2010年10月19日
■PRA FINAL with VW DRAG FESTAレポート！
10月17日（日）宮城県仙台市の仙台ハイランドJAPAN DRAG RACEWAYにて、2010 PRA FINAL with VW DRAG FESTAが開催されました。当日は、早朝からモーニングクルーズも開催され、約30台のVWがクルーズをして会場入りし、既に会場にてレース準備を進めているエントリーVWと合わせて50台以上のVWで会場は熱気に溢れていました。
レースの方では自己申告タイムに如何にコンスタントに走り続ける事が競われる『BRACKETクラス』に30台オーバーのエントリーと成り、勝ち上がるのは非常に困難な状況。
そんな中、決勝に辿り着いたのはBRACKETクラス常勝の14秒台をコンスタントに走るシルバーのカルマンギアをドライブする山田自動車商会、山田選手。決勝の相手となったVWは18秒台での申告タイム。速ければ勝てるクラスでは無いのです。いかに冷静に安定した走りが出来るかが勝ち上がる鍵となるのです。決勝でもお互いの申告タイムは変わらず、4秒間離れてのスタートです。ブラケットでは先にスタートした車輌が、後から追い掛けてくる車輌に抜かれずにゴール出来れば勝利。後から追い掛ける方は先にスタートした車輌を追い抜かなければ勝利はありません。さらにお互い申告したタイムより早くゴールした場合はブレークアウト（申告より早く走ってしまった事）として負けになります。お互いの申告タイムの差を付けてスタートするので、お互いが完璧なら、一緒にゴールとなるのですが。。。なかなかそうも行かないのです！
結果、今回の決勝では、4秒間スタートで耐え、猛追する山田選手がゴール寸前で相手を追越しその勢いでブレークアウトもせず見事勝利を収めました。
そして、4台のエントリーと成った『S/E(SPORTSMAN ELIMINATOR)クラス』では、またブラケットとはルールが違い、お互いに並んでスタートで先にゴールした方が勝者となりますが、12.90インデックスルールとして、12.90秒以上速く走ってはいけません。そんな中、決勝に辿り着いたのは、GARAGE BLUEDROPの坪井選手とLOIRE MOTORS吉岡選手。しかしお互いのベストタイムは12.90秒より速いタイムですので、スタートによっては、シフトアップのタイミングを替えたりゴール前のアクセルワークが必要と成ります。結果は、吉岡選手が12.88秒と0.02秒のブレークアウト、ゴール前であえてアクセルを緩めた坪井選手は12.90秒を守ってゴールし優勝をもぎ取りました。
『S/G(SUPER GAS)クラス』ではS/Eクラスと同様のルールとなりますが、11.90インデックスルールとなり、5台がエントリー、各々のベストタイム差が0.7秒未満と、もうグリーンライトが点灯してから車輌が動き出す迄のタイムを指すリアクションタイムが勝負の行方を決めてしまうレベル。その日のベストタイム12.24秒を持つTHE BERM'Sも準決勝ではスタートに出遅れ敗退。この日見事に勝利を収めたのはFURRY MACHINE SERVICE佐藤選手。
PROクラスとなる『SM/A（STOCK MODIFIED. 2リッターオーバーのエンジン）クラス』にエントリーした大友選手は対戦相手が無く、今回もシングルラン。自己ベストへのチャレンジも残念ながら更新出来ず。
『S/S(SUPER STREET)クラス』では3台のエントリー。前回のトランスミッショントラブルに続き今回はエンジントラブルと成ってしまったBEARS阿部選手をよそに、安定した走りで時には豪快なウィリーを決めていたFLOWER AUTO斉藤選手が勝利を収めました。
同時開催された『VW DRAG FESTA』内のカテゴリーと成るDER CALIFORNIA LOOK CHALLENGEではブラウンのオーバルウィンドーを操る飯島選手がカーショーポイントで高ポイントを得た上、レースでも15.51秒を記録しウィナ−に輝き、TYPE-2同士のレースと成るBATTLE OF EXPRESS BUSではS.I.S国分選手が16.44秒を記録し勝者と成りました。
参加されていたレーサーの人達はもう来年のスペック迄考え出している方もいた様で、来年もPRAは盛り上がりそうです！！
PRAオフィシャルサイトでは早速レース結果も公開されていますのでぜひご覧下さい。
＝＝＞PRA FINALS with VW DRAG FESTA （2010.10.17）レースリザルト
flat4_vw at 21:19│VWドラッグレース
