
25kまでの5kは21分50秒。30kまでの5kは24分13秒。


この辺りでは、給水しても喉の乾きが潤わない。
空腹感もあるし、腕や脚が痙攣しそうな雰囲気。

明らかに暑さにやられている。


31kくらいで2人の集団に交わされ10位にまで転落。。


33kくらいに折り返しポイントがあり、ランナーとすれ違う。
さっきまで競り合っていたランナー達とは差がついた。。


もはや動かない体を必死に動かす。こんな苦しいマラソンは、別府大分マラソン以来。
35kまでの5kは25分08秒。1k・5分ペースを越えた。

37kくらいで、1人のランナーの姿が。
緑色のユニフォーム。そう、先頭を独走していた箱根ランナーである。


もう、歩きそうなペース。地元のランナーでもこうなってしまうコース。
恐ろしいなぁ。


周りはだいぶ暗くなって、夕日も綺麗。
…だったはず。

つらくて何も覚えていない。

ただ、1人のランナーの姿が少しずつ大きくなってきた。
ここで40kを通過。この5kは27分24秒。もう、笑えるペース。

そして、上り坂。
前のランナーが鈍る。下り坂を利用して、後ろについて一気に突き放す。

この1kは4分45秒。終わりが見えて、少し息を吹き返した。


ゴールのある広場までは急な上り坂。
脚がつりそうだし、ペースが落ちている分、恐怖心もある。


周りからは8位入賞だぞ!との声。

月の灯りが会場を照らす。
ここは最低ラインと踏ん張る。


広場に入ると、アナウンサーに名前を呼ばれヒーロー気分。
最後は全開。

3時間12分15秒のタイムで8位。自己ベストよりは20分以上悪い。。
本当に、厳しい大会だった。

5k20分44秒
10k20分46秒
15k20分40秒
20k20分47秒
25k21分50秒
30k24分13秒
35k25分07秒
40k27分24秒
42.195k10分30秒
3時間12分15秒


ゴール後は、一緒に並走した良い人が出迎えてくれ、途中引っ張ってくれてありがとうと言われる。
最後まで良い人だったけど、あそこでペースを上げ過ぎなければ、もうちょい粘れたかも。。


振り返れば…

前半もっと自重して5k・21分30秒ペースで押せれば展開は変わったかも知れない。
昼食をしっかり取れればもっと粘れたかもしれない。
引っ張らずに素直に誰かの後ろで走ればとかだいぶ楽だっただろう。

正直、色々な事が浮かんで来て悔しさもある。


それでも、一時は5位まで上がり、表彰台が脳裏にかすむところまで来けたのは良い経験だった。


自己ベスト+15分くらいが妥当なタイムの大会なんだと思う。
暑さやアップダウンへの耐性。遠征への備えを含め、全てがマラソン。
何度走っても本当に難しい。

8位は過去に出場した大会の中でも最高の順位。
そう思えば、今回の結果は素直に入って来て、誇らしくもある。

翌日の琉球新報には名前も載った。
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宿のおじさんは、このマラソンが島で1番大きなイベントと言っていた。

大会前に直撃した台風17号の被害は甚大で、風速は70m、電柱は46本も折れたらしい。
その被害の爪痕は、走っていても感じる事が出来た。

大会のために多くの島の人達が復旧作業に取り組み、開催まで漕ぎ着けてくれた。
本当に、島が1つになって盛上げてくれているのがわかったし、文化として根付いている素晴らしい大会だった。


また、機会があれば島へ行きたいな。

flamevein0106 at 23:54│Comments(0)TrackBack(0)

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