2009年07月16日
■'52 TYPE-1 SPLITのディテール紹介
今回は、FLAT4 FOR SALE CARの中でも今日のストックにおいて最も古い'52 TYPE-1 SPLIT SEDANをご紹介します。このTYPE-1はリアウインドーが分割タイプのSPILIT ウインドーと呼ばれるVWですが、ただ古いだけではなく、"ZWITTER(ツヴィッター)"と呼ばれる珍しいモデルなんです…。

SPLITウインドーに変わってOVALウインドーが登場するのは'53年3月からなのですが、'52年10月から'53年2月までの5ヶ月間に作られたTYPE-1は、リアウインドーはSPLITでありながらオーバルダッシュを持つという奇妙なディテールを備えています。そのオーバルダッシュを持つSPLITウインドーは、各々のディテールを持ち合わせている事から"ZWITTER"=両性具有と呼ばれ、貴重なモデルとして扱われています。モール付きのリアウインドーや、オーバルダッシュ用のモールの備わらない灰皿等も"ZWITTER"としての特徴で、マニア心をくすぐるポイントです。そして、なんとFLAT4でFOR SALE中の'52 TYPE-1 SPLIT SEDANがその"ZWITTER"で、実は非常に貴重な1台なんです!






これまでのグルーブドタイプに代わってスムースなバンパーになったり、三角窓が装備されたのもこの時からで、SPLITウインドーでありながら、'54年式以降のOVALと共通のディテールが見られるのも過渡期モデルならではの面白いところです。例えば、ライセンスライト、ボディーモール、ルームミラー、リアデッキリッドハンドル等はOVALウインドー時代はずっと同じ形状ですが、ひとあし早く"ZWITTER"に採用して来るべきOVALウインドーというビッグモデルチェンジに備えていたのでしょう。

そして、ハートテール、プッシュボタン式のスタータースイッチ等もOVALウインドーになっても引き継がれますが、それらも時代の変化と共に廃止され、より近代的な装備へと変わって行きます。"ZWITTER"としての価値はもちろんですが、FOR SALE CARとしてもしっかりと仕上げられています。

'51~'53年モデルまでに採用されたVW純正色のサンド(L-90)でボディはニューペイント済みで、インテリアはベッドコードブラウンを思わせる生地で仕上げられており、高級感のある雰囲気となっています。
SAPPHIRE製ラジオやクリアニードルのスピードメーターといった部分が残っているのもポイントで、この"ZWITTER"のクォリティーを物語っています。
貴重なモデルだからこそ、ほとんどの"ZWITTER"はガレージで大切に保管されていたり、ミュージアムに展示されていたりと、滅多にFOR SALEになりません。"ZWITTER"の魅力をお分かり頂けるこだわりの方にとって、生涯の伴侶として申し分のない1台になるのではないでしょうか!!(注:写真のルーフラックはオプションとなります。)
●1952 TYPE-1 SPLIT "Zwitter" サンド(L-90)
車輌価格2,680,000円(税込) 詳細はこちら
・排気量 1,192cc 36HP/6V
・車検 継続2年
・走行距離 11,410km(メーター表記)
