2017年05月16日
■31st. Annual MOONEYES Street Car Nationals Report!!
神奈川県大磯にて「FLASH BUGS MEETING VOL.33」が開催されていた5月14日(日)、もうひとつのビッグイベントである「31st. Annual MOONEYES Street Car Nationals」が東京お台場にて開催され、FLAT4も車両出展&ブース出店させて頂きました!
数多くのMOONEYES様主催のカーイベントの中でも、車種や年式を問わずジャンルレスのカスタムカーが集まる事から人気の高い「Street Car Nationals」。
31回目となる今回も沢山のクルマがエントリーされ、会場の青海臨時駐車場は個性溢れるカスタムカーと来場者によって大変盛り上がりました!
「25th. YOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOW 2016」のアワードカーとしてインビテーションを受けたFLAT4の’52 TYPE-1 CHOP-TOPは、スペシャルエリアにエントリー。3インチチョップによる美しいルーフライン、美しく磨き込まれたM.Benz純正色であるマルーンのボディ、そして「25th. YOKOHAMA HOT ROD CUSTOM SHOW 2016」の為に履き替えたFLAT4 BRMホイールマググレー等に沢山の人が目を奪われていました。
FLAT4はカーショーだけでなくブースも出店し、最近話題のVWオフィシャルライセンスグッズやケミカル類、オートメーターゲージ類、FLAT4オリジナルTシャツ等をラインナップ。VWオンリーのイベントではない為商品チョイスにも悩みましたが、車種を問わず使えるアイテムやアクセサリー等を中心として、沢山の方にお買い上げ頂きました。ありがとうございます!
エントリーカーのジャンルは本当に幅広く車種や年式も様々でしたが、DEUCEを始めとしたHOT RODDERはやはりインパクト大。フェンダーレスで独立したヘッドライトやファットなリアタイヤ等、走りを追求して無駄を削ぎ落としたスタイルはカスタムの神髄と言えるもの。それだけに見られる部分は多いのですが、しっかりとボディは美しく、足回りも汚れひとつなくクリーンされていて、カーショーにエントリーする=たくさんの人に見られるという事を意識されているのが伝わって来ます。
美しさで言えばこちらのクラシックシェビーも群を抜いていました。ボディのペイントやエクステリアトリム類が奇麗なのは勿論、エンジンルームも信じられない程の輝き。ペイントされたエンジンブロックやポリッシュされたバルブカバーのフィン、クロームメッキのキャブレター等、見れば見る程ため息しか出ません。
空冷VWにおいても言える事ですが「古いクルマだからボロくても良い」という事はなく、「古いクルマだからこそ奇麗だと格好良い」のです。そんな事を改めて感じさせてくれる1台でした。
「Street Car Nationals」にはやはりアメリカ車の数が最も多く、その中でも’60〜’70年代のマッスルカーがたくさんエントリーしていました。HOOSIER製スリックタイヤでドラッグレースを意識したプリムス・ベルベディアやシボレー・エルカミーノ、フォード・マスタングMACH1等、希少&貴重なクルマが沢山並んでいました。
アワードを受賞した’68年式シボレー・インパラは、ローライダーのベースとなりそうなモデルをあえてライトカスタムに止めたスタイルがとてもスタイリッシュでした。
アメリカ車に負けじと国産車も存在感を放っていて、日産・セドリック/グロリアやトヨタ・ランドクルーザー等が並んでいる一画があり、クラブチームやショップでのエントリーだったのでしょうか? これらは空冷VWに比べるとパーツの入手も困難で、維持するだけでも大変な車種なはずですが、並んでいたのは素晴らしいコンディションの個体ばかり。それに比べて空冷VWはあらゆるパーツがほとんど新品でいつでも手に入りますので、とても恵まれているんです!!
