2017年04月26日
■BUG-IN JAPAN！
FLAT4東京本社に当社小森の古くからの友人、宍道様が来社されました！
実は宍道様は、’80年代に開催された伝説のイベント「BUG-IN JAPAN」の生みの親なのです。当時関西を拠点に活動していたVWクラブ「ペレバグ」のオーナーでもあり、メンバーの数は最大で500人を越えていたとの事。クラブ内でツーリングやミーティングを続けるうちに台数も増えて来て、それならばイベントを開催しようという事で誕生したのが「BUG-IN JAPAN」というわけです。
‘81年から’85年迄の5年間に渡って開催された「BUG-IN JAPAN」は、年々規模が大きくなり、来場者数は5000人以上にもなりました。会場となった三重県の鈴鹿サーキットには日本中から空冷VWが集まり、駐車場に入りきれなかったクルマが溢れ返っていた程。実際どんな光景だったのか見てみたいですね。
勿論FLAT4としてもイベントにスポンサー協力させて頂いており、当時のパンフレットを見るとちゃんとFLAT4のロゴが掲載されています。
宍道様と小森はその頃から旧知の仲なのですが、今回は久々の再会という事もあり昔話に花が咲いた様です。ふたりとも年代の近いPOPEYE世代という事で「BUG-IN JAPAN」を始めとした空冷VWの話やFLAT4のエピソード等、いつまでも話が尽きる事はありませんでした。
ちなみに宍道様は現在TYPE-1(’66年式)に乗られており、これからも空冷VWへの情熱は絶える事がないのでしょう。
そして宍道様は「BUG-IN JAPAN」のホームページも立ち上げられ、イベント開催のきっかけから舞台裏、ジムカーナレースのリザルト、ポスターや実際の写真等が掲載されています。
併せて綴られているエピソードは主催者であった宍道様だからこそ知りうる思い出や裏話ばかりで、「BUG-IN JAPAN」をリアルタイムで味わった人にとっては懐かしくもあり、意外な発見もあるはずです。勿論、当時を知らない人にとっては「こんなすごいVWイベントが日本でも開催されていたのか！」と驚く事ばかりですので、是非チェックしてみて下さい！
「Legend of BUG-IN JAPAN 1981-1985」(URL：www.buginjapan.com/)
宍道様は今回面白いDVDも持参されました。「BUG-IN JAPAN」を開催される前に、’78年に「びっくり日本新記録」という人気TV番組で行われた「自動車人間詰め込み競技」にVWクラブ「ペレバグ」で参加された時のもの。
TYPE-1に何人が乗り込めるかという企画で、結果として22人！ ものメンバーがギュウギュウに入っています。当時の映像を見ると楽しそうに見えますが、実際に車内に乗り込んだ人たちは押しつぶされてまさに阿鼻叫喚、TYPE-1の内外装もボロボロになったそうです。TYPE-1に22人も乗れるとは驚きですが、くれぐれも真似はしないで下さいね！
そしてもうひとつは、東京フォルクスワーゲンクラブ創立25周年記念として発行された書籍「VWと25年の歩み」という一冊。会長である宇都宮正友氏によって’89年に作られた1冊で、梁瀬次郎氏を始めとしたVW関連の著名人の方々がVWに対する思いを綴っています。
宇都宮正友氏が所有にされていた”5”ナンバーのTYPE-1 OVALウインドーも掲載されており、現在は次のオーナーの方によってKlassishces VW Treffen In Japanにも参加して頂いたりと、宇都宮正友氏の意思を受け継いで大切にされています。東京フォルクスワーゲンクラブ、そして日本におけるVWの歩みを知る上で重要な1冊と言えるでしょう。
宍道様、この度はFLAT4東京本社に足をお運び頂きありがとうございました。当社小森とのお話や「BUG-IN JAPAN」のホームページ、VW書籍等、充実した時間と貴重な情報においても重ねて感謝致します。お近く迄来られましたら、是非またお立ち寄り下さい！
flat4_vw at 17:52│FLAT4創業者 小森隆 | 国内VWイベント
