2009年02月17日
■ヨーロッパより注目の'61 TYPE-1が入庫!
本日、ヨーロッパよりオリジナル度の高いヨーロピアンモデルのVINTAGE VWが3台届きました!そこで今回は、中でも非常にオリジナルの特徴が見られる'61年モデルのVWを紹介したいと思います。'61年モデルはそれまでの'60年モデルとの違いが随所に見られ、楽しい発見が盛り沢山です!それではどうぞ!!
まず、スタンドタイプのエンジンが、36HP(36HP@3,700rpm)からジェネレータスタンドタイプの40HP(40HP@3,900rpm)に変更され、これに伴いスピードメーターも120km表記から140kmになり(Mileの場合は80mph→90mph表記へ)、同時にそれまでのクリアーニードルに代わりホワイトニードルが採用されました。エンジンに関しては、SOLEX28PICTキャブレターが採用され、マニュアルチョークが廃止されオートチョークとなります。そして、そのキャブレターに繋がるアクセルケーブルには、フレームとエンジンチンの間にアクセルケーブルを保護するラバーチューブが設けられています。
トランスミッションも、それまでの2分割タイプに代わり、トンネルタイプが採用され、1stギアにもシンクロが付いた4速フルシンクロ仕様となりました。それにより、走行中でも1速へのダウンシフトも可能となりました。更に細かい部分では、3rdギアのピニオンワッシャーも変更されており、ギアノイズが静かになっています。そして、このトランスミッションを支えるシャシーフレームの左右のフォークにも補強が入り、シャシーが強化されています。
また、それまでのスティール製に代わり、プラスティック製のブレーキフルードタンクが初めて採用されたのも'61年モデルからです。同じくフロントフッド内では、フューエルタンクの形状変更が行われ、新たなフューエルタンクにはブリーザーパイプが備わりました。
ウィンドーウォッシャーシステムが用意されたのも、この'61年モデルからで、そのノズルは"ティアドロップシェイプ"と呼ばれるものでした。また、電気系においても、それまでのスクリューオンタイプのコネクターが廃止され、全て平端子止めコネクターへと代わりました。そのため、"スモールテール"や"オーバルテール"と呼ばれるこの小さなタイプのテールライトの最終年式となる'61年モデルだけは、バルブホルダーが平端子止めとなるワンイヤーオンリーのアイテムです。
ヒューズボックスが室内側からのアクセスに変更されたのもこの'61年からで、車内には初めて助手席側のグラブハンドルやサンバイザーが標準装備されました。ちなみに、イグニッションスイッチも変更され、スターターを回す度に必ず一旦左まで戻さないとスターターを回せない"ノンリピートスイッチ"と呼ばれる機構に変更されました。では、ここからは、さらにディープなポイントに注目していきましょう!



まずはドアハンドル!実は、'61年モデルより鍵穴が縦型('60年モデル)から水平タイプへと変更されました。そして、ドアコンタクトスイッチもアースが良く取れる様にタッピングビスで固定するタイプへと変更されています。また、ヘッドライトのハイビーム/ロービームを切り替える足元のディマースイッチも、若干外側へ移動されています。恐らく、クラッチペダルを踏む度にディマースイッチを踏んでしまうという声が多かったのでしょうね。




そして、ステアリングホイールやシフター、サイドブレーキノブ、フロアマット等がカラードというのも'61年モデルの特徴です。ちなみに、'61年モデルからは、下記のように、正式にカラーコーディネイトされたフェンダービーディングやランニングボードのカラーコンビネーションが用意されていました。
<ボディ> <ランニングボード> <フェンダービーディング>
ブラック ブラック ブラック
ルビーレッド ブラック ルビーレッド
ガルフブルー サテンブルー ガルフブルー
ターコイズ エルフグリーン ターコイズ
バステルブルー グラシアブルー パステルブルー
パールホワイト サンドベージュ パールホワイト
ベイルグリーン シトラスイエロー ベイルグリーン
このように、'61年モデルは、色々と新規採用され、改良されたモデルである事が判りますね。これらのディテールを兼ね備えた'61年モデルを現在、FLAT4東京本社にて展示準備をしておりますので、もうしばらくお待ち下さい!!