国産車はUSDMスタイルのクルマも参加されていました。ホンダ・シビック等でアメリカ仕様を再現するというUSDM。見る人が見れば唸ってしまう様なこだわりのディテールが隠されている様で、雑誌高速有鉛アワードを贈呈したF編集長は「これは右ハンドルでは存在してはいけないクルマなんです……!」と熱く語っていました。
日本車のUSDMスタイルは詳しくありませんが、空冷VWにも同じ感覚はありますよね? アメリカっぽさに憧れてダブルバンパーにしたり、テールライトをレッドにしたり、車種は違ってもやる事は同じ……と思えばUSDMにも親近感が湧いて来るものです。
こちらのクラウンには911スタイルホイールが装着され、車高も低くてばっちりキマっていました。ホイールのP.C.D.も違うはずですので911スタイルホイールの為に加工をされているのでしょう。PORSCHEや空冷VWに似合うのは勿論ですが、国産車も格好良くしてしまうとは、911スタイルホイール恐るべし! ですね。
そしてよく見ると、FLAT4でも扱いのあるフレッシュエアーメッシュグリルも装着されていました。ドアウインドーにはめ込むだけの簡単装着アイテムですので、この様にイベント時のワンポイントアクセントとして使うのも”アリ”です。
他にも、VINTAGEトラックやクラシックSUV&バン、オフロード、ネオ・クラシック、ミニトラック等様々なジャンルの車種がエントリーしていました。オリジナルのままヤレたクルマやパーフェクトにレストアされたもの、車種不明なものもあったりで、これこそ「Street Car Nationals」醍醐味。クルマ好きには堪りませんね!!
中にはカリフォルニアのパトカーにカスタムして周りの人もポリスマン風にコスプレしていたり、アメリカで使われていた大型バス迄あったりと、普通のカーショーイベントでは見られない光景が来場者を楽しませていました。
そしてここからは、お待ちかねの空冷VWの登場です! 同日開催となった「FLASH BUGS MEETING VOL.33」の為、空冷VWの台数は少ないと思われましたが、意外にも沢山のクルマがエントリーされていました!
空冷VWの中でも最も多かったのが、やはりTYPE-1。スプリットウインドーからビッグテール迄年式は幅広かったですが、「Street Car Nationals」というイベントの性格からかフロントロワード&アルミホイールのCAL-LOOKが多かった印象です。更に’67年式(ロクナナ)の数が多く、今年で50周年であるのを象徴しているのでしょうか?
この1台はそんなロクナナにおいて新車時からのワンオーナー車という奇跡の個体で、勿論シングルナンバーを掲げています。更に素晴らしいのは、ボロボロのオリジナルではなく美しくレストアされているところ。スティール製のルーフラック等気になるアイテムが装着されていますが、こちらも新車時からの物なのでしょうか? 詳しくはSTREET VWs次号(6/26発売)にて紹介されるとの事ですのでお楽しみに!
TYPE-2アーリーはいずれもデラックスモデルで、ピカピカにクリーンされていました。オーナーの方はご家族やご友人とテーブルを囲んでリラックスムードで、荷物が沢山積めて人も沢山乗れるTYPE-2ならではのイベントの楽しみ方ですね。
TYPE-2レイトも少ないながらもエントリーされていました。地を這う様なスラムドスタイル、カスタムを抑えたストックスタイルどちらでも似合うのがTYPE-2レイトの良いところです。
他には、鮮やかなイエローのK.GHIA、お馴染みのMOONバギー、レーシーなPORSCHE 914、水冷のシロッコ等も会場に並んでいました。
奇麗にレストアされ、足元の911ホイールがキマったTHINGはLET’S PLAY VWsアワードを獲得していました。オーナーの方は他にアメリカ車でもエントリーされており、自宅からお台場迄2往復されたという事ですので、2台分自走で運ばれた甲斐もあったのではないでしょうか!
全てのクルマをご紹介する事は出来ませんでしたが、「31st. Annual MOONEYES Street Car Nationals」当日の雰囲気を味わって頂けましたでしょうか?
毎年この様なビッグイベントを運営されているMOONEYESは想像以上に大変だと思いますが、FLAT4として車両出展&ブース出店という形で協力させて頂く事が出来て感謝しております。そして、FLAT4ブースに足を運んで頂いた方々、’52 TYPE-1 CHOP-TOPを見に来て頂いた方々、誠にありがとうございました! また来年お会い出来る事を楽しみにしております!
flat4_vw at 21:17│国内VWイベント