2009年06月20日
■'65 TYPE-1のディテール紹介

この'65年式TYPE-1は、当社小森がベルギーまで足を運んで吟味し、そのオリジナルコンディションに惚れ込んで日本まで輸入した1台なんです。ドイツ本国のVWミュージアムから出生証明を取り寄せて調べてみたところ、1964年8月28日に完成し、翌9月に北スウェーデンへ向けて出荷された1965年モデル初期型という事がわかりました。ステアリングロックやEberspacher製の燃焼式ヒーター等がVW純正オプションとして与えられていた様で、勿論それらは今もしっかりと残されています。
また、'65年式モデルは数あるTYPE-1のモデルチェンジの中でも大きな変更が施されました。まずは全ウインドーの面積拡大です。大幅に視界が開けた事により安全性が高まり、インテリアも光りが多く入り明るいものとなりました。それに伴い外観も変わった為、ウインドーの大きさで'65年式以降と'64年式以前が区別出来ます。
サイドウインドーが大きいという事はドア自体も変更されたという事で、ドアパネルも大きくなりました。'65年式モデルのドアパネルは'64年式迄のそれとはデザインはほぼ同じ(パイピングが備わらない)ながらも、ひとまわり大きいというのが特徴で、'66年式モデルとは大きさは変わりませんがデザインが全く異なります。更にシートのバックレストが幅の広いタイプとなり、これもまた'66年式でデザインが変更されます。つまり、ドアパネル/シートカバー共に'65年式モデルオンリーのタイプという事になるのですが、それらのディテールをラインオフ時の様な奇跡のコンディションでキープしているのが、今回ご紹介している1台なんです。
シートに関していうと、U.S.モデルの場合はレザレット(人工皮革)でソルト&ペッパーというパターンですが、ヨーロピアンモデルはクロス生地でストライプパターンとなり、各々'65年式オンリーのディテールで、仕向け地により分けられていた様です。


他にも、VWロゴのはっきり残ったバンパーブレードや、'64-'65年オンリーのホーンリング、ペーパー素材のグローブBOX、 AKS製キー、「L-519 バハマブルー」のカラーコードデカール等、オリジナルディテールを挙げたらキリがありません。



更にグローブBOXの中からはこんなものが…!"VW service"と書かれたライセンスケースが出て来ました。
開いてみると、オーナーズハンドブックやサービスブック、記録簿、さらには1964年当時のスウェーデンのVWディーラーマップまで!前オーナーがこの'65年式モデルと共に歩んだ歴史が詰まっていました。
そして最後にもうひとつ、オリジナルではないですが、貴重なアイテムであるアルバートミラーが装着されているのもポイントです。"スワンネック"と呼ばれる通り、白鳥の首の様にカーブを描いたデザインで、丸みのあるTYPE-1にぴったりで優雅な雰囲気を与えています。'65年式モデルのTYPE-1自体はそれほど珍しくはないかもしれませんが、この1台の持つオリジナルディテールや前オーナーとの歴史等は失う事はあっても再び手に入れる事は出来ないものです。次のオーナーの方にも必ず気に入って頂ける、FLAT4が自信を持っておすすめする1台です。
<<東京本社にて展示中!>>
●1965 TYPE-1 EUROPEANモデル バハマブルー 車輌本体価格1,780,000円
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